佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

島ガールプレミアム企画(虚構新聞が現実新聞となりました)    投稿者:佐渡の翼

2016年09月01日 05時19分18秒 | 佐渡観光に関するアイデア

佐渡汽船は、2016年8月9日、東海汽船とのコラボプレミアム企画として、「島ガールプレミアム企画」と言う旅行商品の販売を開始した。9月22日新潟港出発の二泊三日の女性限定の佐渡旅行企画である。全食事付きで、宿泊は佐渡八幡館の貴賓室で、最終日の両津から新潟までの移動にはときわ丸のスイートルームを利用すると言う豪華旅行で、費用は39,800円である。詳しい旅程についてはこのジェットフォイルのプレミアムクラスと「ときわ丸」の特等で行く豪華佐渡ツアーのご案内」と言う虚構新聞を下敷きにして企画した内容だった。その旅程を読めば読むほど実に上手く虚構新聞のアイデアをパクってある。当ブログでは、「佐渡旅行に関するアイデアは自由に採用して頂き、魅力ある旅行商品の開発に役立てて欲しい」と公言しているので、佐渡汽船や東海汽船さんのお役に立てたのは何よりである。

一日目は新潟港発11時30分のジェットフォイルに乗船し、両津港到着後は佐和田に移動して、ご当地グルメである天然ブリカツ丼を味わう。その後は、妙宣時を見学した後、西三川ゴールドパークで砂金採りを体験し、佐渡八幡館の貴賓室に宿泊。八幡館の貴賓室には12畳の和室が二室と6畳と3畳の和室があるので、最大募集人員である15名までの宿泊が可能なため、その部屋を貸し切りにする模様である。従って、見知らぬ者同士でのプチ贅沢合宿の様相を呈する宿泊となる事を承知の上で申し込みをすべきであろう。お風呂は源泉掛け流しの大浴場で済ませるとしても、朝のトイレや化粧台などは順番待ちになりそうで、海外旅行では、貴賓室クラスの広さのスイートルームを独り占めして宿泊する筆者などは余計な心配をしてしまうが、袖すり合うも多生の縁かもしれない。

二日目は、佐渡金山を見学後、真野の「しまふみ」でランチを楽しみ、その後は小木へ移動してたらい舟体験と宿根木散策。そして八幡館への帰途に真野の尾畑酒造の酒蔵見学が組み込まれている。

三日目は、無名異焼のろくろ体験をした後、佐渡乳業のソフトクリームを齧りながら加茂湖畔の佐渡味いちばでお土産購入。そして両津港発12時40分のときわ丸のスイートルームに乗船し、新潟港へと戻る旅程だ。スイートルーム内では、虚構新聞ではときわ御膳なるお弁当が振舞われる予定になっているが、この企画ではときわ丸バーガーに格下げされている。ただ、スイートルームには最大8名までしか詰め込めないので、募集人員が最大の15名に達した場合は、残りの7名は特等室利用となるであろう。両者の違いは、ソファーが革張りである事と、リビングと寝室の間に仕切りがある事くらいなので。それは大した違いではなく、参加者から「部屋のグレードが違う」と言う文句は多分出るまい。

この企画、既に催行が決定したそうだが、台風の影響などで欠航が相次いだ場合は、帰りの配船がおけさ丸になる可能性がある事を承知しておかねばなるまい。

ところで、この企画は非常に良く出来ているのだが、良く見ると、サイトのパンフレット画面の貴賓室の部分にベッドルームの写真が掲載されている。八幡館のHPでの貴賓室の間取りを見る限り、貴賓室にはベッドルームがない。ベッドルームがあるのは貴賓室よりグレードが低い特別室である。この企画を考えた担当者は、貴賓室と特別室を混同しているように思う。サイトで貴賓室と説明されている部分に対応する画像は八幡館の特別室のベッドルームと思われるので、この画像を八幡館貴賓室の30畳の居間の写真に差し替えた方が良いのではないだろうか?もしそうする時間的な余裕が無ければ、畳の上での就寝になる事を事前に旅行参加者に説明しておくべきであろう。猶、この旅行の申し込み締め切りは9月11日との事です。

今後佐渡汽船は、この企画の売れ具合とアンケート調査での利用者からの反応を見た上で、次年度の企画を練り直すと思う。「二日間連続で、八幡館での夕食を食べるのは飽きた」と言う意見があれば、一泊目は八幡館での食事とし、二日目は泊食分離で、島内の好みの飲食店での夕食を選べるコースを設定したり、二泊三日以外に一泊二日の短期コ-スを設定したり、二泊目をホテル大佐殿の貴賓室や、ホテル吾妻の露天風呂付き最高客室(初音)に設定するなど、旅行者のニーズに合わせた細かい商品設定を行うだろう。いずれにせよ、この旅行商品の肝は、島内の観光コースは定番設定としながらも、移動手段と宿泊をプレミアム設定にして旅の付加価値を高め、消費者への訴求力を強めている点である。従来の佐渡汽船旅行部は、佐渡への旅行企画に際しては、往復の佐渡汽船利用を、片道はジェットフォイルにしても、別の片道は二等設定のままとし、希望者に限り、二等から一等あるいは特等へのアップグレードを受け付けると言う手法に終始して来た。だが、当ブログのアイデアは、片道はジェットフォイルで移動させるのだが、別の片道は多人数での同室利用ならば特等室を割り引き運賃で利用させると言う斬新的な視点だった。この手法が上手くいけば、年中空席で運航しているカーフェリーのスイートルームや観光閑散期の特等室を、プレミアムツアー利用客に限り安価な値段で開放する事により、収益増加に繋げる可能性が高まるだろう。過去のバブル期と違い、昨今の佐渡旅行は安価な団体旅行主体から高付加価値の個人旅行へとシフトしている現状を見逃してはならず、その旅行ニーズに合わせたきめ細かな商品展開が求められている。

旅の最大の楽しみは、風景鑑賞や地元の人々との交流に加え「食べる」である。移動手段と宿泊に加え、食のプレミアム設定も組み込んだ究極の佐渡へのプレミアムツアー商品の開発も進んでいるのかもしれない。


もしも「佐渡伊勢丹」があったなら    投稿者:佐渡の翼

2012年08月03日 03時02分57秒 | 佐渡観光に関するアイデア

佐渡市商工観光課は、低迷する佐渡観光を盛り上げる起爆剤として、新潟伊勢丹の佐渡出店を後追しする計画であることを明らかにした。現在でも新潟交通バスステーションに隣接する形で、ギフトショップ専門の伊勢丹関連ショップが営業中だが、伊勢丹はこの店舗を閉鎖した上で、日本海をのぞむ相川地区の高台に新店舗をオープンさせる計画だ。伊勢丹によると、店舗は4階建てで、そのコンセプトは「お洒落で清らかな島佐渡」をイメージしたものになるという。業態は百貨店形式ではなく、島民よりもむしろ、流行に敏感な島外の人々をターゲットにしたセレクトショップ形式にするという。佐渡市商工観光課と東京新宿にある伊勢丹研究所が協同で1年に渡り、綿密なマーケットリサーチを繰り返した結果、充分採算が取れると判断し、店舗開設に踏み切ったとのことである。計画では、1階が、佐渡産の限定品を集めた販売フロア、2階にレストラン街を配置し、3・4階は佐渡市の少子化対策とタイアップした、子供向けのアミューズメントスペースにする予定。島外のマスメデイアが最も注目するのは、1階フロアに陳列されたレア物商品だ。厳選された、「佐渡島内でしか手に入らない名品・逸品」がずらりと並ぶ予定。その一部を紹介してみよう。「佐渡の有名蔵元が貯蔵する門外不出の銘酒を、伊勢丹が独自のルートで買い付け、期間限定及び数量限定で販売する」コーナーが目を引く。日本酒愛好家の耳目を集める存在になりそうだ。女性が喜ぶバッグ売り場には、佐渡特産の竹細工の技法を生かし、ルイヴイトン社とコラボレートした、佐渡限定のルイヴイトンの竹篭バッグが置かれる予定だ。バッグの留め金部分には佐渡特産の赤玉石が配置され、そこにさりげなくLVのロゴが彫り込まれている。竹細工とルイビトンのブランドの融合という意外性が実に新鮮だ。こうしたコラボレーションがしかけられるのも、伊勢丹ならでは。島外のブランド愛好者及びセレクトショップのバイヤーなどが大挙して押しかけそうだ。一方カジュアル衣料のコーナーには、佐渡特産の裂き織り生地で仕立てたジージャン風ジャケットや、尻のフラップポケット部分を裂き織りで作成したTrue religionのジーパンなどがdisplayされていて、若者にも大人気のショップになりそうな予感がしてくる。その他、木で組み立てる佐渡汽船カーフェリーの大型模型、地元の佐渡島民でも知らない隠れた有名史跡の写真集、鬼太鼓の演じ方を収録したDVDなど、大人も子供も楽しめるアイテムでいっぱいになる予定だ。佐渡汽船は、佐渡伊勢丹で1万円以上の買い物をした乗船客に、帰りの船賃を1割割り引くサービスで島外からの買い物客誘致に全面的に協力することを申し出ている。伊勢丹は、佐渡汽船の発着に合わせて、両津港ターミナルと佐渡伊勢丹を結ぶシャトルバスを無料で運行する予定だ。

これは、ルイヴイトンのロゴ入り輪島塗。輪島市が提案したご当地産業とブランド品とのコラボレーション例である。

2階のレストラン街に目を転じると、これまたお洒落なショップが目白押し。このフロアで営業する飲食店は、全て佐渡産の食材だけを使用することを義務付けられている。全国夕日百選に選ばれた相川の夕日を眺めながらのデイナーが楽しめる、懐石風フレンチレストラン「イル・ビゴーレ」は既に半年先まで予約で一杯とのことだ。佐渡出身で首都圏で活躍する若手シェフに経営を委託する。メニューの一部を紹介しよう。「前菜(さざえのうに和え、鮎の一口鮨、しただみのスパイス焼き白アスパラ添え)、有機野菜のマリネ、へんじんもっこの生ハム添え、かぼちゃの冷製スープ、メインは、(佐渡産すずきのロースト、野菜のヌイユ仕立て)あるいは(佐渡牛のロースグリル本わさび風味)のいずれか一品、食後に佐渡産チーズの盛り合わせ、デザートは、沢根団子・自家製のヨーグルトシャーベット、ハーブテイ」。佐渡汽船は、デイナーを楽しんだ後、新潟へ戻る客の利便性を高める意味もあり、従来から要望の高かった、両津及び新潟発9時台の深夜便の復活を検討中とのことだ。

佐渡の地魚をろばたで焼いて料理する居酒屋は島内では定番だが、旬の魚の素材のよさを生かし切る料理人を島内から厳選して採用し、佐渡の旬の魚介類を寛いだ雰囲気で楽しめる、ろばた焼きを併設した和食のお店、「いわゆり」がオープンする。「寒ぶりづくしコース」「牡蠣づくしコース」「ヘルシーな佐渡の海藻づくしコース」など季節毎に、特定食材づくしのコース料理も提供する。都会にありがちな、メニューの品数が多いなんでもありのチェーン店風居酒屋を排し、良質な佐渡産食材のみを使用し、品数を押さえた創作和食料理を提供し、島内外の食通者を取り込む戦略だ。

佐渡島内の隠れた有名ラーメン店が月変わりで出店する、「佐渡ラーメン情話」には行列が絶えないのではないかと、早くもラーメン好きな人々の関心を集めている。島外からの客が行列するため、佐渡島民でもなかなか食べられないという皮肉な現象も起きかねないとの懸念も出始めている。ちなみに初回は、「二見食堂」が出店する。

佐渡前の握りずしコーナーには、佐和田の「りき寿司」が満を持して、「りき寿司プラス」の店名で出店する。内装は、銀座久兵衛の内装をてがけたデザイナーがプロデュースしたもので、シックで落ち着いた店内となっている。味は折り紙つきだが、更に個室も用意されており、洒落たデートスポットとしての利用も想定した作りとなっているのがうれしい。

中華に関しては、出店希望者は多数いたものの、料理の質がチェーン店のそれを越える域を出なかったため、出店は断念し、変わりに、佐渡産和菓子を味わう甘味喫茶を設置することで落ちついた。レストラン街の料理の一部は、1階フロアでも販売される予定だ。イートインコーナーもあり、レストラン街に入りきれなかった観光客が行列するのを心配する声も上がっている。

家族連れの買い物客に配慮し、3・4階のスペースには、やや高級な子供向け用品やおもちゃの売り場が配置され、子供の遊び場や親子の休憩所も設置される。更に保育師が常駐しているので、子供を預けてから、夫婦で映画や演劇を楽しめる、ミニシアターも併設する予定だ。又、島内初のファミリーレストランの誘致も打診中である。

佐渡伊勢丹構想は、島外からの観光客の誘致ではなく、買い物客の誘致に主眼をおいており、実に斬新な発想である。その意味で、島内外から注目を集めているプロジェクトと言えよう。成功の鍵は、往復4千円の船賃を払ってでも買いに行きたいと思わせるような魅力的な商品開発と品揃えであろう。伊勢丹の仕入れ販売のノウハウを生かしながら、佐渡島民が、いかにして独自の商品を発掘し続けていけるのか、まさにその力量が問われている。佐渡伊勢丹は、子供、若者、大人からお年寄りまで、幅広い世代が楽しめるエンターテインメントの場としての利用が見込まれているが、島外からの買い物客を、その後の観光にどのように誘導していけるのかが今後の課題になりそうだ。

以上は2007年7月24日にウエブ上で公開された、翼君の処女作にして不朽の名作である「佐渡伊勢丹構想」に関する創作話(あくまでもアイデアに過ぎないフイクション)である。当時から翼君の文章作成能力の高さと優れた情報発信力並びにその感性の豊かさに着目する島民は多かったらしく、コメント数は95件に達し、そのあまりにも鮮烈なデビューはその後の多くの人々の耳目を集める結果となったのはご存じのとおり。その後、翼君は、島内の飲食店や宿泊施設の辻斬りを重ね、その評価能力を不動のものとした。彗星の如く出現し、そして黒船来襲のように迎えられた翼君だが、2008年4月にパクリ事件をすっぱ抜かれるに及び、これで一巻の終わりかと思われたが、それが返ってその人気に火を付けたのだから、正に「禍福は糾える縄の如し」「失敗は成功の元」を地で行く翼君であった。翼君は、挫折をバネにして不死鳥の如く蘇り、成功を収めた経営者のビジネスモデルになるかもしれない。

かつて、麻布十番にあるミシュラン★★の和食屋「かどわき」が、中国産の安っぽいトリュフにトリュフ油を塗ったトリュフ丼を、フランス産と偽って提供したのを週刊誌がすっぱ抜いた事があった。血管の中を血液の代わりに赤ワインが流れている、川島なおみらのグルメ通芸能人もころっと騙され、美味いと言って食べていたのだから、血管の中を普通の血液が流れている女などは容易に騙される。皮肉にもトリュフ事件以後、芸能人も騙されるほど旨いのかと、「かどわき」には予約が殺到したそうだ(詳しくは東京いい店やれる店参照の事)。医療事故をおこした大学病院へ、事故後患者が殺到するのも同じ心理で、事故の再発予防策が徹底したから、二度と事故は起こさないだろうと思う患者心理が働く結果だそうだ。翼君のパクリ事件は、パクル必要などないくらい文才に溢れた人なのに、どうして?と思う人々のはてな興味心理をブログ閲覧へと導かせる効果があった。いずれも怪我の功名の代表例であり、人生七転び八起き、転んでもただでは起きない精神が必要を実感させるに充分なエピソードである。

なお、提案されたアイデアの幾つかは5年後の今、佐渡島内の各所で結実している。「佐渡伊勢丹構想」が今後の佐渡観光活性化の参考になれば、それは筆者の望外の幸せである。なお、旧記事に加筆して新規掲載する手法をrehash(焼き直し)と呼んでいる。

 伊勢丹地下のスイーツコーナー。


旧相川税務署をお洒落なカフェにしてみたら?    投稿者:佐渡の翼

2012年07月10日 05時02分40秒 | 佐渡観光に関するアイデア

相川羽田町に、尾崎紅葉や太宰治らが宿泊した文豪ゆかりの宿として有名な佐州館がある。この宿が廃業した後、個人で建物を維持管理するのは困難との旅館の当主のお話を当ブログが記事にしたのが、2009年の1月であった。筆者は、この建物を何とか再生して残せないかと思っていたが、同様な思いの人が佐渡市役所にもいたようで、2010年に佐渡市がこの建物を買い取り、内部を改装し、耐震補強工事を施した後、2012年7月に、「佐州おーやり館」と言う名の観光拠点として再出発させた。筆者は、ブログで佐渡市に色々言ってみるものだなと感じたのは、文化財探訪マップに次いでこれで二度目である。佐渡金銀山世界遺産登録のためには、相川に残る歴史的建造物の保存、及びその内部の有効活用に関する努力が必要だろう。旧相川拘置所の内部が改装され、一般公開の日も近いと思われるが、次は、長坂と西坂の起点に建つ、旧相川税務署こそ、横浜の山手にある異人館のように、内部をお洒落なカフェにでも改装して公開すべきだろう。京町通りにある「のら犬カフェ」さんが、最初はこの建物内部でのカフェ営業を目論み、旧相川町の役人達と交渉したが、結局、適わぬ夢と終わった。だが、当ブログはあえて声を大にして言い続けたい!旧相川税務署に関しては、2006年まで、佐渡市間連の団体が利用していた事実がある。内部の一部をレストランやカフェに改装し、金銀山間連資料の保管庫に併設して運用する事は可能ではないだろうか?のら犬カフェさんの提案時には頑なに拒否した役人も、時代の変遷と、これだけの金銀山遺跡への関心の高まりを慮れば必ずや考えを変えるだろう。佐渡観光のアドバイザーたる、佐渡の翼教の教祖様のお告げが現実の物となるかどうか、今後の展開に期待したい。

なお、文豪ゆかりの名宿と言えば、それは小木にもある。尾崎紅葉が小木の芸妓「お糸」さんを見初め、そのラブロマンに花咲かせた舞台としての「ごんざや旅館」がそれだ。残念ながら、ごんざやさんは今年閉館したが、この旅館は、紅葉ゆかりの書画骨董を多数所有しており、御当主は、毎年それらを倉庫から取り出し、陰干しをし、大切に保存していらっしゃる。それらの文化財は佐渡島の宝であり、万万が一、ご主人にもしもの事があれば、佐渡市の文化財保護課に相当するセクションがそれらの保存事業を継承せねばならぬ。ごんざや旅館と、その真向かいにあるオールド喜八、そして天南荘の三施設は伝統的歴史建造物として、佐渡市が保護せねばならぬ大切な施設であろう。


「そいのん」を利用した観光ナビゲーションシステム    投稿者:佐渡の翼

2010年03月01日 06時00分43秒 | 佐渡観光に関するアイデア
つい最近、佐渡市が、ユーザーと共に作る携帯向け観光ブログなるものの開発事業に補助金を出す旨を市のHP上で公告した。ユーザーが観光地で撮影した動画などが投稿できる、事業者と観光客が一体化したブログらしいが、大変失礼ながら、果たして観光客増に繋がるのかどうか疑問符が付きそうなサイトになりそうな感じがする。いかにもお役所が作成したような具体性の乏しい「業務概要」を読む限り、そのような印象を持ってしまう。一方、佐渡情報検索携帯サイト「そいのん」(http://soinon.jp/regist.html)の開発プロジェクトリーダーたる真野のレストラン「こさど」の店長「伊藤善幸」氏によれば、当ブログで「そいのん」を紹介したり、サイドバーに佐渡汽船就欠航情報自動メール配信システムの登録方法の案内を貼り付けてから「そいのん」のヒット数は徐々に増えているそうである。誠にご同慶の至りである。是非とも伊藤氏におかれましては、先行する「そいのん」の周知普及を図り、そしてコンテンツを充実させ、この官費補助による後発の携帯サイトを蹴散らすくらいの勢いで頑張って頂きたいと思うし、それについての応援を当ブログは惜しまないつもりである。そもそも似たような佐渡観光情報検索携帯サイトが二つも必要であろうか?これこそ事業仕分けの格好の対象では無かろうか?と思うのは筆者だけではあるまい。

さて、前置きが長くなったが、このような携帯観光情報サイトを利用した島内観光ナビゲーションシステムのアイデアをここに開陳したいと思う。まず、「そいのん」のコンテンツの中に、島内の幾つかの観光スポット巡りをナビゲートする専用サイトを設置する。そして、主に佐渡百選に選定された観光地を巡るコースを用意する。「史跡巡りコース(例えば、村雨の松→根本寺→大膳神社→世尊寺→妙宣寺→国分寺)」「芸術・文化体験コース」「佐渡グルメ巡りコース」などなどである。起点は佐渡汽船両津港ターミナル内にある佐渡観光協会とする。ここで「そいのん」中の観光スポット巡りサイトにアクセスし、好みの観光コースを選択した後、開始画面をクリックする。すると、まず「今夜の宿は?」の画面が現れる。「予約あり」を選ぶと宿の検索画面に切り替わるので、予約済みの宿泊施設を探し出しそれを最終目的地として登録しておけば、観光終了後は自動的にその宿までナビゲートしてもらえる。「予約なし」を選ぶと、最終観光スポット近辺の宿泊施設の候補が幾つか画面に現れる。その中から予算に応じた宿を選んで予約しておけば、同様に観光終了後は自動的にその宿まで案内してくれる。宿の手配を済ませたらいよいよ観光の始まりだ。「観光開始」をクリックすると、第1訪問地へのナビゲートが開始される。とりあえず「史跡巡りコース」を選び、まず、両津の「村雨の松」まで案内されたとしよう。そこへ到着すると、「村雨の松」と名付けられた由来を説明する音声ガイドが流れてくる。この音声ガイドは、どの観光スポットに到着しても自動的に流れる仕組みにする。音声ガイドが終了すると、「第二訪問地」と言う文字が画面に表示され、それをクリックすると第二訪問地へのナビが開始される。これを繰り返し、4~5箇所の観光スポットを経由して最終目的地に到達するようなコース設定を行う。第二訪問地は根本寺である。もし、定期バスを利用してその目的地に向かう観光客がこのナビを使用した時に備えて、乗車すべきバスの路線、乗降する最寄のバス停名、バスの時刻表などを同時に閲覧できるシステムにする。ナビの地図上にはルート上に点在する美味しいお店の店名や穴場的な観光スポットなどが出現し、そこをクリックすると、そこまでのおおよその距離と到達所要時間(徒歩、自転車、車別に分けて)が表示される仕組みにする。お店については電話番号に加えて店主の一押しメニューなどがサンプル画像と共に表示される仕組みにする。つまり、現在の「そいのん」の佐渡情報検索システムと地図ナビを融合させたシステムの構築を目指す。お店に関しては「食べログ」のように訪問者が、お料理や店内雰囲気についての口コミ情報を画像と共に投稿できるようなシステムにし、情報の双方向性も目指す。勿論、主要な観光スポットには、その詳しい解説を携帯で閲覧させるためのQRコードを貼り付けた看板を設置しておく事は言うまでもないし、佐渡汽船の改札出口の所に、この観光ナビ専用サイトにアクセスするためのQRコードを貼り付けた大きな看板を設置しておけばいいだろう。ナビの利用料は有料だが、大した額ではない。しかし、この観光ナビシステムには携帯電話の通じにくい秘境の地などはコースに組み入れる事はできないし、携帯電話会社により電波状況が異なってくるため、どのキャリアでも通信可能な地域の範囲内にコース設定が限られるのは止むを得まい。勿論、途中で観光を切り上げて宿へ向かう事も可能だし、他の観光コースに乗リ変える事も可能だ、予めナビの操作方法に関するマニュアルを手渡されるが、それでも操作方法が分からなくなれば、マニュアルに記載された救助用の緊急携帯電話番号をダイアルすればいい。

とまあ、この程度のアイデアならば「伊藤善幸」氏の聡明なる頭脳の中には既にその青写真が描かれているであろうから釈迦に説法かもしれない。

今月から「そいのん」が正式稼動する。読者諸氏におかれましてもコンテンツ充実のための様々なアイデアをお出し頂ければ望外の喜びである。






入島税構想の復活          投稿者:税の素人

2009年04月04日 06時13分21秒 | 佐渡観光に関するアイデア
佐渡観光の絶頂期に、入島税、所謂観光税を徴収しようという構想が一時期持ちあがった事があったが、結局不首尾に終わりこの話は沙汰止みとなった。それ以後、この話題は封印されたままであった。現在佐渡市の温泉施設を有する宿泊施設では一人150円の入湯税が徴収されている。そこで、温泉施設を持たない宿泊施設の宿泊客から、同額の入島税を徴収してはどうかという提案なのだ。この観光税、既に東京都では導入ずみだ。

佐渡市の独自財源としての入島税を議論の俎上に乗せようとすると、この不況でしかも観光産業が斜陽の真っ只中に、正気の沙汰かと思われるかもしれない。しかし、筆者の入島税という新税創設構想復活の真の狙いは、市の収入の増加を目的としたものではない。温泉施設を持たない宿泊施設のサービス向上が目的なのだ。つまり、入島税の課税対象となる宿泊施設は、課税により、温泉施設を持つ宿泊施設以上のサービスを宿泊客に提供しないと客が寄り付かないという構図になるだろう。そしていかにして、入島税を支払ってでも泊まりたいと思える宿にするかに各宿泊施設が腐心するようになる。その結果、宿のサービスの質の向上が期待しうるのではないかと思うのだ。このように書くと、何だか、お宿に課税して(実際に納付するのは宿泊客だが)、サービス向上に努めるようプレッシャーをかけているように思えるかもしれない。

しかしこれだけの荒療治をしないと生き残れないほど、島の各宿泊施設は観光客の減少に苦しんでいる。各宿泊施設に融資して保護しようという政策がもっともよくないと思う。増税で各施設に奮起を促すという逆転の発想こそが各施設の足腰の強化につながるのではないだろうか。そうは言っても、もとより、税の素人が書いた駄文である。無視して頂いてけっこうである。

参考文献:大阪三郎著:「佐渡に吹く風」考古堂

エコアイランドを目指す佐渡市がやるべき事   投稿者:佐渡市オンブズマン

2009年03月08日 19時23分25秒 | 佐渡観光に関するアイデア
佐渡市には刮目すべき観光資源があまたあるにも関わらず、その周辺施設(飲食店、宿泊施設、土産物屋)の営業能力の低さゆえに、観光客が集まらないのだと私は思っている!このブログを読んでいてある事に気づいた。覆面調査員氏なるものが、佐渡のある人気店を訪れ、そこでの一番人気のお料理を食べ、正直にその感想を投稿したと仮定しよう。そして、書いてあるお料理の感想文が観光案内本に記載されている内容とはやや違う内容だったと仮定しよう。そして、それを読んだ旅行社、旅行客、島民などが、何故そのような違いが生じたかの問い合わせがそのお店に殺到したと仮定しよう。例え店が忙しい最中にそのような電話がかかってきたとしても、それらをさりげなくうまく処理して、客を呼び寄せるべく努力をするのが本当に実力のあるお店なのだと私は思う。羽茂の某お店のように。。。

ま、これはほんの一例に過ぎない。叩けばいくらでもほこりは出てくるが、あえてそれは言わない。いくら佐渡観光協会や佐渡市観光課が佐渡の良さについて宣伝活動をしても、肝心の観光の実働部隊やインフラの質が貧弱では、他の観光施設には到底太刀打ちできないと言う事を理解すべきなのだ。彼らが身銭を切り、調査員氏と同じ活動をし、その結果としての生の声を発信しようとすれば、理想・理念と現実のギャップの大きさに改めて気づくと思う。机上の論理ではなくまず現場を知るべきなのだ。それとも、知っている現場の状況があまりにもお粗末なので、それらの公開を躊躇っているのだろうか?

話が横にそれたが、佐渡市は観光よりも力を入れるべき分野が他にあるのでは無いかと言う事を主張するための前フリとして、観光不振の現状分析を持ち出しただけである。佐渡市が今後生き残るためのキーワードは観光などでは無い!ずばり、「グリーンニューデイール政策」だ!早い話が、石炭・石油などの化石燃料に依存しない産業創出である。佐渡の外海府では冬季に強烈な北西の季節風が吹く、これを利用した風力発電、更に南佐渡の一部で試みられている太陽光発電、そして温泉地帯の地熱を利用した発電などだ(これの普及に関しては三大阻害要因があるという。1)電力会社2)温泉施設3)国定公園法(景観が悪くなるから))。つまり、二酸化炭素の排出を抑制した環境に優しい産業であり、これらが今後伸びていく可能性がありうる。これは意外に裾野が広い分野なのだが、高コストゆえ、その導入には政府も本腰をいれていない。しかし、日本はそれに関する高い技術を持っているにも関わらず、国内では様々な規制があるために、その開発は進まず、もっぱら海外でその技術が活用されるという皮肉な構図になっているのが現状だそうだ。しかし考えてもらいたい、10年前の携帯電話の重さと普及度と現在のそれとの違いを。いや、計算機の方が理解し易いだろう、10年前には何万としたものが、現在では100円ショップで売られているではないか!例え最初は高コストでも、その価値が認められ普及すればコストは自ずと下がっていく。10年後にはどこもかしこも、グリーンニューデイール政策の先駆けにしてそのモデル自治体として成功体験をした佐渡市を真似する自治体が続出するだろうと私は本気で思っている。

画像は、都心の某高級ホテルの中華料理レストランの広東野菜のガーリック炒めである。

佐渡丼      投稿者:佐渡島男

2009年02月08日 07時01分39秒 | 佐渡観光に関するアイデア
3月10日の佐渡の日に合わせて、様々なイベントが計画されている。しかし、佐渡弁当コンテスト以後、お料理に関するコンテストと言うものが開催されていない。誰かが以前に提案していたように記憶しているが、佐渡限定の丼を市内の飲食店十数店に依頼して作製してもらってはどうだろうか?佐渡ゆえ海鮮丼が中心になると思うが、佐渡産のお野菜だけで作った天丼だってあるだろうし、佐渡煮しめを乗っけただけのシンプルな丼でもいい。「アジのつみれ丼」「おけさ茶漬け丼」など様々なアイデアがある。各店が独自の個性を発揮したオリジナル丼を作製し、丼の容器には無名異焼きなどを採用すればより佐渡らしくなる。お米は勿論、朱鷺の認証米使用を義務付ける。価格は1000円から2000円程度で提供する。この丼を佐渡の日に合わせて一斉に各店で提供したら面白いなと思う。

佐渡にもユニクロを    投稿者:佐渡の翼

2008年12月21日 07時00分06秒 | 佐渡観光に関するアイデア
筆者は数年前に、佐渡でほかほか亭(現在はホットモットに改称)が大繁盛していると聞いて腰を抜かした事があった。都会なら、それこそ石を投げれば当たるくらいの距離の範囲内に、この手の弁当屋が密集しているので珍しくも何ともない。主に中流以下の所得層や肉体労働者などが顧客の中心のような印象を受ける。そうしたお店が佐渡で流行る理由は何かを質したら、「佐渡にはこの手のお店がないからさ」とのお返事。ふーむ、そこで考えた。両津の南埠頭ビルの最西端の南北4区画を佐渡市が借り上げ、ここにスターバックス、ケンタッキーフライドチキン、ユニクロの3店舗を誘致する構想だ。残りの1区画は佐渡限定の特産品を販売する「ほんまもん市場」の常設場所とする。この3店舗は佐渡島民の憧れの店舗ではないだろうか?新潟に渡った島民の多くが、お土産にと、ケンタのフライドチキンを持ち帰るのは、都会人が、行列してようやく手に入れた「クリスピー・クリーム・ドーナツ」を持ち帰る時の気分に似ていなくもない。スターバックスができれば、佐渡のお洒落な女の子が、カフェラテを飲み、i-podで音楽を聴きながら、携帯メールをチェックする姿が目に浮かぶ。混雑してくれば当然相席になる。素敵な男の子が真向かいにでも座ろうものなら、自然に恋が芽生えたりして。。。そんな想像もしてみたくなる。ユニクロに至っては、都会ではゴミ袋にしかならない、ユニクロのロゴ入りのビニール袋に手回り品を詰め込み、それを大事そうにそして誇らしげに脇に抱えながらジェットフォイルから降りていく佐渡のおじさんを見た事がある。まるで使い込んで破れんばかりのルィヴイトンのロゴ入りの手提げ紙袋に化粧品を詰め込み、そしてそれを大事そうに膝の上に乗せて、電車で通勤する丸の内のOLのように。何ともいじましい限りだ。確かにユニクロは、ブームが去り一時期は株価も下がったが、この不況下にも関わらず、逆に株価は右肩上がりで上昇を続けているのだと言う。安くて良質な衣料品が節約傾向の強い昨今の消費者に人気をよんでいるのであろう。もしユニクロが佐渡に出現したら、しまむら、ワークマン、アメリカ屋などに飽き飽きした、お洒落さんが殺到するかもしれない。

勿論、この3店舗が採算を見越して自発的に進出してくるわけがない。彼らに採算が見込める最低売上高を提示してもらい、もし売り上げがそれを下回る場合は、市が赤字分を補填する制度を設けるのだ。商売が軌道に乗り、利益が出るようになれば、売り上げの何割かを佐渡市に支払う制度にすればよい。そうすれば佐渡市も儲かるだろう。これを市長選の公約にしたら若年層の投票率アップにつながるのではと考えるのは、気の早い初夢だ。


定額給付金再び            投稿者:自治体関係者

2008年12月12日 11時26分57秒 | 佐渡観光に関するアイデア
本日の新潟日報のオンライン版によると、「緊急経済対策として政府が実施方針を決めた定額給付金の支給方法について、長岡市の森民夫市長は11日、市議会の一般質問の答弁で、長岡市の店舗だけで使える商品券での給付を国に提案したが断られたことを明かし、「国が細かく縛るのは不満に思っている。いろいろなやり方が考えられるのに、市町村を信用していない」と批判した。」(新潟日報のオンライン版から引用)とあった。

どうやら筆者と同じ考え方をする首長がいたようである。国が断った理由の一つについてだが、「定額給付金を共通商品券で支給する方法は、共通商品券を有する長岡市にしか適応できない」というものだった。しかし、これはおかしい!何故なら、同様の共通商品券を有する佐渡市にも適応可能だからだ。いやひょっとしたら、新潟県内には、佐渡市や長岡市のような自治体は他にもいくつかあるかもしれないし、全国レベルではもっとあるかもしれない。それらを精査した上で、長岡市と同様の意志を持ついくつかの自治体がスクラムを組んで総務省に働きかけてはどうであろうか?地域経済の活性化という点に於いては、現金よりも地域限定の商品券の方が遥かに有効だと思うからだ。佐渡市議会でこの事が話題になっているかどうかは筆者は知らない。

佐渡観光協会の株式化     投稿者:佐渡の翼

2008年12月09日 13時49分32秒 | 佐渡観光に関するアイデア
本日の新潟日報の報道によると、「低迷する佐渡観光の振興策として、佐渡観光協会と佐渡市、県などが「佐渡観光推進戦略会議(仮称)」を発足させ、官民挙げて観光客誘致を図る構え」のようだ。「同会議には国、県、佐渡市のほか、島内の観光関連業者やJA、漁協など合わせて二十数団体が参加する見込み」とのことだ。筆者は恐らくこの動きは、現在は社団法人である「佐渡観光協会」を将来的に株式会社化する事を視野に入れた流れの一環ではないかと思っている。既に、北海道のニセコ町では5年前に全国初の観光協会の株式会社化を成し遂げている。モデルケースとして大いに参考になるのではないだろうか。現在の佐渡は、かつてのニセコ町のように、農業、漁業、観光業、宿泊業、行政などが、それぞれ違う方向を向いて個別に情報を発信しているように思えてならない。佐渡観光協会と佐渡市観光課は確かに密接に連携を取りながら有機的に機能しているように見える。しかし、その活動には佐渡市民が積極的に参加するという要因が欠けているし、利潤追求型の組織ではないため、他の観光地との差別化に成功するような高付加価値型の独創性の高い観光商品を開発しきれていない気がしてならないのだ。

佐渡市民から出資を募り、市、県も出資して、第三セクター方式で佐渡観光協会を株式会社化し、経営を民間主導にする。そうすれば、株主や一般市民からの様々なアイデアを吸い上げて、迅速な意志決定の下に、魅力的な観光商品の開発販売が可能になる。出資した佐渡市民も株価が上がり配当が増えるとなれば、その経営を全力で支えるのではないだろうか?新穂の佐渡社中の土屋さんも、ご自身のブログで数年前に同様の提案をしていたように記憶している。

10月1日付けで、JTBを定年退職した大阪ご出身の方が、佐渡観光協会に観光地域プロデューサーとして着任したとのことだ。彼の着任しての印象の一つは、「観光従事者の間に、口コミの強さ、怖さの自覚が足りない」ことだそうである。筆者もそのとおりだと思っている。彼には、是非共民間経営のセンスを生かした助言で、佐渡観光協会に新風を吹き込んでもらいたいと期待している。

参考文献:1)ニセコ町:「全国で初めての観光協会の株式会社化」の概要のPDF
2)佐渡を考える(ブログです)

画像は11月午前の新潟発のガラガラのジェットフォイルの船内です。

定額給付金とやら       投稿者:自治体関係者

2008年12月08日 06時35分51秒 | 佐渡観光に関するアイデア
政府与党の総選挙対策のバラマキ経済対策と揶揄される「定額給付金」制度。そもそもは定額減税という話だったが、これでは所得税を納めていない人達に対する恩恵とはならないという声が出て、いつのまにか定額給付金にすりかわった。しかし、この給付金の財源は元はと言えば我々が国に納めた血税であり、それを戻すわけだから「定額還付金」と言うべきだと言う声も根強い。「定額給付金」と言う名称では、確かにお上が下々の者に恵んでやる分配金という印象が強い!この「定額給付金」制度、国民の間ではすこぶる評判が悪いようだ。一時的にせよ1万2千円何がしかをもらっても、数年後に待ち構える消費税増税によりしっかりと取り返されるという事実を国民はとうの昔に見抜いているからだ。あるメデイアの世論調査によると、国民の6割がこの制度に反対だという。筆者も、2兆円の財源があるのなら、それを医療・福祉・年金などの社会保障に当てるべきだと思っている。しかし、「もし、定額給付金制度が実施されたら、あなたは受給するか?」という質問には約8割の人が「受給する」と答えている。受給に際し、所得制限を設けるか否かは自治体の裁量に任せるとされたが、各自治体共、所得制限を撤廃する方向で足並みを揃えようとしている。筆者も支給されたら勿論受給するつもりだ。

この「定額給付金」制度は、第二次補正予算案に含まれており、国会審議が始まる来年にならなければ詳細は何も決まらないし、実際の支給開始は早くても来年の3月以降だ。ところが給付の実務を取り仕切るのは各自治体であり、自治体のどの部局がこれを担当するかで今内部がもめているという。佐渡市も例外ではなかろう。「定額給付金」制度が経済対策と言うのなら、経済部、佐渡市なら企画財政部の担当であるが、生活支援という目的なら福祉関係の部局、佐渡市なら福祉保健部の担当になる。いや、政府与党がもともと選挙対策用の飴玉として持ち出した話だから各自治体の選挙管理委員会がやるべきだという笑えない冗談まで飛び出している始末だ。解散総選挙の可能性が遠のき、選挙管理委員会は暇だからというのがこの冗談が飛び出した根拠だそうだ。

ところで、この給付金をかつての地域振興券のように、商品券で配布するという議論は出てこないのだろうか?給付金が支給されたとしても、恐らく島民の大半はそれを貯蓄に回すか、生活必需品の購入にあてるだろう。贅沢品の購入に当てる人などはまずいまい。佐渡島内の全ての商業施設で使用可能な全島共通商品券(島外使用は不可)を、給付金の代わりに配布すれば、佐渡経済の活性化につながるし、貯蓄行為による消費拡大の阻害という懸念も払拭できるのではないか?つたない頭でそのような事を夢想している。給付金の支給方法は銀行振り込みが原則とされているが具体的な支給方法はまだ何も決まってはいない。それどころか、政府与党内の一部では、政権浮揚効果は乏しいとして、この給付制度を見直す動きまで出ているようなのだ。

佐渡のよいとこ調査隊      投稿者:佐渡の翼

2008年11月27日 14時00分55秒 | 佐渡観光に関するアイデア
昨日の佐渡市のホームページに、佐渡よいとこPR担当官様が、「佐渡よいとこ調査隊」(http://sougo.city.sado.niigata.jp/kikaku/sadoyoitoko/sadoyoitokochoosa.jsp)を発足させたとの記事が掲載されていた。当ブログの2007年11月22日の「佐渡の隠れた名所発掘隊」という記事に似たようなアイデアだが、けっこうな企画であり、大いに推進して頂きたいと思う。ただ、島民がどれほど協力してくれるかはまだ未知数だ。よいとこブログの10月12日掲載記事に、「佐渡の面白珍風景募集中」と書かれてあった。それから約1ヶ月半が経過したが、その間、画像を送ってくれた島民がいたのかどうか定かではない。担当官のブログを読む限りでは、どうやらその形跡はないように思える。そこで、「佐渡よいとこ調査隊」を結成し、佐渡のよいとこ、珍風景、美しい景色などに関する画像や情報の提供を求める作戦にうって出たのではないだろうか。しかしこれも無償でそれらの提供を求めるシステムに過ぎない。筆者は、何らかのインセンテイブなシステムにして、島民に動機付けを与えなければ、今回もまたアイデア倒れになりそうな気がしてならない。

筆者が担当官ならば、毎月の報告者の中から抽選で2-3名を選び、1万円相当の現金以外の物を贈る報奨制度にする。例えば以下のような物の中から一つを選んでもらうのである。

1)佐渡汽船カーフェリーのスイートルームの無料乗船券
2)佐渡島内の宿泊施設の1泊分の無料宿泊券
3)佐渡島内の商店でしか使用できない商品券
4)佐渡島内のスナック、バー、クラブなどで2時間の飲み放題が可能なクーポン券

こうすれば、佐渡のよいとこ情報を収集しやすくなるだけではなく、地域振興と島内企業への市税の還元策にもつながる。この制度に要する予算は年間30-40万円程度である。佐渡のよいとこをPRする費用としては安いものではないだろうか?


佐渡のよいとこ宣伝ブログ大賞    投稿者:元佐渡市観光課職員

2008年10月25日 08時21分51秒 | 佐渡観光に関するアイデア

佐渡市は、10月1日の観光庁発足を機に、佐渡の良いところを紹介する「佐渡よいとこPR担当官」ポストを新設し、担当官が毎日更新するブログも立ち上げた。ところがこのブログ、お堅い文章で綴られており、業務日報の域を出ていないのではとの批判もあった。何より、市民からのコメントが掲載されない形式に、「お役所仕事の典型」との陰口もたたかれていた。そこで、佐渡市観光課は、佐渡が島の観光振興を目的に、佐渡の様々な観光スポットを紹介している、佐渡観光関連の民間ブログに目を付け、それらの中から5件ほどを選抜し、毎年末に、観光関連業者を中心とする有識者懇談会の場で、最優秀ブログを決定し、それに「佐渡のよいとこ宣伝ブログ大賞」を与えるという構想をぶちあげた。最優秀ブログには賞金10万円を進呈し、合わせて、佐渡市ホームページへのリンク権を付与し、更に毎月のブログ利用料(といってもたかだか数百円に過ぎないのがほとんどだが。。。)も佐渡市側が肩代わりするという特典も付けた。

市の担当者は、「佐渡のよいとこだけではなく、あえて佐渡の悪いとこも紹介し、どこを改善すれば佐渡観光が上向くかを論じたブログ」も大歓迎だとのことだ。「佐渡のよいとこ宣伝ブログ大賞」の応募要項の詳細は近日中に発表される予定。自薦他薦を問わず応募を受け付けるが、匿名ブログの応募は不可。市側は、「このブログコンテストを機に、佐渡観光関連のブログのレベルが向上し、そしてブログの更新頻度が増し、常に新鮮な情報発信が維持される事を期待したい」と話している。

以上は全て作り話です。ご注意下さい。


ついに出ました佐渡弁当コンテスト!   投稿者:佐渡島娘

2008年10月19日 08時16分51秒 | 佐渡観光に関するアイデア
私は昨年の10月29日の記事で、主として佐渡産食材を使用した、佐渡百選弁当コンテストの開催を提案いたしました。今秋、朱鷺の放鳥に合わせて、佐渡のアイデア市長さんが、「朱鷺弁当をコンペ形式で作り、最優秀作品を放鳥のセレモニー時に招待客に振舞うよう」にと、関係者に指示を出したそうです。急な事でしたが、数軒の弁当業者が実際に試作した弁当サンプルを持ち込んだとのことです。しかし、この面白い構想も、残念ながら関係者が振り回されただけで日の目をみずに終わり、結局朱鷺米使用のおにぎりに変更になったようです。

本日の佐渡観光協会のホームページを見ましたら、「佐渡弁当コンテスト」の料理作品募集!の記事がアップされていました。「応募者は、個人・企業・島内・島外・プロ・アマチュアなどを問いません」とのこと。応募締め切りは、11月17日、審査会は11月29日に佐渡八幡館で行うそうです。ようやく「佐渡弁当コンテスト」が開催されます!佐渡島内の料理自慢の皆さん、奮ってご応募下さい。なお、画像は上野駅で購入した駅弁、秋の吹き寄せ弁当「秋露のささやき」(1200円だったかな?)です。

国仲平野のお寺早巡り競争(自転車使用で)   投稿者:元佐渡市観光課企画係

2008年09月05日 08時57分41秒 | 佐渡観光に関するアイデア
佐渡の国仲平野には、網の目のように農道が張り巡らされています。更には、順徳上皇、日蓮、世阿弥ゆかりの寺々なども多数点在しています。そこで、自転車を利用した、それらの寺々の早巡り競争のイベントを企画してみました。テレビチャンピオン佐渡知り尽くし王選手権のアイデアを一部借用しました。

両津港を起点に、国仲平野の、本間家能舞台、清水寺、根本寺、長谷寺、大膳神社能舞台、妙宣寺、世尊寺、国分寺、真野御陵、実相寺、妙照寺、黒木御所跡、慶宮寺、などのうちのいずれかの寺を全て巡った後に、両津港に戻るラリー形式の競争です。一番早く両津港に戻った人がチャンピオンです。チャンピオンには佐渡産の無農薬こしひかり1年分が贈られます。どのお寺を巡るかは、レース開始1時間前にならないと公表されません。参加者は、この1時間の間に、どのような農道を利用してお寺を巡れば勝てるかの戦略を練ります。佐渡島内は勿論、島外からの参加者も大歓迎です。島内の裏道を知り尽くした島民が有利と思われますので、ハンデイを与える意味で、島民は通常の自転車使用に限り、島外からの参加者には、電動アシスト自転車の使用も認めます。

佐渡島内の観光スポットを巡るサイクリングマップが昨日佐渡観光協会のホームページで公開されました。電動アシストレンタサイクルで、佐渡七福神巡りなんてツアーも企画すると面白いのでは。

画像は一の谷の妙照寺です。この記事は、昨年の9月29日に旧佐渡の翼に投稿された記事の内容の一部を改変したものです。


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i8ロードスター動画2

i8ロードスター動画その3

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佐渡の翼管理人

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