おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

一念発起・・

2019-08-31 12:54:37 | Weblog





春先には 夏が来ればと思い

夏になると 秋になればと思う

この調子で カレンダーをめくってきた



あるとき 小さな決意が胸の奥に芽ばえ

住み慣れた家を 

リノベーションすることにした

今の自分にふさわしいすみ方をするため

大幅に間取りの変更を計画



それにしても

よくぞ これほどまでに・・と感慨を持ってしまうほど

捨てられない性格のわたしに

突きつけられた それぞれの物との別れ



あのとき、 このとき、 と

手に取れば 想いの数は尽きず

世の中に 断捨離などと蔓延しても

横目で見ながら 私には到底無理と思っていた



着工までにすべて整理して

2トン車一杯分の家財は 預かってくれるというから

これから必要なものだけを 残すことに専念する

新しいものは買わない その決意で 

見事なまでに断捨離が進んでいる



住環境が スリムになっていくと

自分の姿が よく見える

心の中まで よく見える



過去のあるとき 

”執着を捨てろ 執着をすてると

物の姿が よく見える” と

芝高輪の増上寺の門前の告知板に書かれた言葉に

一念発起した経験を持つ わたし



いま また

一念発起する機会に恵まれた・・

かもしれない





ハハコグサ
花言葉 いつも思う、永遠の想い、無言の愛、無償の愛
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きみしのぶ・・

2019-08-30 11:26:56 | Weblog






道行けば 驟雨に濡れた 病葉(わくらば)

想い馳せるや 病床(とこ)に臥す君





誘われて 迷いい出しか 秋虫の

ほそぼそ うたう きみしのぶ声





クコ
花言葉 お互いに忘れよう、誠実、過去を水に流す
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胸ときめかせて・・

2019-08-29 08:11:26 | Weblog






少年たちは 

とんぼやてんとう虫を追いかけ

捕えると 勲章のように

掲げて 喜び合っていた




少女たちは

草花の飾りを作り 首にかけ 髪に飾り

手首に巻いたりして 夢を見ていた

それが 何かのしるしのように




そのころの 純な心が少しでも残っている間に

精進湖にうつる 逆さ富士に出会いたい

なんの関連もないのだけれど

ふと そう思った時があった




思いついたら 叶えるまで

ずっと 想い続ける私のことだから

ある日突然 車を走らせて

出かけるかもしれない




それが 運命の出会いでもあるかのように

胸をときめかせて

愛車を走らせる日が きっとくると

まるで富士信奉者のような

囚われた心を いだいている



今は・・・。





ハクサントリカブト
花言葉 人嫌い、復讐、栄光
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逢いたくて・・

2019-08-28 08:19:14 | Weblog






秋雨に うとましくもある 夏枯れの

庭にひと棲む 山辺想わむ






逢いたくて 早め寝床に よこたわり

きみ呼ぶ心 夢見かき立て





ユキノシタ
花言葉 深い愛情、恋心、切実な愛情、好感
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侘びしげ・・

2019-08-27 14:38:25 | Weblog





秋雨と呼ばれて降る雨の

なにやら侘びしげであるのを

すぎゆく車のはねる水音で知る



人の命の灯が 消えかかる日は

かくも侘びしいものなのか

親しい人の今際(いまわの)のきわに

寄り添う人の 哀れを知る



時は刻々と 厳格なまでに

勤めを果たし

秒針をおくる作業に邁進し

人の気持ちの あがきに似た痛みを

知らぬふりである



秋の雨は 嫌だと

空に向かって 無言の視線をなげ

すべてを知っていながら

日常の仕事をこなす わたし・・






ホタルブクロ
花言葉 正義、貞節、愛らしさ、感謝の気持ち
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気迷いに・・

2019-08-26 11:44:14 | Weblog






追い求め 繰るとしつきの はやさにも

何かが違う 夕暮れの雲





恋しいと 思うよそみの 気迷いに

カヤツリグサの 心強さよ






カヤツリグサ
花言葉 伝統、歴史
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ひぐらしを道連れに・・

2019-08-25 14:35:39 | Weblog





いのちの軋む音がする

ぎこちない躊躇いの足踏み

夕闇せまる頃

誰かが口ずさむ なつかしさのメロディ

夏の終わり 蜩(ひぐらし)

いのちを惜しむ声に似て

優しくも 物悲しくもある




はげしい酷暑の季節を抜け出して いま、

人恋しい秋の風を 

待ちわびる すべてのものたちに

語りかける夕焼けを 

見に行こう



(ひぐらし)の声をみちづれに・・




* * * * * * * 


ヒグラシ(日暮、Tanna japonensis)は、
カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。
日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。

日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蟬などとも呼ばれる。
漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蟬などがあり、
秋の季語にもなっている。

成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。
オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。
また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、
光が透けるほどである。
体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は緑色をしている。
ただし体色は個体群によって変異することがあり、
山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。

- Wikipedia - より




ジャガイモ
花言葉 慈愛、情け深い、恩恵
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君をしのびて

2019-08-24 11:30:59 | Weblog





その胸の 奥をさぐるや 鳳仙花

ひとたび触れなば はじけて散らむ





鳳仙花 慎ましげなり 明け方の

露うける身に 君をしのびて







ホウセンカ
花言葉 快活、短気、心をひらく、私に触れないで
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変わりはしない

2019-08-22 16:50:38 | Weblog





心の中に

ひっそりと息づいた想いは

ひっそりと 育っていく




不毛の時空から

かつて屍(かばね)となった愛が

呼びかけることもあろうが

それはきっと、

屍の独りよがりの想い過ごしなのだ



惑いはしない。




真夏の陽炎が

歪曲した心象風景を

見せることもあれど・・




わたしの中の ひとすじの想いは

変わりはしない。



ガマ
花言葉 従順、素直、救護
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心のよりどころ

2019-08-21 12:45:10 | Weblog





これほどの暑さの中で

蜃気楼立ち上るがごとく

心の中の 迷いの渦も立ち上る



さわやかな 立ち姿のあなたは

現実の息苦しさとはかけ離れた

存在感が 心地よく

一陣の涼風駆け抜けるがごとく

蜃気楼の心を 宥める



悶々の夜がきて

あなたに出会うと いつの日か

嬉しい約束を 果たせる希望が

しっかりと 心の中に

根付くのを 知る



真夏の苦悩をやわらげる 

心のよりどころ 

あなた



* * * * * * *

おおまつよいぐさ
分布 原産地は北アメリカ
    ヨーロッパで作り出された園芸品種
    日本へは明治時代の初期に渡来
    日本全国で野生化
生育地 道ばた、荒れ地

オオマツヨイグサ(大待宵草)の花言葉の由来は、
画家でもあり詩人の竹久夢二(1884~1934)が作詞した歌曲
『宵待草』・・・
待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな・・・
これは実のることなく終わった、ひと夏のせつない恋をうたったものです。
このうたから・・・。

夕方にあざやかな黄色の花を開花させ朝にはしぼみます。
花びらはハート形で4枚あり、大きくて直径10cmにもなります。
真横から見るとT字の形をしていています。
昼間は何もない空き地でも、夜にはオオマツヨイグサ畑になることがあります。
-Web より-




オオマツヨイグサ
花言葉 人の良さ、ほのかな恋
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精霊馬に 言伝る

2019-08-16 18:39:24 | Weblog





多忙な現実から とき放されて

長い空白が 遠い不思議なゾーンへ

わたしを連れ去り

人の世の 盆会のときを

宙に浮かんだ雲に 乗ったような

足元定まらないまま 時が過ぎた



私はいま 何処にいるのか

私は誰で これから何処へ行くのか

あてどないエトランジェの気持ちを

持て余し

辛うじて 毎年のルーティンになっている

写経のために 奈良・薬師寺に向かう



次々と改修成り

往時の奈良の都を思わせる

広大な敷地を横切り

写経道場にたどり着いた

そこには 蓮の花たちが迎えてくれる



安らぎの気持ちを いささか取り戻した後

黒々な墨に 小筆をひたし

般若心経を 一文字一文字

書き連ねる



長い10日間の夏休みを 如何過ごしたのか

ひとつだけ 確固たる想い



ことしの写経は 一文字一文字の

意味 かみしめて書いたよ と

精霊馬に 言伝る






アスチルベ
花言葉 自由、恋の訪れ、控えめ、熱心な気持ち
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厄介な不文律・・

2019-08-10 17:39:12 | Weblog






待つ気持ちの ゆくえは

期待50パーセント あきらめ25パーセント

残る25パーセントで 落胆に備える。




100パーセント期待にかける強い気持ちになれない。

言い訳を用意して 出来事を報告する子供のように

自分の気持ちに 慰めを用意してしまう。




傷つきたくない 弱虫の心が

引きを用意して 私の中でのさばっている。

攻めの気持ちは もともと私の中にない。




攻めて勝ち取る快感を味わうことがない生き方

功成し遂げてさえ いつの間にか

成り行きで 勝ち取ることが出来たとしか思えない。




青春のある時 

恋人を譲る羽目になったときでさえ

執着を抱くことはなかった。




別れ際の美学を 保てたことの満足が

わたしの その後を支えてくれた。

こんな厄介な不文律を 心底理解してくれる人を

わたしは 待っている。






コマツナギ
花言葉 希望を叶える
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時を超え・・

2019-08-08 00:20:06 | Weblog






寝苦しき 夜半の時を 駆け巡る

あと追いかけむ 恋しくあれば






今ごろは 何を語りて 時を超え

あしたの望み 伝えんとすや






チタルパ
花言葉 (未指定)



* * * * * * *

「アメリカきささげ(Catalpa bignonioides)」と「デザートウィロー(Chilopsis linearis)」との属間交雑種です。
1964年にウズベキスタン、タシケント植物園のルサノフ(N. Rusanov)によって作出されました。
高さは5~9メートルになります。葉は狭楕円形から披針形で互生し、全縁です。
春、枝先に総状花序を直立してだし、淡ピンク色から濃ピンク色の花を咲かせます。
花冠はトランペット形で、咽部には紫色の条斑があります。

ノウゼンカズラ科チタルパ属の落葉小高木で、学名は X Chitalpa tashkentensis。英名は Chitalpa。
- Weblio 辞書 より -


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そればかり 望んだとて・・

2019-08-06 17:57:41 | Weblog






そして・・・

目覚めたら 何もなかった

なにもないから また あるきはじめた




歩き疲れたときは 眠るに限る



いつの間にか 新しい眠りを見つけた



眠りの中で 次目覚めることを考えていた

幾度 目覚めても

なにもない。





迷宮の中で たじろぎ

今とは違う 何かを期待し続ける




眼を開けたら そこはきれいな花園

すきな花たちが そよ風に揺らぎながら

私の詩をうたっている




そればかり 望んだとて何になろう

今いる空間から 脱出などできはしない







サフィニア
花言葉 咲きたての笑顔
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ゆらゆらと・・

2019-08-04 12:36:46 | Weblog






太陽の熱波が押し寄せて

ひしがれる心が いくつもある



木陰に身を寄せようと

川辺に足を浸そうと

逃れることのできない摂理に



涙は枯れた

心は乾いた



次の明け方には

新しい目論見が繰り出され

某かの 展開があるのだろうか



夏の熱波のごとく

燃え尽きようとする想い



ゆらゆらと 立ち上る陽炎の彼方に

まもなく来るはずの秋が

手を振っているのをよすがに

今日の日をやり過ごそう





ストレリチア
花言葉 全てを手に入れる、気取った恋、寛容
輝かしい未来、輝く心、情熱、女王の輝き

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