撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

京阪 千林(2012.12.2) 5554F 準急 出町柳行き

2023年12月07日 21時37分23秒 | 京阪
11年前に、京阪 千林駅で5000系を撮りました。
1枚目は、千林駅に向かう5554の準急 出町柳行きです。



2枚目は後追いですが、千林駅を通過する5604です。



以下の記事は過去に書いたブログの再掲になります。
1970年に日本で初めて登場した片面5扉の多扉車で、後に各社で5~6扉車が登場しています。
多扉車の元祖である5000系が、これらの車両と異なるのは平日朝ラッシュ時は5扉を使用して混雑緩和、乗降時間短縮を図り、それ以外は着席定員確保のために2、4枚目の扉を締切扱いとし、扉上部に収納している座席を出して他の車両と同等の着席サービスを確保されていることです。
そのため、他社の多扉車が先に引退していく中で5000系が最後まで現役だったのは、手間がかかると思われる座席昇降機構のメンテナンスときめ細かな運用のお陰と思われます。

しかしながら、ホームからの転落や列車との接触事故防止などを目的にホームドアの設置が進む近年では、多扉車の引退するのはやむを得ない状況であり、5000系も立派に使命を果たしたと思います。
この頃の5000系は、日中でも京阪間の通し列車に運用されていました。
5554Fは2016年の5557Fに続いて、5552Fとともに2018年に引退しています。