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TRATTORIA DAL BIRBANTE GIOCONDO

2022年07月15日 | グルメ

白金台の、東京都庭園美術館の向かいにあるイタリアン TRATTORIA DAL BIRBANTE GIOCONDO (トラットリア ダル・ビルバンテ・ジョコンド) にお昼を食べに行きました。

(写真はランチタイムの終わり頃、人がすっかりいなくなったところをパチリ)

目黒通りにあって、かれこれ10年以上?前を通るたびに気になっていたお店にようやく足を運ぶことができました。外のTRATTORIAという縦書きの看板、お店の前には椅子が並べられ、いかにもイタリアの食堂といった佇まいに惹かれていました。

中に入ると、入口付近にローマ建国のロムルスとレムスのおなじみの像があって、はるか昔のイタリア旅行を懐かしく思い出しました。こちらでは本場イタリアのトラットリアの雰囲気の中、伝統的なローマ料理がいただけます。

メニューはアラカルトです。私たちは前菜とパスタを2種類選び、シェアしていただきました。

最初に運ばれてきたフォカッチャは手作りでしょうか。弾力がありますが、バゲットのようなカリッとした食感でした。

前菜に、鮮魚のカルパッチョをいただこうとしたら、この日はもう売り切れとのことだったので、代わりにポルケッタにしました。いわゆるローストポークなのですが、運ばれてきたとたん焼き豚を思い出しました。^^

スパイスの香りがしましたが、ひょっとしたらスターアニス (八角) を使っていたのかもしれません。お肉がジューシーで柔らかく、皮がほんのり甘辛く味付けされていて、まさしくイタリア版焼き豚といった味わいでした。

3種の貝を使ったラグーのスパゲティです。貝のラグーってめずらしい。初めていただくお味でした。貝の旨みたっぷりのラグーソースがやや太めのスパゲティによくからみ、お皿に残ったソースもフォカッチャで拭って残らずいただきました。

トンナレッリ ”カーチョ・エ・ペペ” (ペコリーノロマーノ・黒胡椒)。見た目もお味もカルボナーラによく似ていますが、お店のスタッフにお聞きしたところ、卵とパンチェッタは入れず、チーズと黒胡椒だけで作るのだそうです。ローマの名物パスタ料理です。

ちなみにカーチョはチーズ、ペペは黒胡椒。トンナレッリというのは後で調べたところ、卵のパスタだそうで、全体としてカルボナーラによく似ているのも納得です。ペコリーノロマーノ (チーズ) がからんで濃厚な風味ですが、重すぎずいくらでもいただけるおいしさでした。

たっぷり入った挽き立ての黒胡椒が香ばしく、ピリッと大人のお味でした。

食後にコーヒー (カフェラテ) とデザートをいただくことにしました。この日のデザート2種類のうち、カラメルプリンをシェアしていただきました。ソースだけでなく生地にもカラメルが入った濃厚なお味。やや硬めのプリンが私好みでした。

カフェラテとともにおいしくいただきました。

帰り道、道路の向かい側からお店の前をパチリ。このTRATTORIAのサインに惹かれていました。テラコッタの壁に、こげ茶のひさしがよく合います。。

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