ひろっぺのお針箱

下手だけど手芸が好きです♪

宇治拾遺物語(2)鬼に瘤取らるるの巻

2016-07-01 21:51:45 | 文学

 

 今年度二回目の古典文学講座『宇治拾遺物語』です。
 講師は初めにこう言われました。
 「前回の『方丈記』が辛気臭かったから、今年は『宇治拾遺物語』にしました。
  おとぎ話の元ネタになった話も多いので、深く考えないで楽しんでもらいたい。」

 ちょっと笑いが起こります。
 で、早速今日は『鬼に瘤取らるる事』の巻。
 『これも昔、右の顔に大なる瘤ある翁ありけり。と、始まります。

 右頬に瘤のある翁が山で雨にたたられ、木のうろで雨宿りしていると、鬼の集団が現れ酒盛りが始まる。
 翁も浮かれて踊り出すと鬼が大いに喜ぶという、ご存じ『こぶとりじいさん』のお話です。
 今日はここまででした。

 鬼に気に入られた翁は、又来るようにと瘤をカタに取られスッキリして家に帰ります。
 それを見た隣の翁は羨ましがり、自分も瘤を取って貰おうと真似をするが、踊りが下手だったので
 両頬に瘤をぶら下げるハメになるという、お馴染みの結末は来月のお楽しみです。

 先を読んでみると最後の行にはこうあります。
 『物羨みはせまじき事なりとか。』

 (人を羨んだりしてはならない)と、最後は教訓になっているんですね。

 ハ~イ、わたくし小太りばあさんは、人を妬んだり羨んだりいたしませ~ん(笑)
  

    

 グラジオラスとミツバチ

 


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