おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

春ならば・・

2019-03-31 14:01:57 | Weblog






背比べなど 何年もしてなかったのに

まわりの人と なんとなく背比べして

なんとなく 落ち込んでいるわたし





母の庇護の手を離れて

世の中で 一人前の顔をして

いつのまにか これ以上のものは無いような





自分を中心に 社会が動いているような

錯覚を繰り返しながら

自分の世界を 構築して

満足しようとしていた





いったい 何者なのだろうか

大きい 世界の中の 

塵のかけらでしかない存在を

自分だけの 自意識の宇宙で

手をのばせば なんでも手に入るかのような

鼻持ちなら無い 醜悪な固体を

演じていたのかもしれない・・と




春ならばこそ 

桜が咲けば散るさだめを知ればこそ




春ならばこそ

一歩を とどめて振り返る時間が



確かなものなど 

何一つ無いことに気付かせる




春ならばこそ・・

なんとなく 落ち込んでいる

今日のわたし 
 




オランダミミナグサ
花言葉 純真、無邪気、可憐な
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桜の嘆き

2019-03-30 15:05:34 | Weblog





雨空を ながめて嘆く 幾許か

桜見ごろの 根来の寺よ




* * * * * * *

幾許か(いくばくか⇒すこし、わずか)

今しばらく雨は降らないでと・・





サクラ
花言葉 精神の美、優雅な女性
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朝の幸せ

2019-03-29 11:40:04 | Weblog






朝 寝覚めの良い朝

頭の中に 何も無い

心の底に 何も無い




澄んだ空気が 躊躇いも無く

体の奥深く 浸透する




数日前とは 別人の私がいる

誰かとの約束も

苦にならない 冴えた気分




一昨日 涙を流したのは誰かな




卒業していく人を

転職して去る人を

青い涙を流して見送った私



今日は 誰かのために

涙を流す 予定はない



寝覚めの良い朝は

何処かで 祝福の鐘をならす

フェアリーの軽やかな鼓動が

空気を辿って 幸せのバームをくれる




* * * * * * *

バーム(balm/慰め、やすらぎ)





カラスノエンドウ
花言葉 小さな恋人たち、喜びの訪れ、未来の幸せ
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去りゆく・・

2019-03-28 11:59:50 | Weblog






手を振りて 去りゆく背中 追うごとき

そのまなざしに 積年の夢





* * * * * * *

さりげなく去るひと、 さりげなく見送る人
胸の想い 如何ばかりかと・・ 






ナデシコ
花言葉 純愛
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幻の恋人

2019-03-27 11:25:53 | Weblog






ふと目覚めて 真夜中に

恋しいと 思える人

夢の中に 出てきては 

辻褄の合わない会話を 二言三言

それきり 突然姿を消して

後姿の 朧だけが 心に残る人





空想の世界で

愛し合って 満足とも 不満足とも

確認の無い 不確かなままに生きる陽炎の人

春霞が 手を貸して

どこかへ 忽然と消える 幻の恋人




思えば たくさんのあなたを 愛した日々

野にありて 一言の愛の言葉も無く

ただ 受身の生き方と思いきや

あなたは あまりにも 多くを語りすぎて

言葉をなくしたのであろう

オオアラセイトウ、又の名をムラサキハナナ

あなたの姿を 求めて

幻の恋人と 呼ぶことにした春の日




* * * * * * * 

井の頭線の土手斜面で盛り上がって咲く紫色の花の大群落を見つけ驚いたのは、小生が新入社員の4月でした。
――「何だろう!? この花は??」

小生よりもずっと以前、同じ体験をして興味を抱いた他社の先輩編集者がいました。その人の名は細川呉港さん。半世紀後、書籍『紫の花伝書』(集広舎、2012年)を上梓しました。

細川さんと紫色の花の出合いは、彼が大学生活を始めるために上京した1964年春の千駄ヶ谷駅付近。ここから彼の探求が始まります。

そして出版社を定年退職後、本格的な取材を再開、1冊の本に結実しました。紫色の花の名前はオオアラセイトウ(Orychophragmus violaceus)、あるいはムラサキハナナ、諸葛菜、二月蘭、紫羅蘭、花だいこんと、いろいろな名前で呼ばれます。

細川さんは点在するムラサキハナナの記憶をつなぎ合わせ、その伝来ルートを浮かび上がらせていきます。

明治生まれの陸軍薬剤少将、横浜でアメリカ軍の港空爆を見ていた青年、戦後日本に亡命した満州国政治家、蘭伯爵とも呼ばれた満鉄総裁、そして日本女子大学を卒業した満州開拓女塾の女性教師......。

中国で美しく咲くムラサキハナナに魅せられ、日本に広めようとした人々の営みは、70年前の戦争も絡み、交錯しながら起伏に富んだ人間ドラマを描いていたのです(細川さんはまだ他ルートもあるかもしれませんと語っていました)。

これに加えて、地道な取材活動を重ね、ムラサキハナナの道を辿った著者の細川さん。錯綜して薄れゆく事実と記録を整理し、再び撚り合わせる作業の大変さは、新聞記事の切り抜きや資料を貼り付け、分厚くなった取材ノートが物語っていました。

「花に人々の歴史あり」――若い頃、抱いた「紫色の花の疑問」を解決しようと手に取った1冊の本。そこには市井の人々の昭和史が詰まっていました。

(元『趣味の園芸』編集長 原田)
- Webより無断でお借りしました 謝! -





オオアラセイトウ
花言葉 変わらぬ愛、あふれる智恵、知恵の泉、仁愛
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うらはらな・・

2019-03-26 16:37:51 | Weblog






早春の 草露ひとつ 手のひらに

心さみしき その冷たさよ



* * * * * * *
 
春風に誘われるように 野に出て 
ふと浮かぶ 裏腹なさみしさを・・




キガンピ
花言葉 素朴な可愛らしさ
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君は苦悩するか・・

2019-03-25 18:26:11 | Weblog






いさぎよく 縁切るごとく 落下する

可憐なままの 花姿ぞいとしき




* * * * * * *

花姿(かし)

きれいなままで 散るのではなく
きれいなままで 落ちる・・

胸が痛みます。
 




椿(赤)
花言葉 控えめな素晴らしさ、気取らない優美
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幸せの香り

2019-03-24 13:23:00 | Weblog






しあわせと 思えるときが しあわせと

愛かたる目に 花の香のかぜ




* * * * * * *

花言葉は不詳ながら 
幸福の再来を願う木 だという
ロドレイヤに出会いました。





ロドレイア
花言葉 不詳(幸福の再来を願う木)
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あの約束

2019-03-23 10:45:15 | Weblog





つないだ手からつたわる

いのちの流れる音




耳たぶをやさしく撫ぜる

紅辛夷(べにこぶし)の花弁の風




去年の約束は 約束

今年の歩幅は ちがっても

向かう先は 変わらず




心の底まで届く やさしい瞳のひかり

たしかに今ここにある 生きる力の源は

あなた。




ベニコブシ
花言葉 友情、友愛、歓迎、自然の愛
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人恋し

2019-03-22 18:58:30 | Weblog







哀しきや すずめ帷子 纏いしや

人恋しいと 倦まずさえずる




* * * * * * *
 
帷子(かたびら)
纏う(まとう)


未知のジャンルに初挑戦しました
忌憚無きご意見を!




雀の帷子
花言葉 不詳
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愛の目撃

2019-03-22 11:06:13 | Weblog






旅立つといえば

行き先を尋ねて 目を伏せる

黙ったままの耳たぶが ほのかに紅色




いつ帰る とは訊かないのに

あたふたと そんなに長くは無いと言い

遠くを見る目をする




ラブストーリーの世界で

大人の男と 半分大人の女は

時間の流れる音だけを聴いている




ふたりの間で 

愛が 形を変えていくのが見える

時の流れのリズムに 誘(いざな)われて




ワスレナグサ
花言葉 私をわすれないで、真実の愛
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そんな春・・

2019-03-21 13:54:13 | Weblog





心が軋(きし)む 音がする

誰かが諍(いさか)う 声がする

誰かも 誰かも くしゃみする



何故か心が軋む日は

遠くの山を眺めやり

どうしていつも そのように

泰然自若でいられるのか

答えの来ない問いかけを

独り言して 戯れる



心が詩を詠うのを

聴いた気がして見回せば

誰かが笑う 声がする

誰かも 誰かも くしゃみする



そんな季節になりました。

そんな春だということです。




ルピナス
花言葉 想像力、いつも幸せ
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そのジレンマ

2019-03-20 21:38:06 | Weblog






人ごみの中に 

何かをなくしてしまいそうで

人ごみにもまれる様なところは

尻込みしてしまう





大勢の集まりが わかっていたら

決して 出かけたりしない





子供のころからの 

習性としか言いようが無いのだけれど

できれば 静かなところが良い




学内英語 スピーチコンテストにて

入賞した経験から英会話のアルバイトが

教授を通じて 舞い込んできたときも

意に反するところへ出かけるのが嫌で

高率のアルバイトを 篤くお断りした




嫌なものは いやと 言うのに

(やぶさ)かではない

ただ・・

いやと言わざるを得ない立場に陥りたくない




人と 肩触れ合う場所に出かければ

大切な 何かを

知らないうちに なくしてしまいそうな

不安が いつもある。




人嫌いでは 

決してないと 言い添えて・・




ベニバナシキミ
花言葉 不詳 有毒植物
中国原産 常緑小高木
わが国への渡来時期不詳
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笑止に堪えぬ

2019-03-20 21:35:44 | Weblog






尋ねていけば そんな人はいないという

いないというから 諦めて踵を返すと

今は いないけれど と言葉を濁す




人生の中の 居留守に似た経験

不器用に生きていくと

手玉に取られるような

口惜しい胸の痞え(つかえ)




経験が 受止める心の素直さを殺す

気がつけば 御破算にしたいことの多さ




すぐに 世事にまみれて 

世の垢を 纏ってしまう若者を見ると

かつての 気づきが訪れる前の

自身の弱さを見るようで

妙に 切ないものだ




いまのわたしは 

如何ほどのものなのか

笑止に堪えぬといわれるかも

だれかに・・




プリムラジュリアン
花言葉 青春の恋、青春のはじまりと悲しみ、
    あなたなしでは生きられない
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きっと・・!?

2019-03-20 21:31:21 | Weblog





逢えると分っていたら

きっと 待ったでしょう




来ると分っていたら

飛び出して 迎えたでしょう




長い歳月が 私たちを遮り

私の想いの流れに

遭遇しなかった 日々の

いたずらに過ぎたむなしさを

あなたは 取り戻そうという




逢えると分っていたら

きっと 待ったでしょう



・・きっと。




時は過ぎていくものだから

戻る機能を 持っていないのだから





きっと 待ったでしょう

分っていたら・・



ハーデンベルギア
花言葉 運命的な出逢い、広き心、思いやり




体調を崩しがちで・・
投稿が 途切れる日もあります。
待っていただいている嬉しさに
力づけられて 過ごしております。
kei

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