撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

三岐鉄道 穴太~七和(2017.11.25) 275F 普通 阿下喜行き

2017年12月01日 23時02分57秒 | 中小私鉄
昨日の投稿と同じ日に、三岐鉄道標準色の275Fを撮りました。
クモハ277は運転台の窓が大型の1枚ガラスでしたが、クモハ275は1977年に登場した270系のため2枚窓になっています。

275Fの付随車のサハ138は、1954年に三重交通時代に登場したサ360形で近鉄時代にサ130形に改番されています。
サ130形の中で近鉄内部線に在籍した車両はク110形、サ120形に改造され、四日市あすなろう鉄道に引き継がれて活躍していましたが、全車引退も間近です。
北勢線のサハ138は1977年の270系の導入時に両妻面に貫通路が設置されていますが、丸みを帯びた屋根やバス窓は健在です。

275Fの制御車のクハ145は、1960~62年の三重交通時代に登場したサ2000形で近鉄時代にサ140形に改番されています。
サ140形は270系の導入時に制御車ク140形と付随車サ140形に改造されたグループに分かれ、制御車には270系に準じた運転台が新設されました。

1枚目は、七和駅から穴太駅に向かうクモハ275の普通 阿下喜行きです。



2枚目は後追いで、穴太駅に向かうクハ145です。
サハ138とクハ145は冷房化改造されており、車端部に冷房装置や空調制御箱が設置されたため、大きなステンレスルーバーが設けられているのが分かります。