佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

2012年を振り返る   投稿者:佐渡の翼管理人

2012年12月31日 05時14分29秒 | その他

衆議院の解散時期も定まらない8月のこの時期に早くもこの記事を執筆している。年末までに解散があるかどうかは不透明だが、この記事が掲載される頃には目鼻が付いているであろう。ところが実際は、11月16日に衆議院は解散され、12月16日の総選挙で民主党は大敗し、野党へと転落した。今年は、当ブログの愛読者を、佐渡の翼教徒、佐渡の翼中毒症患者、佐渡の翼耽溺家の三群に色分けしてみた。狂信的な佐渡の翼教徒の一部が中毒症を発症する場合もあるが、概ね、中傷輩は中毒症患者である。アルコール依存症がこの世から消えてなくならないのと同様、佐渡の翼依存症もまた、未来永劫消えてなくなる事はあるまい。当ブログは勧善懲悪を標榜し、正義の名の下に、悪を懲らしめ、その生根を炙り出し、それらを撲滅すべく、徹底した告発活動を行ってきた。正義の下には黒い衣が見え隠れするし、綺麗な薔薇にはとげがあるのと同様、当ブログは相手を叩きのめすだけの強大な力と権力を有してしまった。それゆえ、島の飲食店主や観光関係者との軋轢が絶えなかったし、来年も同様の道を歩むだろう。中傷輩は減ったとは言え、いまだにその残党どもが跋扈している構図に変化はない。保守的、閉鎖的、護送船団主義的な島人の性格は、これはもう変えようがないので、自業自爆で彼らがとことん落ちるまで待つ以外に手はあるまい。

今年の佐渡への観光客の入り込み数は昨年比で微増だったようだが、とてもではないが、V字回復の始まりなどと言えるほどの増え方ではなかった。来年は又元のさびれた佐渡観光へ逆戻りであろう。それが証拠に、8月24日の産経新聞によれば、震災前で朱鷺への関心が薄かった平成22年度と比較すると、平成24年度4月~7月までの佐渡汽船の総乗船人員は4.0%の減少で、空路に到っては搭乗率が50%を割り続けており、撤退の黄信号すら灯り始めたと言うではないか。何だか悲観論だけが支配しているようだが、唯一の救いは、佐渡金銀山遺跡の世界遺産登録が目前に迫っている事だ。当ブログはその実現は5年以内だと予測したが、意外にその日が早く訪れるかもしれない。一縷の希望を抱きながらゆく年そして来る年を静かに待とうではないか。佐渡島民を含めた当ブログの愛読者の皆さま、どうぞよいお年をお迎え下さい。

画像は帰省客で混雑する2011年12月30日新潟発12時35分のおけさ丸の船内の様子です。


ディズニーワールド(米国フロリダ州オランド)    投稿者:佐渡の翼

2012年12月30日 04時00分43秒 | 佐渡の翼addictiion釣ネタ記事

ディズニーワールドは、米国フロリダ州のオランドと言う都市にある。筆者は、米国留学を終えて、日本へ帰国する直前の12月下旬に、ワシントンから東海岸を南下し、バージニアのリッチモンド、ノースカロライナのシャーロットを経由して、オランドに到り、ディズニーワールドを見学する機会に恵まれた。米国にはカリフォルニア州のアナハイムにディズニーランドリゾートがあり、それは、世界で最初に作られたディズニーランドゆえ歴史が古い。ウォルトディズニーワールド(WDW)は、完成を待たずしてウォルトが亡くなったため、兄のロイが弟の死を悼み「ディズニーワールド」から「ウォルト・ディズニーワールド」に名称変更したという経緯がある。つまり、アナハイムのディズニーランドはウォルト自身が入場し、楽しんだことのあるテーマパークであるのに対し、ディズニーワールドはウォルトが完成後一度も足を踏み入れた事がないパークという違いである。更なる違いは、パーク内にあるお城だ。アナハイムの方は眠れる森の美女の城だが、フロリダの方はシンデレラ城になっている。東京ディズニーランドのお城は、フロリダのマジックキングダムのシンデレラ城を模したものだ。規模については、アナハイムよりもフロリダのディズニーのほうが遥かに大きい。敷地がどこまでも続いており、その中は、マジックキングダム、ハリウッドスタジオ、エプコットセンター、アニマルキングダムの四つのテーマパークに分かれている。数日でこれら全てを見学するのは不可能であり、筆者は、マジックキングダムとエプコットセンター(常設万博館のような物)だけに絞って見学した。

オランドに到着する前に、ケネデイ宇宙センターの傍を通過したが、ここは入場料が高い上、ただロケットが並んでいるだけで、アトラクションなど何も無いと言う話を聞いていたので素通りし、代わりに、シャチのショーが見られるオランドシーワールドへ向かった。良く訓練されたシャチがジャンプを披露したり、客席近くまで寄ってきたりして、なかなか面白かった。

 

ジャンプするシャチ

客席に近寄るシャチ

ディズニーワールドには、デイズニー直営のホテル以外に、デイズニーと提携したオフイシャルホテルもある。その中で一番高級なのがWDWヒルトンホテルであり、筆者はここに宿泊した。こうしたオフイシャルホテルはディズニーワールドから遠く離れており、巡回バスに乗って、それらへ到達する仕組みになっていた。

WDWヒルトンホテル全景

マジックキングダム(MGM)では、シンデレラ城のあるメインストリート(画像1)から入り、まずはトゥモロウランドでスペースマウンテンと言うジェットコースターに乗った。物凄いスピードで実に怖い思いをした。次いでファンタジーランドのエリアに入り、お馴染みのIt's a small worldを見た。ダンボの乗り物などもあり、不思議にここだけ行列ができていた。次の、ミッキースターランドでは、一緒に写真を撮ろうとミッキーのキャラクターに群がる人々でごった返していたので、何も見ずに退散した。だが、ヒルトンホテルのレストランで夕食を食べていたら、ミッキーちゃんが全ての客のテーブルを巡回し、一緒に写真に収まるサービスを展開していたので、焦る必要はなかったと後で気が付いた。リバテイスクエアでは、歴代大統領の人形を見せながらのアトラクションで、米国人の愛国心を煽るしかけになっていた。隣のフロンテイアランドには、ビッグサンダーマウンテンがあったが、恐怖体験はスペースマウンテンで懲りていたのでパスしておいた。ここには、米国の開拓時代の建物を模した物がたくさん並んでおり、中にはインデイージョーンズ張りの鉱山セットまであり、爆発洪水のアトラクションが楽しめた。最後はアドベンチャーランドで、ここでは、ジャングルクルーズ、カリブの海賊などを楽しんだ。筆者は、東京デイズニーランド(TDL)へも行った事があるが、TDLとオランドのそれとの違いは、規模、アトラクションの出演者と多様さ、リアルさ、であろう。TDLは、アメリカへ行く経済的な余裕の無い人向けの米国の物まねパクリテーマパークである。やはり、本場のデイズニーは違う!この違いは行った人でないと実感できないであろう。

 

MGMの入口

メインストリートで記念撮影した筆者

フロンテイアランドのアトラクション

ダンボの乗り物

MGMの英語版map

こちらは、東京デイズニーランド

第二彼女っす。

 


食い処「ひきの」の10食限定の昼膳のお味    投稿者:佐渡の翼

2012年12月29日 04時03分23秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

店内には、7席のカウンター席と、焼き肉用のガスコンロ付きの4人掛けのテーブル席が4卓ほどあり、奥には座敷席が幾つかあるようであった。このお店、以前は本間薬局と言う薬屋だったが、その内部を改装しての開店らしかった。筆者は、10食限定の昼膳(800円)を注文してみた。メニューには、「ミニちらし、焼き魚、小付け」と書いてあった。何せメニューの品数が多く、これらを、30代後半から40代前半とおぼしき板さんと、若い女性スタッフの二人が調理して捌いていた。そして板さんによく似た風貌の中年女性がお運び担当のようであった。厨房はオープンキッチン形式で、板さんが主として海鮮類担当で、女性スタッフがラーメンを作っていた。その湯切り動作を見たら、ほとんど素人同然であったので、ラーメンにはあまり期待しない方が良さそうである。メニューには海鮮納豆などと言う、佐和田の味彩の味丼を真似たような物があり、それが味彩よりも安い値段で提供されていた。開店当初はオペレーションが悪く、客を長時間待たせたようだが、開店後三か月を経過した夏頃には手際よくお料理が運ばれるようになった。注文後10分ほどでお料理が出来上がった。何食限定と言うのは、客寄せのために、そのお店の自信メニューを、少々価格を割り引き、値ごろ感を前面に打ち出しながら限定的に提供する手法であるが、それが恒常的に提供されるようになれば、当然価格は高くなる。従って、この昼膳の価格は1000円と考えていいと思う。1000円と言えば、畑野の神楽の神楽御膳と同じ値段である。当然、コスパを比較したくなるし、比較されても仕方あるまい。お盆の上には、弁当箱、味噌汁、醤油皿が乗せられていた。弁当箱の蓋を開けると、4区画に分けられたうちの一角にミニちらしがあった。通常、ちらしと言う物は、酢飯が見えなくなるくらい、魚介その他のネタで表面を覆うのだが、このお店のそれは、酢飯の半分ほどにけちられていた。だが、酢飯は人肌に保たれており、ネタとぴったり合っていて美味しかった。お運び担当のおばさんに焼き魚の種類を問うたらば、答えられない始末で、代わって板さんが「ぶりの幽庵焼きです」と答えてくれたが、これも美味しかった。だが、残る2区画のうち、右上の区画には、スーパーで購入したお惣菜をそのまま持ってきたような感じのポテトサラダと玉ねぎの味噌炒めが乗っていた。右下のかぼちゃときぬさやの煮物は冷えており、煮含め加減は料亭のそれのレベルでは無かった。料理全体のバランス、盛り付け、彩り、味を総合的に勘案した筆者の評価は、「実に」や「大変」を付けない「美味しい」であり、★★である。焼き物、煮物、揚げ物、お造りがバランスよく配分された神楽御膳のコスパには遠く及ばず、神楽さんの優位が揺らぐ事は無かった。「翼君の美味しい店リスト」入りを惜しくも逃した、金井の新規開店の「ひきの」さんであった。


食い処「ひきの」(佐渡市金井)    投稿者:佐渡の翼

2012年12月28日 04時22分36秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

2012年8月上旬のとある日、筆者は、今年の5月に金井にオープンした、食事処「ひきの」にお邪魔した。午前11時半丁度にお店に到着した。このお店の特徴を、端的に一言で表現するならば、「海鮮、ラーメン、焼き肉」である。う~ん、佐渡によくある何でも屋だが、「海鮮と焼き肉」の両テーマを満たすのが、食材が海鮮類と焼き肉で、それらを鉄板で焼く、鉄板焼き店ならばまだ話は分かる。東京ならば、ウエスチンホテルにある、鉄板焼き「恵比寿」がそれだし、表参道ならば「うかい亭」がそれだからだ。だが、このお店は、それに加えてラーメンまで出してくれる。つまり、ラーメンと寿司を出す、新穂の長三郎と、ラーメン、寿司、焼き肉定食を出す、吉井の樋口食堂を足して二で割ったような業態の奇妙奇天烈なるお店である。その意外性と言おうか、あるいは希少性をもって、お店の存在をアピールして客を集めようと言う算段なのかどうか知らないが、はっきり言って、正統派のお料理を好む客の目からすれば、焼き肉の煙もうもうたる場所で美味しいお寿司を食べられるとは到底思えまい。ラーメンの湯気やスープが放たれる環境下で寿司を食べさせる「長三郎」の方がまだましだと思えるくらい、「海鮮、ラーメン、焼き肉」の順列組合せ問題は、数学的料理理論で解法を見い出そうとしても無理なくらいの難問である。数研出版の「難問解法のテクニック」なる受験参考書を読んでも解答が導き出せないくらいの超難問と言ってもいいかもしれない。もし、たとえ、その解法を見つけたとしても、それは佐渡だけで通用する答えであって、島外から来た客の目には、奇異などと言う生易しい物ではなく、ついつい出題者の常識を疑いたくなるような奇問としか言いようがない。筆者は、このお店に入り、メニューを目にした時の最初の感想は、「この種の業態のお店は東京のお洒落エリアでは100%通用しないだろう。もし、お笑い芸人が副業的に新宿歌舞伎町で、駄洒落感覚でこの種のお店を出店したとしても、その話題性だけが一人歩きするだけで、三種類のお料理の味がしっかり担保されねば、まず半年で潰れるだろう」であった。従って、その話題性、意外性だけは大いに買おうと思うが、味の評価は無論別問題である。のっけから辛口評論で申し訳ないが、筆者は、店内のインテリアに関しても首を傾げたくなった。椅子、テーブルを含め、全てが黒で統一されていたからだ。確かに黒は、シックで落ち着いた色でしかも高級感を醸し出せる色である。だが全て黒となると、それは冠婚葬祭であり、たとえ都心の高級フレンチレストランであっても、どこかに、赤を始めとした刺し色を効果的に使うセンスの良さを垣間見せるものだ。しかるに、このお店のインテリアにはそうしたセンスの良さがほとんど感じられないのだ。室内を白で統一した、同じ金井にある、スナック「花音」同様、田舎の場末スナックの内装そのものなのである。どうして金井には、こうもお洒落センスに欠けた人々が飲食店を開店したがるのだろうか?もお~う、翼君、辛口全開、絶口調である。

 

 


デザートとルイヴイトンの小銭入れに大喜び      投稿者:佐渡の翼

2012年12月27日 06時46分22秒 | 恋人とのデート記事

チーズの後は、デザートである。まずは、小さな丸いお団子のような小菓子を入れたスプーンと、リンゴのシャーベットを乗せたお皿が出てきた。お団子の正体は、リンゴ味の皮にくるまれたホットチョコレートであった。次いで、チーズと生クリームを混ぜ、これで苺をくるんだケーキが出てきた。ケーキの天辺には、白くて薄い平べったい飴が乗せられていた。スイーツが大好きな筆者は、このケーキが物凄く美味しくて、我を忘れるほどであった。最後に、ストレートの紅茶が出され、これには自家製ショコラとヌガーが付いていた。チョコをまるで子供のように美味しそうにほおばる筆者を見たゆきちゃんは、「本当にスイーツがお好きなんですね」と微笑んだ。チョコを食べ終えた筆者は、クリスマスプレゼント用に買い求めておいた、ルイヴイトンの数量限定、日本限定のハート型の赤い小銭入れを、ゆきちゃんに差し上げた。50,800円もした高価な小銭入れである。勿論、ゆきちゃんは大喜びでこれを見せながら写真に納まってくれた(画像)。ゆきちゃんは、パソコンに加え、i-Phonei-Padも持っている。筆者が、i-Padが必要な理由を問うたらば、彼女は「i-Padは起動が早いので、パソコンよりも扱い易いから」と答えた。i-Padには、文字入力のための専用キーボードが用意されてはいるものの、アップル社製ゆえ、そのワープロソフトに、マイクロソフト社のワードとの完全な互換性がない。筆者に取っては、ワードは文章作成の必須ツールになっており、それが筆者がi-Padを利用せずに小型のモバイルパソコンを持ち歩く最大の理由である。時計を見たら、時刻は午後10時を回っていたのでテーブルで会計を済ませた。普段なら食べきれないほどの分量のお料理の数々だったが、全てを完食したにも関わらず、不思議と満腹感はなく、まだスイーツの一皿は行けそうな感じであった。これは、お料理の一皿一皿にしつこさがなく、かつ二人で仲良く美味しく食べたためなのだろうと解釈した。

 

シャンパンとワインを含めた今宵のクリスマスデイナーの御代の総額は70,840円!佐渡への一泊二日の旅行代金に匹敵するお値段である。佐渡の翼耽溺家さん達との約束を守る費用としてはかなりの散財であるが、愛する人との楽しい食事デートの金額としては安いものだ。ゆきちゃんは、東急田園都市線の用賀駅の近くのマンションに住んでいるので、筆者の愛車で送って差し上げた。彼女のマンションは、銀座から首都高に入り、用賀インターチェンジで降り、用賀駅方向に向かったらすぐの所にあった。車中でCD音楽を流してあげたら、ゆきちゃんは、i-Phoneを取り出し、何やら操作をし始めた。「何をやっているのか?」と問うと、「音楽を聞かせると、歌い手を同定してくれるアプリがあるので、それを起動しているのよ」と答えた。果たせるかな、数分でポップミュージックのシンガーの名前が画面に現れた。「便利なアプリもあるものだわい」と思いながら、ふと道路の右手を見たら「スナック ブス」と言う看板を掲げたお店があった。「面白いお店だなあ~」と笑ったら、ゆきちゃんは「あそこは、店員さんがブスなんですよ」と言った。ゆきちゃんを降ろした場所をカーナビに登録した後、筆者は愛車を自宅の方角へと向けた。次回のミシュラン★付き店訪問記シリーズのお店は、昨年、見事に★★★に輝いた六本木の新日本料理「龍吟」さんで、来年2月下旬にゆきちゃんと一緒に訪問予定です。どうぞご期待下さい。

プチデザート

苺のデザート

紅茶と自家製ショコラ!

お楽しみのディナーのお代!

彼女は、こんなnail artもやる

 


ジビエ料理に舌鼓    投稿者:佐渡の翼

2012年12月26日 04時00分06秒 | 恋人とのデート記事

ゆきちゃんは、ちぎった海苔パンで鰻料理の濃厚なソースを綺麗にぬぐいながらお上品に食べていた。魚介料理の次は、いよいよお肉料理である。この28,000円のコース料理では、鴨のテリーヌとオマール海老、及び蝦夷鹿のロースト(画像)が供される予定であったが、筆者は、蝦夷鹿のローストの代わりに、和牛のポアレをお願いした。まず、鴨のテリーヌが出されたが、鴨とは思えないような豊潤な味わいで、アメリケーヌソースを添えたオマール海老は繊細かつふくいくたる味で、絶妙なハーモニーを奏でていた。しばし、その余韻に浸りつつ、お肉料理の登場を待っていたら、シェフが客席に挨拶回りにやってきた。このシェフは、シャンパ―ニュ地方にあったミシュラン三ツ星の「レ・クレイエ―ル」のジェラールポワイエ氏のもとで修行したティエリ―ヴォアザン氏で、流暢な日本語で「お料理のお味はどうでしたか?」と問うて来たので、筆者は「勿論飛び切り美味しかったですよ」と正直に答えた。このシェフに「お写真を撮らせて下さい」とお願いしたら、ゆきちゃんとツーショットの写真に納まってくれるサービスぶりだった。

 

蝦夷鹿のような野生の鳥獣の事をジビエと言い、越冬に備えて餌を蓄える10月から1月にかけてが旬の食材で、フランスではこの時期、家庭料理にも登場するほどの、身近な食材である。ジビエは家畜小屋で飼育された牛や豚と違い、自然界でたくましく育ったため、脂が乗り、身が引き締まり、強い香りと味が特徴的な食材である。それゆえ、好きな人にはたまらない食材だが、味覚の発達していない若い女の子の中には、その強烈な香りに拒否反応を示す子もいて、デートでジビエ料理に挑戦するのは一種の賭けである(文献1)。筆者は、ゆきちゃんから蝦夷鹿の肉を少し分けてもらい、それを食べてみた。すると、全く臭みなどはなく、和牛よりもむしろ柔らかくて味が濃く、美味しいのだ!それに比べて、和牛のあの甘ったるい脂の味回りは、きりりと引き締まり、味にまとまりのある鹿肉には遠く及ばなかった。いやあ~、食わず嫌いとよく言うが、ジビエも捨てたものにあらず!好き嫌いの無いゆきちゃんは、ブルゴーニュワインと共に、舌鼓を打ちながらこの鹿肉を食べていた。和牛のポアレはサイコロ切りのお肉に、インカのめざめと言う種類のじゃがいもにカッテージチーズを練り込んだ物が添えられていて、これはこれで、文句なしのお味であった。肉料理が終了すると、ウエイター氏は、ほどよく暖まった、モンドールのチーズをスプーンに乗せ、これに、乾燥した洋ナシと、セージで香り付けをしたレモンタルトを添えて出してくれた。このチーズとレーズンパンをつまみに残りのワインを飲み干したゆきちゃんは、満足そうな笑顔を見せた。

鴨のテリーヌとオマール海老

ワインと共に蝦夷鹿のローストを頂くゆきちゃん

彼女がフェイスブックにアップした蝦夷鹿のローストの写真

筆者は、和牛のポアレを頂いた

食後のチーズ

 

reference:東京いい店やれる店

 


帝国ホテル「レセゾン」     投稿者:佐渡の翼

2012年12月25日 04時00分50秒 | 恋人とのデート記事

丁度1週間前の12月18日午後6時40分、筆者は愛車を東京内幸町の帝国ホテル駐車場に停めると、ロビーへと向かった。するとそこには、ロビーの椅子にちょこんと腰を掛け、i-Phoneの画面を操作している恋人「ゆきちゃん」の姿があった。彼女は、黒のワンピースに黒のコートとバッグと言う、シックな装いである。だが、バッグは、かなり使い込んだような、くたびれたズタバッグだったので、「こりゃあ~、和光でいいのを買ってやらねばいかんなあ~」と思った。筆者らは、中二階のフレンチレストラン「レセゾン」へと向かった。入り口でコートを預け、ウエイター氏に先導され、窓際の三人掛けの席へと案内された。彼女はさすがにこういう高級フレンチレストランは初めてらしくかなり緊張していた。最初に飲み物の種類を尋ねられたが、筆者は車ゆえ、タップウオーターを注文し、彼女にはシャンパンを差し上げるようお願いした。ウエイター氏は、シャンパンの銘柄を五種類ほどスラスラと読み上げたが、それらの違いなどは分かる訳も無く、「渋みを抑えたやや甘い味」との言葉を決め手に、彼女は二番目のシャンパンを選んだ。グラスに注がれたシャンパンは、いつまで経っても泡がグラスの底から吹き上げてくる。それは極上のシャンパンの証拠なのだが、ゆきちゃんは盛んに「凄い」を連発しながら、その1杯3,000円もするグラスシャンパンを眺めていた。今日のディナーからクリスマスのコース料理に変わったとの事で、「トリュフ尽くし」などと言う45,000円もするバブリーなメニューもあったが、筆者らは、様々な食材を楽しめる28,000円のコース料理を注文した。

 

アミューズブーシュの第一弾は、クリームチーズのお団子フライのような代物!一口で食べろとのご指示で、口の中に入れると、クリーミーな液体チーズが口中にほとばしってきた。第二弾は、ブロッコリーのすり潰しとサーモンの入ったミルクの二層重ねで、何とかと言う四角い物が乗せられていた。これも美味しい!ゆきちゃんは、フェイスブックに投稿するために、i-Phoneでお料理の写真を撮りながら久しぶりの美味しいフランス料理を食べまくっていた(画像)。パンは天然酵母パンと胡麻入りパンが供されたが、ゆきちゃんは胡麻入りパンが事の他お気に召したらしくお代わりをする勢いだった。

 

前菜の一皿目は、毛蟹をマヨネーズとエシャロットで和えた物の上に、ビーツ(赤蕪)、渦巻き蕪、大根の三種を乗せた和風テイストで、毛蟹をラビオリに見立ててある。素材の旨みを引き出しながら、和の要素も取り入れるのが「レセゾン」の真骨頂だ。前菜の二皿目は、「ラングステイーヌ(赤座海老)を生姜で味を引き立てたブイヨンに浮かべて季節のさまざまな野菜と食用花と共に」である。温かいお料理には円形の銀製のカバーをかけて持って来て、客の目の前でそれを開けてくれる。海老は柔らかく、しっとりした風味で、スープが実に美味しい!前菜が終了すると、ウエイターは、四万十川で取れた川海苔を練り込んだと言うパンを持って来た。ゆきちゃんは「お正月に食べる海苔もちのような風味ね」と言ったが、確かに言いえて妙だ。ほどなくして、豚肉とフォアグラを鰻で包み込んだロール状のお料理が出てきた。濃厚な赤ワインソース、ぶどう、きのこなどが周囲を彩る一皿だ!鰻は浜名湖産だが、この時期の鰻はよく脂が乗っていて旨みに深みがある。そして、鰻と豚肉とフォアグラの組み合わせが斬新である。

 

このレポート、明日と明後日に続きます。

極上のシャンパン

アミューズの一皿目(二人分)

 

アミューズの二皿目(二人分)

 

最初の前菜

二品目の前菜、中央に赤座海老がある。

魚料理と共に食べるための海苔パン

豚肉とフォアグラを鰻で包み込んだお料理!美味しいです!


ブレーメンの音楽隊(銀座三越内、ユーハイム・ディー・マイスター)       投稿者:佐渡の翼

2012年12月24日 05時42分40秒 | 可愛いスイーツ達

ブレーメンの音楽隊とは、ドイツが舞台のグリム童話の代表的作品である。年を取り、役立たずで用済みとされたものの、音楽の才能だけはある、4匹の動物達が、ご主人から殺されてはたまらぬとばかり、音楽隊に雇ってもらうために、ブレーメンを目指すと言う物語である。何の事だかさっぱり分からぬと言う読者は、もし、小学生の子供がいれば、彼らに聞けばたちどころに物語の粗筋を教えてもらえるだろう。4匹の動物とは、ロバ、犬、猫、鶏である。ドイツのデザイン会社「ベータ・シュミット・グループ」が、これらの動物達をスケッチに描き、次いでバウムクーヘンで御馴染みのユーハイムの職人達が、そのスケッチを元に可愛いコラボレーションケーキを作り上げた。それが、銀座三越と小田急新宿店で販売されている。本当に、食べるのが勿体無いくらい可愛く、文字通り、見て、味わいながら楽しめるケーキである。筆者は、銀座三越でこのケーキを買い求め、いつもの表参道のヘアーサロンへ持参し、アシスタントさん達に差し上げた。ま、佐渡は勿論の事、新潟でもこの種のケーキは手に入るまい。

このケーキを買い求めたのは、12月9日、丁度総選挙の投票日の1週間前であった。筆者は、20代のアシスタントの女性達の何人かと話をしたが、意外にも、彼らは、2014年の4月から消費増税が始まる事を知らなかった。価格に敏感な女性の割りにだ。。。彼らに、何となく、「消費税が上がるらしい」と言う認識があったとしても、選挙で、「消費増税を阻止します」などと主張する政党があるくらいだ、選挙結果次第では増税方針がひっくり返るのではと考えていたのかもしれないが。。。景気動向によっては、増税が延期になる事はあったとしても、どう転んでも、1年数ヶ月後には消費税は上がる。いや、上げなければ、社会保障制度そのものが立ち行かなくなるだろう。だが、今の20代、30代の若い世代の人々は、「最後は政府が何とかしてくれるだろう」と言う、他人任せの甘い幻想を抱いているらしいのだ。その楽観性、危機感の無さは、誠に御目出度い限りだが、その程度の認識の彼らがこれからの日本を背負って立つ事を思うと暗澹たる気持ちにならざるを得ない。今年の総選挙では、「僕には100%の実行力がある」と強権的な物言いをする大風呂敷妖怪、「日本を変えなくては死んでも死に切れない」と吠えまくる暴走老人妖怪、はたまた、「卒原発、消費増税反対、子供手当ての復活」などの寝言のような公約を唱え続けた緑色妖怪などが出没した。来夏には参議院選挙が控えているが、今度はどんな妖怪共が百鬼夜行するのであろうか?

画像1は、こういう五種類のケーキが詰まっているのを撮影したもの。

ケーキを外に取り出して撮影した物。とあるスイーツブログの写真から引用しました。

左上から時計回りに、モンブラン、ホワイトチョコ、クロッケンザーネの各ケーキ

こんな感じの鶏のケーキ、「キケリキー」と言う。

この猫のケーキ、持ってるアシスタントに似てるっちゃ、似てるな!

ま、こんな子もいる。

ロバがおケーキ様の上に乗っているチョコケーキです♡
中はラズベリーソースが入っていてお上品な味がしました[みんな:03]
何人かで1口づつ交換もして楽しみましたっ!!

こちらは苺のモンブランケーキ


えの木てい(横浜市中区山手町)   投稿者:佐渡の翼

2012年12月23日 04時00分37秒 | 可愛いスイーツ達

12月9日に伊勢丹で洗車をお願いしたら、ワイパーブレードがはずれているのを指摘された。ワイパーを修理せねば雨の日は走行できないので、12月16日に、東戸塚にあるディーラーへ、車を持ち込んだ。筆者の愛車が横浜ナンバーである事は、以前読者にお知らせしたが、この車は、筆者が横浜居住時にこのディーラーで購入した。ワイパーブレードの交換は数分で終了し、その後、横浜新道の川上インターから高速に入り、横浜新道終点を三ツ沢出口方面へ抜けて横浜駅西口に到り、相鉄ジョイナスの5階(高島屋と繋がっている)にある、横浜高島屋の駐車場に愛車を停めた。次いで、横浜駅から根岸線に乗り換えて、石川町で降り、元町をぶらつきながら、山手の洋館通りへと向かった。この辺を歩くのは、実に5年ぶりである。それくらい長い間横浜から離れて暮らしていたのだ。何だか懐かしさが込み上げてきたが、横浜は5年前とほとんど変わってはいなかった。

筆者は、フェリス女学院のお嬢様方御用達の喫茶軽食のお店「えの木てい」に向かった。このお店は、元はアメリカの検事の家だったそうだが、そこを改装して喫茶店にしたのだそうだ。店名の由来は、庭の大きな榎の木である。午前11時の開店と同時にお店にお邪魔した。1階が喫茶と軽食部門で2階がスイーツの販売コーナーになっていた。日曜日とあって、開店直後から観光客が店内に押し寄せてきた。筆者は何とか二人掛けの席に座らせてもらい、クロックムッシュ(チーズとハムを挟んだパンをトーストしたもの)と、スイーツ2個(ノワゼットショコラと苺のミルフイーユ)(合計1889円)(写真はデジブックを参照の事)を注文した。クロックムッシュは、厚切りパンが柔らかくて美味しい!お酒を飲まなくなってからは、女の子のように、スイーツに対する味覚が鋭くなってきた。ケーキ2個もペロリと平らげ、30分ほどでお店を出た。外人墓地、山手資料館、エリスマン邸、山手カトリック教会、外交官の家、ブラフ18番館などの山手の洋館群(写真はデジブックを参照の事)、フェリス女学院、横浜隻葉小中高(女子小中高)などを見ながら歩くと、時折横浜港から汽笛が聞こえて来て、異国に迷い込んだようである。だが、横浜駅前は、相変わらず、東京ショップの横浜店だらけで、田舎っぽいのだ。その訳は、銀座のような高級店が無い事と、伊勢丹新宿店や銀座三越のような高級百貨店が無い事である。20代、30代の貧乏若者向けのショップだらけで、購買意欲が全く湧いて来なかった!みなと未来地区も似たり寄ったりで、どの店を覗いても、ワクワクするような品揃えではない。だけど、女の子のレベルは田舎のそれとは大違い!シャロンへ行けば分かるが、銀座のクラブ顔負けの可愛い子ばかりである。


吹上と鹿野浦海岸の石切場跡(佐渡市相川)  投稿者:佐渡の翼

2012年12月22日 03時34分54秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

吹上海岸とは、鎮目奉行の墓がある海岸で、その駐車場は夏ともなればキャンプ客などで賑わうスポットとして知られている。相川金山の全盛期には、この海岸で、鉱石を粉砕する石臼製造のための石が切り出された。それゆえ、こうした遺跡が残る海岸は、世界遺産登録時の遺跡の一つとして認定された。近世から近代にかけて採掘が行われた球顆流紋岩の岩場には、矢穴跡やノミ跡などの石材を切り出した痕跡が今も多数残されている。2012年の5月頃に、佐渡市世界遺産推進課に電話で、「吹上と鹿野浦海岸の石切場跡」の場所確認を行ったところ、「吹上には案内看板が設置されていたが、4月の強風時になぎ倒されてしまい、現在頑丈な案内看板を設置中」との返事だった。筆者が8月のとある日にこの海岸を訪ねたら、灰色の真新しい案内標柱が設置されており、海岸の岩場にはそれらしき岩があった。

一方、鹿野浦海岸の石切場跡に関しては、市役所職員は「鹿野浦トンネルを抜けた所に安寿塚があるが、その方向に歩いて行き、右へ曲がると堤防に突き当たる。その堤防沿いにトンネル方向に戻ると川に突き当たるが、その川を越えたあたりに、矢穴跡やノミ跡などの痕跡が残った石がある」と教えてくれた。教えられた通りに進むと果たして、川の向こうにその石らしきものを見つけた。今後、この場所に案内看板を立てる予定だそうだ。  


相川「りき寿司」(佐渡市相川)     投稿者:佐渡の翼

2012年12月21日 03時54分12秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

2012年8月の暑い、とある日の夕刻、筆者は、相川にある老舗の佐渡前寿司のお店「りき寿司」を訪ねてみた。「りき寿司」は観光案内本でもたびたび紹介された有名店である。筆者は、5時15分頃にこのお店にお邪魔した。店主はいたが、冷蔵ガラスケースの中にはネタが一つも無い!時間が早かったので、これから仕込むのかと思ったら、おやじさんは「暑くてねえ~、魚を入れて置くとひからびちまうんだよ、だから全部冷蔵庫の中に入れてある」と言った。確かにそうした方が賢明である。冷蔵庫など無かった江戸時代には、仕込みの終わったネタは、木箱の中に保管して保存された。戦後、冷蔵庫が普及し始めると、どこかの寿司屋が、カウンターとつけ場の間に冷蔵ガラスケースを置いて、その中に魚介を保存し、ガラスケースの手前に客の手洗い用の水道蛇口を設置したスタイルで営業を始めた。それ以後、このスタイルを踏襲する店が全国各地に広まったと言う訳である。だが、この冷蔵ガラスケースは、中に氷を敷くなどして温度管理を適切に行わないと、魚は時間の経過と共にひからびていく。だから、西麻布あたりで増殖中の新江戸前寿司店にはガラスケースなどは存在しない。

筆者は3100円のおまかせ握りを注文した。おやじさんは冷蔵庫からネタが入ったトレーを取り出し、丁寧にラップに包まれた魚介類を一つ一つ剥がしにかかった。ガラス越しに見えるそれらのネタは少々古そうに見え、次第に食欲が失せてきた。おやじは全てのネタを切り捌いた後に、それらをまな板の上に乗せた。そしてお櫃からシャリを取出し、握りにかかった。中トロ2貫、ひらめ、帆立、ほっき貝、鯖、烏賊、甘エビ、雲丹、いくら、あか貝、鮭の全12貫である。シャリは粘着度が強く、はらりとほぐれる感じは微塵もなく、佐渡で一番美味い回転寿司屋である、金井の「まるいし」さんの方がネタの鮮度と言い、シャリの勢いと言い、遥かに上である。何より、店内の陰気くささがおやじ同様年を感じさせるので、寿司屋独特のあの威勢の良さに欠け、その雰囲気が一層食欲を減退させて行った。登録商標された「佐渡前」とは「江戸前」同様、目の前の佐渡の海で揚がった魚を使用する寿司と言う意味だが、雲丹は北海道産を使用しており、看板に偽りありであろう。だが、中トロやひらめなどは良く寝かせた効果で、旨みが凝縮されており、不味くて食べられない代物ではない。ただ、鯖は絞め加減がやや甘く、ちと生臭いし、煮穴子や卵焼きなどは出て来なかった。おやじが「お客さん、硬い物とかは駄目?」と問うてきたので、「駄目です」と答えたら、「じゃあ、アワビは駄目だな」と言った。この上、あの硬いアワビを生で握られたのではたまったものではない!出されずにほっとした。だが、これで3100円ではちと高い!おやじよ、年を取ったな、まさか焼きが回った訳ではあるまいが、寿司の味は評判通りとは行かなかった。今年の「翼君の美味しい店リスト」から、相川のりき寿司の転落が決定した瞬間だった。幾つか厳しい事を書いたが、冬ならば事情は変わっていたかもしれないので、このお店へは冬に訪ねるのをお勧めしたい。残念ながら、相川のりき寿司さんは閉店しました。

ガラスケースにはネタが皆無だ!

 


ハロッズプランテーションルーム(三越銀座店内)  投稿者:佐渡の翼

2012年12月20日 06時00分13秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

8月中旬のとある日、筆者は、ちらし寿司を食べる目的で銀座のお寿司屋「からく」へ向かった。だが、生憎お盆期間中とあってか、臨時休業だった。仕方なく、三越銀座店に行った。すると、地下鉄への連絡口の前でテレビ朝日のお天気キャスターおねーさんでお馴染みの、今村さんとすれ違った。彼女は予想通りの小顔であった。テレビに出演する芸能人などは、大型の液晶画面で視聴すると、顔が大きく映るので、実際に見た時の顔のサイズは小さく感じられる。だがそれは錯覚で、よく見れば普通の大きさの顔である。筆者などはいつもブログで大風呂敷を広げているので、顔も態度もでかいように錯覚した女性読者が、実際に筆者の素顔を見た時の印象を聞かれたら「意外に小顔だったわよ、ブログから受ける印象とは180度違うわね」と答えた。

筆者は、三越銀座店の4階にある、ハロッズプランテーションルームを訪ねてみた。このお店は喫茶室だがお昼にはランチも提供している。筆者は、ランチタイムが始まる午前11時半丁度にお店にお邪魔した。二人掛けの席に案内された後、サンドイッチセットを注文した。店内の様子をデジカメでパシャパシャとやったら、ウエイトレスが飛んで来て「お客様、店内の写真撮影はご遠慮頂いております」とやんわり注意されてしまった。どこの百貨店でも、原則、店内の写真撮影は禁止されているが、大概の従業員は大目に見てくれ、見て見ぬふりをしてくれる。だが、ここハロッズだけは、杓子定規と言おうか、はっきり言って、うるさいのだ!ハロッズ百貨店の英国本店で嫌な思いをした事があったので、入店する前から嫌あ~な予感がしていたが、悪い予感ほど当たるものだ。まず、グリンピースとミントの冷製スープが運ばれてきた、うん、まずまずのお味である。英国人は味音痴の民族のようなので、英国料理はさほど美味しく感じないし、その英国人をルーツとする米国人などはそれに輪をかけたような味音痴らしく、米国留学中に、米国料理レストランで美味しい料理に巡り合った試しはほとんど無かった。だから期待せずに、次のサンドイッチを待ってみた。クリームチーズ、胡瓜、ハムのサンドイッチだったが、味は凡庸で、パークハイアット東京のピークラウンジで食べたフインガーサンドイッチには比ぶべくも無かった。ま、英国人には適切なサンドイッチかもしれぬが。。。さすがの筆者もこれだけでは足りず、デザートにレモンタルトを注文してみた。甘さを抑えたメレンゲが乗せられたレモンタルトのお味は、酸味が強く、リッツカールトンホテル東京で食べたスイーツのような繊細で高尚なる味わいとは程遠かったように思う。お代の2310円を支払いこのお店を後にしたが、ハロッズ系列のお店は、少々お高くとまっている。いくら英国王室御用達の百貨店であっても、その高慢ちきさだけが鼻に付いたハロッズプランテーションルームだった。

パークハイアット東京のピークラウンジで食べたフインガーサンドイッチ


英国ハロッズ百貨店    投稿者:佐渡の翼

2012年12月19日 05時57分30秒 | 佐渡の翼の独り言

H.I.Sなどの格安旅行会社の躍進で、誰もが気軽に海外へ行く時代になった。それこそ猫も杓子もである。東南アジアやオーストラリアならば、4日間程度の日程でair & hotelで15万も出せば行けるツアーが幾らでもある。滞在費を加えても20万もあれば充分である。その代わり、宿泊する宿は安宿だし、飛行機は当然エコノミークラスである。そしてduty free shopと書かれた土産のビニール袋を「どうだ、俺は海外へ行ってきたんだぜ」と言わんばかりの表情で、それをぶらさげながら自慢げに電車に乗る若造がいる。まるで、ルイヴイトンやエルメスのロゴ入りの紙袋を大事そうに抱えながら電車に乗るいじらしいOLのように。。。

海外旅行なんてほとんど国内旅行感覚で出かける時代だ、自慢にも何にもなりゃしない。自慢したけりゃ、「地球の歩き方」ですら紹介しないようなマイナーな海外の観光地へ出かけて行き、現地人のような顔つきでほっつき歩いてからにして欲しい。そうするには英語が堪能でなければならないし、地図を片手に歩いているようでは話にならず、ジプシーの物もらいの子供達に囲まれるのがおちである。

筆者はかつてロンドンを旅した時に、英国王室御用達の百貨店ハロッズで高額な買い物をした。欧州では日本の消費税に当たるVAT(付加価値税)制度があり、旅行者にはそれが免除されるため帰国後にその還付を受けられる。購入先で書類をもらい、欧州の最終出国地の税関でスタンプを押してもらい、それをポストに投函しておくだけでいい。筆者がハロッズの店員にその書類を求めたら、店員は「何だ日本人か?普段ならこんな面倒な書類は書かないのだが、今回だけは特別に書いてやる」と言う趣旨の英語で上から目線で恩着せがましく言った。筆者は、こんな店、そのうち傾くだろうと思っていたら、案の定、2010年にカタールの政府系投資ファンドに買収された。英国のダイアナ妃の不倫相手が、このファンドに買収されたハロッズを経営していた、エジプトのファイド家の御曹司であったのは有名な話である。

このハロッズ、日本では三越百貨店と提携しており、その関連ショップが都内の三越各店舗で展開されており、ハロッズの紅茶やジャム、ビスケット、トートバッグ、テディベア等の紹介と販売が行われている。日本ではハロッズブランドの御威光は高いらしく、どのショップもいつ行っても人だかりが絶えないのが不思議である。

 

 


Here or to go     投稿者:佐渡の翼

2012年12月18日 03時17分31秒 | 佐渡の翼の独り言

海外に出かけると、ハンバーガーなどのファーストフード店で食事をとる機会も多いと思う。米国のハンバーガーチェーン店で、何かを注文すると、まず最初に出てくる言葉は、Here or to go? である。最初、筆者は、orが聞き取れず、Here to go?と聞こえた。「行くためにここにいる」という意味か?「食べるためにここにいる」から、Here to eatの間違いではないかと思ったりした。意味がわからぬまま、Here! Here! と叫んだら、しばらくして、トレイに入った注文品が出てきた。あとで留学先の同僚に尋ねたら、to go というのは、お持ち帰り、すなわちtake outのことなのだという。それに対して、Hereというのは、そのお店で食べることを意味する。つまり、「お持ち帰りですか、それともここで食べますか」と尋ねていたのであった。こういう言い回しは、受験英語では習わないので、現地で覚えるしかない。

一般的に、学生時代、受験英語の成績が良かった人は、英会話の上達が遅い。英文法や英作文の小難しい受験英語の解答法指導には長けているくせに、英会話はからっきし駄目と言うかたわな英語教師は掃いて捨てるほどいる。というのも、受験英語にたけた人は、完璧な文法にこだわるため、文法を無視した、くだけた会話調の英語がスムーズに出てこないからである。我々が、日本語で会話するときも、正確な文法に則して話しているわけではなく、時には単語の羅列であり、時には滅茶苦茶な文法で話しているが、それなりに意味は通じている。英語でも同じなのである。文法を気にしていては、いつまでたっても上達しない。正確に話そうとする必要はなく、ブロークンで構わない。つまるところは度胸である。従って、男性よりも女性のほうが上達が早いのは、女性のほうが度胸があるからかもしれない。


ホテル大佐渡(佐渡相川)     投稿者:佐渡の翼

2012年12月17日 04時22分28秒 | 佐渡のお宿評価

佐渡のホテルに宿泊予約を入れると、事前に宿泊確認の電話がかかって来る事がある。それでも大概は宿泊予定日の数日前が通例で、一番早くても1週間前であった。ところが、今夏にホテル大佐渡に宿泊予定で予約を5月に済ませておいたら、宿泊予定日の2週間も前にフロント担当者から電話がかかってきた。電話に出ると、その担当者は「宿泊の件でお電話させて頂きました。いつもホテル大佐渡をご利用頂きまして有難うございます」と言った。ようやくリピーターに対し、伊勢丹のように「いつも有難うございます」と言えるようになったのか、成長したな「ホテル大佐渡」よ。次いで、夕食は不要で、ツインルームのシングルユースである事を確認すると、この担当者は「何かご要望等はございますか?」と殊勝な事を問うてきた。まるで、「あの佐渡の翼様がご来館になるのだ、くれぐれも失礼があってはならぬ」とでも言いたげなニュアンスで。。筆者が「別にございません」と答えると、「では一泊朝食付きで、13000円の税別になります。ご来館心よりお待ち申し上げております」と言って電話を切った。だが、このホテル大佐渡は、筆者が予約した時には「夏は一人客の予約は受けておりませんが」と朱鷺の雛誕生で宿泊客が増えると予測したのか強気の商売を始めおったのだ。筆者がすかさず「昨年も夏に貴施設に宿泊したが一人客の予約を受けてもらえましたよ」と、「一人客の宿泊拒否は今年だけの措置ではないのか?」と再考を求めたら、予約担当者は「では、ツインルームのシングルユースでのご提供になりますがそれでよろしいですか」とあっさりと前言を翻す始末だった。

8月5日の午後4時半頃にお宿に到着した。駐車場には誘導係員が配置されており、筆者の車を見つけた係員が大型バスの隣の駐車場へと誘導したが、駐車しにくい位置だったため、駐車を断念し、ホテルの玄関部分を回り込み、奥の駐車場へ車を停めた。すると、ホテル前で出迎えていたスタッフが駆け寄って来て、「駐車誘導に不手際があり、誠に申し訳ございません」と言いつつ、筆者の荷物を運ぶのを手伝ってくれた。スタッフから「どちらからいらっしゃいました?」と問われたので「東京です」と答えたら、「東京は熱帯夜でしょうね」と同情してくれた。お部屋は3階の301号室。前回はテレビが視聴できないなどのトラブルがあったので、まずはテレビを始めとした室内の電気設備の点検作業から開始し、ぬかりが無いことを確認した。どうやら一定の学習効果はあったようだ。夕食に相川の街へ出かけようとしたら、先ほどの駐車場のおじさんが駆け寄って来て、よりホテル側に近い、駐車し易い場所に目印のカラーコーンを置き、「お帰りの際はこの場所にご駐車下さい」と言ってくれた。BMW750ILの威力は誠に大きい!翌日の朝食は7時から、3階の四季彩の間でのバイキング。会場に入りきれず、時間をずらして利用するため、一旦部屋へと戻る親子連れが現れるなど、満員御礼のご盛況であった。朝食は相変わらずの美味しさで、お代の13800円を支払い、いつものさすがのホテル大佐渡を後にした。

駐車場の筆者の車、一番手前のグリーンのBMW。

朝食会場は満席のご盛況!


i8ロードスター動画1

i8ロードスター動画2

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