伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

逆向きにも走る道を知るモノは、数倍の世界を生きることに成る

2017-06-26 11:07:25 | Weblog

人工知能(自動学習・推論・判断といった人間の知能のもつ機能を備えたコンピューター-システム)に関する番組を見ました。
その中で最先端の人工知能が将棋の対局で指す手についての将棋の名人の解説を見まして、私の中で人工知能に関して観える世界が有りました。

興味深いことは、人工知能は敢えて、
・ 常識外の自分側に不利な手を打ち、局面の流れを変えてしまう。
・ 勝つため、のストーリーを構築していた相手側の筋書きが根底から破壊される。

常識で考えますと、人間は誰もが自分も相手も「勝つため」という「同じ方向性」の上で、競い合っている訳です。
勝ち負けで言えば、ここで既に「半分に」絞られた世界の中での競い合いをしています。
だから相手の「勝つため」の作戦も読める訳です。

そこで「負けるため」の手を打つとは、相手の予想を根底から壊し、それまでの思考を混乱させます。
これを人工知能は、やってのける訳です。

自分と相手側の「勝つための方向性」「だけ」を読んでいたのが、
・ 負ける方向性から勝つパターンも予想しなければ生けない。

こうなりますと、お互いの勝つパターンだけを読み合っていた時よりも、2倍、いえ2乗の4倍のパターンを読む必要が有ると感じます。
ここで思い出しますことは、老子の思想を学んだブルース・リーの発言に、

「皆が皆、勝つ方法を学びたがる。
しかし、決して負ける方法は学ぼうとはしない」
(過去記事「ブルース・リーの名言 2」より)

負ける方法も知る人間こそが、真に勝つことが出来る。ということです。
老子こそは、色々な示唆において、
「弱こそは、強に勝つ」
「強い者は、弱者に負ける」
を表現されています。

これは今の社会を見ましても、力の弱い女性が仕事でも、家庭でも、男性を色々な形でビシビシと打ち負かす状況は有るものです、笑。
小学校でも、とにかく女子を泣かせる男子が悪者です。女子は陰で舌を出していたかも知れません。

私たちも、幸福に成りたい、金持ちに成りたい、という一方向だけを見ているから、実現しないのかもしれない。
・ どうすれば不幸に成るのか?
・ 貧乏に成るパターン、を認識する。

このような逆方向も見て、知って置くことで、逆に不幸や貧乏を避けることが可能に成るのではないでしょうか?
これはまさに、
・ 天災は忘れた頃にやって来る
・ だから、天災を忘れなければ来ない

にも通じる真理を感じます。まさに同じことです。
注意点としては、上記の勝負の例は、他人との勝ち負けへのこだわりではありません。
・ 自分自身との勝負
・ 一方向だけの、半分の世界だけに住まないこと

これがコノ世の真相に気付くには大切だという話です。
皆さんの生き方のヒントに成れば幸いです。

生かして頂いて 有り難う御座います


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コメント (533)
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