4~5月の短期の仕事で、一緒に働いていた方で、食の好みがとてもあう人がいました。
好きなワインの種類も似ていたり、その方におススメされて行った東京のレストランも、2軒ともとっても好みでした。
その方に教えて頂き、今回予約して行ったのが、『招猩庵(しょうじょうあん)』というお店です。
お店のHPはコチラ。
食べログはコチラ。
CREAの紹介記事はコチラ。
お店は、高瀬川沿いにある趣のある建物にありました。
18時に伺ったら、「良かったら前菜は2Fで召し上がりませんか?」とご店主の松本さんに言って頂き、2Fへ案内されました。
2Fは、普段はBARとして使っていらっしゃるそうです。
BARの雰囲気も素敵。
BARのベランダに出たら…わぁ~
高瀬川と高瀬船が見渡せる絶好のロケーションでした。
この日は涼しくてまだ虫も出ていない時間だったことと、BARもまだ空いていなかったので、「今日だけ特別です」ということで、私達2人でこの贅沢空間で前菜を頂きました。
すごくラッキーなタイミングで来させて頂いたことと、松本さんのご厚意に感謝しながら、前菜とお酒を美味しく頂きました。
前菜のお料理はこちら。
貝柱と木の芽山椒や、ぷりぷりの海老と長芋とデラウェアとじゅんさいのジュレや、ささみときゅうりと椎茸の胡麻和えとか、今まで思いつかなかったけど家でも作ってみたくなる、日本酒にとてもあう涼やかなお料理でした。
おちょこは、こちらの好きなものから選べました。
川のせせらぎが聞こえ、涼しい風に吹かれながら、美味しいお料理とお酒と、幸せ気分が否が応でも盛り上がりました
はぁ~~、幸せなり~
前菜を食べ終え、1Fのカウンターへ戻りました。
1Fからも、高瀬川が見えます。
この辺は、外国人観光客もたくさん見かけました。
次は、京都伏見のにごり酒「月の桂」という微発泡の日本酒を頂きました。
上澄みの澄んだ部分と、下のにごった部分、2種類の味が楽しめました。
お刺身は、香ばしく焼き目のつけられた鱧、マグロ、鯖、たこのお刺身でした。
お出汁のジュレの梅肉和えもお刺身にあいました。
鱧と冬瓜のお椀。
鱧の上には梅肉がのっていて、冬瓜は歯ごたえがあって、冥加の薄切りがちらしてあって、すごく美味しかったです。
お酒がすすんでしまい、次は何を飲もうかと迷っていると、松本さんが「ワインは飲まれますか?すごく珍しい事故ワインがあるんですが」と紹介して下さったので、それをお願いしました。
アルザスのビオディナミで有名なマルク・テンペ の白ワインで、発泡させる予定はなかったのになぜか発泡してしまったため、市場ではあまり出回っていないのだとか。
珍しい白ワインを頂けるのに加え、ブドウの種類は、私が一番好きな白ワインの葡萄品種「ゲヴュルツトラミネール」だったので、さらに嬉しかったです。
ゲヴュルツの甘い香りはそのままに、きりっとした辛口で、勢いよく発泡していて、飲み応えがありました。
ここからは、お料理はカウンター上に並んでいるおばんざいから、好きなものをリクエスト。
伏見とうがらしとじゃこのたいたん、新レンコンの酢れんこん。
食べていると、松本さんは、「これからちょっと2FのBARに行くので、あとは勝手に好きなものをカウンターの上から取って下さい」と、言い残して去って行かれました。
結構お腹もいっぱいになってきたのと、勝手にそんなにバクバク食べていいのか分からなかったので、琵琶湖の小鮎の煮物と、牛肉のしぐれ煮を頂きました。
この日は、私達以外に常連さんが4人いらっしゃったのですが、皆さん海外によく行かれている方達ばかりで、旅行のお話や京都のおすすめのお店を教えて頂いたり、一緒にお話させて頂けてとても楽しかったです
そうこうしている間に、松本さんが1Fに戻って来られて、微発泡白ワインにあう「小鮎の天ぷら タルタルソース」を頂き、デザートはもうお腹いっぱいで入らなかったのでお食事終了
松本さんや常連さんとのお話もはずみ、お会計が終わった後も松本さんとお話していたら、いつの間にか22時半を過ぎていました。
あまりの居心地の良さに、随分と長居をしてしまいました。
松本さんや常連さんのお話を伺っていると、国際色豊かで、素敵な大人のお客様が集って来られる素敵なお店なんだろうな、と思いました。
大阪行きの終電近くの電車を目指して、「すごく楽しかったね~、美味しかったね~」と、大満足な気分で小走りで駅に向かったのでした
日帰りの京都でしたが、大満喫した一日でした