緑に囲まれた一軒家のイタリアン 『magari』 《 札幌 in 北海道 》

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札幌から東京に戻る日（2007/6/17）のランチは、『cucina italiana magari（マガーリ）』というイタリアンレストランへ行きました。
この近くに用事で来られたお姑さんが、緑に囲まれた雰囲気の良さそうなレストランを発見されたそうです。「名前も何料理かも分からないけれど、近くに’ショコラティエ　マサール’というチョコレート屋さんがあったよ。」という情報を元に、お店をネットで捜索。
「tabelog.com」というレストランガイドのHPで、「ショコラティエ マサールの周辺の地図」から「magari」という店名が分かりました。最近は何でもネットで調べられて本当に便利だなぁ。

美味しそうなお料理レシピが満載のa-syanさんのブログ「M家の日常の記録」でも「1ヶ月に1度は行きたいお気に入りの店」と紹介されているのを発見したり、書店で見かけた「札幌とっても上等なランチ」という本でも、一番最初のページでお店が紹介されているのを見つけたりして、行く前から楽しみにしていました。
2006年の秋にできたばかりのお店だそうですが、有名店なのですね。
こちらの宮下シェフは、私達が前日に行った『トラットリア テルツィーナ』でも活躍されていたそうです。その偶然にもちょっとビックリでした。

TH（夫）の両親とはお店で待ち合わせました。お店に行く前に、以前この近くにTH（夫）が住んでいたマンションや通っていた中学校を見た後、お店のすぐ近くにある『ショコラティエ　マサール』に行きました。

お店の外観も内装も白とこげ茶を貴重としたとてもカッコイイ建物でした。広々としたイートインスペースもあり、ゆっくりお茶とケーキを楽しんで帰りたい所ですが、この後すぐランチなので我慢我慢。
パンを何個か購入して帰り次の日に食べましたが、特にクロワッサンとパン・オ・ショコラが美味しかったです。

『ショコラティエ　マサール』に行った後は、待ち合わせ場所の『cucina italiana magari（マガーリ）』へ。

お店は、こんな感じで緑に囲まれています。
窓際の席に案内されたので、ガラス越しにお庭の緑を堪能しながら食事が出来ました。

 

ランチメニューですが、
・Aコース（サラダ・パスタ）：1,500円
・Bコース（前菜・冷製パスタ・パスタ・肉or魚のメイン）：2,500円
・Cコース（旬のおまかせコース）：4,000円
の3コースありました。
全てのコースに「パン・デザート・ドリンク」が含まれています。

お互いのお皿交換をして色んなお料理を味わえるよう、BコースとCコースを2人分づつ頼みました。

《Bコース》
●真フグのそば粉フリット
外はカリッと中はほくほくした真フグのフリットでした。岩塩で食べてもカレー粉を付けて食べるのも、どちらも美味しかったです。最初のお皿から次に出てくるお料理が楽しみになってくるお皿でした。

●フルーツトマトの冷製カッペリーニ
上にのっているフルーツトマトのジェルは液体窒素で急速冷凍したものだそうです。最初に食べたTH（夫）によると、上の方のカッペリーニも一緒に凍ってくっついていたそうです。お皿をシェアして私が食べる頃には程よく解けて、ひんやり爽やかなパスタになっていました。フルーツトマトのジェルは、甘味があってグレープフルーツのような味でした。

●小カブとパンチェッタのスパゲッティ
「ホワイトアスパラガスとパンチェッタのスパゲッティ」とメニューにはのっていましたが、ホワイトアスパラではなく、小カブに変わっていました。オリーブオイルの麺へのからみ具合が均一で、家で作るのとはやっぱり違うなぁという感じ。

○本日の鮮魚のオーブン焼き
TH（夫）の選んだメインのお魚料理です。上にのっているのは、ネギの先端にできる花「葱坊主」だそうです。

○源ポークのカツレツ　ケッカソース
こちらは、お父さん選択のメインのお肉料理です。

●ライムソースのブランマンジェ
甘さ控えめのソースにつかったブランマンジェの上から、ライムの皮が散らしてあります。ライムの香りが爽やかな、美味しいデザートでした。

 《Cコース》
●真フグのそば粉フリット
Bコースの前菜と同じです。Cコースの方が皿数が1皿多い分、フリットの数も少なめでした。

●ホワイトアスパラガスとパンチェッタ
今が旬の北海道の立派なホワイトアスパラの上に、とろけるようなパンチェッタとパルミジャーノがのっています。味付けはゆるいホワイトソースに岩塩と黒コショウです。ホワイトアスパラは固めに茹でてあり歯ごたえがありました。
こういうシンプルだけど贅沢な素材を使ったお料理って大好きです。幸せな一皿でした。

●雲丹の冷製パスタ
雲丹と思い出せない何か（写真からすると焼き茄子？）が入った冷製パスタです。雲丹は甘くてまろやかで、岩塩の塩味といいコンビネーションでした。これも美味しかった～。

●しゃことアスパラの手打ちパスタ
カレー粉やクミンなどの香辛料が入っているのか、インドや中東料理（食べたことないけど・・）のような味でした。

●牛ほほ肉の赤ワイン煮込み
つけあわせのピュレのようなものが、最初何か分からなかったのですが、牛蒡とじゃがいもでしょうか。ピュレでは初めて食べる味でした。

●デザート
上のミルククリームがしゅわっと泡立ったイチゴパフェです。イチゴ以外は何が入っているか忘れてしまいましたが、ひんやり冷たくて口当たりも良くて、すごく美味しかったです。

 

《共通のもの》
●パン
バターがたっぷり染み込んだ柔らかいパンでした。美味しかったです。でも、カロリー高いんだろうな。

●ドリンク
「ドリンク」は、「グラスワイン（赤・白）、コーヒー、エスプレッソ、ハーブティー、オレンジジュース」から選べます。

こちらは、TH（夫）の頼んだコーヒーです。

私は、ハーブティーにしました。
ハーブティーを頼むとメニューを渡され、そこに書かれた5種類の中から選べました。
「香遊生活」という会社の国産オーガニックハーブティーです。

レモン系の味が好きなので、「レモンバーム・カモミール・オレガノ・レモンタイム・ローズマリー・セージ」が入ったものを選びました。これは「身も心もいつまでも輝いていたい。そんなあなたにお薦めの爽やかな飲み口のハーブティー」なのだそうです。

●グラスワイン
上記とは別に、TH（夫）と私でグラスワインの赤と白を頼みましたが、これもとても美味しかったです。

《感想》
・20席ほどのお店ですが、空間が広いの緑が見えるのとでゆったりした空間でした。家のような建物なので、帰りに外までお見送りして下さった女性スタッフの方に、お姑さんが「2階はどなたかのお家ですか？」と聞かれた所、オーナーのお家で1階をお店が借りて利用されているとのことでした。東京に帰ってお姑さんと電話で話していた時に、「だから店名が’magari（間借り）’って言うのかしら。それともイタリア語で何か意味があるのかなぁ。」と言われました。確かに。イタリア語の意味を一応調べてみたら、東京にある同名の別のお店のHPに「～だったらいいな・・・」という意味だと書かれていましたが、実際のところはどうなんでしょう。

・ここで使われていた水の入ったグラスが薄くて形もよくて飲みやすくて気に入りました。どこのお店の商品か聞いてくれば良かったです。次回行った時に聞いてみようっと。

・北海道産の旬の新鮮な素材が数多く使われていて、やっぱり北海道のイタリアンはいいわ～と実感しました。1皿づつのポーションが小さめなので、どれも「あともうちょっと食べたい。」と思ってしまいましたが、皿数が多いので最後まで食べ終わるとちょうどいい量でした。パスタが冷製と温かいもの2種類出てくるのが、パスタ好きの私には嬉しかったです。
・素敵なレストランで食事をさせて頂いて、満ち足りた気分で東京に帰りました。どうもご馳走様でした。

takapyonaの評価：★★★★☆（4つ星半）

＜お店データ＞→2013.8.25で閉店されているそうです。
店名：cucina italiana magari
住所：札幌市中央区南11条西20丁目2-26-１F
電話：011-552-8172
営業時間：ランチ 11：30～14：00(L,O)　　ディナー18：00～21：30(L,O)
定休日：火曜日

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