東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

クルミの皮を使った籠を試作(2/2) 何とか完成

2024年05月12日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 前回、私の不慣れのためクルミの籠は仕上がりませんでした。そこで、製作途中だった籠をいったん元通りにバラバラにしました。そして、あらたにクルミの皮で2cm幅の帯を作って追加しました。そして、再度籠を作ってみました。綺麗ではありませんが一応籠が出来上がりました。
 今回クルミ籠を作ってみて、①なるべく薄い皮を選ぶ。②節がある皮を避ける。③幅一定のクルミ皮の帯を作っておく、などが大切なことが分かりました。近いうちに今度はクルミのポシェットを作ろうと思います。

       やや形がいびつなものの、完成したたクルミ皮製の籠


 竹細工で籠を作ったことがありますが、クルミは竹と比べて籠に加工しやすいように思います。竹は薄く剥ぐ技術が必須ですが、クルミは元々皮ですので薄い上に水に浸すとより柔らかくなります。ただ材料のクルミの入手が難しいです。私の場合、ラッキーなことに12年前クルミの苗樹を植え付けていました。

         一度ばらしてから、再度編み直し中の籠


 籠を編む前にクルミの皮が柔らかくなるよう水に浸しますが、浸したクルミの皮は黒っぽくて良い色ではありません。しかし、籠に編んで天日乾燥させると明るい色に変わります。その色は渋く毛皮のようにも見えます。乾燥すると硬くなるため末永く使えると思います。

     完成したクルミ籠の底         一番苦労した籠の縁
 


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