Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

八ツ塚霜の朝

2017-12-21 | Walk on

 

きりっと晴れた、身も引き締まる冬の朝だった。

放射冷却による地表の氷結現象、真っ白な霜化粧を待っていた。

実は一番冷え込み絶好の霜日和だった前日は、寝過ごしてしまった。

皿ヶ嶺ライブカメラでは、麓の里は霜で真っ白だった。

慌てて家を出たが、もう陽が昇っているので、霜が融けるのは、あっという間。

天気予報を見ると、翌朝も冷え込むようだ。

今度は目覚ましをセットした。

昨日ほどではないが、今朝も放射冷却で霜指数は高い。

川を渡って、里山の田園風景は、早くも真っ白な霜化粧。

これなら八ツ塚も真っ白かもしれない。

いつもの山間の池畔から、道を田圃に延びた一本道に変更。

期待通りだった。

自転車を置いて、昇り始めた朝日と競争するように霜化粧の聖地を縦横に駆け回る。

あえてハレーションの乱反射を聖地に射す光芒として取り込んだ。

写真作画では敬遠されるハレーションも、それが必ずしも正解とは限らない。

時には、あえて掟破りの乱反射を意図的に。

次は雪の日の八ツ塚が待ち遠しい…

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬野の硝子細工 | トップ | 冬の青い鳥 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
光芒 (鬼城)
2017-12-22 07:52:07
八ツ塚への想い、分かるような気がします。
光の中で、凍てつく寒さの中で神々しい景色・・・
過去、人間はその畏敬の念を崇拝し、拝んだ。
現代は破壊への道のような気がして成らない。
各地に残る、自然の良さ、美しさを残さなくてはいけませんね。
宇和島でも体調不良の中、雪を待っています。(苦笑)
次の冬の風物詩は? (ランスケ)
2017-12-22 10:46:06
先週から底冷えする寒気が停滞していました。
退職されても何かと忙しい鬼城さんは体調管理が大変ですね。
今日あたりから寒気も緩みそうなので、この機会に風邪を治してください。

私もガタの来た身体とは別に、冬恒例の霜焼けと鼻炎に今年も春までお付き合いしなけらばなりません(苦笑)
毎年のことなので酷くならないように常備薬や暖かいお風呂で予防に努めています。
鬼城さんが仰っていたように今年はラニーニャの影響で寒い冬予想なので、
お互いに春まで何とか遣り過ごしましょう。

追いかけていた冬の風物詩、霜化粧も、これで一段落です。
今度は山間の池畔の放射冷却による朝靄の風景でしょうか?
色々、頭の中には妄想が膨らんでいますが、それをどう具現化するかが問題(笑)
それと鳥ヤさんから情報を得て、ここ数日、丘陵地の野鳥撮影に通っています。
これも少しづつブログに掲載して行きたいと思っています。

コメントを投稿

Walk on」カテゴリの最新記事