おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

答えの出ない

2020-06-30 10:53:11 | Weblog






彷徨い歩くことが

心楽しいはずはない。

目的を持たない行動は

体も 心も 疲れさせる。



家に じっと とどまるには

心が 不安定で 落ち着かないとき

目先を変えることで

救われることが あるから



定まらない思いからはなれて 

平常心に 立ち戻り

いつもの 暮らしを続けることを

望むための 彷徨いなのに



すべてを 引きずったまま

リフレッシュできない 重いものを

抱えて 一人の部屋に戻ると

そこに 明日からの 繰り返しが

ぬぐいようのない 

自責の思いとともに

存在する。



本を読んでも 音楽をきいても

救われないときは

何を 求めればいいのか

何から 逃げればいいのか

答えの出ない 時間が過ぎる。


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生き急ぐ・・

2020-06-29 06:28:00 | Weblog







なにかに 急かされるように

スケジュールが 詰まってないと

落ち着かなくて

おろおろしてしまう



今しなくてもよいことに 手をつけ

すべてを 重ね重ねて

切れ間ない

忙しさの中にいると 落ち着く



ほんとは 休みたいのに

休むことが 罪なように 思えて

予定表を うずめていく



そんなに 生き急がなくても と

どこかで 声がするけれど

わたしの心は もう そこにはなく

明日の予定表の中に 踏み込んで

書き潰した 予定表が

人生の パートナー



充実の 本質とは 

かけ離れている ことを

認めながら 逃れられない



こうして 繰り返す絵巻模様に 

彩り ゆたかな

ファンファーレを



ひとりで・・
 

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ためらいの 向こう

2020-06-28 07:50:00 | Weblog





陽炎の中から
メールが届く


心に燃える 思いを
隠して
静かな 語りの
文字が 並んで


行間から
あなたの 思いが
見え隠れする


その気持ちを
読み解くことから
私たちの間の
淡い思いが はじまる


このまま
時の流れに 身をゆだねて
何かが 形になるのを
見届けたいと 思う


それは 恐れと 
ためらいの
向こうに
いざなう
まぼろしかもしれない。



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こころの棲家

2020-06-27 08:21:00 | Weblog






こころは 

ゆったりと

落ち着ける場所を
知っている



直感的に 
霊感的に 
かもしれない




何故と
思えるような


何気ない 場所を
見つけ出して


そこを
永久(とわ)の棲家と
きめる



こころに したがうと

幸せが

じんわりと
にじみ始める

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待っている人

2020-06-26 15:46:58 | Weblog





蹴上がりの 低い階段が
目の前に 続いている

どこへ 行き着くのか
知らない


ただ、 黙々と
上っていく


誰かが 
踏み外したかもしれないのに
どこにも 危険の立て札はない


遠くに いざなう様な
音色が 聴こえてきて


私は いま 
上っている と
知らされる


その 先の天辺で
手を差し出して
待っている人


待っている人を
信じている


ただ、
蹴上がりの低い階段なのに
その 長さは 
半端なものではない。


躊躇いが
時に 足を引きとめ
見えない天辺を
見ようとする。


人生という長い階段で。



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こころの壁

2020-06-25 07:42:00 | Weblog





なぜ ときかれると
その理由が 
わからなくなる


訊かれるまでは
しっかり 説明できたことが
なぜか 記憶の壁のむこうへ
飛び出して


どうでもよくなってしまう


何か・・ といわれると
なんでもないと 思わず
言ってしまう


その 反射的な速さは
すごい


説明のつかない
防護壁が 心の中に
瞬間に 出来るのだ


こころに 壁を
用意しなくてもよい
そんな人が
すぐ近くにいると


まったりとした
好きな自分で
いられると 
思っている


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いつの間にか

2020-06-24 07:37:00 | Weblog





時おり 
風を使いにして
わたしの心に 忍びこむ


ゆめの続きを 見たくて
まどろんでいる頬に 触れ


いつも思っているよ と
気づかせてくれる


夕暮れ時 

太陽の熱が 
まだ残る 田舎道を
そぞろ歩くと


いつの間にか あなたが
そばにいる 不思議


こうして 長い一日の
終わりが はじまる。



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心模様

2020-06-23 12:33:04 | Weblog





一点で気持ちが 通じ合うと

それからは 心の視線が絡み合う



互いが求めているものが

誰のことより よくわかる



互いの嫌がることは避けて

心地よいことだけを選ぶ



食べ物の嗜好まで気になり 

好きなものが似ることになる



香水の香りさえ

素振りで 好きを見分け



すべてが あなた色になる



その過程を 経て

飽和状態に 辿りつくまで



恋するこころは 

自分を 殺している痛みを

感じない



ある時 我にかえった 心が

ぬぐいきれない 喪失感で

満たされると



ほんのちょっとした片隅から 

心の 崩壊が始まる



そして訪れる 別れ

繰り返される 心模様



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謎めいて・・・

2020-06-22 07:06:00 | Weblog




あなたへの
思いを 手紙にしたため
赤い ポストに
投函します。


電話や メールや
ラインなど
電波を利用した
コンタクトは
あまりにも 
簡単すぎて
寂しいのです。


それに
赤いポストは
なんと 艶めかしい
存在でしょう。


返事が来ないのは
郵便の遅れでしょうか

どこかへ
迷子になったのでしょうか


それさえ
謎めいて


二人の間の
距離感が
もどかしく
もどかしさゆえ
なお、
思いは 募るのです。


愛を そだてるとは
そういう 過程の
話なのですよね。


大人の愛の
進行形を
たなごころにのせて


眺めながら
時間を過ごす 
無駄なような

それでいて


何よりも 満ち足りた
時間の流れを
ゆりかごに のせて
揺らします。


kan
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明日を語らぬ愛

2020-06-21 11:05:19 | Weblog





軒うつ雨の音を

聞きたいと思う夜




そこには 憂鬱と怠惰が
まどろみ

昨日の 快活が 影を潜める




戸をたたく 風を

招き入れたいと思う夜




言いようのない 不安と

紫陽花の嘆きと




そして 果て知れぬ

逡巡の 影を抱いて




明日を語らぬ愛が

眠りにつく



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思いをこめて・・

2020-06-20 12:28:36 | Weblog





ひまわりの 花束を
あなたに 贈ろうと
思います。


花言葉を 
知っていますか
それは 声に出さない
メッセージ


ささやかな
贈り物です


あくる朝 目が覚めたら
あなたの 傍に
この花束を


朝のさわやかな風と 
言葉に尽くせない
思いをこめて


このままの時間が
流れていくことを
信じられる時に
決めました。


変わらないでと
願いをこめて・・・



画像Webより拝借
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告白・・

2020-06-19 07:58:00 | Weblog







雨の音を 聞いていると

彼方からの ささやきが

運ばれてくる




遠くて 小さくて ささやかで

けれど 

たった一つの真実を

伝えようとするかのようで

時が過ぎるのを 忘れて

耳をかたむけてしまう



伝えたい たった一つのこと

胸の中で 燻り続けている想い



雨の音を 味方にして

しとしと と

じんわりと

飽きることなく



その粘膜質な想いの羅列は

聞き入れば それなりに

つたわるものだけれど



五月晴れのような

あるいは 

灼熱の八月の空のような

からりとした

あっけらかんな告白が・・



そのほうが 

好きなんだけど・・な



わたしは・・
 


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きっと・・

2020-06-18 07:44:00 | Weblog





ずるく生きようとは 思わない



いつも正面から見つめて

無理をせず

手に負えないと感じたときは

いさぎよく引き返す勇気もある



けれど

半面 よわむしの私は

時の流れの いたずらに翻弄されて

自分を見失うことも 多い



大切なものをなくしたような

喪失感にとりかこまれて



素直なわたしを殺して

生きていることに気づいたとき



このひろい 空のどこかから

じっと見つめていて 

見守ってくれている視線を

たどろうとする



その先に 

きっと

あなたがいるから



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2020-06-17 07:22:00 | Weblog





朝のかおをして 散歩していると

サンダルの軽い足音が

道連れとなって ついてくる




白い仔犬のリードをひいた

若い女性の顔が

まぶしい太陽を遮るように

小手をかざして 近づく

おはよう・・




手にした 紫陽花の一枝を 

さしだして

あたりまえのかおをして 

手渡すと



怪訝なかおの わたしを

ふりむきもしないで

その姿は やがて 小さくなって

朝霧の向こうに

溶けこんでしまった




朝のかおをしたわたしに

紫陽花が 

似合うというのだろうか




今、

ほほがほころんでいると

思った

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痛みが・・・

2020-06-16 06:12:00 | Weblog






痛みを感じながら

時の流れをながめている



傷の痛みではない

心の痛みでもない



ただ 痛んでいる



痛んでいるのがわかる



痛みが 叫び始める前に

何とかしなければ



その思いだけが 

心をせかせる 




ずいぶんと沢山の時間を

過去のものにした

頬被りして過ごしたあのころの

記憶は もう生々しくはないけれど

過去帳に 記されて

忘れることを 許されない

生きている限り ともにあるもの



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