『名探偵コナン』特別編『神の名はK』読了。
映画もTVも原作も、恐らく1年間は進展しない。
今もディープな『コナン』ファンだったら、またも荒れていただろう。
が、最新の展開を知らないから、
批判する権利もなく、純粋に今後を心配できている。
そんな精神状態だから、久しぶりに見かけた「特別編」を手に取れた。
原作の今の複雑な設定を考えず、シンプルに謎解きに没入できる……
つもりで読み始めたら、嬉しい誤算。
序盤の小さな事件たちが絡み合い、
最終的には、とある組織の構成員との戦いへなだれ込む。
その組織の名前は「クロ」で始まるというフックも小気味いい。
一連の事件の黒幕については、早々にある程度察せる。
普段ならレギュラーキャラの位置に新規キャラがいるのだから。
だが、全体的にテンポ良く進むので、
寧ろ、分かりやすい爽快感を私は得た。
私が好きだった『コナン』は、この「特別編」に残っていた。
来年の映画、リハビリがてらに見てみるのも一興かもしれない、とさえ思えたひとときでした。
それでは。また次回。