大佳農産(はるかのうさん)の美味しい京丹後ぐらし

東京暮らしから一転、京丹後で新規就農した日記

仕事納め~からの柵の修理!

2021-12-30 23:50:24 | 日記

昨日、簡易的に動物除けのフェンスを修理しましたが、今日今年の発送を終えて人参畑を見回ってみると、昨晩も入ってきた様子

もちろん予期していたことなので、ピンクテープとマイカ線(農家がみんな持っている黒い紐、とっても便利)でがっちり補強してきました。

そもそも、なぜ柵があるのに鹿が入ってくるのかと言えば、山の斜面に面して柵を立ててしまってあるので、山から鹿が畑に飛び入り易いのです。

本来は山の斜面から1.5メートルほど離して設置するべきだったのでしょうが、水栓の位置や、2枚の長方形ではない畑を一度に囲む必要などから、山の斜面ぎりぎりに立ててしまったのではないかと推測しています。

2枚つながった畑の、上の畑だけは今年の秋に移動させたので、そこからは鹿が入ってきている様子はなさそうです。

春になって、今被害を受けている柵も、本来あるべき位置に移せば、柵の高さが出て鹿が入ってくることはなくなると期待したいです。

あ~ゆっくりしたい!


雪が降ると鹿の食害が始まるんです~(>_<)

2021-12-29 21:54:15 | 日記

今日は、雪明りの中で人参を収穫しました。

年末で忙しいから、というのは一つの理由ではありますが、一番の理由は鹿がまたしても畑に入ってきたので修理に時間がかかってしまったからです。

柵が本来とは違う場所に建てられてしまっているので、鹿が自由に出入りできるようになっているのです。

人参の畝を横切って、お気に入りの品種の人参を選んで食べていきます。

一番のお気に入りは京くれないのようです。

なんとか鹿が入るのを防ごうと、昨年ピンクテープを張って少しはましになりましたが、今年はそのピンクテープをぶっちぎって入ってきます。

写真は出口の様子。

畑の外側にテープを張ったイボ竹が折れ曲がっています。

ここから無理やり出ていった証拠です。

これでまたしばらくは入ってこられないのか、このテープが体当たりすればちぎれるってことを学んでまたアタックしてくるのか・・・。

大みそかは雪でただでさえ雪かきでゆっくりできないのに、柵の見回りもしなければならなくて、もしかするとまた修理しなければならないかもしれないなんて、あああああ、なんてこったです。

来年の春、雪が解けた頃に柵を本来あるべき場所に移動させれば、もう入ってこられなくなるはずなんですけど、待ち遠しいです。

 


雪の下人参の季節がやってきました~!

2021-12-27 23:49:00 | 日記

全国いたるところで大雪警報が出ている中、京都府北部に当たる京丹後市でもあっという間に雪が降り積もりました。

写真は左からニンニク、玉ねぎ、奥の方が人参の畑です。

ニンニクと玉ねぎは雪の下でぺったりしていることでしょう。

この雪の下から人参を掘り出してくるわけです☆彡

黒コンテナ1つ分掘るのに、私の足で大体8歩分、畝の雪を除けてから一本一本掘り出して、葉っぱと尻尾を切っていきます。

雪の下から掘り出す人参たちは、凍らない様に糖度を上げていくので、とっても甘いです♪

人参というより、固めの柿みたいな感じになってます。

糖度は8とか9ぐらいになりますので、もうフルーツって言っていいんじゃないですかね?(笑)

年が明けたら、人参の食べ比べセットを販売しようと考えていますのでお楽しみに~♪


冬はカラフル根菜で元気もりもり♪

2021-12-22 22:42:40 | 日記

もものすけは皮に包丁で切り目を入れると、手で皮が剥けるというのが面白い今年のニューフェイスです。

切り口もまるで種なし桃のように見えて、ほんのり甘くてサラダがおすすめの赤かぶです。

紅くるり、黒丸大根、ビーツ、もものすけなど色付きの野菜を収穫したときは、コンテナの中がにぎやかです(*'▽')♪

左から紅くるり、黒丸大根、ビーツ、小蕪、もものすけ(赤かぶ)です。

紅くるりはサラダはもちろん、甘酢漬けや炊き込みご飯、黒丸大根はてんぷらや大根ステーキ、ビーツは下茹であるいはレンチンしてサラダやスープに、白い小蕪はお味噌汁、もものすけは皮を剥いてサラダに、皮を剥かずに甘酢漬けにするのが定番の食べ方です♪

この間の雪で葉っぱがどうなるか心配でしたが、まだきれいなものです。

この週末から年末まではずっと雪の予定なので、モノによっては葉付きは今週末で終わりになってしまうかもしれませんね。


今年の野菜余りについて覚書

2021-12-13 22:56:04 | 野菜

先月末に携帯電話を畑で落として、ついにスマホデビューして冬野菜の季節に突入してしまい、あっという間に時間が過ぎています。

自然は相変わらず美しいので、記録は忘れずに!

さて、このところ野菜が溢れて豊作貧乏と聞くけど大丈夫?と複数の友人、知人から尋ねられたので、今の状況について考えてみました。

今年は8月に雨が降り続いて、例えば10月下旬収獲を狙ったキャベツの定植が1週間ほど遅れて8月下旬にようやく畝を立てられた、という声をよく聞きました。

大佳農産は研修の年に同じような長雨でなかなか畝が立てられなかった経験と、除草剤を使いたくないな~という理由から、毎年6月に透明マルチをかけてしまうので、8月の定植はほぼ予定通りにできました。

そういう状況にあって、10月下旬こそは品薄でそこそこ価格が上がる可能性はあるけれど、もしかしたら11月に入ったら品物が集中して崩れるだろうな~ただでさえその頃は丹後中にキャベツが溢れているんだけど、と心配していました。

予想通り10月下旬は直売所でのキャベツの売れ行き好調!そして11月第一週は無事に過ぎたのですが、11月中旬に入って少しずつ商品が動かなくなってきたなと思った頃、もう一つ予想外の事態が発生していました。

それは、12月収穫用に定植した分が、天候が良かったことから11月中旬にもう十分収穫できるような大きさに育っていたことでした。

つまり、ただでさえ遅れて定植された分が通常より増えているのに、早く出来上がった分も加わって、ダブルならぬトリプルでキャベツが多く出回っているということなんだろうな~と思います。

すると、本来12月、1月に収穫しようと思っていたものが早く出来上がっているわけだから、また1月か2月ぐらいには品薄になるんだろうか?その頃はもともとキャベツを育てている人が少ないから、結構高値がつくものなんですけど、今度は高騰するのかもしれないな~。そのころ、うちにはキャベツがあるかな~???

なんてことを考えています。

大佳農産が今出荷しているとくみつというキャベツは、甘くてジューシーなのにサクサク、という地域で多く作られているキャベツより美味しい品種なので、そこをアピールできるPOPが置ける直売所や、安定して同じような価格で営業している京都市内のスーパーなどに少しずつ出荷先をシフトして対応しています。

こういうことを繰り返して、いろいろな状況に対応できるようになって、売り上げも上がっていくのかな~そうなるといいな~。