世界遺産『昌徳宮』見学と『土俗村』で参鶏湯ランチ 《 ソウル in 韓国 》

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ソウル滞在2日目（2007/4/15）は、『薬泉』でお粥の朝食を食べた後、一旦ホテルに戻り、ソウルの世界遺産『昌徳宮（チャンドックン）』に行きました。

突然ですが、韓国のタクシーには「模範タクシー」「一般タクシー」の2種類があります。「模範タクシー」はサービスも良く外国語も通じるので旅行者に人気がありますが、料金は一般タクシーの2～3倍です。
ロッテホテルには模範タクシーしか止まっていなかったので、模範タクシーに乗って行きました。安全運転で車の乗り心地も良く、日本語を勉強中の気のいいおじさん運転手さんで安心して乗っていられました。昌徳宮までは所要15分、10,000ｗ（≒1,320円、チップ含）でした。

昌徳宮は、ガイドさんに付いて見学します。ガイドツアーの所要時間は1時間半。
１日に何度かツアーが開催されていますが、私達は朝一番（9：30～）の日本語ガイドツアーに参加しました。

こちらは日本語ガイドツアーの参加者の方達です。人数が多いと思いましたが、入口で一緒になった旅行会社の添乗員さんによると、今日はこれでもすいている方だそうです。GWや初夏の方がもっと混むらしいです。

韓国人のガイドさんの説明は面白かったです。自分達で周るより（毎週木曜は自由閲覧）、ガイドさんに説明を受けながらの方が効率良くまわれそうです。

「チャングムの誓い（原題：大長今）」を見ている方は多いのですね。ガイドさんの話の中でもチャングムネタが何度も出てきて、その度に盛り上がりました。ところで、「チャングム」は他の韓国ドラマと比較して、お父さん世代の日本人男性にも人気が高いように思うのですが実際の所どうなんでしょう。私の知っている範囲だけでも、昨日の焼肉屋さん行きのバンで一緒だったご主人、TH（夫）の伯父さん、今回一緒に行った伯母の旦那さん、私が以前働いていた会社の上司がはまっておられました。

正殿の前には文字の書かれた石が位の高い順に並んでいました。写真の石は「正三品」と書かれていますが、これは上から5番目の位で、チャングムはこの位に相当する「大長今（テジャングム）」の称号を与えられたのだそうです。

建物や風景はこんな感じです。

ここは、王様とチャングムが散策している場面が撮影された場所だそうです。
そして、ガイドさんの説明によると、「子供のチャングムがこの池の周りを走っている最中に、突然全く似ていない大人のチャングムに代わった場面がここです。第5話です。」だそうです。

ここを見学した後、坂道を登って少し歩いてガイドツアーが終了しました。
ガイドさんの説明も興味深く、見物も多かったので1時間半はあっという間に感じました。
昌徳宮見学の後は、お待ちかね参鶏湯（サムゲタン）のランチです。目指す場所は、ここから1.5kmの距離、『景福宮』の近くにある『土俗村』というサムゲタンの超有名店です。

昌徳宮からタクシーに乗る予定でしたが、出てすぐの道ではタクシーが見つけられず、近くにいた昌徳宮のガイドツアーで見かけた韓国人添乗員さんに聞いた所、ちょうど近くに戻る所だからと言ってタクシーを拾って同乗して下さいました。この時に乗ったのは一般タクシーで、昌徳宮を左に下った道路から土俗村まで、3,000w（≒396円）でした。このガイドさんも、昨日バスの送迎のガイドさんも、「一般タクシーはメーターもついているし、安いけれど充分安全だから大丈夫ですよ。」と教えて下さいました。この後も2度、一般タクシーに乗りましたが、最初に乗った模範タクシーほど乗り心地は良くないものの、バンコクで乗ったタクシーと比べると、全くの安全運転なので安心でした。

こちらがお店の外観です。中は数部屋あり、お庭にはツツジが咲いていました。

11：30頃に入ったらお客さんは数組でしたが、その後続々とお客さんが入って来て、私達がいた部屋はすぐに満席になりました。

今回、3人とも『サムゲタン 12,000w（≒1,584円）』を注文しました。
最初に、高麗人参酒とニンニク・キムチ・カクテキが出てきます。
高麗人参酒は、いかにも健康に良さそうな味がしました。キムチとカクテキの味は普通でした。

 

それほど待たずにサムゲタンが運ばれて来ました。土鍋の中でグツグツ言っています。美味しそう～

大きな鶏の上には青ネギ、黒ゴマがかかっていて、鶏の中には、もち米、ナツメ、高麗人参、松の実、栗が入っています。体に良さそうな素材のオンパレードです。鶏肉は柔らかでした。

スープは薄味なので、自分で添付の塩と胡椒を入れて味を調整します。鶏をコトコト煮こんで鶏エキスがたっぷり出ているせいか、スープは白濁してどろっとしています。漢方の味もしっかりしています。ここのサムゲタンも美味しかったのですが、私はどろっとしたものよりさらっとした味の方があっているみたいで、銀座の『韓国家』で食べたサムゲタンの方が好きでした。

ただ、このお店は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領もお忍びで通われているらしく、隣に座っていた韓国人のお兄さんも「サムゲタンはここが一番」と言われていたし、食事時はいつも混んでいることからも、本場で美味しいサムゲタンというのはこういう味なのかもしれません。

伯母・母・私の今回の感想は、「美味しかったけど、１回食べたら充分かな。」でした。

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