おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

オキザリスの花に思う

2017-09-30 19:14:29 | Weblog


気懸かりなことが 

ひとつ消えると

いつの間にか

又違う気懸かりが生まれてきて

心を 悩ませる



神様は その人が耐えられない課題を

与えないというようなことを

言われたことがある。

そうだろうと 

妙に 説得力のある話に納得して



以来 なにか ことが起こってくると

これぐらいなら 解決できると

まず、 受けとめることからはじめるので

何がしかの 手順をやり過ごすと

案外 なんてことはないと

心安く すごすことが多い



ただ 自分で 作り出す悩み事もあるので

それは 神様の範疇(はんちゅう)のことではなく

沢山の抵抗や 混濁や 迷走を経て

ようように たどり着く落ち着き場所もある。



人とのかかわりで

思いのほか 難航するのが

思いの根本が ずれている時なので

同じ感性を持つ人との出会いは

何よりもスムーズで

互いに 

心温まる時間をすごすことが出来る



願わくば 感性の同じ人とだけ

出会うことが出来るなら

世の中は この上なく 気楽で

平和であろうと 思われる



心のうちを 最後まで

明らかにしない癖のあるものにとって

生き辛い世の中では ある



素直が 一番と

いつも 天真爛漫なひとに

憧れてしまう心と


陰のある 意味深なひとに 

惹かれてしまう心と


混在する私は 

当然 悩みも 

人よりおおく抱える生き方を

余儀なくされる



オキザリス
花言葉 決してあなたを捨てません
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信じる朝

2017-09-30 01:00:01 | Weblog


ある朝 目覚めたら

わたしは 異世界に紛れ込んでいた



朝もやがたちこめ

山々が 墨絵のように

静まりかえっていた



人の気配すらしなくて

すこし 声を出してみても

それは大気に吸い取られて

響きもしない



これは ちがう

ここは 嫌だと

できるだけ大声を張り上げて 

叫んでみた



その瞬間 

体の力が抜けて

いつもの部屋の景色の中に私はいた



いつからか 心の中に棲みついている

いとおしい願いを



夢の中でいいから

一度でいいから 会えますようにと

いじらしいほど小さな願いを



幾度も いくども

唱えながら 眠りについた

よく朝のことだった



もっと 真剣に願えば

望みが叶うかもしれないと

信じる気持ちになった



ヤツデ
花言葉 分別
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偽りの・・

2017-09-29 18:15:26 | Weblog


星の数ほどの中から

出会いは 偶然に始まって

たどたどしく 歩みはじめ



何気ない やりとりを経て

こころの琴線にふれるのを

感じとった時

無二の存在だと思い込む



それを 約束のない恋と呼ぶ



偽りの言葉をもてあそび

心の騒ぎを駆り立てて

愛の偶像を

信じさせようとする詐欺師なら



いつかは 紅蓮の炎に

焼かれるに違いないけれど



信じて迷ってしまった心は

現実と 夢との狭間で

迷ったことを恥じながら

いつまで 耐えよといえるだろ



約束のない想いを抱いて

生きている人もまた

星の数ほどいるというのに



過ぎてみれば

いかほどの 重みのあるものか

人の数以上に 

物思いは尽きない



もの狂おしい時間を

過ぎて 生きて

心が すさむことだけは

避けねば

人より敏感な心を持つがために

裁かれることはないのだから



誰よりも いとおしい

心をもつ人なのだから


フォックスフェイス
花言葉 偽りの言葉
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秘密の箱について

2017-09-29 00:03:03 | Weblog


バッグの中に

いつも持ってる わたしへの贈り物

だれにも 見せたこともない 

秘密の箱




嬉しいことがあったとき

嬉しい気持ちを そのままに

箱の中にとじこめて

どこへ行くときも 持っている





哀しいことに出会ったら

箱のふたを少し開けて

嬉しい気持ちを 誘い出す





哀しい気持ちは ほんのり

嬉しい色に染められて

私の頭上に 天使の輪をつくり

そのあと どこかへ 消えてゆく




天使の輪に手を伸ばしたら

手のひらに収まるリングになって

きらりと光って

わたしのブレスレットになる。




わたしは 光るブレスレットを

たくさん持っている

哀しみも 嬉しさも

わたしから生まれ出た

私の宝石だとおもうから




哀しみが 変容した

きらめきのフィギュアを

大切な秘密の箱に蓄え続ける

生きている証として


ダイアンサス(撫子)
花言葉 可憐な純愛
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迷える羊のこと

2017-09-28 17:05:25 | Weblog


ふうっと 奈落に落ちるような感覚

古い設備のエレベーターに乗った時の

胃袋が きゅうっとせりあがってくるような

不快な気持ち

似てないかしら



信頼する人の 心変わりは

生きてきて 

幾度か経験したけれど

そのたびに 自分が間違っているのかもと

自分を責める気持ちが先にたつ

わたしは 


かなり重症な思い込みに取り付かれて

迷える羊となってしまう。



それが 奈落へ墜落する感覚

壊れかけのエレベーター



過ぎてしまえば 笑えることもあるし

理解できることもあるけれど

どう悩んでも 理解するには程遠い

絶望的な 喪失感も ある。



囚われから 心を解放する方法

長年かかっても あみ出せない


旅行に出かけるとか 映画を見るとか

気のおけない友人と

ばか話を するとか

浴びるほど飲むとか


飲めない身では

そんな時

一人になってはいけないことだけは

経験ずみ



思うことは

何もいわずに 抱きしめてくれる

大きな胸と腕

これ以上の治療法は無いということ



ランタナ
花言葉 心変わり
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友情について

2017-09-28 00:34:06 | Weblog



心の重みに 耐えかねて

自暴自棄になり

本当の自分の姿を見失ってしまうのは

愚かなことだと だれもが知っている




それでもなお 心が狂うことがあるのは

生きている 証なのだから



肩に手を置いて



今が過ぎれば きっと 大丈夫だから



すべてが 元の形に戻ろうとするのは

必然のようなものだから



心も いつか 平らかに落ち着くのだからと


呪文のように繰り返し語りかけ

そのほほに 赤みが差し

口元に うっすらと笑みが浮かぶまで



ああ それでもなお

病める心は 闇をさまよい

肩に置いた手を振り払うかもしれない



その時 同じ思いの闇に踏み込み

手を取り 共に嘆くことを

いとわない友でいられるだろうか



けなげな 心を保つことができるだろうか

深層の自己保身が 邪魔をするのではないか

答えを 求める

もう一人のわたし

モミジアオイ
花言葉 穏やかさ
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秋がにあう

2017-09-27 16:07:24 | Weblog



しんみりと するのが

秋の季節の 特有の雰囲気なのなら

互いのあいだに

冷ややかな空気が

流れ込むことがあっても




あたたかい飲みなれた茶を淹れて

その湯気のたゆとうあいだは

黙って瞳の奥の

物思いのたねを見つけ出すかのように

見つめ合って




それから

庭のはずれの小さな畑に

トマトの花が また 咲いたと告げる

それから 

紫蘇の実を摘んだことをはなし




あったかいお茶が一番の

季節になった と

うなづき合う




真夏の恋のように

激しくはなく




ひたひたと おしよせる

愛おしさを 

告げることさえしない




そんなかたちが

似合う季節が 秋です


トマトの花
花言葉 完成美



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切り取ったページ

2017-09-26 19:00:33 | Weblog


読書の秋 と ばかりに

読みさしの本を

脇机に 重ねて

今夜は 読むぞ と

入れたての珈琲の

かおり漂う時間の贅沢をたのしみ




手にした本のページは

一向に先へ進まないけれど

本に向かうこの時間の

自分のことが好きで




ページの間から

青春の声が聞こえてくるから

いつになく若やいだ気分になり




世の中の 闇や苦難の事など

気にする事のなかった頃

夢だけは 次々とくり広げられた

あの頃の世界に もぐりこむ




ひたすら本を読む

私の姿を 確認するかのように

時々 顔を上げて

声かけもせず

また、手元の編み棒を動かしていた母




翌朝には 

私の好きな赤色のベストが

出来上がっていて

私は プリンセスになった様な

満ち足りた気持ちで

鏡の前で ポーズをとった





夕暮れの田畑の間の細道を

思い浮かぶ 好きなページを

暗唱しながら ゆっくりと

物思いながら 歩く時間が

好きだった少女の私は

母の手編みのベストを

ブラウスの上に重ね着していた





秋の夕暮れの 肌寒さは

感じないで

ススキの白い穂と

迫り来る夕闇と

白いブラウスに 赤いベストの少女は

私から離れて

一枚の絵になって いま

鮮やかに 此処(胸)にある。


赤紫蘇・青紫蘇の花
花言葉 善良な家風、力が蘇る
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中途半端なこと

2017-09-26 00:15:07 | Weblog


これ以上ないと 思えるところまで

思い詰めて

時間を浪費し 哀しんだことがあるだろうか





いつも どこか

中途半端なところで

心の片隅から 別のことが浮かんできて

哀しむ姿を 他人の目をして眺めている





第二の心が 突き詰めることを

許さないので

本当は どうすべきか

確かなことを 知らないまま

うやむやが 日常になっているのではないか





かつての詩人がそうであったように

あいまいな自分の心に決別する勇気を

例えば

愛してしまったとき

愛していると 真っ向から言える勇気を





その後のことなど気にせずに

本当の気持ちに 正直であることの是非を

冷静な心は 説くであろうけれど




まったく、 そののちのことなど

知ったことかと

突っ走るきもちを 持てるなら

その後に破滅の一途を辿ろうと

幸せになれるのであろうけれど





ただただ 中途半端な 常識人であるために

完全燃焼の 恍惚を味わうことなく

恋すら 本当の恋すら

できずにいることを 

恋に恋する 不条理を繰り返す

哀れさを いとおしむばかりなのです

アメリカデイゴ
花言葉 夢・活力
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その日

2017-09-25 16:19:47 | Weblog


優しさと 厳しさと

合わせ持つ姿を見つめて

心を 平らかに時を過ごすとき




哀愁に満ちたこの世の

出来事を

からくも 受け止め

さらりと 流しさる気持ちの柔軟を




人とのかかわりの

ままならない 思いは

一度胸に抱き おおきな深呼吸と

ひとり言する癖の魔術で




いくつもの 行き止まりを

いつしか 昇華して

わたしに戻る

時として この逞しさよと

あきれるばかり





いくつもの 山や谷を

通り過ぎてなお

心が作り出す 幻影の存在を 

人として生まれた 代価のように

心やすく 受け止めて




人には 優しく

そして 自分には厳しく

仏間の母と対峙して

その教えの向こうに

普賢菩薩の守り本尊が

私の 生きてきたすべてを

見守っていると

感じた秋の一日

彼岸会


アッサム
花言葉 優美な人・しとやか
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無くすとき

2017-09-24 22:13:21 | Weblog


あのとき 

無限の未来が広がりをみせ

言葉のいらない時間が

確かにあったと 思うのだけれど




過ぎてみれば

ただの希望でしかなく

自己満足の時間を

過ごしただけなのだと

認めたくはない




自己愛の塊となって

傷つくことを恐れるあまり

確かめの時間を放棄して

それぞれの世界に回帰する




そうではない

そんなはずはない

あれは幻ではなかったのだと

呪文のようにひとり言しながら




何の手立てもないまま

跡形もなく崩れていくのを

見過ごしている時間の

恐ろしく怠惰な思いよ




完成形を見ることもなく

投げ出した

彫刻家の作品のごとく

無念だけが 空間に漂う

シクラメン
花言葉 内気
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輪廻(りんね)

2017-09-24 14:00:24 | Weblog




つれづれ なる まま に、 日 くらし、 硯 に むか ひ て、
心 に 移り ゆく よし なし 事 を、 そこはかとなく 書き つくれ ば、
あやし う こそ もの ぐる ほしけれ。

(吉田兼好 徒然草 より)
 



鳥がついばむ

何がしかの実の未来は

鳥の排泄にゆだねられ



香りゆかしい花弁の奥の神秘は

虫たちの手助けする

受粉のいとなみとなり



よしや

どのように生きても

わたしが 私であることに

変わりないのであれば



心の隅々に潜む

いいことも、 わるいことも

少しずつ えらび出し



そして

過去に

どこからか受け取った

メッセージすらも



わたしの中で

長い間貯えられ

熟成して 湧き出すのであれば



心の織りなす 

生きている絵模様を

綴る文字の裏に秘めて

伝えねばならない



誰かの心に

とどけとばかりに


シコンノボタン
花言葉 謙虚な輝き
ひたむきな愛情
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目をそむけて

2017-09-24 02:28:47 | Weblog


約束の地で

夢をみましょう

巡り合いを 互いにたたえ

過去の世界での 決めごとは

遠くへ投げ捨てて




これからを 訪ねるために

あたらしい衣を重ね着て

あなたがくれた言葉を

胸のポケットに抱いて





小さな咳がほとばしっても

大丈夫だといい

あなたの話す言語だけを

二人の言葉にして

他の言葉はわからないといい




涙が出ても

それは 空からの贈り物だといい

歌を歌えば

天使が招いていると喜び




あなたが差し伸べた手を

二度と離さないと誓い

その手のつめたさを 嘆かず




きっといけると信じた

天国に近い島の

その海辺で 待っている幸せの星屑を

拾い集める 夢の続きを

二人で見ましょう




嘘が 嘘だと

夢は 夢だと

確かめる勇気は 持たなくていい



プルメリア
花言葉 気品
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ためらい

2017-09-23 18:34:46 | Weblog


小さな 渦が巻き起こると

その周りに 沢山の渦が発生して

壮観な 渦潮になる

紀淡海峡の渦潮のように

物憂さを吹き飛ばして呑み込んでくれる

包み込んでくれる大きな心



出会いたいと思うのは

無理な願いなのだろうか



小さな出来事から

封じこめられた自由な心は

翼を失った 鳥のように

生きる先の希望をひたすら探し



愛という名の偶像を

捜し求めるひもじい心は

その名を呼んで

荒海に身を投じ

渦潮の中からよみがえる夢を見る



沢山の出来事の中で

救われる心の置き所が

哀しみのるつぼであろうと

攪拌した情緒の安らぎを

潔くうけとめて

明日を待とう


フジバカマ
花言葉 ためらい
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心の地図

2017-09-22 23:48:04 | Weblog



心の 落ちつく場所を求めて

毎日のように

宙を飛び

小旅行に出かける




トンボの薄羽もらって

まあるい眼鏡を借りて

手には心模様のマップ




立ち寄りは羽を休める

秘密の場所




秘密の場所には円卓があって

赤いスツールが 円卓を囲んで5~6脚

妖精たちが 愛のコーラスを



その声は 小鳥の声よりもひそかで

愛に満ち 慰めをうたう




道に迷わないようにと

赤いマークを付けた地図をたよりに

心の足跡をたどるのに疲れたわたし




この愛の摂理を

解き明かす現象は

たまさかのオーロラのように

旅の途中に見え隠れするのだが




疲れると舞い戻る場所に

先回りしたあなたの笑顔を見るとき

幾千の希望の星を手にした心地

恋の行方は 

語られないのに

 
カタバミ
花言葉 母の優しさ
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