撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

阪神 武庫川(2013.6.9) 赤胴車7864F 回送

2017年06月19日 21時40分13秒 | 阪神
4年前の早朝に、尼崎車庫から武庫川線に出庫する2両編成の7864Fを撮りました。
かつての阪神の優等列車用の車両は赤胴車と呼ばれ、上半分はクリーム、下半分はバーミリオンの塗装でした。
2001年に登場した9300系以降は、上半分はプレストオレンジ、下半分はシルキーベージュの塗装に変更されました。
ちなみに、この塗装がジャビット塗装とも呼ばれて、最近は株主総会で何とかならないかと苦言を呈された塗装です。
また、在来8000系の赤胴車もリニューアルの際に同じ塗装に変更され、現在では本線を走る旅客列車では赤胴車は居なくなりました。
しかし、武庫川線用にワンマン化対応の改造をされて、現在でも2両編成で活躍する7681・7961形の3編成と7890・7990形の1編成は赤胴車の塗装のまま残りました。

武庫川線ではラッシュ時には2編成が運用されますが、夜間宿泊は1編成です。
そのため、早朝の尼崎車庫からの出庫、夜の尼崎車庫への入庫の回送が本線を走行します。
夏至が近く日の出が早い6月ですと、早朝の回送でもしっかり撮ることができます。

1枚目は、武庫川駅に向けて本線を快走する7864の回送です。
2両編成で短いですが、かつて特急などの優等列車として本線を快走した姿を彷彿とさせます。



2枚目は後追いで、武庫川駅を通過する7964です。
武庫川駅は、1級河川である武庫川の橋梁の上に川をまたいでホームが設けられた珍しい駅です。
一方、屋根の所に昔風の斜めに掲げられた看板が、懐かしい感じがします。