東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

楽しく田んぼの代かき講習

2002年05月25日 | 稲:春作業,苗作り

 田んぼに来た若者達に、耕運機の使い方や代かきを教えました。この地域は大都市東京に近郊地域で、ほとんどの人は私も含めて都心へ通勤しています。このため、農作業に触れる機会はほとんどありません。
 今日は農業に興味を持っている大学生を含む若者に、もうすぐ田植えをする田んぼの代かきを体験してもらいました。代かきは平クワを使ってもできますが、とても時間がかかります。このため、耕運機を使っての代かき体験です。

             唯一女性のGさん。注意深く耕運機を操作


 管理機と呼ばれる小型の耕運機は、直進時にはあまり力が必要ありません。進みたい方向に曲げる時だけ少し力が必要です。耕運機について行くだけで、ある程度耕したり代かきすることができます。

            代かきする田んぼはぬかるんでいるため足場に注意


 耕運機で一番大変なことは、故障しないように日々管理することです。例えば、農作業が終わった時に必ずガソリンを抜きます。これを忘れると、次に使おうとしたときに、エンジンが動かないことがよくあります。また、雨がかからないように、ビニールシートを架けておくことなどです。

         代かきがすすんで、だいぶ田んぼが均せられました


 サラリーマンをしていると、なかなか農作業の時間をとれません。土日曜日が休みだったとして、次の休みを遊んでしまうと、農作業するのは二週間後になります。秋は気温が毎日のように下がっていきます。二週間の休みは、適切な播種時期を逃してしまいます。特に、田植えの時期と秋冬野菜の播種時期は休んでいる暇はありません。

              今日集まったメンバー4人(私を除いて)

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苗の育ち具合

2002年05月24日 | 稲:春作業,苗作り

 苗代の苗が順調に育っています。このところ晴天に恵まれて、また日照りもないため、水を小川からくみ入れる必要もありません。雑草もそれほど見当たりません。

                 緑がより濃くなった苗代の苗


 苗は5cm程度に伸びています。根もしっかり張っているようで、転んでしまった苗は見る限りありません。水面下を見るとミジンコなどの微生物が活発に泳いでいます。

                 元気に成長している苗

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6月の田んぼの予定

2002年05月22日 | 稲:春作業,苗作り
 6月の田んぼは、次の予定でいます。
  01日:しろかき、畦塗り,
  08日:午前苗取り、午後田植え,
  15日:午前苗取り、午後田植え,
  22日:午前苗取り、午後田植え,
  29日:予備日(草取り),
 08/15/22日は小雨でも決行します。大雨の場合は、日曜日にするなど臨機応変に対応します。田植えは時期を逸することができませんので。今年は、例年より面積が広くないため、丁寧にできると思います。

           畦を塗るなど田植えの準備を進めている田んぼ
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田んぼの代かき

2002年05月18日 | 稲:春作業,苗作り

 耕運機がない時代(私の祖父の代)、牛を使って田んぼの代かきしていました。そして、牛がやり残した所は人が平クワやとんぼで田んぼを代かきしました、しかし、とても大変で時間がかかります。祖父が牛を使って代かきしていた時代がとても懐かしいこのごろです。
 今は耕運機がトラクタを使って代かきすることがほとんどになりました。今日、若者二人に耕運機による田んぼの代かきを教えました。

            耕運機を使って代かきをする若者


 耕運機を使った代かきで大変なのは、燃料のガソリンが必要なこと。耕運機が故障したときに修理が自分でできなければならないことです。それさえ、クリアできれば耕運機がとても働き者です。田んぼに限らず畑でもオールマイティーに使えます。

                  耕運機で代かきするTさん


 耕運機で代かきしているとしだいに田んぼの土をこねるほどに抵抗が強くなります。すると、耕運機を支えるための力がより強く必要になります。代かき終了頃になると汗が湧き出てきて大変疲れます。
 田んぼ全体が平均的に均されると代かきの終了です。耕運機では微妙な平均化が無理のため、後日とんぼを使って均します。代かきが終了すると田んぼの畦に座って水分をとりました。

             代かきが終了した田んぼ、綺麗に均すのは後日

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苗の成長

2002年05月14日 | 稲:春作業,苗作り
 苗場の中干しをするために、苗場の水をせき止めている水門を開放します。中干しをすると、芽生えたお米は、芽は上を向く一方で根は土の中に根付きます。中干ししないと、いつまでも籾が水に漂って水面の波で籾がころころと転がってしまいます。そのうち、籾に水カビが生えたりして成長が妨げられます。

               春の日差しを浴びるように苗場を中干し


 連日中干しをしているためか、芽生えたお米はちゃんと成長しています。これで、苗作りの半分は終わりました。このように<芽生えたお米が芽を出して根付くのを確認するまでは安心できません。

              ちゃんと芽を出して根付いたお米
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田んぼの草刈りと耕運

2002年05月04日 | 稲:春作業,苗作り

 今日は田んぼの草刈りと耕運をしました。田んぼを耕運する前に、事前に草を刈っておかないと耕運機のロータリーに絡み付いて耕運できません。耕耘機は一台しかないため、一人が耕運機を操作して、残りの人が耕運する前の田んぼを草刈りしました。

           耕運機をかける前に田んぼに生える草の刈り取り


 手で草を抜いたり、カマで草刈りをしました。人数もたくさんいましたので、草刈機を使わないで田んぼに座りながら皆で楽しく草刈りしました。

            草を刈り取ったばかりの田んぼを耕


 天気が良い中で、楽しくわいわい言いながらの草刈りと耕運です。昼になると田んぼを囲む土手にシートを広げて昼食しました。

              田んぼ作業に参加したメンバー

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苗場の中干し開始

2002年05月03日 | 稲:春作業,苗作り

 稲の芽がだいぶ伸びて1cm程度になってきましたので、今日から中乾しに入ります。このため、苗代の水を抜きました。

             水を抜かれて土が見え始めた苗代


       水が抜けて、水面上に出た苗の芽、白い根も見える

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