毎年の事てすが、桃の袋掛けをしました。樹勢が落ちているため、幹のあちこちが傷んでいます。幹の中に虫がいるようでキツツキが突いた穴があちこち開いています。近いうちに桃の樹は倒れるような気がしています。代わりに桃の苗を植えましたが、まだ実が成るほどには大きくなっていません。
樹勢が落ちたとは言え花が咲いて小さな実がなっていました。その実に桃用の袋を掛けておきました。6月の初めには美味しい桃を食べることができると思います。
梯子に登って、高い位置に実った桃の実に袋を掛ける
私が子供の頃、我家は桃農家でした。袋掛けする時には親戚中の人が袋掛けの応援に来ていました。早朝は桃に掛ける袋を作る事から始めました。袋が出来上がると、桃が植えてある山に登って桃に袋を全員で掛けていました。
お昼になると全員が一ヵ所に輪になって重箱をつつきながら楽しい昼食タイムでした。その後1時間程度桃の樹の下でお昼寝です。その後、むっくり起き上がって袋掛けを夕方までしていました。懐かしい昭和の思い出です。
摘果して枝に実を一つ 桃用の袋を掛ける 全ての実に袋掛け
梅がだいぶ散りました。次の花が次々に咲いています。今満開なのはボケの花ですが、すでに散り始めています。その他では、桃,スモモ,ハナズオウ,そして桜がもう少ししたら咲き始めます。
今日は雨が降っていて寒い事、クラフト小屋内で練炭に火を付けました。練炭の火で暖まりながらわら細工をしました。もう少し暖かくなって欲しいものです。
満開のボケですが、散り始めた花弁もちらほら
レンギョウが雨の中で咲いています。桜は、雨続きで寒いためかつぼみのままです。いつもは桜の後に咲く桃の方が今にも咲きそうです。土手などを見るといろんな野草がすでに花を咲かせています。ホトケノザが一番多く咲いているようみ見えます。遠くからみるとピン色に見えます。季節がどんどん変わっているのが分かる毎日です。
今にも咲きそうな桃 ハナズオウのつぼみ 雨粒にまみれたレンギョウ
毎年の事ですが、我家の蝋梅は、お正月頃から咲き始め今は満開です。一年で一番最初に咲く花です。すべての枝は黄色の花で覆われています。遠くから見ると、樹全体が黄色なので良く目立ちます。
この花が散り始めると、以前ならが福寿草が咲き始めます。しかし、何年か前に絶えてしまいました。福寿草は田布施では育たないようです。寒い土地が育つのに適地なのでしょう。
樹全体が黄色の花弁で覆いつくされる
我家にはもう福寿草がないので、蝋梅の次にはスノードロップやクロッカスが咲き始めます。クロッカスの花が散ると春の花が次々に咲き始めます。チューリップ、アネモネ、ラナンキュラス、水仙などです。また、樹では桃、桜、アンズ、藤が咲き始めます。早く暖かい春になって欲しいものです。
綺麗な蝋梅の花弁 蝋梅の樹全体が黄色に染まる
数年前からクヌギを伐採していますか、今だに伐採した幹からひこばえが生え続けています。なんとかひこばえを退治したいのですができません。一番確実な方法は幹に穴を開けて、その穴に除草剤を注入することです。しかし、近くに渋柿を植えています。そのため、除草剤は使いたくありません。
毎年こうして伐採していると、いつかは枯れてくれると期待しているのですが。なかなか枯れてくれません。やれやれです。
以前はノコギリで、今年はチェーンソーでひこばえを伐採
今まで一番効果的だったのは、
①ひこばえを幹の皮ごと一緒に伐採すること。
②幹のあちこちをチェーンソーで切り刻むこと。
③斧を振り下ろして幹に傷をつけること。いい運動になります!
です。
ばい菌が幹に入るようで枯れます。しかし、中にはしぶとく再生して生き返り、ひこばえが出る幹もあります。いたちごっこです。
ひこばえが生い茂ったクヌギ 全てのひこばえを切り取る
樹に残っていた最後の渋柿を20個位収穫しました。そして、干柿にするため皮を剥いて紐に吊るしました。数日前に吊るした干柿は小さかったためか、食べることができそうな色になっています。手で揉んでおきました。来週には食べることができるのではないかと思います。
これだけの数の干柿を我家で作ることができれば安心です。以前のように久留米まで渋柿をいただきに行くことはありません。まだ渋柿が成らない幼樹が数本あります。今後さらにたくさんの干柿を作ることができるのではないかと期待しています。
寒風の吹く夜に皮を剥いだ渋柿を吊るし、お酒のアルコールで消毒
ところで渋柿の皮の剥ぎ方ですが、みなさんはどのように剥いでいるのでしょうか。少し前まではピラーで剥いでいたのですが、急いでいると指を切ってしまうことがあります。そこで包丁に切り替えました。ところが、意外にも包丁で皮を剥いだ方が早いことに気が付きました。ちなみに、工場で量産する渋柿はろくろに刺してクルクル回しながら皮を剥ぐようです。
包丁で渋柿の皮を剥ぐ 残り二個になった渋柿
一昨日収穫した渋柿、すでに干柿にするため吊るしてあります。続いて、今回も渋柿を収穫して干柿にするため吊るしました。今回は前回と別の樹を収穫しました。ところが、前回と同じ品種なのに実が大きいのです。
日当たり,肥料分,地下の水分量など何かの違いがあったのでしょうか。唯一違うと思われるのが肥料分です。今回の渋柿はネギやジャガイモ畑に近い場所に植えてあります。それらの畑の肥料分を吸ったからかもしれません。
向こう側は先日収穫した渋柿、こちら側は今回収穫の渋柿
ところで、渋柿の皮を剥いたのはほとんどが婆様です。私はあちこち忙しく出かけているため、なかなか皮を剥く時間がとれませんでした。そのため、美味しい干柿ができあがったら婆様に一番多く食べてもらおうと思っています。その他、東京に贈ろうと思います。その余りを私が食べようと思います。
ところで、樹の上にまだ収穫していない渋柿が残っています。時間が空いたら収穫しようと思います。
皮を剥いたたくさんの渋柿 剥いた渋柿を次々に吊るす
5年前に晩生の渋柿の苗木を植えました。その渋柿、去年は11個だけ収穫できました。しかし、今年はたくさん収穫できました。三本の渋柿合わせて80個位です。来年以降は別の渋柿と合わせて100個以上収穫できると思います。
これまで我家の渋柿は10月収穫の品種でした。しかし近年の温暖化で干柿が作れなくなってきたのです。そのためやむなく久留米まで渋柿をいただきに行っていたことがありました。
たくさん実った晩生の渋柿
ただ、実った渋柿を収穫すると思いのほか実が小さいのです。売っている渋柿は摘果したのでしょう、とても実が大きく重いのです。来年はなんとか摘果したいと思います。さて、たくさん収穫した渋柿、これから次々に皮を剥いで吊るそうと思います。お正月頃には、美味しい干し柿を食べる事ができそうで楽しみです。
次々に枝を切って渋柿を収穫 収穫したたくさんの渋柿
我家の近くの山は紅葉が進行しています。一番進行しているのは桜でしょうか。もう葉が散ってしまいました。そして、まさに進行中なのは、我家の前に二本植えてあるアメリカフウです。緑>黄色>>赤と進んでいます。
面白いのは。同じアメリカフウなのに樹によって進行が1~2週間違うのです。早いものはすでに赤くなって、散り始めています。
我家前に生える一番大きなアメリカフウ、紅葉進行中
私が紅葉で一番好きな樹は柿です。均一に紅葉するのではなく、モザイク状に紅葉が色づくことです。七宝焼きのようです。まだ、柿が数個高い所に残っており、鳥達の貴重な餌になっているようです。一番多く生えているこなら、の樹は、葉が茶色に色づいた後に縮んだように丸まって落葉します。紅葉の様子も落葉の様子も樹によってみな個性があります。
紅葉が進んだアメリカフウ 眩しいほどに紅葉
毎年のことですが、我家の甘柿の収穫時期となりました。朝夕がだんだん冷えてきたためか柿の葉がだいぶ落ちています。枝に残った実が青空に映えています。
背を伸ばしたり、脚立に乗って収穫しています。今年は、やや実が小さく形がいびつです。花粉が飛んでこないからでしょうか。でも味は最高です。今の季節でしか味わえないか果物です。
今日収穫した三個の柿、形は少しいびつながら美味しそう
面白いことに、柿の木の北側は落葉がひどいのに、南側はそれほど落葉していません。日が当たる南側は暖かいからなのでしょうか。柿の実を摘まんで数回ひねると実が枝から離れます。このようにして、毎日数個ずつ実を取り味わっています。なお、上の方はカラスなど野鳥の餌場になっています。半ば食べられた実が哀れです。
南側は葉がまだ茂る 実を摘まんでひねって収穫
10月になり気温が下がるようになって、クルミの葉が一気に落葉しました。わずかばかりの葉が残っているだけです。その枝先にクルミの実が取り残されていました。そのままにしておくと、自然に落下して雑草の中に消えてしまいます。そこで、高枝バサミを使ってクルミの実を収穫しました。野生のクルミなので実は小さめです。
高枝バサミで収穫したクルミの実
クルミは果肉が腐って中の実が現われます。果肉が黒く腐った実が一つあったので、黒い果肉をたわしで擦り落としました。すると、茶色の殻が出てきました。この殻の中に美味しいクルミの実が潜んでいるのです。古代の人々も今の時期にこの実を収穫して食べていたと思います。
収穫したクルミの実 黒い果肉を取り去る 現れたクルミの殻
ナツメの収穫が遅れましたが、栗も遅れてしまいました。栗は山の斜面に生えており、枝が畑に垂れています。例年ならば、9月になってから畑を耕し始める時に栗が落ちていることに気が付きます。
しかし、今年の猛暑で9月にその畑に行くことがありませんでした。栗がたくさん落ちていることに、今頃気が付きました。枝にイガ栗があるころに注意しておけば良かったです。しかし、遅かったとは言え今年も栗をたくさん収穫できました。
両足でイガを踏みながら中の栗を取り出す
今年収穫した栗ですが、かなりの数が虫に食われていました。栗の横に小さな穴が開いているのです。栗に巣食うゾウムシの仲間です。
収穫した栗を水の中に入れると、1/3位の栗が浮きます。食われて空洞になっているためです。また、水に沈んだ栗をそのままにしていると、空気が無くなって苦しいのか虫が出てきました。最後、虫が入っていない栗だけを選びました。
栗を収穫するも鋭い棘が刺さる 収穫するも虫が潜んでいる栗も
あれこれ忙しくしていてナツメの実を収穫することを忘れていました。9月初めでは実は緑色か黄色です。しかし、今の時期になると乾燥して茶色になっています。乾燥のため実がしわしわになっています。味も変わります。緑色の時は梨かリンゴのような味がしますが、茶色になると発酵食品のような甘だるい味がします。
収穫が遅れたため茶色になったナツメの実
まだまだ暑い日が続きますが、こからは本格的な秋になります。すると、美味しい樹の実を収穫できます。そろそろクルミが収穫できそうですし、晩秋には美味しい柿が収穫できると思います。また、樹の実ではありませんが、サトウキビの甘みが強くなります。絞れば美味しい汁を飲むことができます。サツマイモ、里芋なども収穫できるようになります。
しわができたナツメの実 発酵した甘みがする乾燥実
我家に植えてあるイチジク、初夏と秋に収穫できます。しかし、今年は春に害虫(カミキリムシ)に入られて初夏は収穫できませんでした。実が大きくならず落果するのです。ガッカリです。
その後、8月始めに小さな実が付いていることに気が付きました。そして昨日、その実が大きくてしかも良い色の実に育っていました。売っているイチジクよりも美味しそうです。タヌキに食べられないうちに収穫しました。
枝にぶら下がった美味しそうなイチジク、重みで落ちそう
イチジクの樹を見回ると、いくつかの枝に害虫(カミキリムシ)が入っていました。樹の数ヶ所に穴があいており、その穴から木屑が出ていました。相応の薬を注入しておきましたが、もう遅すぎます。もう2,3個収穫すれば今年の収穫は終わりです。我家産の美味しい果物、冬の間に害虫対策をしておこうと思います。
今回収穫したイチジク2個 害虫に入られたイチジクの樹
暑い盛りの中、イチジクの樹下に生える雑草を汗だくで刈っていました。ふと樹を見るとイチジクの青果が何個も付いているではありませんか。今年も美味しいイチジクを収穫することができそうです。9月になれば、表面が赤くなり柔らかくなります。
秋になれば食べられるイチジクの青果
この頃になると、カミキリムシの幼虫が幹に巣くいます。しかし、まだ幹からおがくず出ている様子はありません。まだ巣食ってはいないようです。ところが、細い幹にカミキリムシがしがみついていました。そして、幹の表面をがじっているではありませんか。可哀そうではありますが、幹から落として靴の底でひねり潰しました。
あちこちに青果 全体に甘い匂いが漂う 害虫のカミキリムシ
真っ赤で美味しいスモモを収穫し終わったら、今度は桃の収穫です。桃の樹をよく観察すると、袋掛けを忘れた実は腐るか虫が穴を開けていました。やっぱり袋掛けが大切なことが分かります。
桃の実が熟しているかは次のような方法で確かめます。一つは色です。袋の中が薄く赤ければOKです。続いて匂いです。甘い桃の匂いが漂っていればOKです。最後に袋の上から触って微かに柔らかければ収穫OKのサインです。
収穫した2個の桃、色も匂いも柔らかさもGood!
甘い匂いに誘われるのかいろんな虫が飛び回っています。私が子供の頃には袋を破ってカブトムシが入っていることが少なくありませんでした。私にとってカブトムシは憎き害虫だったのです。今でもカブトムシが我家に飛び込んできますが、そんな時、忙しかった桃の収穫を思い出します。昔、我家は桃農家でした。
成熟を確認した実 そっと袋を外す 色良く美味しそうな桃