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俺の新型 CIVIC e:HEV こんなんなってしもうてん

7/22 に関東は梅雨明けとなり、非常に暑い日が続いています。
わたしの新型 CIVIC e:HEV は、3月末の納車から4ヵ月が過ぎました。

普段は片道12km ほどの通勤路を毎日往復しているだけですが、年に3回の帰省時、片道約750km を高速道路で往復する際は、それなりの損耗があろうかと思います。
しかし、走っていないときは、家(賃貸)ではガレージ駐車、会社で仕事中も近くの立体駐車場に停めて、青空駐車は極力避けるようにしています。
洗車は基本毎週、最低でも2週間に一度は必ず行なっています。

綺麗に丁寧に乗る、をいつも心掛けて、それをこのブログでも綴ってきたわけですが、
自慢話ばかりするのも何ですので、今日はある種お気楽な自虐話をしてみようと思います。
俺が乗ってる新型 CIVIC e:HEV は、こんなところに傷があるねん、欠点があるねん、
気に入らんねん ・・・・ というような与太話に、しばしお付き合いいただければと思います。




●左前部バンパーの継ぎ目が若干ズレている

一応写真を載せてみましたが、樹脂製バンパーとスチール製車体との継ぎ目箇所に、若干の段差が生じているのがお分りいただけると思います。
ですが、これが特に気になるというわけではありません。
見た目が若干ずれているだけで、走行中にこの辺りから異音がするわけでもありませんし。
確証はないですが、たぶん納車のときからずっとこうだったのだろうという認識です。
これがもし、乗っていくうちに次第にこうなっていった、ということであれば、わたしの悩みの種がまた1つ増えますが、そうではないので、これは放置案件です。




●ボンネットの右側ヒンジの継ぎ目が若干ズレている

これも一応写真を載せてみましたが、どうでしょうか。
左右のどちらも同じなんじゃね? と思うかもしれませんが、左側はこうはなっていません。
確かに若干ずれているのが、お分りいただけるでしょうか。
これも、走っているうちにこうなったわけではなく、納車のときからこうだったと思います。
洗車の拭き上げ時に目に付くだけで、特に気になるわけでもなく、放置案件です。

ただ、↑に書きました左前部バンパーのズレと、ボンネットの右側ヒンジのズレ、これはもしかしたら、車体に歪みが生じていることを示す兆候であるとも考えられないでしょうか。
日航機123便の事故でも、真っ直ぐに飛べなかったり、飛行中に限ってトイレのドアが開かなくなったりなど、異常を示す兆候はあったそうで、事故発生前に件の機体に乗ったパイロットの多くは、機体に歪みが生じているのではないかと疑っていたそうです。
それと同じように、わたしの新型 CIVIC e:HEV も、もしかしたらそのうち ・・・・
なんていうことを想像してしまいましたが、たぶん大丈夫でしょう。
あの事故を教訓に、何か異常があれば即ディーラーへ、安全第一です。



●洗車して、後部ハッチを開けると、とめどもなく水が流れ落ちてくる

わたしが洗車して拭き上げをする際、後部ハッチを開けて拭き上げるのは最後の方です。
ラゲッジ開口部の周辺に残った水滴を拭くわけですが、屋根やボンネットなど他の場所を拭き上げた後にやるので、それまでに時間が経ち、水滴は残り少なくなっている筈と思うのですが。
新型 CIVIC は、洗車して後部ハッチを開けると、いつも大量の水がボトボト落ちてきます。
どこにあれだけの水が溜まっているのか、とめどもなく流れ落ちてきます。

これも納車のときからなので、こういうものかと気にはしておらず、放置案件ですが、1つ思い出されるのは、YouTube の新型 CIVIC のレビュー動画で「いろんなところに隙間が多すぎる、もう少しキッチリした造りにしてくれていいのではないか」と言っている人がいたことです。
隙間が多すぎるとは、言われてみると、後部ハッチ周りなどは確かにそうかもしれません。
洗車して水がボトボト落ちてくるのは、もしかしたらそういったところが原因かもしれません。



●右側バックミラーの付け根から、接着剤のようなものが滲み出ている

これは割と最近、洗車していて気付きました。
洗車すると、バックミラーの付け根からいくら拭いても水が滴り落ちてきて、白筋が残る。
これは、旧愛車の4代目フィット e:HEV で悩まされた症状でした。
新型 CIVIC e:HEV では、いまのところそれはありません。
バックミラーの付け根をクロスで一度入念に拭くと、それで水は落ちてこなくなります。
ですが、ある日の洗車で、右側バックミラーの付け根を入念に拭いているとき、いくら吸い取っても消えてくれない水滴の塊があり、よく見ると、バックミラー取り付け部の付け根からはみ出している接着剤でした(笑)
これも納車のときからのことだと思うので、放置案件です。




●ABH(オートブレーキホールド)が自動解除する際「グッ」と異音が鳴る

ABH 機能があると、信号待ちで停車中、ブレーキペダルから足を離していられるので便利です。
「お、信号が青に変わった」
「アクセル踏んで、ABH 自動解除!」
「発進(シャキーン)!」

無理して高級車を買って良かった、そう思える御満悦の瞬間の1つが、ABH 機能で停車からのアクセル踏んで自動発進のシーンですが、わたしの新型 CIVIC e:HEV は、その瞬間に後部ブレーキの辺りから「グッ」と異音が鳴ります(笑)。
ほぼほぼ100% の頻度で鳴ります。
この現象は、納車して自宅に帰る途中から既に起きていたので(笑)、何というか、幻滅はしましたが、新車の時点でこうであるなら仕方ないと思って、今ではそれほど気にしていません。

ということで、わたしの中ではこれも放置案件だったのですが、先日のトラブル(「ブレーキペダル編 - その弐」参照)でディーラーへ行った際、4輪のブレーキディスクに錆止めを施工してもらい、同時に、鳴き防止剤的なものも塗ってくれたとのことで、その結果、この ABH 解除時の「グッ」の異音はここ最近、頻度が減った気はしています。


以上の4つは、納車したときからある現象なので、そういうものかなと思って諦めています。
ここから先は、納車してから乗っていく中で、自責によって発生させてしまった、あるいは、不可抗力によって負ってしまった「傷」ということになります。


●右ヘッドライトのプラスチックカバー部材が、触れると音がする

新型 CIVIC e:HEV モデルは、他のガソリンモデルと違って、フロントフェイスが艶々のピアノブラック塗装になっているのが特徴の一つです。
その e:HEV 自慢のフロントフェイスにおいて、わたしの車体は、右側ヘッドライトの下にあるプラスチックカバーが、指で押すと、カチというか、プチというような音が鳴ります。
5月連休の帰省先から U ターンして帰宅後に、高速道路を長時間走って蚊の亡骸が付着したフロントグリル付近を、濡れ雑巾で一生懸命拭いて掃除したわけですが、その際に、右ヘッドライトの下あたりをゴシゴシ拭いているうちに、気が付くと、ちょっと触れただけで、カチとかプチとかいう音が鳴る状態になってしまいました。
強く力を込めて上から押したため、ガタついて半分浮いた状態になっているものと思います。
拙速な作業を後悔しましたが、後の祭りでした。
見た目には異常なく、それほど気になることもないので、これも今のところ放置案件ですが、
洗車のときにこの辺りを触るときは注意するようにはしています。



●車内の天井内張り、フロントガラスとの継ぎ目箇所が少しガバガバになっている

今のこの時期、フロントガラスから射してくる直射日光を防ぐサンシェードの使用は必須です。
わたしも当然のことながら、新型 CIVIC e:HEV の納車に先立ち、amazon での事前の研究に精を出し、車種専用のピッタリ形状のサンシェードを購入しました。
そして、納車後にそれを何度か使用する機会があったのですが、そのときに、「車内の天井内張り、フロントガラスとの継ぎ目箇所」を傷めてしまいました。

車内の天井内張りは、HONDA 車の場合、比較的ヤワな素材で出来ているように思います。
取り付けもあまりしっかりとはしておらず、手で押すとある程度フワフワと動きます。
3代目フィット、4代目フィット、新型 CIVIC、いずれも同じ造りのように思います。
新型 CIVIC くらいの高級車ともなれば、天井内張りももう少しリジッドな造りであってほしかったと、個人的には思います。

そして、そのようにフワフワと緩く取り付けられた天井内張りと、フロントガラスとの継ぎ目部分は、密着しておらず、多少浮いていて隙間があります。
わたしが買ったサンシェードは、ワイヤーの張力で突っ張ること + 運転席助手席のサンバイザーの補助、によって取り付ける仕組みとなっています。
で、取り付けたわけですが、サンシェードのワイヤーの張力がそこそこ強力で、天井内張りとフロントガラスの隙間に易々と食い込むだけでなく、その隙間をさらにグワーと押し広げることに繋がっていることに、何度か取り付けているうちに気付いたのですが、時すでに遅しでした。
納車時点での隙間から、どれくらいガバガバになってしまったのかは、比べようがないので分かりませんが、あまり食い込ませると良くないのは確かだと思うので、今はそのサンシェードを使用するときは運転席助手席のサンバイザーの押しつけだけで取り付けるようにしています。



●ブレーキペダルを踏むと「カチ」と音が鳴ることがある

わたしの新型 CIVIC e:HEV の現時点での「傷」自慢といえば、これに尽きます。
詳細については、以前の記事「ブレーキペダル編 - その弐」を参照いただきたいと思いますが、洗車した翌朝、左後輪のブレーキディスクとパッドが錆で固着して、車を出そうとした際に「グギッ」と大きな異音が鳴り、その結果、ブレーキペダルを踏むと「カチ」と音が鳴る症状が出てしまいました。

その後乗っていく中で、「カチ」と音が鳴る症状は、再現率100%でないことが分かりました。
ブレーキペダルをゆっくり踏むようにすると、音が鳴らないことが多いです。
また、あれからもいろいろと試行錯誤を続けていて、ブレーキペダルを踏むときに右足踵を床に設置させると、安定してブレーキペダルを踏むことが出来て、そうすると「カチ」と音が鳴らないことが多いような気がしています。

これに関しては、放置案件ではなく、状況を注視し、その結果次第によっては、ブレーキペダル周りの機構を丸ごと交換してもらうことも辞さないくらいの、強い姿勢で対処していきたいと思っています。



●ACC走行時に自動減速した際も、ブレーキペダルが「カチ」と音が鳴る

ブレーキペダルを踏むと「カチ」と音が鳴る。
踏んだら「カチ」と音が鳴る。
これについては、↑に書きましたように、踏み方次第で症状の発生率を抑えることも出来ます。
ですが、非常に残念且つ悲しいことに、わたしが自分でブレーキペダルを踏んだときだけでなく、ACC走行時に車の自動制御でブレーキを効かせた際にも「カチ」と音が鳴ります。
これは、本当に残念で、がっかりします。

そもそも、ACCで高速道路を走行中なのだから、ブレーキペダルの辺りから「カチ」と音が鳴ったところで、ロードノイズに埋もれて聞こえやしないんじゃね、と思う人もいるかもしれません。
ですが、そういうのは、分かるものなんです。
わたしの場合、ロードノイズに加えて、ナビで音楽を聴きながら走っています。
それでも、どんなに小さくとも、いつもと違う音がしたら、分かります。
毎日乗っているのはこのわたしですから、いつもと違う現象が起きたら、すぐに分かります。
そういうものなんです。


人はどんなに苦しんでいても、「俺もそうやねんけど ・・・・」と、同じ不幸を抱える同士の話を聞くことで、救われると言います。
同じ新型 CIVIC 乗りのみなさんや、新型 CIVIC に興味を持っているみなさんに、ある種の共感をもって読んでもらえたら、今日はそんな気持ちでこの記事を書きました。

自虐話と言っておきながら、この程度のどうでもいいことばかり並べたてやがって(笑)、と思われた人もいるかもしれません。
そうです、いつも常日頃から綺麗に丁寧に乗ることを心掛けているわたしだから、この程度で済んでいます(憎まれ口)。
というか、納車からまだ4ヵ月ですから。
ただ、最後に書きました、ブレーキペダルが「カチ」と鳴る件は、本当に凹んでいます。
みなさんも、マジで気を付けてください。
何がきっかけでああなるか分かりませんから。
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新型 CIVIC e:HEV 丁寧に乗りたい(ブレーキペダル編 - その弐)

今日は、つい先日、7/10 に起きたトラブルについての、緊急報告的な内容となります。

このブログの「車」カテゴリの一連の記事で、大切な愛車に綺麗に丁寧に乗るために、
わたしがどれだけ気を使い、奮闘努力しているかが、お分りいただけるかと思います。
以前の記事「ブレーキペダル編」では、ブレーキペダルの踏み方にフォーカスを当てて、
そんなわたしの涙ぐましい努力の一端をお話しました。

そして今回も「ブレーキペダル編 - その弐」ということで、引き続きブレーキペダルに
関するお話となりますが、もう最初に言ってしまいますと、先日起きたトラブルによって
わたしの大切な新型 CIVIC e:HEV のブレーキペダルが「傷モノ」になってしまったという、
ある種、悲しいお知らせめいた内容となります。



(目次)
・トラブルの概要
・トラブルの結果、残った後遺症
・ブレーキペダルを踏むとカチカチと音がする
・「〇〇から異音がする」の問題の難しさ
・今後どうするか


トラブルの概要

まず、冒頭に書きましたトラブルについてですが、次の YouTube 動画に詳細をまとめていますので、そちらを御覧いただければと思います。



(トラブルの概要)

・先日の 7/9 に、家のガレージ内で洗車を行なった
・翌 7/10 の朝、出勤のため車を出そうとした
・エンジンを始動、シフトを P → D に入れ、EPB 解除、ブレーキオフ
・そこで普通は発進する筈が、「グギッ」 という異音がして、発進しなかった
・軽くアクセルを踏んでようやく発進したが、再度 「グギッ」 という異音が発生
・その結果、いくつかの後遺症が残った(後述)

「グギッ」という異音は、車の左後輪付近から聞こえました。
左後輪のブレーキディスクとパッドが錆で固着し、それが剥がれようとした際に出た音です。

以前から、洗車した翌朝に乗り込むと、車体の下から「グッ」という異音が必ずしていました。
洗車をしたことによる湿気の影響なのかなと、そのように思っていました。
家(賃貸)にはビルトインのガレージがあり、その中で洗車を行なっているので、確かに湿気の影響を受けやすい環境であるのは、そうかもしれません。

また、納車から4ヵ月目となるわたしの新型 CIVIC e:HEV ですが、納車した頃からなぜか、
前輪のブレーキディスクはほとんど錆びていないのに、後輪は錆が出やすく、特に左後輪だけが突出して酷く錆びているという状態でした。
ブレーキディスクの錆は、走行してブレーキを効かせれば取れる、だから心配しなくて良い。
世間一般的にはそれが定説となっているようですが、わたしの新型 CIVIC e:HEV は、なぜか、
左後輪のブレーキディスクだけがいつも錆びている状態でした。

そんな中で今回、その問題の左後輪のディスクブレーキが関係するトラブルに見舞われた。
ということです。




トラブルの結果、残った後遺症

いつも通りに、普通に洗車をしただけなのに、何でこんな目に遭わないといけないのか。。。
わたしとしては、何ともやり切れない気持ちではあります。

このトラブルの後、ディーラーに行って診てもらい、そのときに聞いた話だと、屋外に停めてあるディーラーの試乗車でも、ブレーキの固着は割とよくある現象なのだそうです。
それを聞いて少し安心はしましたけれど、それで全て問題解決とはなりません。
なぜなら、今回の左後輪ブレーキのトラブルがきっかけで、後遺症が残ってしまったからです。

(今回のトラブルによる後遺症)

① 後輪付近からブレーキが引き摺る音がするようになった
② エンジンルーム内から 「ヒュゥゥゥーーー」 と異音がするようになった
③ ブレーキペダルを踏むと、カチカチと音がするようになった

① と ② については、先の YouTube 動画でも確認できます。

これらのうち、① については、7/10 のトラブル発生から、しばらくの間続きましたが、
5日ほど走っているうちに、自然に治まりました。
ブレーキが引き摺る音というのは、車が走行してタイヤが回転するのに同期して、左後輪の辺りから周期的に異音(=ディスクとパッドが擦れる音)が聞こえる現象です。
トラブルの直後にこの引き摺り音を聞いたときは、何じゃこりゃ(松田優作)と思いましたね。
そして、これは絶対ブレーキがおかしくなったと思い、泣きそうになりました(笑)
でも、何とか治まってくれて良かったです。

② の、エンジンルーム内から 「ヒュゥゥゥーーー」 と異音がする件ですが、
左後輪ブレーキの異常が、エンジンルーム内に飛び火するとは思えません。
なので、もしかしたら 7/10 のトラブル発生前からあった現象である可能性もあります。
ですが、7/10 よりも前のドライブレコーダの映像を、全部ではないですがピックアップして確認しても、「ヒュゥゥゥーーー」という音が入っている映像は見当たりませんでした。
そもそもの話、そんな「ヒュゥゥゥーーー」などという音がエンジンルームからしようものなら、このわたしがそれに気付かない筈がありません(笑)。
なので、7/10 以降に出始めた現象ではないかなと思っているのですが、エアコンのシステム稼働音か、または HV のモーター音か何かであって「異音」ではない可能性もあります。

そして、最後の ③ ですが、
今回のトラブルで残った後遺症の中では、わたしとしてはこれが一番堪えています。。。


ブレーキペダルを踏むとカチカチと音がする

ブレーキペダルを踏むと、ブレーキペダルの付け根の付近から「カチ」と音がする。
それほど大きな音ではないですが、ブレーキペダルを踏むたびに「カチ」と音がします。
走行していて、信号が近付くと、減速して停止するためにブレーキを踏まねばなりませんが、
そのたびに「カチ」と音がするわけです。

これは乗っていて、本当にストレスになります。

気にならない人には気にならないのかもしれませんが、中にはそうでない人もいます。
Google で調べようとすると、「ブレーキ カチカチ音」、「ブレーキ カチ 音」という検索キーワードがサジェストされて、世の多くの人々が同じ現象で悩んでいることが伺えます。

Yahoo! 知恵袋などの相談系の掲示板で、現象に悩む人が相談をしているケースが多いです。
それに対する回答としてよく見られるのが、「それはブレーキランプの作動音で、普通のことだから、気にしなくてよい」というものです。
ブレーキランプを点灯させるための、リレーか何かのスイッチが作動するときに「カチ」という音がしているもので、普通のことである、という指摘です。

世の全てのケースがそうであるとは、言いきれませんが、
少なくともわたしのケースでは、ブレーキランプのスイッチの作動音ではないと断言できます。
実際、ブレーキペダルを踏んだときの「カチ」音が、ブレーキランプの光る/光らないと同期していないことは、夜にバックでガレージに入れる際に何度も確認済みです
つまり、「カチ」と音が鳴ったときにブレーキランプが光らないこともあります。

そもそもの話として ・・・・

わたしの場合は、先日の 7/10 のトラブルが発生する以前は、ブレーキペダルを踏んでも「カチ」と音がするなんてことは、なかったわけです。
7/10 以前は、ブレーキを踏んでもブレーキランプが点灯していなかった?
そんなことはあり得ません。

付け加えますと、ブレーキペダルを踏んだときに聞こえる「カチ」という音は、わたしが自分の足で踏んだときだけでなく、ACC で自動停車した際にも同じ個所で「カチ」と音がします。
以前の記事「ブレーキペダル編」を投稿したのが 7/2 で、その記事を書いた際に、実際に ACC で自動停車させて確認してみたときには「カチ」と音はしませんでした。

さらに付け加えますと、ブレーキペダルを踏んだとき、ACC で自動停車したときに「カチ」と音がする現象は、前に乗っていた 4代目フィット e:HEV でも出ていた症状でした。
その後、新型 CIVIC e:HEV に乗り換えて、納車からまだ3ヵ月半そこそこしか経っていないのに、7/10 朝のトラブルという大きなきっかけがあったとはいえ、前の車で出ていたのと同じ症状が既にもう出てしまった。

以前の記事「ブレーキペダル編」で書きましたように、この車に大切に丁寧に乗っていこうと思って、ブレーキペダルの操作1つにも随分と気を使ってきたわけですが、それにも関わらず、このようなことになってしまった。
わたしはそれが、非常に残念でなりません。。。




「〇〇から異音がする」の問題の難しさ

ディーラーに持って行って、治してもらえばいいじゃないか。
そう思う人もいるかもしれません。

トラブルの後、もちろんディーラーへ行きました。
前述の後遺症 ①、②、③ について、微に入り細を穿って詳しく話をし、
そのうちの ③ を出来れば何とかしてほしい、と強調したうえで、診てもらいました。
ですが、事前に予想していた通り、わたしの願い通りにはいきませんでした。
「特に異常はないので」ということで、それで終わりです。
ブレーキを踏むとカチカチ音がする、この症状と、今後ずっと付き合っていくことになります。

ただ、ディーラーの方には、話を真剣に聞いていただき、真摯に対応していただきました。

7/10 のトラブルに遭い、後遺症が出たと知ったときから、この種の問題が一度出てしまったら、簡単にはいかないだろう、と覚悟はしていました
今まで、3代目フィット後期モデル(ガソリン)、4代目フィット e:HEV と乗り継いできて、
その間の経験上から、そのように思っていました。
特に、4代目フィット e:HEV に乗っていたときに出ていた症状は、正直、これはちょっとないだろうと思ってしまうものでしたが、ディーラーで診てもらっても解決には至らず、その後も騙し騙しというか、仕方なくその症状と付き合いながら乗っていました(この件については、また機会を改めて書いてみたいと思います)。

車は、数万点もの膨大な数のパーツを組み上げて、製造されていると言います。
何かと何かのパーツ同士が接触して、音がする、そういうこともあるでしょう。
その原因を探って、音がしないようにする、それがどれだけ一筋縄でいかないことであるか。
それは、わたしにも理解できるつもりです。

また、ディーラー(メーカー)側の立場としては、あくまでも安全が第一。
「〇〇から異音がする」とユーザーからクレームがあっても、安全上問題がなければ、
「特に異常ありません、ブレーキ自体は正常なので、あまり気にしないでください」
ということにもなるでしょう。
車が安全に走って安全に止まるように「整備」をすることが第一、それは分かります。

しかし、高いお金を支払って車を購入し、それにずっと乗り続けるユーザーの立場からすれば、必ずしもそうはなりません。

特にホンダは、新型 CIVIC の場合は「爽快シビック」を売り文句にしています。
4代目フィットは、ヤリスやプリウスとの燃費対決が事前に期待されもしましたが、そういったカタログ数値で勝負する路線はあえて避けて、「心地よさ」を謳い文句にして世に出ました。

「〇〇から異音がする」は、整備するディーラーにとっては、些細なことかもしれません。
しかし、その車に日々乗っているユーザーにとって、それは爽快ではなく、心地よくもない。
それも間違いのない真実です。

難しい問題だと思います ・・・・


今後どうするか

そんなことで、残念ながらわたしの新型 CIVIC e:HEV は、納車から3ヵ月ちょっとの間、
きわめて丁寧に大事に乗ってきたのですが、お話しましたトラブルがきっかけ(原因)で、
ブレーキペダルが「傷モノ」になってしまいました。

新車の状態が損なわれてしまった、そう思うと残念でなりません。。。
そもそも気にするなと、いう話もあるかもしれませんが(笑)

今後の展開としては ・・・・

少なくとも当面は、ブレーキペダルを踏むたびに「カチ」と音がする症状と付き合いながら乗っていくしかないわけですが、いつかのタイミングで、ブレーキペダルおよび周辺の関連パーツの交換を、相談してみようかなと思っています。
それで治る可能性があるなら、多少費用はかかってもトライする価値(カチ)はあるかなと。

もう1つ。
ブレーキペダル周りの機構を交換してもらい、それでカチカチ音が治まったとしても、
今回のトラブルがまた再現して、カチカチ音の症状が復活したら、元も子もありません。
そうならないように、ブレーキディスクに錆を発生させる湿気(?)の問題について、
家の洗車環境、駐車環境も含めて、総合的に再検討してみる必要があります。

今のところは、そんなことを考えています。
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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(ドアキックガード編)

去年の6月、関東地方の広範な地域で、大規模な雹(ヒョウ)災害が発生しました。
家にガレージがあり、会社に出勤中は立体駐車場を利用するわたしに死角はなく(笑)
あの大規模雹(ヒョウ)害も無事に切り抜けることができました。

あれはいわば記録的災害で、あんな巨大な雹(ヒョウ)が降ってくることはもうないだろう。
と思っていたら、先日、県内でまた雹(ヒョウ)が降り、被害が出た模様です。
走行中に降ってこられたらどうしようもないので、おちおち外を走ってもいられません。

新車の状態を長く保ち、綺麗に丁寧に乗りたい、わたしの悩みのタネは尽きません。
今日は、綺麗に乗りたいの「ドアキックガード編」と題して、お話していきます。



(目次)
・ドア内張りの傷
・一度傷が付いたら元に戻らない
・ドアキックガード考察
・貼り付けることへの不安 ・・・・
・amazon で注文、商品到着、開封 ⇒ 使用中止
・別の解決方法の模索


ドア内張りの傷

以前の記事「ハンドルカバー編」で、車内のインテリアで最も汚れる可能性の高い部位は、
ドライバーが触れる機会が最も多いハンドルである、と書きました。
だから、ハンドルカバーは必要なのである、そう書きました。

では、車内のインテリアで、最も「傷が付く」可能性の高い部位は、どこでしょうか?
わたしは、運転席、助手席、後部座席の、ドアの内張りではないかと思います。

車に乗り込む際の動作

1. ドアを開ける
2. 片方の脚(足)を車内に入れ、フロアにつく
3. 身体を車内に入れ、座席に腰をおろす
4. もう片方の脚(足)を車内に入れる
5. ドアを閉める

車から降りる際の動作

1. ドアを開ける
2. 片方の脚(足)を車外に出し、地面につく
3. 身体を座席から浮かし、車外に出る
4. もう片方の脚(足)も車外に出す
5. ドアを閉める

車に乗り込む際は 4. の動作、車から降りる際は 2. の動作、を行なうときに、
開けたドアの内張りの下部に、足が当たる可能性があります。
よくありがちなことだと思います。

そのときにもし、靴を履いていなければ、傷が付くことはありませんが、
車に乗り降りする際は通常は靴を履いているので、ドア内張りに足(靴)が当たると、
靴に付いた泥汚れ/砂汚れが付着すると同時に、傷が付いてしまいます。




一度傷が付いたら元に戻らない

ドア内張りに靴の爪先が当たって付いた傷、これは基本、除去できません。
後からタオル等で水拭きしても、いくらゴシゴシ拭いても、白い傷が残ります。

パネルの素材をもっと工夫すれば、白く傷が残ることは防げるような気はしますが、
コストの関係からか、現状は樹脂製のパネルが多く、一旦傷が付くと元に戻りません。
新型 CIVIC e:HEV の場合も、YouTube のレビュー動画でドア内張りに白く傷が付いているのを見かけたので、同じく樹脂製であると思われ、一旦傷が付いたら基本おしまいです。

乗り降りする際に足が当たらないように気を付ければ良い、と思う人もいるかもしれません。
ですが、毎日のことなので、これはどんなに気を付けていても完全回避は難しいと思います。

わたしも、夜遅く仕事終わりで疲れているときに、何気なく乗り込んだら足が当たった、
そんなことが何度もあって、過去に乗っていた 3代目ガソリンフィット(後期モデル)、4代目フィット e:HEV のいずれも、ドア内張りに幾筋もの白い傷を付けてしまいました。

新型 CIVIC e:HEV にこれから乗っていく中で、同じ轍を踏むわけにはいきません。
ドア内張りを蹴り傷から守る、この対策は至上命題です。
そのためのアイテムが、ドアキックガードです。


ドアキックガード考察

ドアキックガードは、いわば、ドア内張りのカバーです。
靴で蹴って傷付けてしまう可能性のある箇所を、覆って保護するためのアイテムです。
新型 CIVIC e:HEV の納車にあたり、amazon で事前に入念な下調べを行ないました。

ドアキックガードは、基本、車種専用設計で、自分の車用の商品を選ぶことになります。
amazon の取扱商品を見たところでは、次の3種類の商品があるようです。

①フィルムタイプ

ドアキックガードの多くが、このタイプとなっています。
ペラペラのフィルムまたは極薄のラバー様の素材で出来ています。
ただ、わたし個人的には以下の欠点しか思い当たらないので、このタイプの商品はパスです。
  • ペラペラなので、位置がズレたりシワになったりして、貼るのが難しそう
  • 貼り付け面の全面に接着成分が塗布されており、内張り表面への悪影響が心配

  • ②セミハードタイプ

    D.A.D というメーカーが、キルティング加工の施されたレザー素材の商品を販売しています。
    ペラペラではないので、取り付け(貼り付け)は ① よりはやり易いと思われ、この商品でも良いかなと思ったのですが、スピーカーの個所が穴開きでノーキックガードだったので、見送りました。

    ③ハードタイプ

    プラスチックまたは樹脂製で、①、② よりもハードな素材で出来ているのに加えて、ドア内張りの形状にジャストフィットする立体成形であること、これがこのタイプの商品の最大の特徴です。
    ①、② は、内張りの表面のみを平面的に覆っているだけですが、③ のタイプは、内張りの表面だけでなくインナーパネルとの接合個所付近までカバーし、より広いエリアを保護してくれます。
    現状まだ数は少ないですが、いくつかのメーカーから商品が販売されています。

    ドアキックガードを内張りにどうやって取り付けるかについては、糊(?)または両面テープで貼り付けるものしかないようで、ドアハンドルプロテクターのようにマグネットで取り付けられるものは、残念ながら見当たりませんでした。

    もう1つ大事な観点があります。
    ドアの内側には普通、スピーカーが設置されていますが、見たところ、ドアキックガードの商品の多くは、スピーカーの個所が穴空き(空洞)状態で、キックガードされていません。
    スピーカーの音を通すための微細な穴開き加工が施されていて、スピーカーの部分もちゃんと覆ってガードしてくれること、これも重要です。


    貼り付けることへの不安 ・・・・

    以上のようなことを amazon で事前に調べた結果、「③ハードタイプ」の商品として、Tosmisy という中華メーカーの商品「適用ホンダ シビック 11代目 ドアトリムパネル 内装パーツ ガーニッシュ Honda 11代目 ホンダ CIVIC FL1 セダン」に目を付けました。

    この商品の良いところは、何と言っても、ドア内張りの全面を保護してくれる安心感です。
    乗り降りの際に足が当たりそうな個所を、スピーカー部分も含めて、全てカバーしてくれます。
    装着した際の外観も、なかなかグッドだと思います。



    ただ、どのように取り付けるかについて、事前の下調べの段階では詳しく分かりませんでした。
    「両面テープで貼り付ける」としか書かれておらず、レビューにも記載がなかったからです。

    繰り返しになりますが、糊(?)または両面テープで貼り付ける場合は、貼り付けられる側の表面に悪影響が及ばないかに、くれぐれも要注意と思います。
    一度貼り付けたら、車を下取りに出すまでそれっきり、だから何も気にする必要はない。
    そういう考え方もあるかもしれませんが、わたしはそのようには考えていません。
    内張りの傷はガードできたが、剥がしたら表面に粘着成分が固着してボロボロになっていた、
    これでは意味がないと思うからです。

    実際、ダッシュボードマットのレビュー動画で、そういう事例を見たことがあります。
    車のダッシュボードは、夏場は直射日光や車内温度の上昇で、過酷な環境に置かれます。
    ダッシュボードマットを貼り付けて使用した結果、ダッシュボード表面に粘着テープがこびりついて悲惨なことになった、みなさんもご注意を ・・・・ とレビュアーの方は言っておられました。

    夏場の車内は過酷な使用環境になる、それはドアキックガードも同じです。

    そういった、貼り付けることへの一抹の不安はあるものの ・・・・
    「③ハードタイプ」のドアキックガードの安心感は、捨て難いものがあります。
    まあ、何とかなるっしょ ・・・・ とあまり深くは考えず、前述のドアキックガード「適用ホンダ シビック 11代目 ドアトリムパネル 内装パーツ ガーニッシュ Honda 11代目 ホンダ CIVIC FL1 セダン」を、新型 CIVIC e:HEV の納車前に amazon で注文しました。


    amazon で注文、商品到着、開封 ⇒ 使用中止

    注文して2週間くらい経った頃でしょうか、商品が到着しました。
    そこそこの大きさの段ボール箱に、以下のものが入っていました。
    ①、②、③、④ は、それぞれが袋に入っていて、そこは丁寧な印象を受けました。

    ①ドアキックガード本体(運転席用)
    ②ドアキックガード本体(助手席用)
    ③ドアキックガード本体(後席右用)
    ④ドアキックガード本体(後席左用)
    ⑤「助粘材」と書かれた接着用の糊(6個)
    ⑥ 無限パーツのステッカー(4個)



    ただ、あまり良からぬ意味で目を引かれたのが、⑤ でした。
    表面に中国語で説明書きされた糊が、2種類、計6個、入っています。
    こんな得体のしれない糊なんか、危なっかしくて、使いたくねえし(笑)



    一方、①、②、③、④ 各々の裏面には、接着のための赤い両面テープが、裏面のほぼほぼ全エリアを隈なくカバーするように貼られています。
    これだけの両面テープが施してあるなら、接着力は十分で、⑤ は不要な気もしますが。



    赤い両面テープの表面には、極薄の剥離フィルムがあり、それをペリリと剥がすことによって、両面テープ本体の粘着面が露わとなり、貼り付けることが出来るという算段です。

    ということで、剥離フィルムを剥がしにかかったのですが、これが非常に剥がし辛く。。。
    なぜ剥がし辛いかと言いますと、わたしの老眼もありますが(笑)、剥離フィルムと粘着テープ本体表面とが半ば溶融しているような状態で、爪で掴もうにも掴み難いこと甚だしく。。。

    そうやって悪戦苦闘している最中に、気が付きました。
    よくよく見ると、この赤い両面テープ ・・・・
    非常にこう厚みがあって、ゼラチンを彷彿とさせるようなプニプニと弾力のある材質で出来ているけど、これで貼り付けて本当に大丈夫なのか?

    amazon の商品説明には「両面テープで貼り付ける」と書いてあり、そう聞けば我々は通常、文房具屋で売っているあの両面テープを思い浮かべますが、あれとは明らかに違います。



    厚さが約2mm(部位によっては 3~4mm)あり、爪で押すとプニプニと弾力を示します。
    ゼラチン質というと少し大袈裟ですが、実際に見たイメージとしてはそんな感じです。
    これが真夏の車内の高温に晒されたら、熱で半熟状態と化して、内張り表面にこびり付いてしまうのではないか、見ていてそれがとても心配になりました。



    五感をフルに働かせて、さまざまな可能性を総合的に考えた結果、
    このドアキックガードをこのまま貼り付けて使用するのは、中止することにしました。
    今現在、袋に戻して、押入れに仕舞ってあります。
    理由は、貼り付けた内張り表面に悪影響が及ぶことを回避するためです。

    もちろん、わたしの心配し過ぎで、使用しても何の問題もないかもしれません。
    ただ、その可能性が数 % でもありそうだと考えられるのなら、それを確実に回避する。
    と、いうことです。


    別の解決方法の模索

    そんなことで、ドアキックガードの導入を目論み、入念に下調べをし、満を持して商品を注文したものの、届いた現物を見た結果、土壇場でドラゴンストップがかかり(笑)、わたしの新型 CIVIC e:HEV のドア内張りは結局いまだにノーキックガード状態です。

    最も期待していた「③ハードタイプ」のドアキックガードが、不発に終わったことで、
    何だかもう、これ以上の追及・探求をやる意欲が失せてしまった、今はそんな状態です。
    わたしの新型 CIVIC e:HEV のノーキックガード状態がいつ解消されるか、全く未定です(笑)

    その代わりにというわけでもないですが、市販のドアキックガードを使用することなく、愛車のドア内張りを蹴り傷から守る方法について、考えてみました。

    1.養生テープ+適当なビニール(またはシート)、で済ませる

    結局、これが一番シンプルな解決方法のような気がします。
    新車を納車した場合、ディーラーの手によってドア内張りの危険エリアに養生テープでビニールが貼ってあったりしますが、あれで良いのだと思います。
    カッコ悪ければ剥がせばよく、傷が心配になってきたら、また貼ればよいのです。
    養生テープなので、内張りの表面を損なう心配もありません。



    2.乗り降りする際に、足を出し入れする動作の技術を磨く

    現状、わたしはこの方法で何とか乗り切っています(笑)。
    仕事終わりで疲れたときなど、気が緩んだときに足が当たってしまいがちなので、気合が大切だということになりそうですが、それにも限界があるので、技術を磨く必要があります。
    運転席に乗車する際、後から車内に入れる右足の足首が、ダラリと弛緩していては駄目です。
    それだと、爪先がブレて、内張りに当たってしまう確率が増えます。
    開いたドアの隙間に合わせて、右足足首の角度を作り、足首に力を込めてその角度を維持したまま、右足をドアの隙間からスッと抜く。
    運転席から降りる際も同様です。
    納車から4ヵ月目になりますが、この技術でまだ今のところ、内張りは無傷のままです。



    3.乗り降りする際は、靴を脱いでもらう(笑)

    2.は、ドライバー自身の話なので、自分で気を付けることができますが、助手席および後部座席に他の人が乗り降りする場合は、そういうわけにいきません。
    それらの人の乗り降りの技術が心許ないときは(笑)、いっそのこと、靴を脱いで乗り降りしてもらうようにお願いするのが良いでしょう。
    CIVIC は車高が低く、若い人でも決して乗り降りし易いとは言えないので、そこを逆手に取って、ステップを踏んで乗り降りする(但し靴を脱いで素足で 笑)よう案内してあげると良いと思います。
    素足で乗り降りしてもらうように仕向けるのも技術のうち(佐山聡)




    愛車のドア内張りを蹴って傷付けてしまうことを防ぐ、これは車好きにとって非常に大きなテーマだと思うので、ついテンションが上がって長文になってしまいました。
    ドアキックガードについての記事を書き始めた筈が、最後は何だか中途半端な終わり方となりましたが、今後何らかの解決策が見つかったら、続編の記事でご紹介したいと思います。
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    新型 CIVIC e:HEV インプレッション(ブレーキ編)

    新型 CIVIC e:HEV が納車してから3ヵ月が過ぎ、4ヵ月目に突入しました。
    もうそろそろ、新車とは呼べなくなってくる、頃合いなのかもしれませんが、
    新車の状態が永久に不滅であることを願い、綺麗に丁寧に乗る、わたしの旅路は続きます

    過去、3代目ガソリンフィット(後期モデル)、4代目フィット e:HEV、新型 CIVIC e:HEV と
    乗り継いできて、その中で、一貫して悩まされ続けている問題があります。
    そのことについて、今日は「ブレーキ編」と題してお話したいと思います。



    (目次)
    ・前置き
    ・カックンブレーキ
    ・カックンブレーキの回避方法
    ・停車時に「ググッ」と鳴る異音
    ・停車時に「ググッ」と鳴る異音、原因と回避方法
    ・全車速 ACC で自動停車する場合
    ・結論


    前置き

    以前の記事「ブレーキペダル編」では、旧愛車である 4代目フィット e:HEV のブレーキペダルがグズグズのガタガタになってしまった苦い経験から、それを回避すべく、ブレーキペダルを踏む際は必ず垂直に踏むよう心掛けている、ということをお話しました。
    つまり、ブレーキペダルの踏み方の1つの側面にフォーカスした内容でした。

    今回の「ブレーキ編」では、ブレーキを踏んで停車する際に発生する問題、
    具体的には、次の2つの問題をテーマとします。

    ①カックンブレーキ
    ②停車する直前に「ググッ」と鳴る異音

    ブレーキを踏んで停車するときに、①、② の問題を、出来れば両方とも回避したい。
    そのためには、ブレーキペダルをいかに操作すればよいのか。
    その辺りについての考察と、実際にやってみた結果はどうであるのか。
    今回の記事「ブレーキ編」では、そのような内容でお話したいと思います。

    ということなので、垂直に踏むか斜めに踏むかということではなく、ブレーキペダルを踏む際の力加減などのもっと細かいテクニックやなんかの話になってきます。
    そこが、以前の記事「ブレーキペダル編」と今回の記事の違いです。




    カックンブレーキ

    車に乗っている人なら、「カックンブレーキ」という言葉を聞いたことがあると思います。
    ブレーキを踏んで停車するときに、車体が前方にカックンとつんのめるように止まる停車の仕方を、世間ではカックンブレーキと呼称しています。

    一番極端な例は、衝突回避のために急ブレーキを踏んだ場合です。
    車体はもちろんのこと、ドライバーおよび同乗者の身体がガクンと激しく前方に振られます。

    それよりも程度の低いカックンブレーキは、日常的に起こり得ます。
    例えば、交差点の信号が赤だった場合、交差点手前にさしかかった辺りでブレーキを踏んで減速を開始し、目的の停止位置でちょうど停車できるように、ブレーキを踏んでいる強さを調整していくわけですが、その調整が適切で無かった場合、停車するときに車体がカックンとなります。

    カックンブレーキは、「運転があまり上手でない」と言われる原因にもなります。
    同乗者を不安にさせないために、停車するときは、カックンブレーキは回避して、
    静かに、滑らかに、スムーズに停車するのが良いとされています。


    カックンブレーキの回避方法

    カックンブレーキの回避方法は、ほぼほぼ確立されています。
    「カックンブレーキ」でネット検索すると、回避方法のページがたくさんヒットします。
    要約すると次のようになるかと思います。

    (カックンブレーキを回避する方法)

    1.ブレーキペダルを踏んで減速を開始(初期制動)
    2.初期制動を過ぎ、目的の停車位置が近付いたら、ブレーキペダルを少しずつ緩めていく
    3.停車直前、ブレーキペダルをさらに緩める

    3 については、「ブレーキペダルを少し元に戻す」、「ブレーキペダルを抜く」などのような表現がなされることがありますが、言っていることは基本的に同じです。
    「停車直前にブレーキペダルを緩める」これが、世間一般で確立されているカックンブレーキ回避の方法論であるように思われます。

    停車直前にブレーキペダルを緩める、これを上手くやれば OK です。
    実際にやってみると確かにその通りで、カックンブレーキは回避できます。
    100% 確実に回避できます。

    但し。。。。

    「停車直前にブレーキペダルを緩める」で、カックンブレーキは 100% 回避できますが、
    そのブレーキ操作が原因で、別の問題が発生する場合があります。
    それが、停車直前に「ググッ」と鳴る異音の問題です。


    停車時に「ググッ」と鳴る異音

    カックンブレーキを回避するために、減速しながらブレーキペダルを緩めていき、
    停車する直前に、さらにブレーキペダルを緩める。
    そのとき、前輪または後輪から「ググッ」という異音が鳴る場合があります。

    旧愛車の 4代目フィット e:HEV でも、今乗っている新型 CIVIC e:HEV でも発生します。
    4代目フィット e:HEV の場合は、前輪/後輪のどちらも鳴っていたような記憶があります。
    新型 CIVIC e:HEV の場合は、今のところ鳴るのは後輪だけです。

    発生頻度は、100% ではありません。
    体感としては、洗車した翌日は発生し易いと感じます。
    曇りがちで湿度の高そうな日も、発生し易いような感じです。
    逆に、天気が良く陽射しの強い日は、発生しにくい感じがしています。

    ・・・・ という、もう1つの悩ましい問題が浮上してきます。

    カックンブレーキを完全回避しつつ、音も無く停車する。
    これが、我々車乗りが目指す、理想の絵コンテです。

    ところが、カックンブレーキを回避するべく、停車直前にブレーキペダルを緩めると、
    前輪または後輪の辺りから「ググッ」と異音が鳴ることがある。
    その異音が鳴るのが嫌なので、停車直前にブレーキペダルを少し強めに踏むと、
    今度は異音は鳴らない代わりにカックンブレーキ気味になってしまう。

    相反する問題に直面し、悩むことになるわけです。


    停車時に「ググッ」と鳴る異音、原因と回避方法

    停車時に「ググッ」と異音が鳴る原因は、何なのでしょうか。

    4代目フィット e:HEV および新型 CIVIC e:HEV は、ディスクブレーキが採用されています。
    ブレーキパッドでブレーキディスクを挟んで、その摩擦で減速する仕組みです。
    ブレーキペダルを強く踏むと、ブレーキパッドはブレーキディスクを強く挟み、
    逆に弱く踏んだ場合は、ブレーキパッドはブレーキディスクを緩く挟みます。

    この仕組みを考えると、ブレーキペダルを弱く踏んで、パッドとディスクの表面同士が低い相対速度で軽く擦れた際に「ググッ」と異音が鳴るのだろうとは、何となく想像できます

    ただ、わたしの新型 CIVIC e:HEV も納車間もない頃は、このような異音はしませんでした(ABH 解除時の「グッ」の異音は、納車当日からありましたが 笑)。
    乗っていくうちに、停車時の「ググッ」の異音の発生頻度が増えていった感じです。
    ということは、今現在のブレーキパッドの表面が、錆なのか腐食なのか分かりませんが、
    そのような状態になってしまっているのが根本的な原因ではないかと考えられます。

    ブレーキディスクの表面に錆が出るのは、これはそういうもので、特に問題ではないそうです。

    停車時に「ググッ」と鳴る異音の問題を、回避する方法はあるのでしょうか。

    (回避策1)
    ディーラーに持って行って、ブレーキパッドの整備(研磨など?)または交換をしてもらう。
    但し、それで本当に異音が治まるかどうかは、保証の限りではありません。

    (回避策2)
    ネットで調べてみたところでは、専用の潤滑剤をブレーキキャリパーに施工する、みたいなことが書かれているのを見かけました。
    潤滑剤的なものを塗るということなので、異音は確かに回避出来そうですが、一時凌ぎのような気がしますし、副作用も心配なので、ここまでのことをするのはわたしは範疇外です。

    (回避策3)
    2ch だったかネット掲示板だったかで見かけた記憶がある施策です。
    強めのブレーキをかけて、ブレーキパッドおよびブレーキディスクの表面を研磨する。
    先行車/後続車がいない安全な道路状況で、例えば 60km/h 走行の状態から強めにブレーキを踏んで急減速する、ということを時々は行なってみる。
    これで、ブレーキパッド、ブレーキディスクの表面状態がリフレッシュされ、「ググッ」の異音が鳴らない状態になることが期待できるのではないかと、そんな風に思う次第です。
    これはわたしは時々実践しているのですが、実践の程度が足らないからか、確実な回避方法として自信を持ってお勧めできるまでには至っていません。。。

    (回避策4)
    停車直前、ブレーキペダルを少し強めに踏むようにする。
    但し、カックンブレーキ気味になるかもしれないのを妥協することが前提です。

    この、停車時に「ググッ」と鳴る異音については、4代目フィット e:HEV に乗っていた頃から、ブレーキペダルの踏み方を工夫してみたりなど、さまざまに悩み試行錯誤してきました。
    新型 CIVIC e:HEV の納車から3ヵ月が過ぎた今現在も、試行錯誤は続いています。

    そのようなわたしなりの経験から言えることは、(回避策4) が答えではないかと思います。
    つまり、カックンブレーキとのトレードオフを妥協する、認める、そこからスタートするしかないのではないかと考えています。


    全車速 ACC で自動停車する場合

    カックンブレーキを完全回避しつつ、音も無く停車する。
    繰り返しになりますが、これが、我々車乗りが目指す理想の絵コンテです。

    但し、カックンブレーキを 100% 完全回避しようと思えば、停車する直前にブレーキを緩める必要があり、そのときに「ググッ」と異音が鳴る場合がある。
    互いにトレードオフの関係にある2つの問題を、いかに解決するか。

    解決策としては、カックンブレーキをある程度許容する、妥協することだと思います。
    完全に滑らかに停車することは諦めて、どこまでのカックンを許容するのかについての
    自分なりの妥協ラインを見出すこと、これがポイントかと思います。

    ある日、わたしはふと思いました。
    全車速 ACC で自動停車した場合は、どうなのだろうかと。
    カックンブレーキにならずに滑らかに停車するのだろうか?
    「ググッ」の異音は鳴るのだろうか?
    実際にやってみましたところ、以下の結果となりました。

    (全車速 ACC で自動停車した場合)

  • 完全に滑らかな停車ではなく、最後停車する際に極僅かにカックンとなる
  • 停車直前の「ググッ」の異音は鳴らない

  • 今後、車の状態が変わっていけば、この限りではなくなるかもしれませんが、
    少なくとも今の時点では、全車速 ACC で自動停車した場合は、微妙に少しカックンとなるが、
    異音は鳴らずに停車できるという結果です。

    車が自動制御した結果がそうであるならば、それを基準にすれば良いのではないでしょうか。
    わたしはそう思います。


    結論

    以上のような試行錯誤や考察を経て、辿り着いた結論です。
    わたしは今のところ、この解決策(思想)で妥協することにしています。

    (カックンブレーキをなるべく回避しつつ、異音の発生も回避する方法)

    1.ブレーキペダルを踏んで減速を開始(初期制動)
    2.初期制動を過ぎ、目的の停車位置が近付いたら、ブレーキペダルを少しずつ緩めていく
    3.停車直前、速度がほぼゼロになったら、緩めていたブレーキペダルを弱く鋭く踏み込む

    減速しながら徐々に緩めてきたブレーキペダルを、停車する直前、超短いストロークでクッと弱く鋭く踏み込む、これで、不快な「ググッ」の異音は発生しません。
    最後ちょっとだけカックンとなるけれど、それは全車速 ACC で自動停車した場合も同じ。

    ということで、本来の理想の絵コンテからすると、カックンブレーキをある程度許容した妥協の産物であり、完全な解決策ではないかもしれませんが、これで手を打つことにしています。

    「ブレーキ 異音 ググッ」などで検索すると、同じ問題で悩む人は大勢いることが分かります。
    その一方で、この悩みとは無縁と思われる人たちも存在します。
    車系 YouTuber のみなさんのレビュー動画を見るとき、わたしは停車するシーンを目を皿のようにして凝視しているのですが、みなさんほぼほぼ 100% 滑らかに停車しています。
    且つ、「ググッ」と異音が発生すればマイクで拾われると思うのですが、それも聞こえません。

    「あれ、どうやったらあんな風に停車できるんだろう」と、いつも思って見ています。
    ただ、やっているブレーキ操作は、我々とそんなに違いはないのだろうと思います。
    違うのは、車のブレーキパッド等の部品の状態が違う、そういうことなのではないでしょうか。

    であるならば、それはもう自分で何とかできる範囲を超えているので、ディーラーに持って行って診てもらうか(=但し、この種の異音の問題は、ディーラーでもなかなか解決できないケースが多いようですが・・・)、そうでなければ、ある程度の線で妥協するしかない、そういうことになると思います。

    以上、長くなりましたが、何らかの参考になりましたら幸いです。
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    新型 CIVIC e:HEV インプレッション(BOSE プレミアムサウンドシステム編)

    新型 CIVIC e:HEV の素晴らしさは、車の基本的な走行性能だけではありません。
    EX および e:HEV グレードの2モデルに標準装備の、BOSE プレミアムサウンドシステム。
    これも大きなセールスポイントとなっています。

    ですが、新型 CIVIC のレビュー動画で、BOSE プレミアムサウンドシステムについて語られたものは、非常に数が少ないのが現状です。
    そこで今日は、「BOSE プレミアムサウンドシステム編」と題して、以前の記事「新型 CIVIC e:HEV 一ヵ月インプレッション」で書いた感想の続編というかたちでお話したいと思います。



    (目次)
    ・BOSE プレミアムサウンドシステム概要
    ・設定項目は非常に少ない
    ・聴感上、最も影響が大きい設定項目は?
    ・その他の設定項目
    ・再生可能な音源の種類
    ・ぶっちゃけ、どうなのか?


    BOSE プレミアムサウンドシステム概要

    80年代洋楽を筆頭に、音楽を聴くことの多い自分は、旧愛車である 4代目フィット e:HEV に乗っていた頃から、Walkman をギャザズナビに Bluetooth 接続して、それを聴きながらドライブするのが無上の喜びの1つでした。

    4代目フィット e:HEV のギャザズナビは 「匠の音」などハイグレードタイプのオプションを後付け出来たのですが、自分はそこまではせず、通常装備のシステムで音楽を聞いていました。
    それでも音は十分に満足出来るものでした。

    対して、新型 CIVIC e:HEV のナビおよびオーディオシステムは、オプションの選択の余地がなく、最初から最上級の「BOSE プレミアムサウンドシステム」が標準装備となっています。
    「細かい話は抜きにして、お前ら、金を払ってこのプレミアムなサウンドシステムの音を聴け」
    ホンダとしてはそう言いたいということなのでしょうか(笑)

    本気でそう言われたとしても、BOSE のオーディオシステムなので、そこは説得力あります。
    BOSE といえば、独自のアクースティマス(acoustic mass)理論による重低音スピーカを武器に、1980年代のバブルオーディオ全盛の頃から世界に名を轟かせた、老舗の音響メーカーです。
    高校時代、先輩の家で聴いた BOSE スピーカーの重低音サウンドは衝撃的でした。



    そんな BOSE がホンダと共同開発したという「BOSE プレミアムサウンドシステム」は、ホンダ公式サイトでも大々的に宣伝アピールされています。
    運転席助手席の両サイド、ナビの裏側中央、リアシートの両サイド、さらにはリアの頭上位置の両サイドにまで、車内空間に12個のスピーカーを配置し、臨場感溢れるサウンドを実現。
    リアハッチ内の右サイドには、BOSE スピーカーの象徴、20cm サブウーハーが息を潜める。

    これでいい音が聴けないわけがないだろうと。
    何か文句あるのかと(笑)

    そんなことで、納車前から大いに期待が膨らんだ BOSE プレミアムサウンドシステムについて、「新型 CIVIC e:HEV 一ヵ月インプレッション」の記事では、期待外れだったと書きました。
    が、その後乗っていく中でかなり印象が変わりましたので、それについてお話していきます。




    設定項目は非常に少ない

    鳴り物入りで装備された BOSE プレミアムサウンドシステムにつき、音質調整などの設定項目もさぞかし多岐に及び、レコーディングスタジオの機械のようにボタンやスライダーが数多く並ぶ、そんな設定画面を想像していたのですが、実際はそうではありません。

    音楽の再生画面の右上にある「音質調整」ボタンを押すと、音質調整の画面に飛びます。
    表示された画面には、4つのサブ項目があります。

    ① Bass / Treble
    ② オーディオゾーン、Balance / Fader
    ③ Bose Centerpoint
    ④ Bose Dynamic Speed Compensation



    4つのサブ項目を選択すると、さらに別画面に飛び、各々の調整が行なえるようになっています。
    例えば、最初の ① をタップすると、基本的な音質の設定が行なえる別画面に飛び、

    ・Treble
    ・Midrange
    ・Bass

    の3つの音域ごとに -6~+6 の範囲で調整が出来るようになっています。
    新型 CIVIC e:HEV に装備されている BOSE プレミアムサウンドシステムにおいて、狭義の意味の「音質の調整」として行なえるのは、実質これだけです。



    4代目フィット e:HEV のギャザズナビの場合は、もっと細かな帯域ごとにレベル調整ができるイコライザー機能があったり、「Vocal/Rock/Jazz/詳細設定」のようにプリセットされたイコライザー設定の中から選べたりとか、もっと多彩な音質調整を行なうことができたのですが、
    BOSE プレミアムサウンドシステムでは、高音/中音/低音 を±6でレベル調整できるだけです。

    「お前ら素人に変にいじられるよりは、この方がいいんだよ」
    「金を払って、このプレミアムなサウンドを聴け」

    BOSE およびホンダとしては、いよいよもってそう言いたいのでしょうか(笑)


    聴感上、最も影響が大きい設定項目は?

    続く「② オーディオゾーン、Balance / Fader」は、音像のポジションを調整する設定項目で、純粋な意味での音質調整ではありませんが、結論から言いますと、この ② をいじることで、聴感上の音の良し悪しが大きく変わります。
    「新型 CIVIC e:HEV 一ヵ月インプレッション」の記事で「期待外れだった」と書いたのは、
    ② の設定が適切でなかった(自分に合っていなかった)のが原因だったということです。

    「② オーディオゾーン、Balance / Fader」をタップすると、別画面に飛びます。

    ・運転席
    ・前席
    ・全体
    ・後席

    の4つから選択し、さらに前後左右にボタンで微調整できるようになっています。
    ↓の画像では、「全体」を選んでいるので、現在の音像ポジションを示すオレンジ色の●が、車内の前席と後席のちょうど真ん中あたりに位置する状態となっています。
    (今現在は、② はこの設定で使用しています)



    というかですね。。。。
    こんな画面を出されたら、「運転席」を選べば一番いい音がすると、普通思うじゃないですか?
    ドライバーの座ってる位置に音を集中させれば、いい音がすると思うじゃないですか?

    ② のデフォルト設定は「全体」なので、そのまま使っていれば良かったのですが、納車してからウキウキしつついろいろいじっているうちに、② の設定画面が出てきて、そこで「運転席」に変えてしまったのだろうと思われます。
    「新型 CIVIC e:HEV 一ヵ月インプレッション」の記事で、BOSE プレミアムサウンドシステムの音が期待していたほどではなかったと書いたのは、おそらくこれが原因です。

    ② を「運転席」にした場合、確かに音像は運転席の位置に来ますが、音の広がりがなくなるのと、BOSE 自慢の重低音が弱まって、いい音だと感じる度合が下がります(自分の感想です)。
    「前席」または「全体」にすれば、それが解消され、いい音だと感じるようになります。


    その他の設定項目

    残りの設定項目、「③ Bose Centerpoint」は、オン/オフのどちらかから選べて、オンにするとサラウンド音声への変換が行なわれて音の広がりが増す、というものです。
    これについては、お好みでという感じでしょうか(わたしはオフで使用しています)。



    「④ Bose Dynamic Speed Compensation」は、走行速度に応じて音量を自動調整できます。
    BOSE 自慢の重低音をガンガンに響かせてノリノリだぜ、でも信号待ちで周囲に車がいるときは恥ずかしいのでボリュームを下げたい、そんな人には ④ の設定が重宝します。
    車速に応じて音量を自動調整するレベルを設定できます(自動調整をオフにもできる)。
    信号待ちで停車したら音量を自動で下げてくれ、発進するとまた自動で音量を上げてくれます。




    再生可能な音源の種類

    新型 CIVIC e:HEV の HONDA CONNECT ナビで再生可能な音源の種類は、以下です。
    これらの音源を BOSE プレミアムサウンドシステムのプレミアムな音で聴くことができるわけですが、音源によっては若干の注意事項があります。

    iPod/iPhone

    USBケーブルで接続した iPod/iPhone の音楽を聴くことができます。ちなみに、iPhone は Bluetooth 接続および Apple CarPlay で繋いで音楽を聴くことも出来る筈だと思います。
    わたしは iPhone を使っていないので、すいません、レビュー不可能です。

    Android Auto

    Android スマートフォンを繋いで、スマートフォンのアプリをナビ画面で使えるようにできる機能なので、スマートフォン側に入っている音楽再生アプリで音楽を聴ける筈と思います。
    なお、取説には USB ケーブルで繋ぐ方法しか書かれていませんが、ナビの特殊操作で診断モードに入って Bluetooth 接続で使えるようにする裏技があるようです。
    Android Auto は使ったことないので、すいませんがこれもレビュー不能です。

    Apple CarPlay

    Android Auto と同様に、Apple CarPlay で iPhone を繋ぐと iPhone 側のアプリがナビ画面で使えるようになるので、これで音楽も聴ける筈と思います。
    こちらは USB 接続とワイヤレス接続の両方が可能なようです。
    どのみち、わたしは iPhone 自体持っていないので、レビュー不能です。

    Bluetooth

    Walkman、Android スマートフォン、iPhone 等の機器を Bluetooth で繋いで、音楽を聴けます。
    わたしは以前は専らこの方式で Walkman を繋いで音楽を聴いていたのですが、最近は MP3/FLAC の音源を入れた USB メモリを接続して聴く場合もあります。

    (良い点)
  • Bluetooth 接続した機器の仕様によっては、ギャップレス再生が可能(例えば Walkman の場合、FLAC=ギャップレス再生可、MP3=ギャップレス再生不可)。ライブの音源を聴く場合にギャップレス再生は重宝します。
  • 選曲を Bluetooth 接続機器側の UI で行なえるので、ユーザビリティに優れる。

    (悪い点)
  • Bluetooth 接続した機器側のバッテリー残量を気にしないといけない。
  • アルバムカバーアートが表示されない。
  • USB メモリに比べて、音質が何となく劣る気がする(個人の感想)
  • Bose Dynamic Speed Compensation が効かない。 ←訂正します、効きます

  • USB デバイス

    USB メモリを接続し、その中に保存されている音源を聴くことが出来ます。
    再生可能な音源の種類としては、MP3/FLAC/WMA/AAC/PCM/WAVE と取説に記載があります。
    音源の他に、MP4 や AVI 等の動画を再生することも出来るようです。

    (良い点)
  • アルバムカバーアートが表示される(但し表示画質はジャギーで違和感ありですが。。。)
  • Bluetooth 接続に比べて、音質が何となく勝っている気がする(個人の感想)

    (悪い点)
  • MP3/FLAC しか確認していないですが、ギャップレス再生は不可です。ちなみにギャップ時間は MP3 の方が FLAC よりも若干短くなっているようです。
  • ユーザービリティはお世辞にも良いとは言えません(ナビ画面を操作し、テキストベースのリストをスクロールして選曲しないといけない)

  • 以上書きましたように、新型 CIVIC e:HEV に乗るようになってからは、Bluetooth Walkman または USB メモリで音楽を聴いています。
    旧愛車の 4代目フィット e:HEV の頃は Bluetooth Walkman 一択だったのですが、新型 CIVIC e:HEV の BOSE プレミアムサウンドシステムで聴くと、USB メモリに入れた音源の方が何となく良い音で聴ける気がするので、ギャップレス再生が出来ないことには目を瞑って最近は USB メモリで音楽を聴くことの方が多い状況です。


    ぶっちゃけ、どうなのか?

    以上、書いてきましたように、当初は何かいまいちだなと感じていた BOSE プレミアムサウンドシステムですが、② の設定を「運転席」から「全体」に変えたことで、期待通りの良い音を聴かせてくれるようになりました。

    ぶっちゃけ、音は素晴らしいの一言です。
    重低音のよく効いたサウンドは、やっぱりいいですよね。

    馴染みのアルバムや曲を、思いがけず素晴らしい音で聴けるので、飽きません。
    買ってはみたものの(その時は)あまり面白くなくて、埋もれてしまっていたCDが、素晴らしいプレミアムサウンドで再生・復刻されるのも、とても楽しいです。
    ライブの音源がとてもいい音で聴けることを発見したのも収穫です。

    iTunes で購入したり、CD からバックアップした音源が大量にたまっている人は、シビックに持ち込んで、ドライブしながら流し聞きすることをお薦めします。
    忘れていた懐かしい曲と、新鮮な再会をきっと果たすことができるでしょう。

    BOSE プレミアムサウンドシステムは、「爽快シビック」を強力にバックアップする、
    きわめて高付加価値な文字通りのプレミアムな装備である、そう思います。
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