好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その45)

2024-04-10 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感
『三姉妹は招くよ!獠ちゃんのスキー天国』
(高円寺姉妹編)

放映当時はスキーブーム。
毎冬、誰も彼もが出向いていた。

・チェーンタイヤを着けてるミニクーパー。貴重なカット。
・私が「眼鏡+スーツ+敬語」の属性にハマったの、『シティーハンター』のせいかもしれない。
似合いすぎなんだよ冴羽さん。

・次女のセーターにトンボの柄。
・(TIMEならぬ)TINEを読んでる長女。
・電話機の文字。「GOTE ISAINO」
・長女を持ち上げ運ぶ冴羽さん。
彫像みたいに動かしてしまう筋力。
・スキー場でのBGMに『ゴーゴーヘブン』。

・「あれ(=パイソン)本物よ。……冗談よ」
終始真顔で語る香さん。

・食事は長女の手料理。
・室内BGMはカセットデッキ。

・テキーラのウォッカ割りを飲まされた香さん。……よく生きてるな。

・雪なのに赤Tシャツを貫く冴羽さんの服装の謎。(ヒント:作画の都合)

・護衛のはずなのに、不寝番もせず、結局フツーにさらわれるのがCHクォリティ。

・獠が追跡に使った車(「CIBIE」の字を確認)のナンバー。
「33 は 0012」

・片手運転&鏡越し&背後の曲撃ちで敵を成敗、長女を救助。

それでは。また次回。

TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その44)

2024-03-27 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感
『子供100人に聞きました!?獠は僕らのヒーローだ』
(鷲尾ひさ子編)

悪党が隠したブツを巡り、男児たちが奮闘。
アニメ版の想定してる視聴者は、やはり小学生くらいだろうと感じる。

・タイトルは『クイズ100人に聞きました』のパロディ。
ゲストヒロインの名前も、鷲尾いさ子氏が元ネタか。

・「Barber Washio/鷲尾ひさ子 理容院/カット&パーマ」の料金表。

アンフリュアンスパーマ ¥6000
デュルシアパーマ ¥6500
クリニックパーマ ¥7000
メンズパーマ ¥6000
ストレート(読めない部分)500

カット&ブロー ¥3000
ブロー ¥1200
シャンプー ¥900
ヘアカラー ¥5000

・「しちぃはんたー」と発音してる次郎くん。

・冴羽アパートの食卓に「m&m's」のトースター確認。

・黒縁眼鏡の冴羽さんが掲げる『純粋理性批判』の本。

・香のハンマーに「100万馬力」の字。

・掲示板の文字

当方きれいな美男子!/文通の相手求む 文芸省二

XYZ 8時までに来て下さい/鷲尾一郎
新宿区靖国通り/丸山町二丁目

日本一汚い部屋の掃除屋求む/車あり!

・アニメ版『野上麗香編』でカットされた下着ネタがサルベージされている。
「こんなにうまくいくとは思わなかった……」(by一郎)

・獠、会話しながら、さりげなくバッグを改めている。

・取引時すぐにバッグの中を確かめないのが敵の抜けたところ。

・敵の銃。コルトの「COMBAT COMMANDAR」。
刻印がはっきり読み取れる。

・重機を使いこなす香すごすぎる。

それでは。また次回。

TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その43)

2024-03-06 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感
『女子心のクッキー記念日 胸ボクロと初恋の唄』
(夢野詩子編)

今回からしばらくアニオリが続く。
俵万智氏の歌集『サラダ記念日』大ヒットに便乗した回。
痴漢被害から本格ミステリネタに転がる脚本は白眉。
ただ、今の世の中でこの内容を扱うのはほぼ不可能だろう。

・電車の中吊りにパッションの広告。

・詩子、フランス映画を見る。
ジュテームなら私も分かる。

・掲示板の文字。
「先に行く!! あきこ」の走り書き。

・依頼人個人の自宅番号が書かれている当時は、おおらかな時代でした。

・スケコマシのサブ、登場。
香いわく、「いい男」「ハンサム」。
獠いわく「マジシャンかな?」

・しばらくの間、登場人物たちが三十一文字縛りの会話を続ける。

・マティーニグラスに赤の酒。
CH世界のXYZ(カクテル)?

・敵の車のナンバー。「2433」

・あれこれあったが、そもそも普通に女性が間に入って、詩子の身体検査すれば終わってた話でもある。

・食べたチョコがボンボンで、酒乱誘発。
後に『神村愛子編』にも使われているネタ。

・フィクションだと、「生まれてはじめて作ったお菓子」は大成功が常。

・ラストは「サラダ記念日」(この味が……)のパロディである、と現在は注釈が必要かもしれない。

それでは。また次回。

TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その42)

2024-02-07 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感
『冴子の妹は女探偵 翔んだ女の大捕物帳』
(野上麗香編)

・友村の交通事故。
タクシーと正面衝突。

・獠の台詞をはじめ、露骨な単語は全カット。
むしろやり取りが洗練されてる。
冴子の入浴シーンも出てくる。

・深町の車のナンバー。
「杉並56 よ 3-26」
よりによってこの数字列。

・深町についての会話をよそに、「ポカポンゲーム」で遊ぶ獠。
(人形同士がハンマーで叩き合うアレ)

・「日本一軽い男」宣言にも香のツッコミハンマー。

・深町の狙撃に獠、あっかんべ。
(原作はVサイン)

・トランシーバーの表示。「1-8014」。

・獠「俺は不可能を可能にする男なんだよ」
『FOOTSTEPS』背負って連射ピンホール。

・黒川の罠の展開が原作と全く異なる。
麗香は幼い男の子から封書を渡され、アパートを飛び出す。
「m&m's」の紙袋を持った香がすれ違う。
獠はパジャマで熟睡し、事に気づかない。
そして麗香の容疑はストレートに麻薬密輸。
なお、その際、獠は麻薬を舐めて確認している。

・日報の記事

黒川警視正逮捕/刑事二人も殺害/麻薬の横流し
関連暴力団組長も逮捕

不気味な背後!/友村刑事の汚名晴れる!/
報償金/残された家族に
(「m&m's」の広告アリ)

・友村家の様子を獠・香・冴子・麗香の全員で見守るラスト。
獠は自ら、姉妹の心情を詳しく述べる。
婚姻届ネタなどは全カット。
姉妹揃って獠に拳を一発打って終幕。

それでは。また次回。

TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その41)

2024-01-14 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感
『冴子の妹は女探偵(前編) 翔んだ女の大胆秘密』
(野上麗香編)

どこまで原作でどこからアニオリか分からなくなるほど演出が非常に自然。

・街に『カルタの女』の看板。
モチロン『マルサの女』のパロディ。

・視認できる掲示板の文言。
「先に行っている」
「国立競技場にいっていて下」
集会場所をかえました/のでTELして下さい」
渋谷駅の伝言板へ行け」
待って待って待った/何時間待たせるんだバ」
8時に喫茶店マドリッド/にいっている。一時間待ったら帰/る。ナポリの男」
雨がふってきそうなので/今日行くのやめます。」
早くこいよー これから/さそってやらないからな!!」
用事がすんだら早めに帰る/沢庵漬け買って帰るのわ/るなよ。」

・「獠の小遣い50パーセントくらいカットしなきゃ」(by香)
アニメ版の冴羽さんは小遣い制。

・麗香を口説く獠、「小心者」のハートマークのワッペンをシャツの胸に。
・トンネルネタを明かす前に、さりげなく穴の瓦礫が見えてる。
・地下トンネルを通る麗香のために“道になる”獠。踏まれたいの?
・獠、真面目に部屋を検分しながら
ぱんつ漁りながら、しかもポッケないないしながら。
それをしれっと取り返す麗香。

・獠「婦警さん?」
麗香「刑事です」

・獠いわく、冴子のバストトップは87。
・獠が探偵社の受付をしてる場面のBGMに『ゴーゴーヘブン』。

・受付のシステムが全く違う。
原作はプレゼントお断り。
アニメ版はプレゼント必須。 

・わるもん、行列に横入り→周りのクレームにドス振り回す→獠の銃。
獠の行動に正当性が増している。

・敵の車のナンバー。「2713」
・黒幕の会合場所。「HOTEL GRANSUN」。
・音を超える狙撃を避けて次回へ。

それでは。また次回。

TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その40)

2024-01-07 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感
『もっこりパートナー!依頼料はシャワーの後で』
(三崎彩編)

・スマートな脚本、軽妙な会話劇、丁寧な作画、心地よい楽曲。
30分単発アニオリのお手本のような回。
その一方、原作との解釈違いも多く、比較材料として用いる事も出来るだろう。

・香の読む新聞に、「m&m's」の広告。

・ホテルの名前はいつもの「HOTEL SUNCITY」。
因みに彩の部屋は575号室。

・香をこまめに褒める彩の強かさ。
当初は社交辞令半分以上だったかもしれないが、いずれ本気の賛辞に変わっていく。

・アニメ版の獠は、香に銃の管理を任せている。
……こりゃ、もしも銃に細工してたら即バレしますね。

・彩の服装。ロングスカートに深い横スリット。
全体的に冴子を連想させる造形。

・火器に関しては完全にギャグ描写。
パイナップルを投げつけられたらフツー死にます。
ロケラン至近距離で撃たれたらフツー死にます。

・(新宿ならぬ)旧宿警察署。

・獠が香に直接、破壊活動を教授している。
この時点で既に海坊主レベルの能力を香は持っている設定になる。

それでは。また次回。

TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その39)

2023-12-29 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感
『プッツンかぐや姫!獠も手を焼く記憶喪失』
(耀子編)

・まずタイトルの「プッツン」に時代を感じる。令和の今だと何だろう。不思議系とか? 

・食事してる耀子、明らかに、丸いキャベツかじってる。

・突如パイソンを手にしてる耀子。いつの間にスッたんだ、スラれたんだ。

・獠、スーパーで買ってきたというおでんとポン酒を差し出す。
実際問題、寝酒はあかんよ?

・一方、香は着々と仕事してた。
「良かった あと2、3枚撮れるわ」(フィルムカメラのチェック)

・獠「どうすんだ、写真なんか撮って」
いや、アンタ、身元探しの基本でしょうが。

・忙しい冴子、香の頼みを先送り。
もしこの時、冴子がすぐに写真を見てたら、それで話は終わってた。

・寄付の記帳に、「児玉兼太郞」と名前が。

・サエバアパートにアクションゲームのファミコン確認。

・「m&m's」のトラック登場。

・「RYO」「KAORI」の揃いのマグカップ。

・デーリィ・グラフの記事。「“お忍び留学”/美人王女の帰国!!」

それでは。また次回。

TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その38)

2023-12-10 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感

『新宿仁義一直線!着流し美人は弟子志願(後編)』
(吹雪菊之介編)

・菊之介のセッティング。
布団の邪魔とばかりに直立させられたベッド。

・菊之介の獠&香評。
「(先生と並べた)もう一つの枕は、もちろん香姐さんのに決まっておりましょう」
「獠先生には、香姐さんのような人がお似合いで」
「一目見て、似合いの夫婦だと」

・菊之介の夢を叶えようと奮闘する香。
ミニスカに白タイツ合わせる同性の優しさ。
(獠の感性だと素足かストッキングになりそう)

・ブランデーグラス割る悪役・鬼頭。こういうシーンの握力凄いといつも思う。

・ジャンプ読んでるメリーゴーランドの係員、ジャンプ読んでる。

・メリーゴーランドを暴走させる敵の意図が謎。体力消耗狙おうにも、その前に子供たちが被害者になりそう。

・相手の表現法に従い、「冴羽獠の一の子分」とシッカリ名乗る香さん。

・親分さん、身を呈して香を庇うが、全てを避けるのは、やはり無理筋だった。

・香、遊園地の呼び出し利用して獠たちを呼ぶ。ケータイが無い時代。

・京浜総合病院。親分の入院先。

・獠、原作第1話を踏襲した形(ベッドのダミーを撃たせ、自分は下に)で迎撃。

・菊之介、右肩に被弾、出血。ゲストキャラの“美女”でも容赦ない。

・組、解散!
一見ハッピーエンドに思うが。
跡目を継ぐと完全に覚悟完了してたのに、その梯子をいきなり外されるというのもいかがなものか。

・ギャグめいたエンディングだからか、曲の入りが特殊。ピアノメロが省略されてる?

それでは。また次回。


TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その37)

2023-11-19 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感

『新宿仁義一直線!着流し美人は弟子志願(前編)』
(吹雪菊之介編)

・全体的に作画レベルが高い。菊之介のピンク色の唇が印象深い。

・特殊な環境のみで育ったゲストキャラが世間を知っていくパターン。
花姫編や稚姫編、そして皆川由貴編に近い。

・開店30周年記念の「大虎」から事件は始まる。

・菊之介が立ち寄ったのが「花園神社」。鳥居に正しく表記されている。
で、そのすぐ横の路地を突っ切れば「大虎」がある。確実にゴールデン街の位置。

・序盤で既に『FOOTSTEPS』。勝ち確。
そのじつ、アクションシーンに、獠が舐めプしてるセル画が入ってる。

・どシリアス顔で「パンティ」のたまう主人公。

・もっと昔の世界観だったら、あるいは青年誌だったら、むしろ純潔を捧げるのが初手だろうな……と考える自分は歳を取ったと思う。

・日本中央競馬会のウィンズ新宿。

・弟子入りを請う菊之介に獠いわく、「あんたは好きでその道に入ったのかな?」

・敵地を重機でぶっ壊す菊之介。
敵の意趣返しであり、後の『芹沢綾子編』に通じるものがある。

それでは。また次回。


TVアニメ版『シティーハンター』雑感。(その36)

2023-11-05 | TVアニメ版『シティーハンター』雑感

『女子大生愛のツッパリ!誰かが私を狙ってる』
(正木由加里編)

「死にたがるゲストキャラ」という過激なモチーフが、「家族は絶対的に善人である」という人情噺に帰結する。
『片岡優子編』と一部構造が酷似。

・「Je vais me suicider.」(死んでやる)

フランス語のコレを難なく読んだ香と、「ドウイウ意味デスカ?」と彼女に訊く獠。

・崖の「崩れる石」。背景色と色味を揃えてるのは好い。

・「CITY HUNTER 冴羽獠」とロゴ入りの名刺を警備員に渡す獠。
(この時点ではまだ「冴羽商事」ではない)

・大学の化学薬品室の棚に、むき出しでビンが並んでる。
『岩井善美編』でも違和感あったが、当時はコレが普通だったのか?

・警備員、不審者(と勘違いされたリョウ)に、消火器噴霧。
大量に吸い込むと生命に危ないので、普通はやっちゃいけません。

・遊園地で「m&m's」を掲げてる観覧車。やっぱりコレもスポンサー?

・リョウを指して由加里いわく、「どっか暗いのよねアンタ」。

・BGMとして『砂のCastleのカサノヴァ』が用いられている。

・襲ってきた車。「新宿33 ふ 23-23」。

・ビルを下る階段、三つ。全く同じシークエンスのセル画が繰り返される。
・実の父親じゃないから娘が荒れている、という話を聞く香の心境は如何に。
・なすすべも無く由加里をさらわれる香。アニメ版の香ははエピソードごとに能力差が激しい。

・由加里の父親の車のナンバー。「新宿 を 59-63」
・由加里の閉じ込められた車のナンバー。「新宿55 ふ 7371」
・獠&香のフィアット500。「新宿57 ゆ 5707」

・ラスト、父親によるアクション映画ばりの活躍と叱咤、そして娘との和解。
逆に言えば彼らの関係は、これほどまでの刑事事件が起きなければ修復できなかったのだろう。

それでは。また次回。