おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

ひとりしずか・・・

2022-05-19 11:54:31 | Weblog
やや 荒れた小さな庭に
だれかが 見つけてくれることを 期待すらしないいのちが
季節の巡りに呼応して ちいさな劇場を 命の劇場を
繰り広げようとしていました。








こうして 
ルビーの贈り物と素朴な白いブーティを の 祝福を受け
五月のメモリアルディを やりすごして
新しい旅立ちをしました。

誕生日・・ 
さて 別の世界では 
ケーキと リボンのかかった箱が贈られ
夜更けまで 語り合って
少し疲れて 眠りについたのでしたが・・・

一体 いくつになったの・・・?
ウフフ・・・


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いにしえの・・・

2022-04-02 16:31:24 | Weblog
春爛漫にさそわれて 根来寺 




たどりつく 
    そのさきにまた 
        いにしえの
  ひとのこころの 
        ありてかなしも





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それぞれの・・

2021-10-16 11:52:34 | Weblog



人 それぞれ

想い それぞれ

涙 それぞれ

笑い それぞれ




それぞれの 世界に生きて

それぞれの 想いを目指し

それぞれに 疲れ果てて

それぞれに 眠りにつく




なくしたもの それぞれ

ひろったもの それぞれ

愛しかた それぞれ

蓄えたもの それぞれ




それぞれのなかで

わたしだけのもの 

むねのなかに しまって

そしらぬふりで 今日も・・




ダリア
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秋色のためいき

2021-10-14 13:04:57 | Weblog



ついてくる足音

ついてくる影法師

空を見上げて 肩を落とす

秋色の ためいき



ついてくる思い

ついてくる旅情

とおくにかすむ 山影わびしく

秋色の ためいき



秋色のためいき 

また・・




メランポジウム
花言葉 元気・あなたはかわいい
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五月のおわり・・

2021-05-29 12:54:10 | Weblog

たくさんの時間がながれ
たくさんの出来事がすぎて行き

心の中の 澱のようなものが
少しずつ 浄化されて

澄んだ空気が わたしをつつむ
五月のおわり


目が覚めたら 窓を開け放って
おはようと 
東の空に向かって 笑顔をふりまく

たくさんの言葉の仲間が
輪になって私をとりかこむ
五月の終わり


不思議なくらい 上機嫌な私が 
窓辺の椅子に掛けて

紅茶の湯気の かすかな香りを
なぞるように めをとじる

優しい風が 耳もとで
ささやく 
葉擦れの音がきこえるような
五月のおわり


五月の お・わ・り・




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路傍の花

2021-04-07 15:05:45 | Weblog




幾度となく 滴る涙滴は
地に沈み やがては 空にのぼり
浮遊つづける 

友よ 
心の友よ

数日ののち 空からあふれる
雨のしずくは
涙のしずくを かえすのか

友よ
別れを言わずに 去った
あのとき
これほどまでの 悲しみを
予想できたか

路傍の花が
朝日のぬくもりをうけて
さみしくほほえむ



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こぶしの花の季節に〜

2021-03-07 16:57:35 | Weblog





トムのいない朝がきて

トムのいない昼になり

トムが呼ばない 夜が

黒墨のベールを纏いはじめると

やっと 彼の不在が 現実味をおびはじめる



小さないのちは その小ささのぶんだけ

この世に その軌跡をとどめていることを

知りすぎるわたしのこころは

黑墨の帳に隠れて 涙をぬぐう



庭の片隅の こぶしの花が

満開になろうとするのに

その足元を駆け回る 彼の姿を

二度と見ることは できない・・・



きっと かれも好きだった・・はず
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別れ・・

2021-02-20 12:58:08 | Weblog





今朝 暗いうちに トムが 逝ってしまいました

高齢のため 今年になってからは
足がふんばれなくなり
立ち上がることが 不自由な状態でしたが
体全体を使って 立ち上がろうとするので
少し手を貸すと 四本足で立って
体をゆらゆらさせながら 食事をするのが
ここ数日の習慣でした。

横になったままでは 食べたくないというのが
彼の 意思表示と感じ 
起き上がりたいときは ふり絞るような 切ない声で
呼ぶので 
まだまだ 生きていたいと 体で表現していると察し
手助けするのが 毎日でした。

昨夜は 呼ぶこともせず 静かなので
熟睡してしまったのですが
呼ぶこともなく 起き上がろうともせず
オイルヒーターの近くに 背を丸めて 
ちいさな 塊となっていました。

長い間 良い伴侶でいてくれた トム
陽ざしのやわらかな 早朝
野辺の送りを 済ませて 
ぽっかりと 胸の中に 大きな穴があいている今

ここに書くことで
トムのことを 思い出に変えたいと思っています。

参っています。


優しかったトムに 春いっぱいの花を!!
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regret

2021-02-02 13:39:27 | Weblog





セピア色の夢にあそび

王子さまを 探していた




そこでは 

不可能はなく

望めば叶う 魔法があり

しあわせ言葉を 口ずさみ

よろこび言葉に くるまれて




ただ、 ひとつ

夢だという現実を

受けとめられない 苦しさに

セピア色から ひきはなされて



ある朝

疲れたこころが

縮んでみえた


クリスマスローズ
花言葉 慰め、中傷、私を忘れないで、私の不安を和らげて

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さざんかの朝

2021-01-17 11:30:00 | Weblog





音がする


つららが折れて なくような

霜が踏まれて くるしむような


音がする



早朝の 薄闇の中から

生まれでる

今日 つぼみを解く さざんかの

気おくれながらの よろこび



あなたの声は ひそやかで

それでいて 重みがある



生きていることのたしかを

冬寒のあさ つたえてくる



胸の奥深くで 

反芻する わたし


さざんか 
花言葉 困難に打ち克つ、ひたむきさ
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見果てぬ夢(そんな 一年になりそうな予感)

2021-01-13 14:52:33 | Weblog




小さな夢

大きな夢

見果てぬ夢



時流の制約の中に

たどたどしく 歩みを進める

若人の胸の内は

ことのほか 明るく



コロナウイルス 蔓延の報道を

晴れ着にて 盛装し

吹き飛ばす いきおい



装いに手を貸す 仕事ゆえ

成人を迎える若人と 同じ気持ちで

はらはらしながらの 数日が過ぎゆき

はれやかな笑顔を見極めた 今

子供から大人へと 旅立つ彼らに

どんな 時流にも負けない力強さをみた



例年ではあるが

仕事の闘争に ふりまわされて

全身の力が ぬけた思いに 浸っている



やっと

わたしは だれ・・・ と

自分をとりもどしつつ・・



自身の体の不調や

見て見ぬふりしてきた政治への不満を

反復しながら 

あえて わたしはだれ・・と



そんな 一年になりそうな予感

(2021年1月半ば)


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自虐のうた

2020-12-23 11:22:42 | Weblog





一度 冷たい言葉を言ってみて

一度 哀しい涙を 落としてみて

一度 怒りの塊を 放り出して

一度 失礼極まりない態度で背を向けて

一度 弱々しい笑顔で 顔を背けて





一度きりの願いだから 聞き入れて





何処か 遠いところ

わたしの知らないところへ

わたしを 放置して





ほんとに 一人ぼっちの哀しさを

感じて・・ 

それでも 生きようとするわたしを

ながめたい


ニゲラ 花言葉:戸惑い、夢で逢えたら
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時の流れを受け入れて

2020-12-22 15:50:40 | Weblog





唇からもれる吐息が

可愛い意味を持つと

その背後に 愛が生まれて

出番をまっている




たゆまずあふれ出る 

あなたの言葉に

隠れた意味を見出し

こころ震わす時もある




進んだと見えて

漂っているだけの

深層の恋心を

むやみに 目覚めさせては

場違いな 思い入れに

悩んでしまうことになる




あるがままを認め

なるがままにまかせ

いささかの抵抗さえ見せず

時の流れを 受け入れているのが

幸せへの近道なのかもしれない


金木犀 花言葉:謙虚、初恋
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心のそこに

2020-12-18 11:34:05 | Weblog






奇妙な不安と 落ち着かない心

夕暮れの 雨は 

一度に 沢山の負荷をもってくる




人懐かしく 胸が震え

その隙間に 忍び寄る夕闇

声に出して あなたを呼べたら

すぐにでも 駆けつけてくれるのだろうか




人の心は 夫々で

想いは同じと定めても

何の確証ももてないのだから

うつつの 心に戒めを




信じるとは 信じたいの置き換えで

むやみに人を 信じるべきではないと

先達の言葉が 夕餉時の晩鐘のように

心のそこに 響いて溜まる




一筋の光明は あなたの笑顔

無心の 屈託無い未来への誘(いざな)い

母が引く手に従った

偽りや 飾り気の無い幼心のままに

今を 生きる






アベリア 花言葉:強運、謙虚、謙譲
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わたしの 生き様

2020-12-17 12:21:48 | Weblog





濃い色と 淡い色を比べて

濃い色合いを 選んでしまう季節




春を先取りしたように 

街のブティックのショー ウィンドーに

春色の布を纏った人形がポーズをとる




わざわざ 雪に覆われた村里を訪ねて

万全の防寒着に モコモコ毛皮のブーツ

無彩色 黒と灰色と 

現世の忍者スタイル 




春に先駆け髪を短くしている

年末の多忙を先読みした 

扱いやすいようにという希望がなせる技




すべてが ギクシャク

なんだか チグハグ

そんな中で 変わらないのは

まったりと うろたえない

わたしの 生き様


ランタナ 花言葉:厳格、合意、協力、確かな計画
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