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看板タイトルを大切にせよ

2021-05-19 16:32:00 | 日記
まあ、冒頭の画像はセガの名越稔洋(55)の写真を倉田てつを(52)の17ライブ風にアレンジしてコラ画像にしたものだが、意味はある。

名作のタイトルを何だと思っているのだ!
全く広井王子(67)の想いに相反するような作品を作ってなにが『スクラッチビルド』だ!

旧作(1から4、Ⅴも入れておくか)のファンがその出来の悪さに激怒してついて来ず、ライトユーザー(知らない世代)にもウケなかった作品を作って何が『新作作りました』だ。

やってることが庵野秀明(1960-)と変わらないではないか!

庵野もシン・ゴジラとかシン・ウルトラマンなど作り手に相反するものを作っているし更にはシン・仮面ライダーまで作ろうとしている。

何でもシンをつけてオリジナルにしようと言う魂胆が気に入らない。

シン・ゴジラは怪獣映画というよりも、自衛隊や政府機関はどう対応するのかに重きが置かれて怪獣であるゴジラはあまり重きに置かれていない。

寧ろ災害的な扱いにされている。こりゃ実相寺昭雄(1937-2006)が最初に制作し、最後に自分でリブートした『シルバー仮面』(1971年)よりも悪い。まあ、脚本は佐々木守(1936-2006)が書いたのだが。

あの物語は宇宙人に父を殺され家も焼かれて帰る場所すらなくなりひたすら追われる身になった春日兄弟妹を描く作品、宇宙人だけでなく、社会正義すら追われてしまうと言う逃亡者を兄弟妹でやってるような作品だった。

内容はかなりヘビーで子供向けとは思えず、ひたすら「春日一家を追う宇宙人よりもその春日一家を邪魔者扱いする人間の方が酷くね?」と言う作品である。

まあ、途中で円谷プロが片手間で制作した『ミラーマン』が裏番組でヒットを飛ばしたことで巨大化しようとスポンサーの宣弘社が言い出して、実相寺昭雄率いるコダイ企画が「話が違う!巨大化は反対だ!」と譲らず結局は実相寺やコダイ企画は制作から撤退し、代わりに日本現代企画が制作に携わり『シルバー仮面ジャイアント』として残りの話を制作した。

まあ、テコ入れしてもミラーマンの視聴率には勝てなかったのだが。(円谷は元は東宝の下請けでゴジラとか制作していてノウハウが違ったのもあるが)まあ、巨大化しても視聴率は大して上がらなかったのでTBSのプロデューサーだった橋本洋二(1931-)曰く、『失敗作』と認めたのだが

まあ、終わってから35年後に実相寺昭雄・佐々木守両氏の遺作として『シルバー假面』(2006年)が作られたのだが、時代が大正時代になり、森鴎外の娘であるザビーネが主人公と言う女性がシルバー假面に変身して戦うと言う風になっている。(無論等身大で)

庵野があまりにもシンに拘るから話が逸れたが
自社タイトルの作品は大切にしなければいけない、ましてや原作者の意に背いてはいけない。

そう言う点では『新サクラ大戦』も『サクラ革命』も原作者の意に背いた作品になっている。

そりゃあ旧作ファンはそっぽ向いても仕方ない
違ったニーズの作品なんだから。

スクラッチビルドしたら中途半端なヘンテコなものが出来上がったようなものだ。

ゲームではないが、KADOKAWAには『ラブライブ』と言うスクールアイドル(μ'sとAquaがあるらしいが詳しくは知らない)を大切にしているように、バンナムには『アイドルマスター』シリーズがあるようにと自社タイトルを大切に守っている。

なるべくファンの意に反かないように、ニーズと違ったものは出さないようにしている。

任天堂は紹介すると多過ぎる数多の看板タイトルを抱えている。
『スーパーマリオ』とか『ポケモン』とか『スプラトゥーン』とか、まだまだ数多くのタイトルを抱えて、ハドソンが破産して手放した桃太郎電鉄の版権も買った。

まあ、数多の看板タイトルがありすぎて、『スマッシュブラザーズ』のように任天堂キャラ総出でやり合うと言うゲームすら存在する位に自社タイトルやキャラを抱えている。

海外でも強く、任天堂はアメリカではソニーよりも格上である。

アメリカにも認められているのは強い、娯楽天国の派手好きアメリカが認めるのは相当ウケていると言うことである。

セガだって北米で強かった時期がドリームキャスト時代にあったし、南米ブラジルでは未だにメガドライブが現役ハードである。

洋ゲーと言って最近は外国製ゲームが数多に入って来てはいるが、日本だって負けてはいられない。

自社タイトル、つまりブランドを大切にする会社が生き残り、蔑ろにする会社は滅びの道に行くしかない。

まあ、セガは潰れてもサクラ大戦くらいは任天堂がハドソンから桃鉄を買い取ったみたいに
「うちで買いまひょか」になる可能性もある。

そしたらスマブラにもサクラ大戦のキャラは出れるよな、セガが酷い扱いをしたり新作はしくじったから辞めますでは何のための復活だったのか分からない。


17ライブでやからしたてつをはもう救えないが
まだサクラ大戦はセガが失敗を真摯に受け取りどう顧客のニーズに応えるかで変わってくる。

願わくば音楽を担当し続けている田中公平先生(1954-)の意向に背かないような恥じぬタイトルの復活を望む。

今のままでは名作のタイトルが汚れたまんまだからである。

YouTubeの動画配信者と近しいが、彼が書く、『新サクラ大戦後日譚神崎すみれ物語』は何故二都作戦で帝国華撃団は神崎すみれを除き全員幻都に行ったのか?そこから如何にすみれが嘆き苦しみ軈ては飲めない酒(下戸なので)を煽り嘔吐してしまいには放り出されて汚く汚泥に塗れてしまうまで落ちぶれたか、父重樹に叱責され、祖父忠義にも諭されたにも関わらず飛び出してしまいまたチンピラ風情に付き纏われて危機一髪の所を団耕作、西村ヤン太郎、ベロムーチョ武田のダンディ団に助けてもらい、ボスである団耕作がすみれにそれとなく話をして、そこから立ち直るきっかけが出来て後日浅草を訪れて復旧もままならないのにみんな元気なことや、それでも浅草12階と呼ばれた凌雲閣が降魔により潰された時はみんな泣いていたと団から聞いて、更に西村が凌雲閣には団の想い人である菊乃がエレベーターガールとして勤務し、団だけでなく
西村達にも時には優しく、時には厳しく接してくれたとか、そんな菊乃は降魔大戦の日に凌雲閣にいて上に逃げ遅れた客を避難させようとした際に降魔によって破壊され菊乃を含め全員が死亡し、団が仕事先から帰ったら必死に凌雲閣の瓦礫を退かして菊乃の変わり果てた遺体を見つけ、寺で荼毘に付した後団自身が遺骨を持っていて、菊乃の墓を作ってやり、軈て自分も死ねばそこに入る覚悟でいると言う話を聞く。

まあ、これがきっかけで部分的に破損した帝劇を再建する話からやがてはそれを果たし、正月を迎えようとしたら降魔が性懲りもなく一年前と同じ日に帝都に現れて、霊力が尽きて霊子甲冑光武を操る霊力が無くなってしまった(と言うより安定して力を出せなくなった)のだが、かっての同僚の発明家でもある李紅蘭の部屋から、生命力を霊力に変える禁断の装置(多用すると過剰なまでに操縦者の負担が半端ない)と言う悪魔みたいな装置を光武につけてまで12万で襲いかかった降魔に向かっていくと言う話は、公式が書く話よりも凄く練られた話であり、中身が濃い。

あまり書きすぎるとネタバレになるから気になる方はご覧頂けたら幸いかと思う。

ファンであった人も、サクラ大戦なんて知らないと言う人も理屈抜きで見れる作品である。

まあ、セガが急がせて作って中途半端な作品にした『新サクラ大戦』よりも凄い話なので。

一応作り手だったオレも刺激を受けているので
なんか頭に浮かびつつあるので。

こう言う作品テイストでサクラ大戦と言うよりはサクラ革命に近い物語が出来そうで。

確かに『サクラ革命』はソシャゲとしては失敗作だが、キャラやストーリーは悪くないと感じたし、更なる深いものを持ち込めばそれを元にしたオリジナル作品に引用出来る要素もあると思うので。

こちらこそスクラッチビルドすべきだな、良いとこを取って足りない分は継ぎ足してとかまあ
色々考える。

勿論今流行りの『ウマ娘』的な要素も少しは足してみたいかと思う。

本当のスクラッチビルドとはいいとこ取りして作り直して元の持ち味も活かした素晴らしいものにすることだと思うから。

まあ、敢えて外したが『東方project』的な要素も入れてみたい。

架空作品は色々なアイデアで良くもなり悪くもなる。

クドクド説明するより危機一髪場面から書き出したい。

クーンツの書いた『ベストセラー小説の書き方』にも始めにクドクド書いてはいけないとされているし、いきなりの場面の方が良い。

漫画はこれに絵がついているだけ、絵がある関係上もっと派手にしないと編集者が原稿一、二枚を見ただけで「ボツ」と判定される。

最後は物語の出だしの話になったが元々作り手だったのでヒラにご容赦いただきたい。

いずれにせよ、素晴らしいタイトルの作品は大切にせよと言うことで締めくくりたい。



サクラ大戦を穢すな

2021-05-15 09:36:00 | 日記
サクラ革命は何故に失敗したかは2回に分けて書いたが、そもそも旧作ことサクラ大戦のファンに対する侮辱みたいな作品であったことも原因である。

旧作ファンが激怒して見向きもしなかったのも響いた。
それは『新サクラ大戦』も同じことが言えるし
しくじるべきしてしくじったと言える。

そもそもサクラ大戦を分からない人のためにかい摘んでその歴史を言う。

まだセガが自社のハード機のセガサターン時代に、キャラゲームがセガにはなかった。

どうしてもこの状況を打破すべく、元はホンダにいた副社長の入交昭一郎氏(1940-)が当時ハドソンにいて、天外魔境シリーズなどを発表していた広井王子(1954-)がレジャーでグアムにいた際に、入交氏が自ら出向いて説得して、「キャラゲームを作ってくれないか、お願いだから」と言うリクエストに広井王子も考えるところがあり、受諾した。

企画自体は1995年から始められ、96年9月27日にセガサターンにより発売される
ジャンルは『ドラマチックアドベンチャー』として発売され、脚本は数多のアニメのヒット作を手がけたあかほりさとる(1965-)、音楽は特撮では『勝手にカミタマン』(1985年)や『超新星フラッシュマン』(1986年)などの音楽を手がけた田中公平(1954-)、メインキャラ原案が藤島康介(1964-)、それらのキャラクリーアップや他のキャラをデザインした松原秀典(1965-)などの錚々たるメンバーが集まり発売された。

アドベンチャーパートでは時間制限のあるLIPSなる新機軸を用いて、戦闘はシミュレーション形式で行うと言うゲームで、アドベンチャーパートでの言動いかんで帝国華撃団の隊員たちのやる気が変わるなどの要素も持ち込んだと言う今から見ても画期的な作品である。

一作目はそのほかに類をみない作品だったのがウケて横山智佐が演じた真宮寺さくらはもちろんのこと、最初はあまり仲が良くない神崎すみれ(cv富沢美智恵)やロシア革命で活躍し、重い過去を持つマリア・タチバナ(cv高乃麗)、フランスから来た無邪気で底知れぬ霊力(と言うより超能力だろあれ!)のアイリス(cv西原久美子)
男よりもデカい怪力で琉球空手の使い手で明るい性格の桐島カンナ(cv田中真弓)変な関西弁を使う中国人少女で発明好きの李紅蘭(cv渕崎ゆり子)など、帝国華撃団花組の隊員達はそれぞれに出生もバラバラで個性的なキャラがいる。

それらを纏めるために花小路伯爵から呼ばれた江田島海軍士官学校を首席で卒業した海軍少尉大神一郎(cv陶山章央)はプレイヤーの分身としてゲームでこれらの個性豊かで霊力のある乙女達を隊長として率いる。

そんな帝国華撃団のもう一つの顔が帝国歌劇団でもあり、大帝国劇場(略して帝劇)の管理人にて帝国華撃団の司令であり、西南戦争、日清戦争、日露戦争、そして帝国華撃団が結成されるきっかけを作った降魔戦争で隊長を務めた米田一基(cv池田勝)にモギリをやらないかと言われ
大神は戸惑いながらも他にすることもないので引き受ける。

その時は帝国華撃団であると言う事実は伏せられていた。

そして、さくらがすみれの着物の裾を間違って踏んでしまい、すみれがガチギレした際にさくらは謝るも「これだから田舎の人は嫌ですわ、粗野でお下品で」と言われたのにむかついたさくらが今度は故意にすみれの着物の裾を踏みつけてまた顔面から崩れ落ち、すみれが「このガキャ〜!さくらさん、口で言っても利かない人はこうよ!」とビンタをかまそうとすると、さくらも負けじとビンタを返そうとして、間に入った大神がサンドイッチされると言う事態になる。

その時に大神はさくらやすみれや他の団員に対して諭していたら出撃命令を告げるブザーが鳴り、漸く大神は秘密戦闘部隊帝国華撃団花組隊長として任じられたのを米田から聞く。

そして上野に現れた黒乃巣会と名乗る悪の組織との戦いに身を投じる。

勿論生身ではなく霊子甲冑光武と言う人が操るロボット(劇中では霊子甲冑並びに人型蒸気)であるが、それぞれの隊員の機体の色や装備はカスタマイズされている。

大神機は白で、刀二本、さくら機は刀一本で、桜色(薄いピンク色)、すみれ機は紫色で薙刀、マリア機は黒で片手に銃が装備されているなどそれぞれの機体によりカスタマイズと色分けがされている。

のちに出て来るカンナ機は赤で手や足で相手を倒す仕様、紅蘭機は緑色で背中にミサイルランチャーが装備されていて、アイリス機は黄色で
移動がテレポートで、攻撃力よりも回復力に重きを置かれているなどと、考えて戦わないと苦戦する仕掛けになっている。

必殺技も隊員の個性が現れており、さくらは真一文字に『破邪剣征!桜花放心!』を放ち、すみれは『神崎風塵流!胡蝶の舞!』を四方八方の広い範囲で攻撃、マリアは『スネグーラチカ』を遠距離真っ直ぐに当てる、カンナは一百林牌(すうぱありんぱい)を敵一体に強烈に浴びせる、紅蘭は『チビロボ軍団』を敵に向けて放つ、唯一アイリスだけが『イリスマリオネット』と言う回復技で耐久力が落ちた味方をヒーリングする技を放つ。他にも大神と隊員が組んだ合体必殺技も存在する。(過剰かつ恥ずかしい)

のちに黒乃巣会との決着がついた後に葵叉丹こと山崎真之介(cv家中宏)が降魔を率いて現れると、光武がクラッシュしてしまい、神武に乗り換えると必殺技もパワーアップするが、まあ、
詳しくはゲームをしてくれである。(古い作品なので流通しているかは分からないが)

そんなこんなで、帝国華撃団副司令だった藤枝あやめ(cv折笠愛)が突如裏切り降魔殺女になったりとか、最終決戦に於いて帝国華撃団の隊員が『美少女戦士セーラームーン』と同じようにバタバタ死んでいくとか、色々な演出がある。

サクラ大戦はメインヒロインこそ真宮寺さくらだが、それ以外の神崎すみれ、マリア、桐島カンナ、李紅蘭、アイリスも選択出来てそれぞれのエピソードが変わったり、選んだヒロインによりそこの戦死がさくらに変わったりするなどかなり芸が細かい。

まあ、そんなこんなで殺女や叉丹の待つ場所に辿り着くも「たった二人で何ができる!」と叉丹には嘲笑われ、闇神威に乗った殺女に「どうしたの君の決意はその程度?」と言われるも、大神はあやめのことを忘れられず「さよなら、大神くん!」と殺女がとどめを刺そうとするとヒロインに選んだ隊員が庇うと言う行動に出ると言う胸熱の話になる。

そう、大神機は帝国華撃団の隊員機にダメージが及ばないように『かばう』システムがあり、これを選ぶと隊員はノーダメージで好感度が高いと「ありがとうございます」や「少尉、わたくしのために」などの好感度が上がるセリフでより絆を増すと言う他のゲームではない新機軸を取り入れている。

そんなこんなで殺女とやり合っていると叉丹が「茶番はそれまでだ!」と大神達にとどめを刺そうとすると今度は殺女が庇って倒れる。

そして叉丹は「霊子砲を放つ!これで世界はおしまいだ!」と言うと聖魔城大和から霊子砲が放たれそうになるが、空中戦艦ミカサに唯一残った米田一基中将が「させるかあ!」と霊子砲にミカサを突き刺してそれを留めさせる。

しかしこのままでは叉丹は倒せないと大神が困っていると叉丹に倒された筈の殺女が大天使長ミカエルとして転生(いや、これが正体か?)し
大神達が「ここに来るまでに自分は仲間たちを失いました」とミカエルに告げるとミカエルは傷つき倒れた隊員達を甦らせて再び神武共々復活し、叉丹に最終決戦を挑み平和を取り戻す。

そして、普段通りの生活に戻った大神や帝国華撃団花組隊員は再び劇を演じ暫くの間帝劇は、休止期間に入る。

そして大神(プレイヤーの分身)が選んだキャラによりエンディングが違うと言うマルチエンディングで、EDの絵も違うという芸の細かい終わり方をして終わる。隊員全員クリアすると、花組やあやめさんからの挨拶があると言う芸の細かいラストで終わる。

一作目はかなりのヒットを記録して多くのファンを獲得する。

しかし、更にヒットしたのは2である。
前回の戦いの後海軍の演習に出ていた大神が、再び米田から呼び出しを受けるのだが、その前に鬼の面を被った謎の男が現れて「目覚めよ」と滅んだはずの叉丹こと山崎真之介を甦らせてそれを見届けた軍服姿の男が去ると言う出だしからして意味深な始まり方をする。

その場面の後に屋形船に米田から呼ばれた大神が帝劇に帰って来いと言われるが、「しかし自分は」と言うと米田は花小路伯爵からまた時令が出たと言われて答えにより硬派度と軟派度に分かれると言う更に芸の細かい仕様になっている。「粉骨砕身で頑張ります」だと硬派度が上がり米田から「堅苦しいやつだなぁ」と言われて、「と言うとまたモギリに逆戻りですか?」と答えると「その通りだぜ、花組の隊長はモギリだと決まってんだよ」となんとも複雑な答えが返ってくる。

その後サターンや後のドリームキャスト版には
「大神、おめえ花組の隊員の中で思うことがある隊員はいるか?」と問われる。

そこでさくらを選んだらさくらが現れ、他の隊員を選んだら他の隊員が現れる仕様になっている。

因みに、帝劇にいるのはさくらとアイリスだけで、他の隊員であるすみれは実家の都合、マリアはニューヨークで花小路伯爵のお供をして用事で抜ける、カンナは沖縄に戻り修行、紅蘭は花やしきで謎の開発をすると言う理由で花組を暫し離れるが、紅蘭が発明した画像モニター付き無線機キネマトロンで会話は可能と言う、何とも芸の細かい仕様になっている。

隊員毎に決められた通信番号がある他にキネマトロンではニュースが聞けたりポンパドール近松の占いが聞けたり連続ラヂオドラマ少年レッドが聞けたりすると言うお楽しみ機能もある。

そんなこんなで帝劇に復帰した大神に米田は新しい隊員が来たと報告をうけるとそこに現れたのは日本人とイタリア人とのハーフであるソレッタ織姫(cv岡本麻弥)を紹介される。

しかし織姫はのっけから「ワタシ、日本の男好きくありません!日本の男意志が弱くて軟弱で小狡いデス」と言う厳しい意見を貰い歓迎会なのに席を外してこれ以上ここに居られないだの
大神に対して「日本人の男がワタシのそばにいるとチキンスキンになります!アナタ日本の梅雨と同じ!」とボロカスに言われる。

最初は大神をかなり毛嫌いした状態で現れる、まあ出生の際に色々あったような話は後々にはされるが。

そしてまた帝劇の前に敵が現れたと聞いて帝国華撃団は出撃する、織姫は帝国華撃団よりも先に結成された欧州華撃団星組の隊員だった故に戦闘服のデザインが違い、乗る霊子甲冑も光武ではなくドイツのノイギーア社制作のアイゼンクライトに乗る。

それどころか織姫は勝手に出動してしまう、それを補うべく大神はさくら、アイリスと共に出撃する。

いざ戦場に現れると倒した筈の叉丹が闇神威に乗りやりたい放題やっていて、そこを織姫が勝手に攻撃したために叉丹にやられそうになるが大神がかばい、結局は共闘になる。

そしてなんとか叉丹を敗るものの闇神威から出た叉丹を見て米田は「山崎!」と言い山崎は「久しいな米田、こんな形でお前に会いたくはなかった」と、降魔戦争以降かなり久しぶりの再会を果たす。

米田「山崎!あれほど言った筈だ!力だけに頼ろうとするなと!」
山崎「貴様たちの掲げる正義も所詮力ではないか!この世に絶対的な力を得なければ何も守れはしない!今の人間には守る価値すら存在しない」などと痛いところを突いてくる。

実は帝国華撃団花組が使う光武や飛行船翔鯨丸や弾丸列車轟雷号は山崎真之介の発明である。

山崎「俺はもうじき魂すらなくなるだろう、だが貴様らに言う、帝都は呪われている!呪われているのだふははははははは!」と叫んだ後に例の仮面の男が現れ山崎を始末する。

仮面の男は大神に「貴様は?」の問いに「鬼王」と一言告げて去る。

ここからまた新たなる敵黒鬼会との戦いになるのだが、前回以上にヘビーな展開になる。

二話は織姫の星組の元同僚のレニ・ミルヒシュトラーセ(cv伊倉一恵)が加わり、鶯谷にて初戦デビューし、待ち受けていたのが黒鬼会五行衆筆頭の金剛(cv立木文彦)と参謀である木喰(cv八菜見乗児)である。

木喰はレニの思わぬ襲撃で去り、金剛が「よし、テメェらの相手は俺だ!」となるのだが。

その時に家族連れを見たアイリスが様子が変わり「先に帰るね」で去って行ったり、サロンで歓迎会やり直しをしようとするも織姫が「パパ、パパってバカみたい」とアイリスを明らかに侮辱した発言をして怒ったアイリスがまたも暴走して場を滅茶苦茶にした後に去ってしまうと言うエピソードに繋がる。

大神がアイリスを探す中、大神の海軍士官学校の同期の加山雄一(cv子安武人)が「海は良いなあ、書き割りだけど」と言う迷言とともに現れそれとなくアイリスのいる場所を仄めかす。

そしてアイリスを見つけ出してアイリスは大神の部屋で両親に宛てる手紙を書く、無論フランス語で。

そして朝を迎え、みんなが朝食の際に米田は陸軍省からの呼び出しがあり、アイリスの手紙を行きすがら出すと言って陸軍省に向かうが、
そこで謎の女に狙撃され米田は重傷を負い倒れる。

その後、米田は陸軍病院に入院になるも面会謝絶状態になったりとか、帝劇の援助が突如打ち切りになったりとか、明らかに黒鬼会が帝国華撃団を潰す行動に出る。

そして、色々あってすみれが意に沿わないお見合いをさせられた際に神崎邸に行って乱闘しながらお見合いに「待った!」をかけて神崎重工創始者の神崎忠義(cv大塚周夫)に「すみれを置いていけば資金援助するが連れて帰るなら資金援助はしない」と言う2択を迫られた大神は、「連れて帰ります」を選択すると、「結構ですわ、帝国華撃団副司令として容認致します」と言う声と共に藤枝かえで(cv折笠愛)が現れる。

藤枝かえではあやめの妹であるが、殆ど離れて育ち、ヨーロッパの滞在が長く、その際のエピソードは謎に包まれている。

まあ、そんなこんなで神崎邸に黒鬼会の土蜘蛛が現れて久しぶりにすみれとカンナが出撃し、撃退する。

次の回は子犬を助けようとした大神が陸軍病院前で理不尽に陸軍将校の天笠士郎(cv三木眞一郎)に殴り飛ばされるなどの酷い目にさくらの前で遭い、車から因縁の相手になる京極慶吾(cv神谷明)が現れ、さくらの父真宮寺一馬を無駄死にとかなんとか言ってさくらを怒らせてしまう。

尊敬する父一馬をボロクソに言われたら誰だって腹が立つ。

米田の見舞いに来たのだが米田はすでに意識を回復しておりついでに紅蘭まで現れる。

さくらは我慢していたがやはり京極のことを米田に話すと「奴は若くして陸軍大臣にまで上り詰めた男だ。世間では軍縮がさけばれてるのによぉ、『軍隊による統治国家』と言う過激な提案をして一部将校の支持を得ているみたいだ」

まあ、さっき大神を殴り飛ばした天笠も京極を崇拝する取り巻きの一人である。

この話は色々と濃くて紅蘭の幼い時に起きた辛亥革命で紅蘭の両親や兄姉は殺されてしまったとか、「ウチもう戦うの嫌や!この火に焼かれて死ぬんや」とやった後に大神に打たれて正気を取り戻したりとか、黒鬼会の火車(cv関俊彦)の策略で「町が火の海になりますよ?」と言う卑劣な行為に対し、織姫「サイテー人の命をなんだと思ってるのですか?」カンナ「この野郎」アイリス「アイリス、こいつ大嫌い!」
すみれ「この男本物のゲスですわね」と散々に罵倒される。

そんな危機一髪の中に颯爽とマリアが「そこまでよ!」とナイスタイミングで現れる。

なんと凝った演出だ、凄すぎる!

まあ、五話は夏休みの話で大神が海に行くか、山に行くか、温泉に留まるかでエピソードが変わる。

海に行く組はすみれ、アイリス、レニ

山に行く組はカンナ、紅蘭、織姫

温泉に留まるはさくら、マリア、影山サキ

海に行くとすみれがゴムボートからバランス崩して落ちて水着が外れる乳ポロリエピソードがあったり、レニの性別を三話か四話で判明しているとレニのスク水姿が拝めたりする。

山に行くと水遊びで魚を掴み損ねて織姫に故意に大神が川でびしょ濡れになるとか色々なエピソードがある

温泉に留まるとさくらやマリア達が来て大神は潜るタイミングを図ると言うエピソードになる
どれも面白いのでやってみては如何か?

そんな時にも黒鬼会は邪魔をしに来て大神のキネマトロンを何者かが破壊して帝劇に連絡が取れなくしたり、霊子甲冑のない帝国華撃団叩く作戦が仕込まれていたりしてマリアがうまく誤魔化した後に帝劇に連絡してかえでに翔鯨丸をスタンバイさせたりで何とか黒鬼会を撃退する

六話はレニが自らの存在価値や戦う理由に悩みそこを漬け込んだ影山サキがレニを誘惑して、マインドコントロールをかけるとか、サキは黒鬼会の一人水狐であることを明かしたりとか、まあディープな話である。

七話は日本の男を毛嫌いする織姫がどうしてそうなったかを明らかにしているし、まあ、織姫の父は緒方誠也(cv大塚明夫)であり、母カリーノ(cv榊原良子)との間に生まれた娘であるのが明らかになり、織姫は母は父に捨てられたと思い年々憎しみが増して久しぶりの再会もつれないものだったが、事情を聞いた大神が織姫に緒方さんに会わせるために多少強引な行為に出た後に敵が襲撃し、緒方が負傷し、その緒方の服の傍からカリーノの写真が出て来て織姫は緒方がカリーノの愛は未だ持っていることを感じるのだが。

大神が火車の卑劣な拉致を破り見事に織姫を助けると反撃が始まり、火車は自分の発した炎で焼け死ぬと言う最期になるのだが。

八話は現実に起きた2.26事件を元にした太正維新が起きて、帝国華撃団のメンバーのうち大神と行動を共にするのがさくらだけで他の隊員は防戦一方になったりとか苦戦する回なのだが、
光武改を上回る天武が配備されると反撃が始まり何とか収まると言う回である。

九話は戦闘のない回で、クリスマス公演の『奇跡の鐘』のヒロインを誰にするかをかえでに言われ、その中には好感度一位から三位までが候補であると言われる。

帝劇三人娘であり帝国華撃団風組でもある、
藤井かすみ(cv岡村明美)榊原百合(cv増田ゆき)
高村椿(cv氷上恭子)の三人の手伝いの誰かを選択して、洋食屋でこの三人の誰かと『奇跡の鐘』のヒロイン、つまり今後選ぶヒロインを選ぶと言う凝った作りにされて選ばれたヒロインに合わせた劇を演出することになる。

以降13話まで続くが、2は色々な要素が入りお勧めである。

この2の最後に大神はフランスに旅立つのだが、表向きは留学だが、実は3への伏線である。

3はフランスは巴里に渡った大神が結成間もない巴里華撃団を率いる話だが、ハードがドリームキャストになり、戦闘方法にARMSと言う新機軸が用いられた。

そこでも魅力的かつ個性的な隊員が巴里華撃団にくわわるのだが、シスター落伍生のエリカ・フォンティーヌ(cv日高のり子)ノルマンディー貴族であるグリシーヌ・ブルーメール(cv島津冴子)サーカス団の団員でマジックが得意なコクリコ(cv小桜エツ子)懲役2千年の犯罪人ロベリア・カルリーニ(cv井上喜久子)グリシーヌの親友にて結婚相手を海難事故で亡くした北大路花火(cv鷹森淑乃)とかなりベテランかつ濃ゆい声優を配して作品中の完成度は一番高かったのに売り上げは2より下がった。
戦いに関しては伏せる、長くなりそうなので。

4はドリームキャスト生産中止を受けてとりま帝国華撃団と巴里華撃団との共闘になった話だが尺が短すぎる。

そしてその3年後にPS2でサクラ大戦Vさらば愛しき人よが発売されるが、サブタイトルでさらばは自爆だった。

さらばをつけるとロクなことがないのは宇宙戦艦ヤマトで『さらば宇宙戦艦ヤマト』をやった後にまた続編作って涙を返せになったから。

Ⅴは主人公が大神一郎ではなく大神の姉大河双葉の息子大河新次郎(cv菅沼久義)だったがショタ感が拭えないお子ちゃま主人公(でも江田島士官学校首席卒業)だったし、紐育華撃団の隊員達もインパクトに欠けた、話数も八話と短くてなんか消化不良に終わった。

まあ、その2年後に三都華撃団が生身で戦うニンテンドーDSの『君、あるがために』が広井王子氏制作のサクラ大戦の最後のゲームになった。

そして翌年に広井王子が「終わりにしましょう」でサクラ大戦は事実上の終わりになった
筈だったが、納得行かないファンがもう一度となったからちょっとややこしいことになった。

それから10年後にセガが復活させて欲しいゲームタイトルにサクラ大戦が入っていたために、名越稔洋(1965-)が「よし、復活させるか!」
は良いが、広井王子の協力を断り自分たちだけでやるとし、「スクラッチビルドを行う」として『新サクラ大戦』を2019年末に発表した。

しかし、三都華撃団を消してしまった(幻都に封じ込める)はまずかった。

脚本を担当したイシイジロウ(1967-)も「僕は本当は幻都は書きたくなかった」と言っているくらいだから。

華撃団大戦と言うのもまずかった、なんで競わせるの?

まあ、旧作ファンが激怒しそっぽを向くのは当たり前で、売り上げは最低だった。

ひと月行かないかでもう安売りしていたのを見て察せよ。

オレもやってて「戦闘をアクションにしたのは構わないがシナリオがねえ、二人しか出撃しないなら他の隊員要らなくね?」と思ったし。

華撃団大戦も一人しか操れないしなんか破綻しまくりなんだが。

システムは受け継がれていたりとか帝都を時間制限なく歩けたりは良かったが、マイナスが大きかった。

降魔皇との決着がついたわけでもないし、結局三都華撃団の隊員戻らずだし、のちのアニメは余計話をややこしくした。

そんなノリで『サクラ革命』とか出されたらそりゃ売れませんて。

肝心の問題未解決なまま新しいのを作っても、みんなそっぽ向いてるし、新規ユーザーを取り込める内容でもなかったし。

結局名越は降格したらしい、まあ、仕方ないよな、スクラッチビルドは大失敗だし。

やはり旧作が偉大だと新しいものを作るのはかなり大変だなぁ。

まあ、広井王子がタッチしても売れたかどうかは疑問である。

Ⅴは失敗作だと認めているし。


ウマ娘とサクラ革命との差はどうして生まれたのか?

2021-05-10 04:13:00 | 日記





cy gamesがリリースする『ウマ娘』プリティダービー、上はスペシャルウィーク(cv和氣あず未)、下はマルゼンスキー(cvLynn)このキャラの他にも魅力的なウマ娘は数多に登場する。

実在の競走馬をウマ娘と言う架空のキャラで再現している。

このゲームをオレは最初は「競馬ゲーム馬鹿にしてんのかああ?サラブレッド美少女化すんな舐めてんのか?」と言う個人的食わず嫌いをしていた。

しかしYouTubeの『へんないきものチャンネル』のUP主がハマったり、動画でもたぬきさんが夢中、きつねさんが解説をして興味が湧き、「モノは試し」とインストールしたらハマった
ウマ娘の魅力もさながらゲームの完成度、育成システム、ドラマ、迫力のレースシーン、そしてレース後のステージ(任意で飛ばすことも可能だが、見た方が良い)と魅せどころ満点である。

かっては忌まわしい企画とされていたウマ娘、しかしCy gamesは諦めず、自社のヒットしたゲームの良い要素やシステムを作り直したりして、メガヒット作にした。

cy gamesは『神撃のバハムート』『デレステ』
『グランブルファンタジー』とヒット作を数多に出しているが、『ウマ娘』もそれに加わった
ソシャゲ界の勝ち組である。

競馬なんて知らないユーザーをも取り込んだのも成功した理由である。(無論知っている人もやるが)

ただのレースゲームではなく、学園もの、各ウマ娘達のストーリー、煌びやかなステージと、様々な要素が入っていたのもある。

ゆっくりやる人もディープにやる人も楽しんでいる。

そんな成功作の『ウマ娘』の陰でセガとDWが組んだ『サクラ革命』と言う、配信当初から炎上した不憫な作品も存在する。

キャラクターやストーリーは良かったのだが、肝心のゲームがDWの『FGO』の劣化版であり
ガチャが渋いとか、基本戦いしかないとか、
個々のキャラのストーリーがないとか(一コマ漫画はあるがあんなモノでは足りない)色々とダメな要素があり過ぎた。

勿論旧作ファンはそっぽを向き、新規ユーザーも取り込めなかった。

ステージもショボい、太正100年の日本で唯一認められている『大帝國華撃団B.L.A.C.K.』の
ライブはみんなが立って歌ってるだけのコンサートに過ぎず、絵が動いていない。

ウマ娘のレース後ステージと比べてくれたら分かりやすい。

ウマ娘のステージは各ウマ娘達、(メインもモブも)が動き回り踊りまくり見事なステージに仕上がっている。

大帝國華撃団B.L.A.C.K.は立って歌ってるだけ
こんなの普通熱狂するか?リアルのAKB48の全盛期やももクロZ以下のライブである。

歌は上手いがそれだけ、ウマ娘のように踊るわけでもなく、躍動感が皆無である。

観客は魂でも抜かれてるのか?

それに対する帝国華撃団の舞台もキャラの劇は止め絵で、動き回るわけではない
ドラマとして成り立ってるのに躍動感がゼロ。

セガもセガだがDWも「ボーっとしてんじゃねえよ!」と言いたくなるくらいの情けなさである。

あとはサクラ大戦でのお約束要素もなく、DWがFGOのFate要素を抜いてサクラ大戦テイストまで抜いたカスカスの作品を作ってしまった。

こりゃあ人気は出ないはずで4ヶ月で見切られる羽目になった。

イベントも一応あるにはあったが、弱かった。
どうしてもウマ娘との比較では明らかに駄作の部類である。

こんな駄作を出したセガも名越稔洋が降格したらしい。

スクラッチビルドしたら旧作ファンを怒らせて
そっぽを向かれて、サクラ革命で一気に冷めて叩く側に回ったのも痛い。

名越はよっぽど旧作が嫌いなんだな、原作者の広井王子氏の想いの逆を行く作品を作ってしまった。

既存作をスクラッチビルドして新しく作り直したら余計酷くなったである。

まあ、親しい人も分析はしているからあまり詳しくは書かないが、ゲームとしては糞だったのは認める。

やはり成功作もあれやこれや試してから出したから成功がある、それに対してサクラ革命は、真面目にやったのか?と思える位の糞ぶりである。

却ってサクラブランドに傷がついた気がする。
これ以上出しても明るい未来はないのではないか?

まあ、名作の裏には駄作あり、ライトユーザーを取り込めるかで決まるとも言える。

ウマ娘はライトユーザーをも取り込んでヒットした。

かたやサクラ革命は旧作ファンを激怒させそっぽを向かれてしまい敵に回し、ライトユーザーも「DWのゲームだから大したことないだろ」で退いた感がある。

課金もウマ娘なら「やりたい!」と言う人がいてもサクラ革命なら「やるほどのものか?」とやりながら思ったくらいである。

まあ、簡単に言えば面白いのとつまらないのの差である。

声優陣もサクラ革命はかなり力入れていたんだがなあ、なんか虚しい。

ウマ娘も同じなんだがそれを生かすか殺すかはゲームの出来次第だと言うのが分かった。

ウマ娘の写真のUPだけなのも「ウマ娘は載せるに足りるがサクラ革命は載せるに足らない」と言う単純な理由である。

絵が今風のウマ娘とひと昔前のサクラ革命とでは比較対象からして話にならないと分析したからである。

言うなればウケた作品が勝ち、ダメな作品は負けと言う簡単な理由である。


サクラ革命サービス終了について

2021-05-05 10:42:00 | 日記
セガがディライトワークス(以降DWと略)と共同で昨年12月からサービスを開始した『サクラ革命』は去る4月に『6月30日いっぱいでサービスを終了します』と発表した。

昨年少し放送されたサクラ革命のアニメが好評(つかみとしての放映)の出来が良かっただけに
ソシャゲとして期待されたが、配信当初から「あのDWが作る」とか言う変な意味での悪評が先走り、結果スタートで躓いた。

『サクラ革命』はキャラ、声優、音楽はサクラ大戦シリーズを支え続け『新サクラ大戦』の音楽も手がけた田中公平氏と、申し分なかった。

しかしゲームを開発したDWのゲーム部分が拙かった。

DWには『FGO』と言うゲームがあるのだが、そのFGOの殆どパクリと言うか劣化版コピーをサクラ革命の肝である戦闘パートやその他システムに導入してしまった。

FGOも『Fate』の要素があるからやっていると言う人がいるくらいに出来はあまり良くない。

大体会社として体を成していないDWがまともなゲームを作れるはずがなく僅か4ヶ月でサービス終了の知らせが来てしまった。

ファンを取り込むゲームではなかったのも明白だが、課金してでもやりたい要素が0だったのとガチャが渋すぎたのも災いした。

キャラとかお話が良くてもゲームがクソ過ぎた。

『新サクラ大戦』はキャラはそれなりに良かったが、ストーリーがそれについて行けず、一本道過ぎたのと、アクションゲームにした結果、二人しか操れず『他の隊員要らなくね?』みたいな出来だったのが売れなかった原因である。

まあ、新サクラ大戦にもサクラ革命にも名越稔洋が絡んでいたのは事実である。
何がしたかったのか分からず名越は降格したが今を以て名越の言うスクラッチビルドとはなんだったのかと思う。

サクラ革命はキャラが一部では可愛くないとかブスとか言われたが、オレとしてはありであり
ストーリー性やキャラや世界観とかは新サクラ大戦よりは納得出来た。

しかし肝心のゲームがクソつまらなかった。
これに尽きる。

YouTube及びニコニコ動画でしくじり企業配信中のカカチャンネル氏が、イトマンの動画を作った理由が『龍が如く』の最新作のラストが気に入らなかった。と言う理由で反社会組織が絡んだイトマン事件を扱う理由に、セガの『龍が如く』の最新作のラストが気に入らなかったと言うのがあったのはなんか笑える。

同じセガと言うことと、『龍が如く』も落ちて来たなと思える。

しかし新サクラ大戦はしくじる、龍が如くもしくじる、サクラ革命もしくじるでセガのライフポイントは0ではないか?

それと『サクラ革命』にとって致命的だったのは同時期に配信されたCy gamesの『ウマ娘』がシステムを作り替えて配信されてそれがウケて競馬なんてしないユーザーからも支持されるヒット作になって『サクラ革命』が吹っ飛んでしまったことである。

カカチャンネル氏もウマ娘はやってるらしいし
最近YouTubeで多くのユーザーを増やしている『へんないきものチャンネル』のUP主のろう氏がハマり、同チャンネルの登場人物のたぬきさんがハマるためにモデルになった馬を歩く生き物インデックスのきつねさんが分かりやすく解説しているのもこのゲームがウケている理由である。

ろう氏は子供でも分かりやすい動画だけでなく本も出していて昨年は『キモいけどいいヤツなんです』を上梓、今年は『カワイイけどアブナイやつなんです』と二冊の本を上梓している。

二冊とも実吉達郎氏が監修に加わり子供でも分かりやすい本にいきものを解説している。

まあ、そんな話題のYouTuberや『面白い競馬チャンネル』のUP主もウマ娘にハマっている。

『サクラ革命』はせいぜいアンチの連中が叩くか、ナカイド氏(物申す系)が叩くかでまともに取り扱って貰えないか、『幻想ゲームクロニクル』のUP主が失敗の原因の追求をしているに過ぎない。

悪い方の批評の的になり、まともに取り扱う動画が少ないと言うのもこのゲームの敗因である
セガも責められて然るべしだがまともなゲームにしなかったDW一番の戦犯だと思う。

折角の名タイトルに泥を塗る行為をして責任すら取らないのだから。

比べたらいかんのだが、ウマ娘を配信するCy gamesはより良き作品を作るためにこれまでの成功に驕らず、色々な要素を入れている。

ウマ娘もかっては呪われた企画と呼ばれて評判も悪かったが、Cy gamesがデレステのいい所をトレーニングに、肝心のレースシーンのみならず、ステージを華やかにしているのもやはり良いものにしたいと言う意気込みが伝わる。

だからみんなが惹き寄せられる人気ソシャゲとなり、おすすめのタイトルになっている。

『サクラ革命』は一度もそうなったことがない
結局はストーリー性やキャラや音楽は申し分なかったが、ソシャゲ界でも悪名高いDWが手がけたとか、悪いイメージが先行し、出来たゲームもFGOの劣化コピーで、絵も古臭かったのも災いした。

惹きつける要素0なら話題にもならないのは当然である。

オレは見捨てる気はない、サービス終了まではやるが、その後そのままアーカイブで残すかはわからないが。

しかしこれでサクラブランドにケチがついて、『新サクラ大戦2は出ない』になったらやはりサクラ革命が足を引っ張った感が拭えなくもないし、サクラ革命のストーリーやキャラは好きなので黒歴史にして欲しくない。

サービス終了後は?多分ウマ娘に注力すると思う、ソシャゲはもうやらないと言う人はいるが
オレは違う、良いものはやり続けたい。

『サクラ革命』を短く一纏めに言うと、『組む会社を間違えた無念の傑作』と思う。

ソシャゲ版シルバー仮面だな、ウマ娘が円谷プロが制作して一時期はウルトラマンの視聴率を上回ったミラーマンだと思うと。