伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

コノ世のすべては、自分自身が対象だった

2016-06-04 10:18:54 | 先祖供養について

(読者からの質問)
質問させて下さい。独身です。

『故人が死後に供養を受けられるとは、とても貴重なこと。
独身の方は、生きる間に自分が先祖を供養し、死後に自分も、生前に自分自身が先祖の為に行った供養を受け取ることになります。』

という過去の返答コメントを、心の支えに生きて行きます。


質問なのですが、「死後に自分も供養を受け取ることになります」と言う気持ちがあっても、
“自分の為の供養” になってしまう事はありませんでしょうか?
つい、自分のため、に先祖供養をしていないのか?と考えてしまいます。

(伊勢白山道からの返答)
これは大事なポイントです。そのように冷静に振り返ることが出来る人の供養は問題はないです。
先祖供養が「継続」すれば、それは先祖の為の供養なのです。
自分の為の供養では、途中で不満や懸念が出て100%止めることに成ります。そういう法則に出来ています。

何か自分自身に嫌な問題などが起こりますと、
「先祖供養しているのに」
「なぜ、自分だけが?」
と考えて、先祖供養すること自体がアホらしく成って止めることに成ります。

その人の供養は、自分の利益と結んで考える供養であり、これは「自分の為」の供養だったと言えます。
「先祖や縁者の為に供養をしてあげたいから供養する」
という場合、先祖供養と自分自身の出来事を結んで考える発想も起こりません

自分に良い事が有れば、更に供養する。
悪い事が起これば、供養を止める。
こういう基準では、まさに自分の為の先祖供養だったということなのです。

コノ世は不思議な鏡・カガミの世界です。
先祖供養にしても、子育てにしても、会社勤務、他人との交友、家族へする行為・・・・・このすべてが、
* 霊的には他人に対して行っていたのでは無くて、
* そのすべては自分の霊体に対して行っている。

という側面が有ることを知って置いてください。
他人に対して行う善悪の「行為」と「思い」は、そのすべては霊的には自分自身の霊体への「供物」(捧げモノ)だったのが真相です。

これを釈尊は、
「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)
=人類は、全体で一人の大きな人間だった。宇宙には、たった一人の存在しかいなかった。

と表現されています。
これはつまり、先祖供養という他を救いたい行為は、自分自身を救い出す行為だった、という意味にもなります。

ただし、無理に先祖供養は不要です。
むしろ、自分の生活が不安定な間は、先祖供養は止めれば良いです。
まず、自分自身が生活で頑張る姿を先祖に見せることも、先祖供養なのです。自分に近い先祖ほど安心してくれます。

死んだ親の気持ちとすれば、働きもせずに先祖供養ばかりしている子供のほうが心配です。
病気中や精神が不安定な人は、医師の治療を受けることと、「良い」精神科医に相談することが大切です。
そのような治療への努力をする姿も、先祖供養なのです。

供養の行為をしなくても、そのような生活努力と、先祖への感謝を「普段の生活の中でしていけば」大丈夫です。先祖への感謝磁気を貯めることが、物事を改善させる力となります。

コノ世の生活行動のすべてが、先祖供養だった、とも言えます。
自分の生活の中に感謝の思いを置くこと。更には善行が出来れば最高です。これこそ最高の先祖供養なのです。
子孫の善徳が、アノ世にも影響します。


(カレンダーの印の意味は、「6月の自然観察日」)
今日からの中潮を注意します。

生かして頂いて 有り難う御座います

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コメント (532)
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