DVDレンタルも開始されたらしいラース・フォン・トリアー監督の最新作「アンチ・クライスト」の予告編動画を張っておきます。
ただし、この映画はR指定になっています。
とても正視に耐えられないような場面が多々あるようです。
いきなり、エグイこの映画から入るよりも「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「ドッグヴィル」から
麻薬のようなトリアー・ワールドへ足を踏み入れられることをお薦めします。
DVDレンタルも開始されたらしいラース・フォン・トリアー監督の最新作「アンチ・クライスト」の予告編動画を張っておきます。
ただし、この映画はR指定になっています。
とても正視に耐えられないような場面が多々あるようです。
いきなり、エグイこの映画から入るよりも「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「ドッグヴィル」から
麻薬のようなトリアー・ワールドへ足を踏み入れられることをお薦めします。
ある朝、母は、浜辺で軽い頭痛をうったえ、48時間後には、病院の一室で「ベルナール」と我が子の名を呼びながら息をひきとる。
ビュッフェは、「ママン!」と涙にくれながら絵筆をとり<十字架降下>を描きあげた。
キリストと聖母マリア、2組の親子、苦悩する男。イエス時代の遠い過去、ビュッフェ一家の近い過去、無名画家ビュッフェの現在。
それらが1枚の画布のなかで共存し、ふしぎな暗い静けさをたたえている。(芸術新潮2000年3月より抜粋)
私が15歳の時伯父の家で偶然目にしたベルナール・ビュッフェの画集。
それまでゴッホ病になっていた私は、1946年18歳のとき描いたビュッフェの自画像を観て心底魂消る衝撃を受けた。
暗く沈んだモノクロトーンの60歳位に見える男、逆光の中で夢も希望も無く人生は、虚無以外の何物でも無い表情。
次の頁には、ナイフで切り刻まれた静物と人物と背景・・・何故?ここまで自分剥き出しを曝け出し傷つけなければならいのか・・・。
その後パリ画壇のシンデラボーイとなったビュッフェの才能は、お金と名声で押しつぶされ20歳で終わってしまい。
その後の作品は、珍品、駄作、怪画とトンデモ大王ビュッフェさまになりさがりました。
2001年にビニール袋を頭からかぶり、首のまわりをガムテープでとめて窒息自殺というショッキングな最後でした。晩年は、パーキンソン病を患っていたそうです。
20歳以降の作品は、本当に酷くビュッフェ病になっていた私は、梯子を外されたような喪失感・・・。
それからビュッフェに変わるダーク(純粋で無垢な魂)探しの旅に出てます。
松井冬子の「陰刻された四肢の祭壇」はダビィンチへのオマジュですね。
モナリザの全身像ですが、顔は、モナリザ、首から下は、解剖学。際物的に観ると観えないですよね。
確かにほっほさんは好きだったなぁと、あの頃を思い出します。
お薦めの「シンドラーのリスト」観ましたよ。
スピルバーグと侮っていましたが、打ちのめされました。
同じホロコーストを描いた「戦場のピアニスト」(最近レンタルしました)が、
感傷的過ぎると思えるほどのリアリズム。
モノクロームであることが有難いほどエグイ場面もありましたね。
インデージョーンズでみせたスピルバーグの露悪趣味は、ここでも健在でした(苦笑)
あっ、もう時間がない。
では人ごみで、ごった返す山へ行ってきます。
帰宅は10日の予定。