おはようございます。
新聞からです。 「ガザ全域で地上作戦」 イスラエル 南部に侵攻開始
ガザは周囲30キロほどの狭い地域ですね。そこに百万人以上の人がひしめいています。地続きのエジプトやヨルダンに
逃げたらいいのに、と思うのですが、国境を閉鎖されていて逃れることができないそうです。
ガザ地域に住んでいるのは主にパレスチナ人。この事件がなかったら聞かない名前ですが れっきとした民族。
中東の地図を見ると ここの近く左の方にバルカン半島があります。欧州の火薬庫と呼ばれていた時代もありましたが今は
コソボ紛争が落ち着いて小康状態ですが予断を許さないようです。又右の方角にも元ロシアが占領していたところに紛争
があります。アゼルバイジャンとアルメニアの領土問題ですね。その上に移ると ウクライナがあります。
今地図でぐるりと廻った辺りは 昔はトルコ、当時はオスマン帝国が占領していました。第一次世界大戦以降は
ロシアが侵略しましたが今は各地域の民族ごとに小さな国を作っています。
日本で馴染みのある 元大関の琴欧洲はブルガリア出身。同じく元大関の栃ノ心はジョージア出身です。
彼らが産まれた頃はソ連、でしたがやがて独立を果たしてそれぞれの国が興りました。
今は独立国ですがいつまた どこかの国に侵略されるかわかりません。
そんなことあるの?と思うでしょうが、幾度も侵略された歴史を持つ民族はゆっくり安穏とできないのです。
栃ノ心のお母さんが インタビューで 息子はニホンという先進国で立派に活躍出来て私は、誇りに思います。
と話されていました。ジョージアは小さな国で独立後もいつまたロシアの侵略を受けるか恐怖におののいているそうです。
それと比べたらニホンは平和で公平で努力すれば大きな報酬も得られる。夢のようだ、と栃ノ心も語っていました。
今隣り合わせのイスラエルとパレスチナが血みどろの闘いをしています。ところでこの両国には格差
国民の所得差は十倍以上もあるのです。だから平和な時にはパレスチナからイスラエルへ出稼ぎに出ていたそうで
それで収入を得ていたのが 今回の紛争でパレスチナ人はイスラエルから追い出されました。戻って家族と一緒に
なっても収入がないし 爆弾が降ってくるから逃れようにもエジプト側の国境検問所は扉を塞いだまま。
狭い地域で逃げることもできないままどうしたらいいのでしょうか。
ひとつマシなのが建物がレンガや石で出来ているので、日本の家屋のように全焼になることがないのでガレキの中
で身を守ることが辛うじて出来る…これは慰めにもならないことですが、それだけ悲惨な状態です。
何とか争いのない平和な生活が望ましいのですが、南米のエクアドルでキナ臭い動向が出てきました。
政治がうまくいかず安定しないと独裁者は他国との紛争で国民の不満を逸らす手法を常套手段として使うそうです。
もう、国って縛りをなくして全部同じにしたら良いのに と思ったこともありますが、先程の所得格差や住んでいる
環境など様々な要素があってみんな納得されません。
こんな地球を 異星人が見ていたら どんな感想を持つでしょうか(笑)