佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

夏の佐渡の岩牡蠣(佐渡「漁場」)    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月31日 06時34分43秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
加茂湖の養殖牡蠣が味わえるようになるのは9月以降。その代わり、5月から8月までは天然の岩牡蠣を楽しめる。この岩牡蠣をコース料理の中に加えるよう、事前に店主にお願いしておいた。画像は一個食べた後に慌てて撮影したものだが、実際は5ピース出てきた。岩牡蠣の身はクリーミーで、正に海のミルク!チーズのような濃厚な味わいである。しかし、冬の牡蠣が持つ独特の磯の香りや旨みが少し欠けているような風味なのがやや気になった。

店主に、この牡蠣は佐渡のどこで獲れたのかを尋ねてみた。すると店主は「本日私がこの梅津の海岸でテトラポットにへばりついているやつを獲ってきました」とお答えになった。テトラポットの上にいる牡蠣でも天然には違いない。しかし、本当の岩牡蠣はもっと深い岩場にへばりついて生息しているのだという。これを獲るには酸素ボンベをかついで潜らなければ獲れないので、深場に生息する岩牡蠣はかなりの高級品になり、新潟や築地あたりに出荷され、佐渡ではなかなか手に入らないのだそうだ。この時期、佐渡島内のお寿司屋さんをいくつか覗いたら、「岩牡蠣あります」という張り紙をよく目にしたが、値段はそれほど高くはなかった。


梨の木地蔵    投稿者:史跡巡りの旅

2008年10月31日 06時32分53秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット
このお地蔵さんについてはあまりにも有名なので詳しい解説は割愛させて頂く。子供の病気平癒がかなったお礼にと人々が身代わりの小さな地蔵を置いていったのが溜まりに溜まり、ついに地蔵堂に入りきらなくなり、野外に置かれ、何千という地蔵集団を作るに到ったというのだ。島内の人だけではなく、子供の病気快癒にご利益ありとの噂を聞きつけた日本全国の病児を持つ親達が地蔵を置きに来るのだという。

場所は、真野の国道から佐渡郷土伝説館方面に向けて車を走らせ、赤泊方向に向かう。峠道にさしかかると右手に「梨の木地蔵」の標識が見える。この小道を登るとすぐに地蔵集団が見えてくる。2007年の佐渡国味海道のパンフレットの表紙になった子抱き地蔵の写真は恐らく冬にここのお地蔵様を撮影したものではないかと思い、薮蚊に悩まされながら、その地蔵を探してみたがついぞ発見には到らなかった。この梨の木地蔵、真冬に訪ねるのも一興か。

代わりに、真新しい子抱き地蔵を発見(画像1)。そして本尊を祭った地蔵堂の賽銭箱には「防犯カメラ有り」の張り紙が(画像2)。。。大勢の子供が見ている前で賽銭泥棒なんかして恥ずかしくないのか!そう思いながら、賽銭箱の周囲を見渡したが防犯カメラらしきものはなかった。なんだ「はったりか」。。。これを珍風景と言うべきかどうか・・・



鮑のバター味噌炒め(佐渡「漁場」)    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月30日 06時19分21秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
「漁場」さんはお店で提供するお料理の一部の通販も行っており、ホームページを見ると、この鮑料理はお店の名物料理のようだ。バターと味噌というと、和洋折衷のようだが、意外にも合う組み合わせなのだ。旬の大振りな鮑をバター味噌で炒めると、味噌の風味がバターのしつこさを中和し、まろやかな味わいに変化してくる。鮑は実に柔らかく、お酒が進む一品であった。

しかし、鮑の肝の調理法に関しては、魚晴さんの和風鮑ステーキには遥かに及ばなかった。この夏、鮑のステーキを、佐渡の三箇所で味わってみた。美味しい順番に並べると、トップはやはり小木の「魚晴」さん、次いで「花の木」さん、そして漁場の順であった。

「佐渡の食材を知尽くした店主が、漁師の目で旬の素材を厳選し、それを料理人の腕で丁寧に手間暇かけて仕上げております」とホームページには書いてあるが、正にそのとおりのお店である。

赤泊の田辺邸の望楼     投稿者:桂 一角

2008年10月30日 06時17分13秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット
県道の佐渡一周線から一本奥に入った赤泊のメインストリート沿いに可愛い八角部屋が乗っかったお家がある。地元の豪商田辺九朗平が建てた望楼との事だ。大勢で入ると床が抜けそうになるため(かどうか分からぬが?)、現在内部は観光客には非公開とのこと。赤泊のランドマークタワーとでも言うべき、洒落た明治の木造建築物です。彼がこの建物を建てた理由だが、北前船の入港を観察するために建築したという説と、欧州の真似をしたかったからという説とがあり定かではないそうだ。

この田辺邸の望楼の下にあるお家のガラス戸には鍵がかかっており、どなたも住んでいないようだ。見ると、所有者と思われるお方の名前と連絡先の携帯電話番号を表示した張り紙が貼られており、「御用の方はこの番号にお電話して下さい」と書かれていた。

早速、この番号に電話すると、男の方が電話口におでになった。私が「すみません、望楼の中を見学させて頂きたいのですが」と恐る恐る切り出すと、「現在、望楼の内部を整理中ですので、今のところ見学はご遠慮頂いています」とのお返事。そこで、「では内部の整理が終了したら見学させて頂けるのでしょうか?」と再度尋ねたら、「ええ、現在その方向で準備を進めていますのでいずれは公開する予定です」と実に前向きなご返答だった。

いずれは望楼の中を見学できる日がやってきそうです。

ホテル吾妻再び   投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月29日 15時46分41秒 | 佐渡のお宿評価
本日の佐渡観光協会のホームページを見ていたら、「佐渡のお宿ごはん革命」なるタイトルで、個性的なお宿料理に力を入れているホテルとして、七浦海岸の「ホテル吾妻」さんと、加茂湖畔の「ホテル志い屋」さんが紹介されていた。筆者は、「ホテル志い屋」での宿泊経験はまだないが、「ホテル吾妻」さんのお料理の素晴らしさについては、9月にこのブログで報告させて頂いた。とかく画一的で個性に欠けるお料理しか提供しないと揶揄される佐渡の宿泊施設の中で、お料理が出色のできばえと調査員が高く評価したお宿は、「花の木」さんと「ホテル吾妻」さんである。「花の木」の女将さんは、農林水産省が選定した「地産地消仕事人」の一人として佐渡で唯一選ばれた料理人であり、既に佐渡テレビで紹介された。そして今回は「ホテル吾妻」さんと「ホテル志い屋」のお料理の独創性が評価され、紹介された。企画物に参加する宿泊施設以外で、特定の宿泊施設が佐渡観光協会のホームページで紹介されるのは異例のことだ。今後、こうした流れは、佐渡の異色のお料理屋さん紹介にも繋がっていくのではないかと密かに期待している。

「ホテル吾妻」のお料理のフレンチ風の技法や和食のレベルの高さに、シェフが東京で修行を積んだのではないかと書いたが、筆者の目にくるいはなかったようである。ホームページによれば、中島料理長は、「自身の舌を磨くために毎月東京にでかけ、料理の勉強会に参加」しているとのことだ。これで得心がいった。特に、朝食の洗練された料理センスに、都心の高級ホテルの和朝食の雰囲気を感じたのは、毎月の板さんの修行の賜物だったのかもしれない。


佐渡観光協会のホームページでは、「一度宿泊して、ある料理が美味しかったから、次に宿泊する時は、こんどはこれが食べたいね」と楽しみにしてリピートする、そんな時代が来るのはそう遠くないかもしれないと、まとめていたが、それを現実のものとしているのがホテル吾妻さんなのだ。今冬の忘年会を「ホテル吾妻」さんで行おうと企画する、佐渡の幹事さんが増えそうである。

参考にしたホームページアドレスは、(http://www.visitsado.com/)です。

赤めばるの塩焼き(佐渡「漁場」)    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月29日 08時44分17秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
美味しいお造りを食べ終わらないうちに、赤めばるの塩焼きが出てきた。ちょっとペースが速い!店主に、もう少しゆっくりと出して下さいと注文をつけた。すると店主は「はい、ぼちぼちやらして頂きます」と答え、調理速度をややスロウダウンさせた。この塩焼きは焼き加減が絶妙で抜群に美味しい!めばるは煮付けにしても焼いても美味い旬の魚だ。

そうこうするうちに、帰省中とおぼしき若い女性二人連れがやってきて、何を注文するのかと聞き耳を立てていたら、「納豆巻き」を注文していた。佐渡の地魚料理のお店に来て「納豆巻き」の注文はないだろう。そう思いながら次の一品を待つことにした。やがて、予約客らしき集団が来店した。そのうちのお一人は帰省での訪問らしく、おやじさんに、「何で梅津に移転したの?」と尋ねたが、おやじさんは「今は忙しいので事情は後で話しますから」と答えていた。


丹下左膳の作者の生家は無かった    投稿者:とある旅人

2008年10月29日 06時42分52秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット
旧赤泊村の徳和地区に丹下左膳の作者、林 不亡(本名、長谷川海太郎)の生家があることは、県内はもとより地元でも意外に知られていない。7月のとある週末に、赤泊から静平方面に抜ける道を北上してみた。途中のガソリンスタンドで、おじさんに作者の生家の場所を尋ねたら、「ここから600~700メートル先の左手にあるよ。朽ち果てた感じだけどね」との答えが帰ってきた。「佐渡紀行」(1995年発行)という本には、「築百年の茅葺屋根の平屋建て」と書いてあったが、教えられた場所にはそれらしき家が見あたらない。周りには民家があるものの、休日の昼下がりだというのに人っ子一人いない。徳和の集会所まで降りてきて、たまたま駐車場で遊んでいた小学生に尋ねてみたが、「そんな家は知らない」という。

うーんおかしいなあーと思い、それらしき場所にひっそりと佇む一軒屋の中を覗いてみた。おじいさんが一人で、高校野球地区予選で快進撃を続ける佐渡高校の試合をテレビで見ていた。このおじいさんに、「丹下左膳の作者の生家」の場所を尋ねてみた。おじいさんが難聴のため、大声で何度も「丹下左膳の作者の生家」と叫ぶ羽目に。このおじいさん、やおら立ち上がるとよろけながら奥へと消えていき、しばらくたってから赤泊郷土資料館のパンフレットを持参し、それを渡しつつ、「丹下左膳の作者の生家は無くなったんだよ」とさみしげに答えた。画像がその跡地と思われる場所です。

「漁場」の先付けとお造り   投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月28日 06時17分30秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
お酒は、金鶴の辛口大吟醸をお願いした。ホールスタッフはおねーさんの一人だけ。カウンターに置かれた敷き紙には「春夏秋冬」の文字が。。。旬の魚として、「飛魚、真鯒、キス、鮑、さざえ」と書かれていた。店主は以前は毎日漁に出て、その日に獲れた魚を仕込み、夜に客に提供していたが、現在では魚の仕入れの一部は仲間の漁師に任せ、料理に専念することが多くなったと言う。しかし今でも週に2-3回は漁に出るのだという。

先付けは、画像2の向かって右側から、ばい貝の甘煮、しったか、そして蛸の卵である。しったかとは尻高が縮まった言い方で、佐渡ではしただみと言うのだそうだ。貝類はいずれも美味しかった。漁師の役得とも言える珍味とされる蛸の卵は、梅肉和えにしてあったものの、調査員の口には少し合わなかった。

お造りは、魚の種類を店主がわざわざ紙に書いて渡してくれた。最上段が左から飛魚、カンパチ、二段目が鰺、真鯛、三段目がひらめ、ボタン海老、赤めばる、手前がさざえ、蛸、烏賊である。いずれも本日揚がったばかりの新鮮な佐渡産の魚尽くしである。山葵は残念ながら練山葵。しかし刺身の鮮度が抜群だったのは言うまでもない。恐らく佐渡で食べたお刺身の中では最高峰と言っていいであろう。訪問当日は鮪の水揚げがなかったので鮪が無いのは当然である。このお店に来たら、まずは旬の佐渡産の魚のお造りを存分に味わう事をお薦めしたい。

宿根木の岩屋山洞窟    投稿者:大権現

2008年10月28日 06時14分01秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット
宿根木の幸福地蔵の近くに新潟県指定の文化財であり、佐渡百選にも選ばれた、「岩屋山洞窟」がある。鬱蒼と生い茂る木立に囲まれ、昼なお暗き石畳の参道を登って行くと、ちょっとした広場に出た。四国88箇所霊場を模したようで、赤い前掛けをした88体のお地蔵さんが、輪を描くように、半円形に並んでいた。この地蔵は、羽茂小泊の石工「五平」の作と伝えられている。

洞窟の入り口は真言密教の修行場とでも言おうか、何とも不気味なオーラを発している。洞窟の中には電燈などはなく真っ暗闇である。中央に囲炉裏のようなものがあり、最奥には観音像を祀る祠があった。その昔、この囲炉裏に地元の老婆達が座り、訪れた観光客に民話を語った事もあったという。天井からは岩に滲み入った雨水がポトリポトリと落ちてきて、中へ立ち入り難い雰囲気と何とも言えない閉塞感を漂わせている。洞窟の壁面には弘法大師作と伝えられる摩崖仏が刻まれていた(画像1)。この摩崖仏は、学術上も貴重な文化財と言われている。この洞窟は海食洞と言われ、長年、海面が隆起を繰り返した揚句、出来上がったとされている。

洞窟の先は不明だが、一説には外海府の岩谷口洞窟にまで通じているという。佐渡の北東と南西を結ぶ対角線上の突端に摩訶不思議な洞窟が二つ存在するというのは非常に感慨深いものだ。



佐渡「漁場」    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月27日 12時10分31秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
2007年12月、満を持して、両津夷築地302の一等地(喫茶店「再会」の斜め左前の角地)からこの梅津の浜辺に移転し、新装開店した「漁場」さん。移転により、お料理の味は更にパワフルになったと常連の誰もが口を揃える。この「漁場」の店主は漁師歴40年という漁師の顔も持つ料理人である。当然佐渡の旬の地魚を知りつくしている。佐渡産で天然しかもその日に揚がった新鮮な魚しか使用しないという、正に本物にこだわった地魚料理を堪能できるお店である。

鮪料理のメニューのところには、「当日、鮪の水揚げがなかった場合は鮪料理は提供できませんのでご了承下さい」と明記されていた。佐渡の他のお店のように、冷凍物を使用するのを潔しとしない店主のこだわりを感じさせる。

1万円コースを予約してからでかけた。8月のとある平日の午後6時頃にお邪魔した。店内は真新しく、カウンターの檜の香りが爽やかである。9席ほどのカウンターに加えて小上がり部分に4人がけのテーブルが3卓ほどあった。1卓は予約席で、先客は地元のあんちゃん様の二人組みだけであった。

宿根木の茶房「やました」さん     投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月27日 07時02分08秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
7月のとある週末、宿根木の集落内にある、茶房「やました」さんに入ってみた。訪問当日はかなりの暑さ!お店の前に、「かき氷あります」の看板が。。。それにつられてお店に入り、「アイスコーヒーありますか?」と尋ねたら、「はいございます」とのお返事。引き戸を開けて部屋の中に入ると、千石船を2隻所有していた廻船主の山下家の納屋を改造したという、赤と黒でまとめあげたとってもスタイリッシュな空間が広がっていた。

たらい船(実際は醤油樽とのこと)をひっくり返した感じの底をテーブルに見立て、それを囲む感じで、掘りコタツ形式の椅子に座り、コーヒー、ぜんざい、かき氷などを楽しみながら休息するという趣向だ。テーブルの上には訪れた多くの旅人達が達筆でお店の感想を記入したノートが4-5冊ほど積まれていた。


室内はエアコンがほどよく効いていてとても快適。行灯があったり、半纏や古い柱時計が飾られていたりして、洗練された和みの和空間だ。休日の午後3時の昼下がり、お客は調査員一人だけ。とてもゆっくりと休憩できた。

アイスコーヒーには牛乳プリンが付いていた。両方共美味しかった!お店の人に岩屋洞窟の場所を尋ねたら、おねーさんがマップを持参して親切に道順を教えてくれた。佐渡の人は本当に親切だなあー。このアイスコーヒーのお値段は500円。プリン付きとは言え、佐渡にしてはちょっと高いかなあーと思ったが、店内のこの雰囲気を加味すればお値段相応と言っていいと思う。

超高速の鮨屋の特上にぎりのお味は(鮨の長三郎)    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月26日 08時42分40秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
画像が3分で仕上がった特上にぎりです。向かって一番右端が中トロ。何と三角形状に切ってある!高級な江戸前鮨を食べ慣れた都会の食通者が見たら腰を抜かすかもしれません。ここから反時計回りに、ひらめ、鰤、甘エビ、鮑、さざえ、いくら、雲丹である。写真で見ると美味しそうに見えますよねえー。勿論確かに美味しいのです!一般島民なら間違いなく満足できるお味だ。

ところが本当の鮨通達が食べたら、やや不満足に思う点がいくつかあるのです。まず、ひらめから食べてみた。箸でつまんだらネタがシャリから剥がれ落ちてきた。海苔で固定したさざえと軍艦巻き以外は全てこの調子で、ネタが剥がれまくります。ネタとシャリとの一体感及び握り上げるスピードは失礼ながら、回転寿司のレベルです。でもシャリは人肌で温かく、柔らかく握られており、口の中ではらりとほどけていく。酢の効かせ方も上々だ。シャリは菊寿司よりも上で佐和田のりき寿司クラスに到達している。この辺は長三郎の親方、さすがです。しかし、シャリは小ぶりなのにネタが大き過ぎる。これは女郎握りと言って、関東の鮨好きにはあまり好まれない。中トロの色を見て頂きたい。近海ものの新鮮天然まぐろしか扱わぬすきやばし次郎の透きとおるような赤味がかった中トロの色とは比べ物にならないような赤茶けたレンガ色!前日、割烹「石山」で出てきたのと同じ色合いだ。すきやばし次郎では、仕入れた新鮮天然まぐろを2日ほど寝かせ、旨みを凝縮させてから握るとのことだが、そのような手当てをしたマグロとは違う。佐渡産天然鮪とのことだが、見た目はそれの冷凍鮪のようだ。案の定脂ののりは今ひとつで、割烹「石山」と同じ味だった。一口かじっただけで止めておいた。訪問当日は全島的に鮪の水揚げはなかったと、さる漁師が言っていたので、生鮪でないことだけは確かのようだ。しかし、回転寿司屋やスーパーのパック売りの寿司でよく見かける、あまりにも色鮮やかな赤色をした鮪は一酸化炭素処理を施して発色させたものが多いので、これは食べない方が無難だろう。

親方が「たまに天然物の鰤が揚がるんですよ」と言い張る夏鰤も、漁師癧40年以上の漁師の話では、「鰤と言えば聞こえがいいからそう言うだけで、この時期に獲れる鰤は実際は鰤の一歩手前のワラサなんですよ」とのこと。寒鰤ほどの脂ののりはなかったがさっぱりとして美味しいと思った。甘エビも鮮度がよかったので、南佐渡地区から仕入れたものではないだろうか?鮑やさざえの鮮度もよく、雲丹やいくらに至っては、すきやばし次郎に負けるとも劣らない極上物であった。佐和田のりき寿司さんのような、煮鮑という江戸前の仕事を施したネタを長三郎さんに求めてもお出しして頂けないであろうか?

一般島民なら★★を付けるかもしれませんが、CPを加味した調査員の最終評価は★です。しかし、ネタは総じて良質なものを使用しているので、海鮮丼を食べてみたら評価は高くなっていたと思う。次は冬の寒ブリ丼を味わってみようと思っている。ブリ丼ならば★★★の味が期待できるのではないだろうか。この長三郎さん、「新潟寿司三昧、寿司の極み」に参加する(佐渡では、鮨の魚秀さんと長三郎さんの2店のみ)名店とか。確かに参加する資格のあるお店には違いない。会計を済ませたら、親方が「またよろしくお願いします」と言った。再訪する価値のあるお店だ。

10月18日の当ブログへのアクセス数は7066PVでした(佐渡の翼管理人)。

佐渡のよいとこ宣伝ブログ大賞    投稿者:元佐渡市観光課職員

2008年10月25日 08時21分51秒 | 佐渡観光に関するアイデア

佐渡市は、10月1日の観光庁発足を機に、佐渡の良いところを紹介する「佐渡よいとこPR担当官」ポストを新設し、担当官が毎日更新するブログも立ち上げた。ところがこのブログ、お堅い文章で綴られており、業務日報の域を出ていないのではとの批判もあった。何より、市民からのコメントが掲載されない形式に、「お役所仕事の典型」との陰口もたたかれていた。そこで、佐渡市観光課は、佐渡が島の観光振興を目的に、佐渡の様々な観光スポットを紹介している、佐渡観光関連の民間ブログに目を付け、それらの中から5件ほどを選抜し、毎年末に、観光関連業者を中心とする有識者懇談会の場で、最優秀ブログを決定し、それに「佐渡のよいとこ宣伝ブログ大賞」を与えるという構想をぶちあげた。最優秀ブログには賞金10万円を進呈し、合わせて、佐渡市ホームページへのリンク権を付与し、更に毎月のブログ利用料(といってもたかだか数百円に過ぎないのがほとんどだが。。。)も佐渡市側が肩代わりするという特典も付けた。

市の担当者は、「佐渡のよいとこだけではなく、あえて佐渡の悪いとこも紹介し、どこを改善すれば佐渡観光が上向くかを論じたブログ」も大歓迎だとのことだ。「佐渡のよいとこ宣伝ブログ大賞」の応募要項の詳細は近日中に発表される予定。自薦他薦を問わず応募を受け付けるが、匿名ブログの応募は不可。市側は、「このブログコンテストを機に、佐渡観光関連のブログのレベルが向上し、そしてブログの更新頻度が増し、常に新鮮な情報発信が維持される事を期待したい」と話している。

以上は全て作り話です。ご注意下さい。


佐渡一高速な鮨屋職人(鮨の長三郎)     投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月25日 05時24分51秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
調査員は2,600円なりの特上にぎりを注文した。畑野の菊寿司さんより千円高い!奥の厨房では二人の店員がせっせとラーメンを作っていた。運ばれていくラーメンを見たら、表面を赤い色素で着色した蒲鉾、業務用のコーン、めんま、チャーシューなどがトッピングされた昔懐かしい東京ラーメン風のラーメンであった。

聞くところによると、長三郎さんは、もともとは中華料理屋として開業したのだそうだ。その後、東京で修行を終えた息子さんが戻ってきて鮨屋を開業し、当初は2軒隣り合わせで営業していたが、どうせやるなら同じ屋根の下でという話になり、鮨もラーメンも出すような珍しいお店になったということだ。確かに本州本土でこのような形態のお店にでくわすことはまずない。

鮨屋部門の親方は、ラーメンなどは作らず、鮨一本の職人ゆえ、まずはこの親方の握った鮨を味わうことにした。驚くべきことに、注文後3分ほどで特上にぎり(全8貫)ができあがった。恐ろしく早い握り速度だ!客早回し営業で有名なあのすきやばし次郎の親方ですら、一貫握るのに最低でも30秒必要だ。この30秒にはネタを切る時間は含まれていない(ネタ切りは息子さんの担当ゆえ)。息子さんの助けを借りても8貫を握るためには、最低でも4分はかかる計算だ。しかるに長三郎の親方は一人でネタを切り、そして握りをこなして、わずか3分で8貫の握りを仕上げるという離れ技を演じたのだ!何故このような事ができるのか?その秘訣は、回転寿司屋のように、あらかじめ鮨ネタを2-3切れ切り置き、それを冷蔵ケースに保存しておき、それを取り出しながら握っていたようなのだ。うーん、客の回転が早いうちはこれでも何とかネタの鮮度や旨みは保てるが、客の回転が悪くなると、鮨の味が変化する可能性は否定できないと思った。

格子戸をくぐり抜け     投稿者:山形からの観光客

2008年10月25日 05時23分10秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット
相川の1-3町目の通りをそぞろ歩くと、佐渡金山華やかなりし頃に羽振りのよかった豪商の末裔の方がお住みかと思うような家や、遊郭の名残とも言うべき、2階が通りに突き出た「出げた」といわれる構造の建物が目に付く。画像はこの通りで見つけた古いお屋敷である。小柳るみこの往年のヒット曲、「格子戸をくぐり抜けえー♪、見上げる夕やあーけの空にいー♪、誰が歌うのか子守唄あー♪、私の城下町」という歌詞にピッタリなお家である。今時、格子戸をくぐり抜けながら家に出入りする形式の家というのは非常に珍しい!

ホテルの温泉に浸かった後、浴衣姿で下駄をカランコロンと鳴らしながら、夕闇が迫る頃にこの通りをぶらりと歩いてみると旅情が一層深まりそうだ。この通りには、ホテル大佐渡の隣に新築移転した、旅館「道遊」さんの移転前の建物などもある。この旧旅館「道遊」は、元々医院だった建物を改装して営業していたのだが、東京からUターンした証券マンだった息子さんが、昭和54年に内部を再改装し、新装開業したとのことである。宿からは海が見えないというハンデイを背負いながら、部屋数を抑えて、家族的なもてなしで順調に客足を伸ばしてきた。しかし観光客数の減少に危機感をつのらせた当主が、平成11年に、充分な広さの駐車場を確保でき、かつ日本海に沈み行く夕陽を見渡せる春日崎の高台への移転を決意し、結果的にはこれが当たり、現在ではなかなか予約の取りづらい人気宿になっている。

i8ロードスター動画1

i8ロードスター動画2

i8ロードスター動画その3

ブログの記事内容について

「佐渡の翼」の記事内容は、調査スタッフ個人の、お店や宿泊施設に対する感想や意見を記述したものです。これらは、すべての読者が感じる内容とは必ずしも一致しません。「佐渡の翼」に掲載された記事を参照した後、読者ご自身の判断で行動した結果、生じた損害・損失について、当ブログは一切責任を負いかねますのでご注意下さい。更に、お店の外観写真やメニューはあくまでも取材時点でのものであり、最新情報とは必ずしも合致しておりません、重ねてご注意下さい。佐渡島内の焼肉屋と焼き鳥屋は調査の対象外です。これらのお店に関する情報をお求めの方は「佐渡なび」(http://www.sadonavi.net/)にアクセスしてお調べ下さい。なお、当ブログで紹介後に営業を休止したり廃業した飲食店は、宿根木の日本料理の名店「菜の花」(2013年4月に東京上野桜木で再オープン。電話番号:03-3827-3511)、小木の新保屋食堂」、佐和田の居酒屋「侍」、佐和田の中華料理「潤采」と「洛陽」、佐和田のラーメン大学「かねふく」、佐和田のラーメン店「燕人」、佐和田の喫茶店「トムキャット」、佐和田のイタリアン「バール・フェリチータ」、佐和田の「石川食堂」、佐和田のラーメン屋「げんき家」、佐和田のキャバクラ「パレス」、八幡のスナック「メンソーレ」(カラオケ、ココルに変身)、二見のラーメン屋「二見食堂」、真野の「寿司正」(後継は洋風のお店になる模様)、相川の「りき寿司」、相川ののら犬カフェ、金井の蟹料理専門店「かにっこ」、金井の食堂「ランチ@さとにわ」(佐和田へ移転)、金井のスナック「花音」(スナックyy'78に変身)とスナック「リバーサイド」(居酒屋兼食堂:クッチーナに変身)、畑野の食堂「菜花村」、両津の喫茶&レストラン「アン」、両津のファーストフードの店「マックス」、両津の「彩花停」(海結に変身)です。なお、紹介後に閉館したホテルは小木の「ニュー喜八屋」、佐和田の「シルバービレッジ」(改装され、ホテル浦島東館として再スタート)、相川のホテル「さどや」、えにしの宿「新ふじ」、相川やまきホテル。廃業した旅館は、小木の「ごんざや旅館」と相川の「中山旅館」です。 2018年8月10日現在の情報に基づいています。

佐渡の翼管理人

当ブログは著作権法により保護されています。当ブログ内で提案された「アイデア」の借用、具現化、実行等には何らの制限もありませんのでどうぞご自由にご利用下さい。当ブログの記事内容を著作権者の許諾なしに「引用」することは、その必然性があれば著作権法上は合法です。しかし著作権法第32条では、「引用は、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」と定められています。「正当な範囲内で」 とは「 引用しすぎてはいけない」という事であり、質的にも量的にも、自身の文章が「主」、引用部分が「従」という関係にある(最高裁判例)事が求められています。なお、アクセス状況は2009年2月1日からの累計です。 Copyright © 2009 Wing of Sado All Rights Reserved