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AMD Ryzen プロセッサ搭載の PC は冷却ファンの音が五月蠅すぎる?

以前に書いた記事 「何もしてないのに CPU 使用率が勝手に上がる」 は、Google 検索経由で割と頻繁に参照されており、この零細ブログのヒット数獲得の稼ぎ頭になってくれています。
同じ現象で悩む⼈がいまだに多くいるのだなと、実感している次第です。

そうした人たちがネット検索する際に入力するキーワードは、記事タイトル 「何もしてないのに CPU 使用率が勝手に上がる」 とほぼほぼ一致しているものと思われ、それがヒット数を稼げている要因ではないかと予想します。

それに味を占めて(笑)、タイトルのインパクトで勝負する(が中身は薄いw)新たな記事で二匹目のどじょうを狙ってみたいと思います。
但し、書いてある内容はあくまでも自分の実体験であり、タイトル詐欺まがいのことは決してしておりませんので、見ていただければ幸いです。


MS が前言を撤回し、Windows 11 をリリース

自分の近年のパソコン来歴は、HP の h9‒1390jp/CT というデスクトップ PC を2015年の夏まで使用し、その次に、EPSON の Endeavor Pro 8100 を2021年10月まで愛用しました。

先代のメインマシンだった Endeavor Pro 8100 は、Windows 8.1 ⇒ 10 の移行に伴う悲喜交々を通り抜けつつ、約6年の長期間使用し、たくさんの思い出が詰まった PC でした。
スペック的には十分で、高い買い物だったこともあり、PC の新調は封印してこれで一生闘うつもりでいたのですが、2021年10月、MS の前言撤回(=Windows 10 が最後の Windows になると言ったのを撤回して Windows 11 をリリース)によって状況が変わってしまいました。

Endeavor Pro 8100 は TPM を積んでおらず、Windows 11 がインストールできませんでした。
CPU サポートや TPM チェックを迂回してインストールする裏技はあるようでしたが、後になっていろいろと問題が起きても困るので、自分は決断しました。

お前が人生最後の PC になる筈だったのに。
こんな形(=MSの前言撤回)で手放すことになろうとは。
Endeavor Pro 8100、約6年間、本当にお世話になった (´;ω;`) ウッ ...
ハードオフで、いい⼈にもらわれていけよ。
アリガトウッ!!
ダーーーーーーーーー!!!!


AMD Ryzen プロセッサ PC に乗り換え

というわけで、Endeavor Pro 8100 とお別れしたものの、HDD 収納ベイの使い勝手の良さが捨て難く、自分の還る場所は結局やっぱり Endeavor でした。

最新型の Endeavor は、Intel Core i9 CPU 搭載の Endeavor Pro 9100 と、AMD Ryzen CPU 搭載の Endeavor Pro 9050a の2種類あり、そのどちらかを選べということで、BTO の構成次第ではあるのでしょうけど、製品概要の表示価格が2倍近くも違うとなると、Endeavor Pro 9050a をチョイスする道しか自分には残されていませんでした(笑)。



今まで Intel CPU の PC しか使ったことがなく、AMD のことはほとんど知りませんでした。
が、調べてみると、あの Intel 帝国が 「インテル焦ってる」 などと揶揄されるまでに CPU 市場の勢力図を塗り替えた AMD Ryzen CPU が、決して 「安かろう悪かろう」 のコスパ重視路線の CPU ではないことを、遅まきながら知るに至り、Endeavor Pro 9050a の到着を楽しみに待ちました。


どうも、冷却用ファンが頻繁に回って五月蠅い ・・・・

2021年10月、長野県松本市のエプソンダイレクトから、Endeavor Pro 9050a が到着。

メインの構成は、AMD Ryzen 9 5900X CPU、RAM 32GB。
自分はゲームはやらないのでグラボは必要最低限のものを選び、マウスとキーボード、リカバリメディアやセキュリティー対策ソフトも軒並み省略して、24万を切る値段でそこそこ良い買い物ができたと自負しています(笑)。

Windows 11 をクリーンインストールし、使用を開始したのですが ・・・・

PC の電源投入から Windows が起動するまでの間、さらには、使用中のふとした何気ないときに、CPU 冷却用と思われる(?)ファンが頻繁に回り出して、五月蠅くて仕方ない。
使用を開始してすぐに、その現象に気が付きました。

動画編集などの、負荷のかかる作業をしているわけではありません。
ウイルス対策ソフトは、昔はノートン先生を使用していましたが、軽さで定評のある ESET に乗り換え済みで、それが PC に負荷をかけているわけでもなさそうでした。


「AMD Ryzen CPU は USB 周りが不安定」 という情報

不思議だったのは、タスクマネージャーで CPU 使用率や HDD/SSD 使用率のグラフを見ても、特に何も騒々しい様子が見られないことです。
それなのに、ファンが回るばかりして五月蠅い。

真夏の暑い時期なら、CPU の熱を逃がすためにファンが回るのも、分からないでもない。
使用を開始した2021年10月の時点からこうでしたし、それから1年半近く使ってきて、寒い時期であろうが関係なく、ファンが回る音の五月蠅さに悩まさることは続きました。

BIOS の設定でファンの回転数を制御する項目があり、その設定を弄れば治まるのではないか。
CPU Fan などのソフトを使えば、うまくコントロールできるのでないか。
などなど、いろいろと調べながらやってみましたが、要領を得ませんでした。

そうやって調べている過程で、「Ryzen CPU は USB 周りが不安定」 という情報がありました。
見たところそれは、ある一人のユーザーの所感のように思えて、自分もそのときはその情報をそれほど重要視しなかったのですが ・・・・


Wi-Fi 6 対応の無線 LAN ルーターに変えたことが転機となり ・・・・

その後もファンが回る音が五月蠅い現象は続き、騙し騙し使っていた、ある日のこと。
無線 LAN ルーターを Wi-Fi 6 対応のものに変えてみようと思い立ち、実行しました。

それまでは、ELECOM の USB 無線アダプタ 「WDC-433SUSU2M2」 を刺して、NEC の無線 LAN ルーターに繋いでいました。
Wi-Fi 6 対応の ELECOM 製 「WRC-X5400GSA-B」 に無線 LAN ルーターを更新し、それに合わせて無線アダプタの方も変える必要があり、調べてみると、Wi-Fi 6 対応の USB 接続無線アダプタは現状まだ数が少ないようで、次のどちらかしか実質ないような状況です。

ELECOM 「WDC-X1201DU3-B」
BUFFALO 「WI-U3-1200AX2/N」

最初は、ELECOM 同士で相性がいいだろうと思って「WDC-X1201DU3-B」 を買ったのですが、Windows 11 では動きませんでした(公式でも Windows 11 対応は謳われていません)。
仕方なく、BUFFALO の 「WI-U3-1200AX2/N」 を買い、繋げると、上手くいきました。


PCI-E 接続の Wi-Fi 6 アダプタに変えると ・・・・

無線 LAN ルーターと USB 無線アダプタを Wi-Fi 6 対応にすると、確かにネットの速度は向上しましたが、一つ致命的な問題が ・・・・

使用中、Endeavor Pro 9050a 本体に刺している 「WI-U3-1200AX2/N」 の USB 接続が、勝手に切れては再接続し、また切れては再接続して元に戻る、ということが度々発生しました。
ファンが回る音の五月蠅さに加えて、新たな問題に悩まされることに ・・・・(泣)

Windows 11 は公開当初から USB 周りの不具合が多発している OS で、自分も仕事で触ってみてそれを実体験しているので、「WI-U3-1200AX2/N」 の USB 接続断もおそらく OS のバグが原因だろうと思い、Windows Update でインストールされた KB のいくつかをアンインストールしてみると、一時期は現象が治まりましたが、2023年の年明けからまた再発しました。

「WI-U3-1200AX2/N」 の amazon レビューを見ると、「Windows Update の度にドライバの入れ直しが必要」 と書いている人がいて、なるほどそういうことかと合点がいきました。
ドライバを再インストールをすれば解決するらしいことは、そのレビューを見て分かりました。

但し、Windows Update の度にそんなことをするなんて、やってられない。
根本的に解決したいと考え、USB 接続の無線アダプタをやめて、PCI-E 接続の Wi-Fi 6 アダプタ ASUS 「PCE-AX58BT」 に変えることにしました。
そうしたら、Wi-Fi 接続が途切れる問題から解放されただけでなく、ファンが回って五月蠅い問題もピタリと治まったと、いう次第です。


AMD Ryzen CPU の問題か、Windows 11 の問題か、それとも ・・・・

以上、現在の自分のメインマシン Endeavor Pro 9050a に刺さっている主要デバイスの変遷をまとめると、以下のようになります。

①Logicool 無線キーボード/マウスの USB 接続アダプタ
②ELECOM USB接続 Bluetooth アダプタ 「LBT-UAN05C2/N」
③ELECOM USB接続 Wi-Fi アダプタ 「WDC-433SUSU2M2」



①Logicool 無線キーボード/マウスの USB 接続アダプタ
②ELECOM USB接続 Bluetooth アダプタ 「LBT-UAN05C2/N」
④BUFFALO USB接続 Wi-Fi6 アダプタ 「WI-U3-1200AX2/N」



①Logicool 無線キーボード/マウスの USB 接続アダプタ
⑤ASUS PCI-E接続 Wi-Fi 6 アダプタ 「PCE-AX58BT」 ← Bluetooth も使える

書いてきましたように、①②③ が刺さっていたとき、および、①②④ が刺さっていたときには、特に何の重い作業をしているわけでもないのに、CPU冷却用か電源冷却用かのファンが回ってその音が五月蠅い現象にさんざん悩まされたのですが、①⑤ の構成の現在は治まっています。

こうして見ると、USB 接続で刺すデバイスによって問題が起きたり起きなかったりするということは、「Ryzen CPU は USB 周りが不安定」 という情報がその通りであるようにも思えます。
あるいは、②、③、④ いずれかのデバイスとの相性問題だったのか。
自分個人的には、Windows 11 の USB 周りのバグの可能性も捨てきれないと思いますが。

さらには、AMD Ryzen CPU ではなく Intel Core i9 が載った Endeavor Pro 9100 ではどうだったのか、ということも考えられますが、それを確認する時間も気力も財力も(笑)自分にはありませんので、この辺で終わりにしたいと思います。
何かの参考になりましたら幸いです。
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