(耀子編)
・まずタイトルの「プッツン」に時代を感じる。令和の今だと何だろう。不思議系とか?
・食事してる耀子、明らかに、丸いキャベツかじってる。
・突如パイソンを手にしてる耀子。いつの間にスッたんだ、スラれたんだ。
・獠、スーパーで買ってきたというおでんとポン酒を差し出す。
実際問題、寝酒はあかんよ?
・一方、香は着々と仕事してた。
「良かった あと2、3枚撮れるわ」(フィルムカメラのチェック)
・獠「どうすんだ、写真なんか撮って」
いや、アンタ、身元探しの基本でしょうが。
・忙しい冴子、香の頼みを先送り。
もしこの時、冴子がすぐに写真を見てたら、それで話は終わってた。
・寄付の記帳に、「児玉兼太郞」と名前が。
・サエバアパートにアクションゲームのファミコン確認。
・「m&m's」のトラック登場。
・「RYO」「KAORI」の揃いのマグカップ。
・デーリィ・グラフの記事。「“お忍び留学”/美人王女の帰国!!」
それでは。また次回。
『新宿仁義一直線!着流し美人は弟子志願(後編)』
(吹雪菊之介編)
・菊之介のセッティング。
布団の邪魔とばかりに直立させられたベッド。
・菊之介の獠&香評。
「(先生と並べた)もう一つの枕は、もちろん香姐さんのに決まっておりましょう」
「獠先生には、香姐さんのような人がお似合いで」
「一目見て、似合いの夫婦だと」
・菊之介の夢を叶えようと奮闘する香。
ミニスカに白タイツ合わせる同性の優しさ。
(獠の感性だと素足かストッキングになりそう)
・ブランデーグラス割る悪役・鬼頭。こういうシーンの握力凄いといつも思う。
・ジャンプ読んでるメリーゴーランドの係員、ジャンプ読んでる。
・メリーゴーランドを暴走させる敵の意図が謎。体力消耗狙おうにも、その前に子供たちが被害者になりそう。
・相手の表現法に従い、「冴羽獠の一の子分」とシッカリ名乗る香さん。
・親分さん、身を呈して香を庇うが、全てを避けるのは、やはり無理筋だった。
・香、遊園地の呼び出し利用して獠たちを呼ぶ。ケータイが無い時代。
・京浜総合病院。親分の入院先。
・獠、原作第1話を踏襲した形(ベッドのダミーを撃たせ、自分は下に)で迎撃。
・菊之介、右肩に被弾、出血。ゲストキャラの“美女”でも容赦ない。
・組、解散!
一見ハッピーエンドに思うが。
跡目を継ぐと完全に覚悟完了してたのに、その梯子をいきなり外されるというのもいかがなものか。
・ギャグめいたエンディングだからか、曲の入りが特殊。ピアノメロが省略されてる?
それでは。また次回。
『新宿仁義一直線!着流し美人は弟子志願(前編)』
(吹雪菊之介編)
・全体的に作画レベルが高い。菊之介のピンク色の唇が印象深い。
・特殊な環境のみで育ったゲストキャラが世間を知っていくパターン。
花姫編や稚姫編、そして皆川由貴編に近い。
・開店30周年記念の「大虎」から事件は始まる。
・菊之介が立ち寄ったのが「花園神社」。鳥居に正しく表記されている。
で、そのすぐ横の路地を突っ切れば「大虎」がある。確実にゴールデン街の位置。
・序盤で既に『FOOTSTEPS』。勝ち確。
そのじつ、アクションシーンに、獠が舐めプしてるセル画が入ってる。
・どシリアス顔で「パンティ」のたまう主人公。
・もっと昔の世界観だったら、あるいは青年誌だったら、むしろ純潔を捧げるのが初手だろうな……と考える自分は歳を取ったと思う。
・日本中央競馬会のウィンズ新宿。
・弟子入りを請う菊之介に獠いわく、「あんたは好きでその道に入ったのかな?」
・敵地を重機でぶっ壊す菊之介。
敵の意趣返しであり、後の『芹沢綾子編』に通じるものがある。
それでは。また次回。
『女子大生愛のツッパリ!誰かが私を狙ってる』
(正木由加里編)
「死にたがるゲストキャラ」という過激なモチーフが、「家族は絶対的に善人である」という人情噺に帰結する。
『片岡優子編』と一部構造が酷似。
・「Je vais me suicider.」(死んでやる)
↑
フランス語のコレを難なく読んだ香と、「ドウイウ意味デスカ?」と彼女に訊く獠。
・崖の「崩れる石」。背景色と色味を揃えてるのは好い。
・「CITY HUNTER 冴羽獠」とロゴ入りの名刺を警備員に渡す獠。
(この時点ではまだ「冴羽商事」ではない)
・大学の化学薬品室の棚に、むき出しでビンが並んでる。
『岩井善美編』でも違和感あったが、当時はコレが普通だったのか?
・警備員、不審者(と勘違いされたリョウ)に、消火器噴霧。
大量に吸い込むと生命に危ないので、普通はやっちゃいけません。
・遊園地で「m&m's」を掲げてる観覧車。やっぱりコレもスポンサー?
・リョウを指して由加里いわく、「どっか暗いのよねアンタ」。
・BGMとして『砂のCastleのカサノヴァ』が用いられている。
・襲ってきた車。「新宿33 ふ 23-23」。
・ビルを下る階段、三つ。全く同じシークエンスのセル画が繰り返される。
・実の父親じゃないから娘が荒れている、という話を聞く香の心境は如何に。
・なすすべも無く由加里をさらわれる香。アニメ版の香ははエピソードごとに能力差が激しい。
・由加里の父親の車のナンバー。「新宿 を 59-63」
・由加里の閉じ込められた車のナンバー。「新宿55 ふ 7371」
・獠&香のフィアット500。「新宿57 ゆ 5707」
・ラスト、父親によるアクション映画ばりの活躍と叱咤、そして娘との和解。
逆に言えば彼らの関係は、これほどまでの刑事事件が起きなければ修復できなかったのだろう。
それでは。また次回。