東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

伊勢,熊野古道,高野山,明日香の史跡を楽しく散策 (17/18)5日目

2018年06月30日 | 歴史探訪他ウォーキング

 紀伊半島史跡巡りも5日目最終日となりました。和歌山県橋本市のホテルを出ると、奈良県の明日香村に向かいました。古代において、天武天皇の妃である持統天皇が都を完成させた地だったと思います。都があるからには、明日香村は平野かと思っていました。ところが、小さな山や大地があちこちにある村でした。道を迷いながら走って、奈良文化財研究所の明日香資料館に着きました。

 奈良県の明日香資料館   明日香資料館を見学    館内の遺跡資料を見学
  

 明日香資料館内には国宝級の貴重な遺跡が陳列してありました。貴重な遺跡を守るためでしょう、館内には警備員が配置してありました。また床に、明日香の航空写真に当時の都が投影されていました。1時間位明日香資料館内を見学したでしょうか。館内見学後、外に出て広場を歩きました。その広場には異形な石造物がたくさん置いてありました。

    なんとも不思議な亀石         水が流れていた酒船石
 

 古代の明日香には何とも不思議な石造物がたくさんあったようです。今だにその用途が分からない巨石が少なくありません。明日香に限りませんが、当時の日本ではもともと巨石信仰のようなものがあったようです。ところが、明日香時代を過ぎるとぱったりと異形な石造物が作られなくなります。渡来の文化や仏教が優勢になるにつれ忘れ去られたのでしょう。

           元々は方墳だったらしい石舞台古墳


 この田布施近辺でも、巨石が鎮座している神社が少なくありません。また石ノ口八幡宮,八尋石八幡宮,土穂石八幡宮など石を冠している神社もあります。世界を見渡してもストーンヘンジなどのような巨石信仰が古代にとても多いのです。自然崇拝は信仰の始まりのようです。ところが、文明が進むにつれて支配に都合の良い信仰が増えたように思います。

 巨大な石舞台古墳内   石舞台古墳に入る子供達    古墳内の子供達
  

 明日香資料館を出ると、古代の歴史によく出てくる石舞台古墳に行ってみました。広大な敷地の一角にその巨石がありました。元々は方型古墳のようで、その名残らしく周辺の堀が四角になっていました。なんでも壊された古墳ではないかとのことです。たくさんの子供達が遠足で石舞台古墳を見学していました。あるグループの先生と生徒の写真を撮ってあげました。石舞台古墳内部は巨大な空間が広がっていました。田布施の後井古墳は丸い自然石を使って建造されていますが、石舞台古墳は自然石でも比較的角張った巨石を使っています。続いて天武天皇と持統天皇陵に向かいました

           史跡巡りした明日香村

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柳井市 楽しかった氷室岳ウォーキング(3/3)

2018年06月29日 | 歴史探訪他ウォーキング

 氷室岳頂上には祠が三つあります。説明書きがないため何の祠か分かりません。私の見たところ、神社系が二つ、仏教系が一つのように思えます。祠ではないのですが、三角点が一つあります。明治時代の測量時に設置したのではないかと思います。今は、GPSやレーザーで簡単に高さや距離を測ることができますが、その昔は三角法でしか測量することができませんでした。伊能忠敬が日本全体の地図を測量した方法も三角法です。

   氷室岳の三角点       頂上の祠1        頂上の祠2(瓦製)
  

 ところで、氷室岳から高照寺山側を見下ろした景色が一番良かったように思います。景色を邪魔する灌木が少ないうえに高度感が素晴らしいです。一方の伊陸側は、高く伸びた灌木に遮られた景色が見えません。もう一つ残念なのは、テレビ放送のための建物が頂上に陣取って景色を邪魔していることです。高い山ゆえに仕方がない事だとは言え残念です。

         氷室岳から高照寺山側を見下ろした景色


 氷室岳とは珍しい名前の山です。名前通りに解釈すると、その昔に氷を貯蔵する室があったのではないかと思います。古代から江戸時代にかけて、特に夏場の氷は貴重品でした。冬場に川の水をプール状の池に引いて、静かにゆっくりと凍らせると透明な氷ができます。その氷を切って夏場に町に運ぶのです。テレビで放送していましたが、前田藩の氷を江戸に向けて、特別な飛脚を使って数人がかりで運んでいたそうです。断熱材は木くず,藁,綿などです。到着した時に氷はだいぶ小さくなっていましたが、破格の値段がついたそうです。

    昼食休憩後下山開始          視界が開けた場所を通過
 

 昼食休憩が終わると、元来た道をどんどん下りました。下りのため足も軽く1時間程度で氷室岳の麓に着きました。奥畑集落の道を、氷室岳を時々振り返りながら歩きました。30分位歩いたでしょうか、出発した高山寺に到着しました。ウォーキングに参加された方々、お疲れ様でした。

  道脇のお地蔵様     時々振り返った氷室岳    出発した高山寺に到着
  

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小麦の脱穀作業と麦の敷藁作り(2/2)

2018年06月28日 | 麦,穀類,雑穀



 1時間ほどの休憩後、周防大島のHさんが加わり敷藁を作ることにしました。脱穀後の麦藁を藁切りカッターを使って細断しました。細断された麦藁はスイカなどの敷藁に最適です。休憩中に冷えたディーゼルエンジン(発動機)を再始動しました。そして、藁切りカッターと平ベルトで繋ぎました。30分ほどで全ての麦藁を細断しました。できあがった敷藁は、みなさんにスイカやカボチャなどの敷藁に使ってもらおうと思っています。

         麦藁を次々に藁切りカッターに入れて細断      


 今主流のコンバインなどの農業機械は、乗ったまま畑に来ることができます。つまり楽々に農作業できます。しかし、今回使った発動機,動力脱穀機,藁切りカッターなどは昭和30年代の農業機械です。畑までの運搬が難儀です。今回使った農機具はすべて、農家の方々からいただいた古い機械です。いずれ郷土館に陳列したい農機具ばかりです。

  藁切りカッターに麦藁を入れる     細断されて吐き出される敷藁
 

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夏キャベツの季節、今日も一つ収穫

2018年06月27日 | 野菜:葉菜

 4月上旬に苗を植え付けたキャベツが、収穫の時期を迎えました。寒冷紗を隙間なく覆ったため害虫の被害がまったくありませんでした。また雑草も寒冷紗の外側だけに生えていたためキャベツの成長に悪影響はなかったようです。美味しそうな新鮮なキャベツがたくさん収穫時期を迎えました。小玉キャベツで、今日も一つ収穫しました。

 寒冷茶を外して収穫     端のキャベツ一つ      鎌で根本を切る
  

 しかしながら、今は梅雨のシーズンなので早く食べきる必要があります。10個のキャベツのうち三つすでに食べましたが、家族が少ない我家では残りを食べきるには一ヶ月以上かかりそうです。食べきれず畑に残ったキャベツは、水分を吸ったりとう立ちしてパックリ破裂してしまいます。

          収穫後に根本近くの開いた葉を取り除く


 破裂したキャベツはすぐに傷んで品質が下ってしまいます。破裂する前に4個程度のキャベツを急いで収穫して友達におすそ分けしようと思います。そもそも、このところキャベツばかり食べているため飽いできました。食べ物を買わないで自給できることはありがたいことです。考え方によっては贅沢なことなのかも知れません。

  丸々した美味しそうなキャベツ    残したキャベツに寒冷紗を再被覆
 

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小麦の脱穀作業と麦の敷藁作り(1/2)

2018年06月26日 | 麦,穀類,雑穀



 先日刈り取りした時に湿っていた小麦は、しばらくの間はさ掛けしていたためカラカラに乾いていました。我家の倉庫から1年ぶりにディーゼルエンジン,脱穀機,藁切りカッターなどを運搬機で畑まで運びました。午後1時少し過ぎにディーゼルエンジン(発動機)を始動しました。そして、ディーゼルエンジンと脱穀機を平ベルトで繋いで、脱穀作業を開始しました。

快調なディーゼルエンジン   麦クズが飛び散る     交代しながら脱穀
  

 去年は足踏み脱穀機を使って小麦を脱穀しましたが、今回は小麦の敷藁も作りたかったためディーゼルエンジンを使った動力脱穀機を使いました。足踏み脱穀機を使う場合は唐箕も同時に持ち込まなければなりません。今回使った脱穀機は、足踏み脱穀機と比べて脱穀効率と唐箕能力の点で圧倒的です。

          脱穀が終わった麦藁は右に重ねるように置く

 脱穀の結果、約10kgの小麦を収穫することができました。今後は、麦粒をさらに天日乾燥消毒して貯蔵します。少しずつ製粉して、パンやうどんなどにして食べようと思います。さて、脱穀が終わると休憩しました。1時間ばかり談笑していると周防大島からHさんがやってきました。次に麦藁を細断して敷藁を作る作業に入りました。今度は藁切りカッターの出番です。

    次々に小麦を脱穀          脱穀された小麦は収穫袋に収納
 

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柳井市 楽しかった氷室岳ウォーキング(2/3)

2018年06月25日 | 歴史探訪他ウォーキング

 奥畑集落の里山道をどんどん進みました。途中、奥畑集会所の横を通り過ぎました。この集会所前に五輪石,お地蔵様,そして手洗い石のようなものがありました。いろいろな集会所や公会堂などを見てきましたが、五輪石などがある集会所はかつて大師堂や薬師堂などがあった可能性があります。集落の方に出会わなかったので、確認することができなかったのは残念です。集会所を過ぎてしばらくすると氷室岳入口に着きました。

 奥畑集落の小道を進む    日陰の林道を歩く     途中で補水休憩   
  

 氷室岳入口で少し休憩しました。この入口には氷室岳に向かう2本の登山道があります。一つはかつて歩いて登った道ですが今は廃道のようです。もう一つの林道を進みました。入口から1時間位でしょうか、日陰の単調なだらだら道を進みました。同じ道幅で、同じ傾斜の林道が延々と続きます。楽しいお話でもしないと退屈するような道が続きます。

   9合目頃からは階段を登る        もうすぐ氷室岳頂上
 

 単調な林道を登っていると、パラグライダーを描いたワゴン車に追い越されました。頂上直下のパラグライダー発射場に向かうようでした。休日を利用して数人がパラグライダーで空を滑空するのでしょう。その何分後かに今度は2台のバイクに追い越されました。氷室岳は歩くには単調過ぎるので、ウォーキングするには人気がないのでしょう。我々以外に歩いている人はいませんでした。

         高度感があり下界を見渡せる氷室岳頂上に到着


 パラグライダー発射場がある氷室岳9合目付近が林道の終着地点です。そこから頂上に向かって階段が続いています。その階段は歩幅に合っていないため登っていると疲れます。10分位でしょうか、その階段を登っていると広々とした柳井市最高峰の氷室岳頂上に到着しました。三角地点は20m位南に行った場所にあります。頂上広場は木が生えておらず日陰がありません。あまりに直射日光が強く暑いため、日陰に退散しました。そして、その日陰で昼食休憩をとりました。

   光市方面の山々を見下ろして      由宇の大将軍山、銭壺山方面
 

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美味しい料理にお酒、楽しかった夏のミニ収穫祭

2018年06月24日 | イベント,行事

 一昨日、小麦を刈り取りしてはさ掛けにしたり、アーチチョークやジャガイモを収穫しました。その時、収穫したジャガイモなどを使って収穫祭をしようとの話がまとまりました。そのため今夜、収穫に参加した方々を中心に集まってミニ収穫祭をしました。ジャガイモ料理や蒸したアーチチョーク、そして持ち寄りした一品料理をいただきました。また、美味しいお酒を飲んだりして楽しく盛り上がりました。いつもながら、ごちそう様でした。


         収穫したジャガイモ料理やお酒を楽しむ方々

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我家もスモモを収穫、おとなしい甘さが美味しい

2018年06月23日 | 樹木,果樹

 果物屋さんで見かけるようになったスモモ、我家も収穫最盛期に入りました。スモモの樹を見上げるとスモモが、もぶれ付いています。一部のスモモは熟し過ぎて地面に落ちています。落ちる直前の真っ赤なスモモが、最も甘く美味しく食べることができます。その味は、上品でおとなしい甘さです。桃と比べて、例えて言うならば、桃は女王様でスモモはお嬢様でしょうか。

 たくさん実ったスモモ    手で摘まんで収穫     真っ赤で美味しそう
  

 スモモは世話いらずの果物です。桃は春に害虫に退治したり、実が大きくなると袋を掛けなければなりませんその点、スモモは世話の必要が全くありません。実はやや小さいものの、たくさんのスモモを飽きるほどに食べることができます。この頃になると、小動物が甘い匂いに引かれてたくさんやってきます。樹上のスモモを収穫していると、驚いて飛び去るカナブンなどの昆虫が顔に当たります。

            美味しそうなスモモ、上品でおとなしい甘さ

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楽しい麦の刈り取りとジャガイモの収穫

2018年06月22日 | 麦,穀類,雑穀



 雨上がりの朝、小麦の刈り取りをしました。当初の予定では、麦刈り後すぐに脱穀することしていました。しかし、昨夜の雨ですっかり麦が湿っていました。そのため、今回は刈り取りだけで、はさ掛けして天日乾燥することにしました。ところで、スズメやハトなどの食害を防ぐため、小麦畑には防鳥糸を張っていました。その防鳥糸を回収する作業から始めました。

  今回刈り取った小麦、隣は藍       最初、防鳥糸の回収作業
 

 防鳥糸を回収後、防鳥糸を支えていた支柱も回収しました。そして、いよいよ麦刈りです。その昔はカマで刈り取りしていました。麦は根が抜けやすいため専用のノコギリガマを使うか、鋭利に切れるように普通のカマを丹念に研いで使っていました。今回は効率的に刈り取るためにバインダーを使いました。このバインダーは2001年に八王子市のある古老からいただいた機械です。以後17年使ってきました。

          いただいてから17年目のバインダーで麦刈り


 刈り取った麦は次々に結束されて放り出されます。その結束された麦はすかさず、横にした棒に掛けました。掛けた麦は数日間、天日乾燥させます。麦を全て刈り取りしてはさ掛けし終わると、3月上旬に植え付けたジャガイモを収穫しました。掘ったジャガイモは、麦の刈り取りに参加していただいた方々に全て差し上げました。ジャガイモの品種はメークインです。

刈り取りが終わった麦畑    ジャガイモを収穫     収穫したジャガイモ
  

 ジャガイモの収穫が終わった頃にお昼となりました。そのため、農作業をいったん中止してお昼をとりました。談笑しながらの楽しいお昼休憩でした。ところで、今回は麦が湿っていたため脱穀できません。今後の雨でさらに濡れないように、はさ掛けした麦の上にビニールシートを掛けました。一週間後頃の快晴日に脱穀する予定です。今回の麦の刈り取りを手伝っていただいた方々、あがとうございました。

     楽しいお昼休憩           麦にビニールシートを被覆
 

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伊勢,熊野古道,高野山,明日香の史跡を楽しく散策 (16/18)4日目

2018年06月21日 | 歴史探訪他ウォーキング

 壇上伽藍から奥の院入口駐車場までは車で移動しました。駐車場から奥の院の入口に近づくと、何やら騒がしい声が聞こえました。外国から来た団体の観光客が、高野山のお坊さんと一緒に写真におさまったり握手していました。しばらくすると、それらの観光客はバスに向かって去って行きました。奥の院に入ると少し静かになりました。その後は粛々と歩いて奥の院内を歩きました。

          たくさんの墓石や慰霊碑が建つ杉木立の奥の院


 40年前にも思いましたが、奥の院にはどうして大名や会社などの慰霊碑(墓地)あるでしょうか。ある会社の慰霊碑は、仕事中に不幸にも亡くなった社員を弔うためのようです。よく耳にする戦国大名の慰霊碑は何のために奥の院にあるのか不思議です。大名の先祖を弔うためでしょうか。

   大黒天御共所      御廟の橋を渡る       汗かき地蔵   
  

 史実かどうか分からないのですが、長尾景虎(のちの上杉謙信)が同族の争いに嫌気がさして、奥の院に籠ってしまったことがあるそうです。そこで、困った家来たちが奥の院から越後に戻るよう説得したとか。杉木立の奥の院をどんどん進むと、大黒天御共所がありました。さらに道を進んで、御廟の橋を渡りました。なお、これから先は写真を撮影することができません。

            霊気が漂うたくさんの杉の大木


 御廟の橋を渡ると、弘法大師御廟に向かいました。そして、燈籠同に入りました。40年前に来たときは、たくさんのろうそくが灯っていたように思いました。真っ暗な中にたなびくたくさんのろうそくは幻想的でした。そのろうそくが、今は電球でした。もしかして、今後はLEDが灯されるのかもしれません。奥の院を散策し終わると、駐車場に戻りました。そして、宿泊するホテルに移動することにしました。

    吉野川沿いのホテルに到着      今宵も美味しい食事にお酒で歓談
 

 高野山の大門を窓越しに見てから、和歌山県橋本市の吉野川沿いにあるホテルに直行しました。このホテルは宿泊するだけで、食堂は隣の建物にありました。荷物をホテルの部屋に置くと、食堂に向かいました。そして、皆で食事をしながらこの1日を振り返りました。熊野の山の頂に鎮座する玉置神社、高野山の金剛峯寺、壇上伽藍、そして奥の院などを振り返りました。次の日は、紀伊半島史跡巡り最後の日です。午前中は明日香の地を訪れます。

          高野山から橋本市のホテルまでの道のり

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ニンニクを収穫して軒下に吊るす

2018年06月20日 | 野菜:根菜

 ニンニクを収穫する時期がやって来ました。時々雨が降る中を、1本1本引き抜くように収穫しました。この引き抜く時に力を緩めると、茎の皮がずるりと抜けて肝心のニンニクは抜けません。そうなると、ずるずるした所が滑りやすくなります。いくら力を入れても、ずりむけて抜けません。そんな時は、スコップを使うなどしてニンニクを掘り出すしかありません。

雑草が生えるニンニク畑    強く握って引き抜く    出てきたニンニク
  

 抜いたばかりのニンニクは土が付いています。水道の蛇口から水を流しながらニンニクを洗います。すると、真っ白なニンニクが現れてきます。ちなみに、白いニンニクの間に小さな茶色のニンニクが付いていることがあります。その小指の先ほどの小さなニンニクを畑に植えておくと、微小な芽が出てきます。その芽を大事に育てると来年又は再来年、ニンニクとして収穫できる大きさに育ちます。 

         収穫したばかりの土が付いたニンニク     


 綺麗に洗ったニンニクはすぐに焼いて食べても構いません。きつい臭いがしないニンニクのため美味しく食べることができます。ニンニク醤油として漬けても、カレーなどに入れても構いません。食べる以外の変わった用途としては、その昔のヨーロッパでは悪魔避けとしてネックレス状に紐にぶら下げたそうです。収穫したニンニク、いくつかは知り合いに差し上げました。残ったニンニクはタマネギの隣に吊るしました。来年用の種ニンニクを残して、今年中に食べきろうと思っています。

    水で洗うと真っ白なニンニク    タマネギの隣にニンニクを吊るす
 

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柳井市 楽しかった氷室岳ウォーキング(1/3)

2018年06月19日 | 歴史探訪他ウォーキング



 今月のウォーキングは、柳井市の最高峰である氷室岳(562.6m)です。登る前に、麓にある高山寺を見学しました。駐車場に車を置いた後、高山寺見学の許可を得ようと私一人がお寺に向かいました。本堂横の、ご住職様が住んでおられる家の呼び鈴を押しました。すると、偶然にもバイクで帰られたご住職様に出会いました。そして、ご住職様に快く高山寺見学などのご許可をいただきました。ありがとうございました。

  高山寺の山門       立派な高山寺本堂    タラヨウの葉を手に取る
  

 見学のご了解を得ると、最初にお寺の山側にある庭園を見学しました。まず、庭園入口に植えれているタラヨウの木を皆さんに説明しました。この木は田布施町の龍泉寺にも植えられています。通称ハガキの木と呼ばれています。葉の裏に擦るように文字を描くと、その文字が黒く浮き出てくるのです。その昔は文として使われていたのかも知れません。

           高山寺の庭園と氷室岳の関係を説明


 タラヨウの木の説明が終わると、高山寺の山側にある庭園を見学しました。最初に柳井市指定文化財のモクセイの木を説明しました。続いて、別名周防富士の名がある氷室岳とこの庭園の関係を説明しました。実はこの庭園、周防富士を鑑賞できるように配置してあるのです。かつては水が流れていたであろう滝や池なども配置されています。

 高山寺本堂裏からの庭園   庭園に映える周防富士    皆で庭園を鑑賞
  

 庭園の見学が終わると高山寺本堂内を見学させていただきました。やはり、一番良かったのは本堂裏から見える庭園です。窓を開け広げて解放すると、目の前に庭園が広がり、その向こうに庭園一部のように見える周防富士(氷室岳)が見えました。昔の人はこの庭園を眺めては心を癒したのに違いありません。高山寺の見学が終わると、氷室岳に向かっていよいよ出発です。奥畑集落を歩いていると田んぼで草取りをしている方がいました。声をおかけしてお話を伺いました。

   高山寺を出発、氷室岳に向かう    田んぼの草取りをしている方とお話
 

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100年以上前製造の古い自動織機を修理(3/x)

2018年06月18日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 とても古い自動織機を動作させていると、突然に綜絖が壊れてしまいました。綜絖を支える革が切れてしまったのです。私は老人ホームでお年寄りに革財布の作り方を教えた程度の革細工知識しかありませんでした。しかし、綜絖を修理するためには革細工をするしかありません。

  いろいろな太さの穴   試しに紐を通してみる    決めた太さの穴を開ける
  

 先日新宿を訪れた時に修理に使う新しい革を購入しました。購入した革にいろいろな太さの穴を開けて、紐を通すに最適な穴の太さを決めました。穴の太さが決まると、切れた革と同じ長方形になるように革をハサミで切りました。そして、紐を通す穴と、革を止めるネジ穴を開けました。

          革(長方形)の片方に穴を開け、紐を通して固定


 一つの綜絖を支えるのは二つの革です。それぞれの革の端に開けたネジ穴に木ネジを通して織機に固定しました。二つの革を固定し終わると、今度は革に通した紐を綜絖に結んで固定しました。これがけっこう難しいのです。二枚の綜絖がちょうど良いバランスで上下するように結ぶのです。このバランスが悪いと、経糸にうまくシャトルを通すことができません。何度か結び直して綜絖に革を繋ぎました。

   木ネジで革の片方を固定        もう片方は紐で綜絖と革を結ぶ          
 

 綜絖の修理が終わると、自動織機のモーターに電源を繋いでスイッチをONしました。すると、ちゃんと綜絖が上下しました。綜絖の修理は成功のようです。次にシャトルが正常に左右に飛ぶかチェックしました。すると、右からはちゃんとシャトルが飛ぶのですが、左からはシャトルが飛ばないのです。今度はシャトル部の修理をしなければなりません。やれやれ、自動織機が正常に動作するにはまだまだ時間がかかりそうです。

           正常に上下するようになった2枚の綜絖

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昭和の歌や音楽を、昭和の真空管アンプで聴きたい(2/x) 修理日誌

2018年06月17日 | 古ラジオ修理工房

 仕事の合間を見ながら、昭和30年代の真空管ステレオアンプの修理をしています。このアンプはかなり傷んでいます。電源を入れるといきなりヒューズが飛びます。一番の故障個所は電源回路のようです。まずは整流用の真空管5AR4が故障しているようです、別の同真空管を装着するといきなりヒューズが飛ぶ事はなくなりました。しかし、今度は電源を入れて10秒後にヒューズが飛ぶようにになりました。やれやれ!

          電源用平滑コンデンサの電圧推移をテスターで測定


 そこで、電源を入れた直後の平滑用コンデンサにかかる電圧の推移を見ました。電源を入れると整流用真空管のカソードが熱せられてだんだん平滑電流が流れるようになります。すると、平滑用コンデンサの電圧だんだん上昇します。ところが、50V位に上昇したところでヒューズが飛ぶことが分かりました。250V位まで上昇しなければならないのに謎です。

   焼ききれていた平滑抵抗         暴発していた電解コンデンサ
 

 そこで、電源回路に破損や漏れなどの故障がないかどうか目視調査してみました。すると、たくさんの故障個所が見つかりました。平滑抵抗が黒いので、だいぶ熱くなっていたことが分かります。その平滑抵抗の一つが焼ききれており断線していました。また、過電圧がかかったのでしょういくつかの電解コンデンサが膨らんで暴発していました。これらの故障部品は総取り換えしなければなりません。
 この真空管アンプは、喫茶店かどこかで一日中演奏のために使われていたのではないかと思われます。だいぶ使い込んだように見えます。

         丸は、取り換えしなければならない電子部品

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伊勢,熊野古道,高野山,明日香の史跡を楽しく散策 (15/18)4日目

2018年06月16日 | 歴史探訪他ウォーキング

 金剛峯寺の次に壇上伽藍に向いました。40年ほど前に高野山に来た時、一番印象深かった伽藍は根本大塔です。周りのお寺はみな地味な色をしているのに、根本大塔だけは鮮やかな朱色なのです。40年前に来た時は冬でした。地面に降り積もった雪の白色と対照的な、鮮やかな塔の朱色を今でも覚えています。

           青い空に映える、根本大塔の鮮やかな朱色


 根本大塔の内部に入ってみました。とても太い柱が塔を支えているようでした。中にはとても大きな仏さまが数体安置されていました。私は仏教のことはあまりよく知りません。そのため、如来や菩薩などのヒエラルキーを知りません。それを知っていたならば、いろんなお地蔵様や仏像の区別ができたのではないかと思います。

 根本大塔南の金堂    金堂向こう側に中門     金堂近くの御影堂      
  

 根本大塔の見学が終わると、金堂周りを見学しました。金堂北に三鈷の松がありました。この松の根本に枯れた松葉が無数に落ちています。普通の松葉は2本の棘のような葉がありますが、たまに三本の葉がある松葉があるそうです。皆で、三本の葉がある松葉を探しました。しかし、見つかりませんでした。見つけた人には幸運があるとか。

  三鈷の松の松葉を探す         押してぐるぐる回す六角経蔵
 

 その後、御影堂を見てから六角経蔵に行きました。この六角経蔵はとてもユニークです。お堂の横に突き出た棒を持って押し、ぐるぐる回すことができるのです。ぐるぐる回ることにより、お経を読んだことになるとのこと。40年前にもこの六角経蔵はあったはずですが当時は気が付きませんでした。チベットのぐるぐる回るコマのようなお経に似ています。あるいは曹洞宗の、お経をパラパラ捲りその風を受けることに相当するのかなと思いました。

         金堂を見学後大会堂横を通り、高野山奥の院に向かう

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