takapyonaの美味的生活

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すすきのでリピートしたくなる和食 『味彩〆一みうら』 《 札幌 in 北海道 》

2006年10月14日 | 札幌のレストラン

札幌滞在1泊目(2006/10/14)の夕食は、TH(夫)のご両親に、今年の8/10にすすきのにオープンしたばかりの和食のお店『味彩〆一みうら』に連れて行って頂きました。

お店は、すすきのの繁華街の「南興ビル」地下1階にあります。左側の階段と右側のエレベーターのどちらでも地下に降りられるのですが、聞いたところによると、左側の階段から降りてお店に行く方が、お店の外観の素敵な雰囲気を楽しめるとのことだったので、階段を降りて行きました。階段から行ったお店の雰囲気はこんな感じです。



さて、このお店の料理長は、辻調理師専門学校を卒業し、東京・赤坂・麹町などの料亭で修行後、独立前まで勤務していた新横浜プリンスホテルでは「2005年 第17回プリンスホテル料理コンクール」の和食部門でグランプリに輝いた実績を持つ和食料理人の方です(参照:AFTER5SUSUKINO 2006年10月号)。
そして、なんとこの方は、TH(夫)の従兄さんでもあるのです。
このお店に来られるのを、TH(夫)も私もとても楽しみにしていました。

私達が通された部屋は、4人がけの個室です。土壁が落ち着いた雰囲気をかもしだしています。

お店のメニューは、コース料理と、単品があります。

コース料理は、下記の4種類です。
◆味彩コース(5,000円):前菜、お造り、焼き物、小鉢、煮物、お食事、デザート
◆秋味覚コース 北オホーツク枝幸産 10~12月(5,000円):先附、お造り、焼き物、蟹甲羅焼き、「秋あじ」さんぺい仕立て、お食事、デザート
◆〆一コース(8,000円):前菜、お造り、焼き物、小鉢、肉料理、煮物、お食事、デザート
◆河豚コース 4名~ 要予約(10,000円~):先附、てっさ(薄造り)、唐揚げ、白子と漬け焼き、蟹甲羅焼き、ちり鍋、雑炊、フルーツ

 

単品は、枝幸産を始め北海道の新鮮素材を使った、お造り、小鉢、煮物・汁物、揚げ物、焼き物、煮魚、肉料理、食事、お漬物というラインナップで、ほとんどが700~1,000円前後です。

 

今回私達が頂いたお料理ですが、内容からすると「前菜、お造り、焼き物、小鉢、煮物、お食事、デザート」が付いた「味彩(あじさい)コース( 5,000円)」なのではないかと思います。

【前菜】

・かすべの南蛮漬け(写真手前):軟骨もコリコリしていて骨まで食べられてしまう白身魚の南蛮漬けです。不思議な食感でした。
・蟹のほぐし身の和え物(写真奥左):たっぷりの蟹のほぐし身に千切り野菜(玉ねぎ等)があわさっている、日本酒や焼酎にあいそうなお味でした。
・キュウリとカブと昆布のあえもの(写真奥右):昆布から出たいい出汁が、塩もみされたキュウリとカブにからんで、これもまたお酒がすすみそうな前菜でした。

【小鉢】

アスパラ豆腐です。かすかにアスパラの風味のする滑らかでもっちりとした食感のアスパラ豆腐に、上からきれいな黄緑色のアスパラソースがかかっています。プルプル加減がよい感じです。

【お造り】



 

細かく砕かれた氷の上に、新鮮なお造りが載っています。
手前から、脂ののった周りを焼いたマグロ、身のプリプリしたヒラメ、最初アワビのお刺身かと思ってしまったほどコリコリしているツブ貝、むっちりした鰹のお刺身です。どれも分厚く切ってあって食べ応えがあります。そしてとても美味しかったです。TH(夫)のご両親は、今回で3度目とのことでしたが、毎回ここのお刺身はとても美味しいのだそうです。料理長もお刺身にはとことんこだわっていらっしゃるようです。

【煮物】

合鴨の治部煮です。蓋を開けた瞬間に柚子の爽やかな香りがしました。
思わず「美味しゅうございます。」と岸朝子風に言ってしまいそうになったほど、美味しいお出汁の中に、下粉をつけられて周りはプルプル中は柔らかな合鴨、きくらげ、香りのいい春菊、中まで味のしみこんだカブ、黄色の器に映える赤いパプリカが入っています。和風な味付けにあらびきの黒コショウのアクセントが効いています。中の具もじんわり味が染み込んでいてとても美味しいのですが、お出汁が本当にいいお味で、お吸い物でもないのに最後まで飲んでしまいました。

【焼き物】

味噌漬けの鮭の焼き物です。味噌味がしっかり染み込み身もひきしまっています。
これだけで白いご飯なら軽く1杯、お酒も軽く1杯いけてしまいそうな味です。

【かじかと白菜の汁物】

料理長のご実家のあるオホーツクを望む枝幸から届いたばかりの「かじか」や白菜、春菊、その他の野菜がたくさん入った汁物です。先程の煮物のいいお出汁に続いて、こちらもお魚や野菜からたっぷりいいエキスが染み出した何とも言えずいいお味のスープです。思わずニンマリ顔がゆるんでしまいそうな、そんなお出汁の味でした。
「これは特別に・・・。」と料理長が言われていたので、本来、このコースのお食事の前に汁物が出てくるのかは定かではありません。単品メニューにも入っています。

【お食事】
以前は、お食事は1種類だったそうなのですが、最近その日の材料にあわせて2-3種類の中から選ぶことが出来るようになったそうです。お腹のいっぱいになり具合にあわせて選べるのは嬉しいです。今回は、「かにご飯」「かに雑炊」「温かいお蕎麦」とどれも食べてみたくなる3種類だったので、皆で違う種類をとって味見しました。

●かにご飯

蟹味噌も使われているのか、濃厚な蟹の風味たっぷりのそぼろでした。ご飯やお酒がすすむ君です。

●かに雑炊

大きな蟹の身とたっぷり野菜、ふんわり卵の入った体がポカポカ温まってくるお雑炊でした。やはりお出汁がいいと、お雑炊もひときわ美味しいです。ボリュームもありました。風邪をひいた時にこんなお雑炊を食べたら、一気に風邪もどこかへ行ってしまいそうです。

●温かいお蕎麦

グリーンの色が美しい茶蕎麦に、きのこ、ネギ、春菊などの野菜が入った温かいお蕎麦です。これもお出汁が効いています。

【デザート】

黒胡麻と牛乳の風味がふんわり香る、優しい味のプリンでした。

【フルーツ】

1つの器を縦半分に割ったような面白い形の器に入って巨峰が出てきました。

《感想》
・正直申しまして、お店に来られるのをとても楽しみにしていたのと同時に、「もしあまり美味しくなかったらブログに書くのをどうしよう、身内なだけに難しい。」と失礼な心配をしていました。が、そんな心配は無用でした。バッチリ美味しかったので、次回札幌に来た時もまた連れて来て下さいとTH(夫)のご両親にお願いしてしまったほどです。札幌在住のTH(夫)の従姉妹さんも何度も通っていらっしゃるそうで、お店のカウンターにも常連さんらしき方達がぽつぽつ見えました。一度来ると、リピートしたくなるお店です。
・お料理は、お汁物が多かったせいか、思っていた以上にボリュームがあり、最後のデザートの頃には満腹でした。
・お酒は、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキー、サワー、ソフトドリンクがあります。焼酎は3種類を飲みましたが、その中で印象深かったのは「夜空のむこう」という、どこかで聞いたような名前の麦焼酎です。麦焼酎のまろっとした味が普段は苦手なのですが、これは柑橘系のフルーティーな味で、まろまろ感がなくすっきり美味しく飲めました。一杯目に飲んだ「キリンブラウマイスター」の生ビールも美味しかったのですが、このお店のお料理は、日本酒や焼酎でじっくり頂くのが似合いそうです。
・掘りごたつ式の個室が6人用が1室と4人用が2室、カウンターが8席あります。
・お店の小物や内装はこんな感じです。

こちらは、海底で化石化した黒松で作られた珍しい箸置きです。







・お店はすすきののど真ん中にあります。TH(夫)のお父さんが知人の方に「甥がすすきのの南興ビルに和食の店を出しまして。」とお知らせした所、「あの辺のお店ならすごく高いでしょう?」と、何度も「すごく高いんでしょう?」を連発されていたそうです。それほどこの界隈は高いお店が多いのでしょうか。その点、こちらのお店は、明朗会計、「すすきので良心的な価格で安心して美味しい和食を楽しめる貴重なお店」ではないかと思います。

・追加情報ですが、こちらの料理長さんは、上記のごとく料理の腕もさることながら、かなりの男前です。すらりとした体型で色白の端正な顔立ちに、白い板前さんの服装は似合い過ぎています。この料理長のご親戚一同声を揃えて「克(料理長の名前)は本当にハンサム!」と言われているほどです。「写真を出しても宜しいでしょうか。」と聞いてみたところ「それはちょっと・・・。」とのことでしたので、気になる方は直接お店に行ってお確かめ下さい(その場合は、カウンター席がおすすめです)。一緒に働いているもう1人の板前さんも同じくハンサムで驚きました。

takapyonaの評価:今回は身内のお店ですので評価は控えさせて頂きます。
             でもです。



<お店データ>
店名:
味彩〆一みうら
カテゴリー:和食
住所:札幌市中央区南5条西4丁目 南興ビル地下1階
電話:011-512-8383
営業時間:17:30~23:00
定休日:日曜日
URL:http://www.117shop.jp/shimeichi/index.html

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6 コメント

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Unknown (マコ大好き)
2006-10-18 21:33:05
素敵なお店ですね~

いつも札幌に行くたびにお店選びに迷うのでぜひ行かせていただきます!

料理上手でかっこいい従兄さんも楽しみです。

お刺身・アスパラ豆腐・合鴨の治部煮食べてみたいです♪トロのアップは最高に美味しそう!!
>マコ大好きさん (takapyona)
2006-10-19 10:39:17
どうも有難うございます!

札幌に行かれる際は、是非お立ち寄り下さいね~。

どれもお酒がすすんでしまうメニューです。
Unknown (ALT)
2006-10-19 15:54:35
札幌、温泉、優雅ですね、、、いいなぁ。

ずっと写真を見入ってしまいました。



あ、申し遅れました。

英会話ブログやっているALTといいます。

ブログパーツを使って映像とライブで英会話放送に挑戦中。。。

しかしまだベン先生のアシスタント、がんばります!

http://assistben.blog3.petitmall.jp/

もしよかったら見てみて下さいネ。

札幌リポートしてみたりしたおもしろいかもですよ。



ではまたきます!

>ALTさん (takapyona)
2006-10-20 11:48:44
こんにちは。ご訪問&コメントどうも有難うございました。



ブログで英会話放送を発信されているなんて面白いですね。



温泉はほとんど行く機会がなくて温泉情報は載せていないのですが、良かったらまた遊びにいらっしゃって下さい。
Unknown (あんじぇあに)
2006-10-20 22:52:35
おいそうですね~。

やっぱり日本はいいなあ。。しかも札幌。。



カスベはエイの仲間ではないでしょうか?

関東で魚屋にならぶことはあまり多くないですが、

こちらでエイは鯛より高い高級魚です。
>あんじぇあにさん (takapyona)
2006-10-21 12:06:08
へぇ、カスベはエイの一種なんですか。

エイといえば鮫と一緒に「美味しんぼ」に出てきたことを思い出しました。

フランスでもエイを食べるんですね。



辺見庸の「もの食う人びと」読みました。ザダルからイワシ漁船に乗り、船上で取れたてイワシをお刺身や焼き魚にしてたらふく食べていました。

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