おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

推移と停滞

2019-04-30 14:22:21 | Weblog






何にも変わりはしない

まわりの景色も 

周囲の人の動きも




うるさく騒ぐのはテレビの中の

創られたレールのうえで動く人たちだけ




来客に平成最後の日にご来店・・・

・・そうですね・・

何気に振ってみても

それ以上のものは返ってこない




世の中の10連休騒動と おなじく

一番根っこで 黙々と働く人には




仕事が止まることは無い

仕事がとまる日は

働けなくなった日

仕事がなくなった日




日給月給で働く工場労働者の細君が

給料が少なくなると 愚痴る

切実な声




いつもと変わりなく

仕事しながら 

まるで 他人事のように

元号の移り変わりを受止めている




その他大勢の中の一人であることの意味

考えさせられる機会である

この十日間




* * * * * * *

万事良しとはならないのが
世の常
できるだけ憂き目を見る側にならないように
のぞみはするが
自分自身の信条に正直に生きていこう
あるがままに

- 今日のKeiの独り言 ご笑止を・・ -

 





フジ
花言葉 優しさ、歓迎、決して離れない、恋に酔う
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サンザシの恋

2019-04-28 12:27:27 | Weblog






別れ際 行きつ戻りつ なに思う

サンザシの花 咲くもかなしや




寂しさが かくも重たく 胸塞ぐ

知りつつ咲くか サンザシの恋





* * * * * * *

季節の花々は
その頃の想いをよみがえらせる魔法をつかう・・と
しんみりと
想う今日この頃
 



サンザシ
花言葉 希望、慎重、 唯一の恋
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心変わり・・?

2019-04-27 12:31:56 | Weblog






寒い 思っていたよりも

ず~っと

こんな時 ぬくもりがほしいよ

あったかい手で

わたしの手をくるんで

黙って そこに 居て欲しい




沢山でなくても良い

ちょっとした思いやりと

いつもの笑顔と

望めば受止めてくれる

力強い腕

小さな幸せの源





言葉遊びを 沢山しよう

ふたりが 飽きて眠くなるまで

時間を忘れて 言葉で遊ぼう

胸の鼓動を聴きながら

幸せのこと 忘れてしまうまで




世の中がどんな狂おしい変化を呈しても

変わらないものがあることを

信じられる幸せを

気付かないふりしていよう




* * * * * * *

やっとほんとの春だと思ったばかりなのに
この裏切りは あんまりですね。
北風さん。
カタコトと 換気口の羽が音を立てて
小言を言っていますよ。

 



ボタン
花言葉 王者の風格、富貴
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金雀枝(エニシダ)によせて

2019-04-26 12:17:48 | Weblog






にぎやかに 愛を歌うか えにしだの

その枝下に 憩いもとめん





苦しさを 何気に話す よき人よ

再びの日は えにしだのよに





* * * * * * *

金雀枝の咲き乱れる様をながめて
彼の人に想いを馳せ
胸の内から湧いてくるものを
詠ってみました





エニシダ
花言葉 謙遜、謙虚、卑下、清楚、清潔、きれい好き、恋の苦しみ、温もり、上品、博愛、はかない恋
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いつしか・・

2019-04-25 13:00:45 | Weblog





知っている

その声がわたしを殺すのを

分かっている

愛はまぼろしだということ




あなたを見て

ため息が出た日は

きっと

こころの病気です




心の病気を治そうと

考えてはいけない

考えることが 病気なのです




微笑むような

物言いたげな

あなたの顔が 浮かんで消える




わたしが 今 見ているのは

黙って咲いている

芍薬の花なのだが




* * * * * * *

愛は いつしか
おそれに転化することがある

 






シャクヤク
花言葉 恥じらい、はにかみ
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しらぬ間に・・

2019-04-24 17:19:01 | Weblog






しらぬ間に 会いてはなれて 過ぎ行きし

声かけすらなき 行きずりかなし





も一度と 姿もとめて およぐ目に

行きかう肩の むなしすべなし




* * * * * * *

思いがけず旧知の人に すれ違って
互いにはっと気付いたのに
思い違いかも・・などと考える間に
離れて行ってしまうことありますね。
声かけすればよかったと 後悔しても 
その数分すら取り戻すことはできません。
<後の後悔さきにたたず>
この言葉 
噛みしめます









ピタンガ
花言葉 不詳
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回想ではなく・・

2019-04-23 13:27:51 | Weblog





しずかに しずかに

無心に 無心に

行き着くところに

あなたがいるなら




ゆっくり ゆっくり

足元見つめて

行き着くところに

あなたがいるなら




春の終わりと

夏の始まりの

僅かな すきまに




爛漫に咲き誇る

花たちの勢いに

押されるように

ひっそりと咲く健気さ




あなたの素敵を

だれより先に

あなたの優しさを

だれよりも たくさん

知っている




至高のよろこびを

ひそかに ひそかに

呪文を唱えるように

かみしめて 過ごす時間




これこそ 

しあわせ・・と





* * * * * * *

日常の中で
心の隅に澱のように
ひっそりと忘れがちな想いを
時には 繰り返し紐解いて
自分像を確かめてみる
そんな わたしがいます。






クレマチス
花言葉 精神の美、旅人の喜び、策略
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生きて・・

2019-04-22 13:41:16 | Weblog







かえりみて 譲りがたきは わが想い

いきつ戻りつ 生きづらかれば





きみのため 成し遂げんとす おもいなら

汗にまみれし なみだぬぐいて






* * * * * * *

ユズリハの名は、春に枝先に若葉が出たあと、
前年の葉がそれに譲るように落葉することから。
その様子を、家が代々続いていくように見立てて縁起物とされ、
正月の飾りや庭木に使われる。

-Wikipedia- より




ユズリハ
花言葉 若返り、世代交代、新生、譲渡
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心に問う

2019-04-21 12:12:00 | Weblog






心を閉ざしてしまった影を

追いかける意味はあるか



ひたすら ノックする



そのうちの一つくらいは

耳の端に 届きそうなものよと



無駄ですよ

きつつきの 所作よりも空しく



遠い昔の日に 置き忘れた傘よりも

哀れも 何も無い



けれど

無駄の 間に

無と駄との 間に

滑り込もうとする なにか

奇妙な感情が あるようだ



人間って 厄介なものですね




* * * * * * *

写真がセピア色に変わろうとするほど
とおい頃 捨て去った想いに
生き方を左右されることなど決して無いはず
だが セピア色に変わること自体を
妙に わびしいと思うのは
無ではないなにかがあるということなのか
それとも・・
ただの郷愁に似た想いだけなのだろうか・・
 




スモモ
花言葉 忠実、貞節、独立、疑惑、誤解、困難
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石楠花に想う

2019-04-20 13:17:43 | Weblog






石楠花に 惹かれて行かん 室生寺の

花びらの色 今も変わらず




いにしえに 女人高野と 隔たれし

奈良の奥にも 春は来るらむ





* * * * * * *

今よりもっと 若かったころ
心にいたく深い傷をおって
立ち直りを模索していたころ
女人高野室生寺の 古史を知り
一人で訪れたことがあります。
深い木立に抱かれた あたりの空気が
居心地良くて 傍らの石に腰を下ろし
数時間を ぼんやりと過ごしたものでした。
石楠花の季節ではなかったので
観光客もまばらで それがわたしには幸いでした。
後に ほぼ 平常心に戻れたころ
石楠花の花たよりにふれ
いそいそと わたしの室生寺に車を走らせました。
今もなお、心の奥深く 忘れることの無い存在の一つです。


 


ホソバシャクナゲ
花言葉 威厳
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慮る・・

2019-04-19 14:50:01 | Weblog





春霞 揺らめく花木 ながめては

小首かしげる 乙女な仕草




人あれば 人の心の いかばかり

おもんばかるは 遊山のあゆみ





* * * * * * *

慮る→おもんばかる

連れ立って 歩めど
思い思いのこころは 秘めて語らず
その仕草、 その歩幅
ながめる視線のその先まで
沈黙の中で 
胸の内を想像するだけの道中もありますね。





クロバナロウバイ
花言葉 深い慈愛、同情
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想いいれ・・

2019-04-18 12:18:45 | Weblog






母屋と離れ屋とが 

高低のある庭を挟んで向かい合っている。

長い縁側のある母屋の前庭は

収穫した大豆や小豆を筵(むしろ)に広げて干す

鶏が 自由に遊びまわる

勿論 子供たちの遊び場にもなる

母屋の庭から 離れ屋の庭に行くには

5段ほどの石段をあがることになる

石段の脇には 井戸枠に使うような丸い水槽があり

祖父が 川で釣ってきた鮒などが 活き活きと泳いでいる

そして 石段を上り詰めた脇からまるで 母屋との

境界線のように 庭藤が植えこまれて はずれには

季節ごとに芽吹く芍薬が庭藤と競うように花をみせてくれた。

決して消えることの無い映像がわたしの胸を占めている。

藤が咲き 芍薬が花開く季節が来ると

胸の奥底から 熱い涙の固まりのような幼少期への郷愁とともに

今は形をとどめない実家の周辺の景色が浮かんでくる。

22才で家を出たときに 決別したはずだが

形を変えてしまうなど 想像だにしなかった。

新しく建て替えた 今風のつくりの家など

こんな風に 人生の随所で思い出される景色とはならないだろう

決して・・ と わたしは思う。




* * * * * * *

そういえば 実家の家紋は上り藤であった。
庭に植え込まれた庭藤はその意味を表したのであろうか
祖父が拘って植えたに違いないと思えば 
なおのこと愛おしい花ではある。

 





にわふじ
花言葉 優しさ、恋に酔う、歓迎
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夢うつつ・・

2019-04-17 13:35:11 | Weblog






雲うかぶ おおぞら彼方 行きてみん

逢いたきひとの 暮らしはいかに





嘘といい 夢といいつつ 信じるは

うつつも夢も 一筋ならば





* * * * * * *

一つ信じると 
それは永遠に続く道程になる
信じることが 幸せへと続くことを
理解できる年齢になったと思う





イベリス
花言葉 心ひきつける、初恋の思い出、甘い誘惑
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らしく・・

2019-04-16 14:31:09 | Weblog






ふと 思い出す

嘗ての もてるだけもった情熱

いろいろなことへの興味

選別ありきの 今日この頃に比べて

可能性は 無限でさえあった




楽しいこと 心が喜ぶことを

何のガードもなく 手に入れようとした

無謀ともいえる 情熱は

何処へ・・




いま 思うこと

らしく 生きる範囲を自然の流れのなかで・・

らしく は心が喜ぶこと

いまの わたしの心が よしとすること




らしく は わたしの心がきめた基準

だが わたしそのものではない



生きてきた道すがら

知らず知らずに 選別し続けた結果

知らず知らずに 作り上げた 

周辺に迎合し さまざまに変貌してきた

生きた証しの アンドロイド



ほんとうのわたしは どこにいるのだろう




* * * * * * *

春の長閑さは 夢幻のなかに
思考を誘導する 力がある・・
とんでもないことを思いついたり
ありえないことを空想したり
そんな時間の中に
揺蕩うわたしが なぜか 好きなのです。






アルメリア
花言葉 同情、思いやり、共感
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忍ぶ恋

2019-04-14 11:30:17 | Weblog





つぼみもて その胸の内 語りけり

花になりせば 誰のものかと





愛でる人 あまりに多く まよい道

花ならばこそ 想い秘めつつ





* * * * * * *

桜 花見に浮かれた春
桜色に心奪われ詠んでみました

* * * * * * *
 

天徳四年の歌合せ テーマ「忍ぶ恋」 
(優劣つけがたい2首 私ならどちらが好きだろう)

*  恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか 
壬生忠見『拾遺集』

*  しのぶれど 色にでにけり わが恋は  物や思ふと 人のとふまで  
兼盛


はかなくも 人に心を つくすかな 身のためにこそ おもひ初めしか
源有仁
(主な派生歌の一つ これも とても好きなのです)




アネモネ
花言葉 はかない恋、恋の苦しみ、
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