おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

終わりの日に・・

2017-12-31 13:39:33 | Weblog





燃やして 灰になった

沢山の想いを 

ながめて過ごす




時間のゆとりを

奇妙な懐かしさで 受け止め




いたずら心で 

想いの灰神楽を 巻き起こし




ああ

今年はこんな風に 過ごしたと

手をかざす



みそかの想い




ポインセチア
花言葉 私の心は燃えている、祝福
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記憶の中へ

2017-12-30 23:35:48 | Weblog

アラカシ(粗樫、学名: Quercus glauca)は、ブナ科コナラ属の常緑広葉樹。クロガシ、ナラバガシともいう。
樹皮は黒っぽい灰色。
葉は楕円形で硬く、中央から先にあらい鋸歯がある。裏面は粉を吹いたように白い。
開花期は4・5月で、雌雄異花。
果実(堅果)は、いわゆるドングリのひとつになる。殻斗(ドングリの入っている台のような部分)は環状である。
― ウィキペディア より ―




記憶の中の世界では

都合のよいように美化され

一番なりたかった人になれる





時々そこへ帰り着き

無くしたものを見つける気がするのは

なりたかった希望する姿に出会えるからなのだろう





幾度も 幾度も

傷ついた心を抱いて

あの日の自分に会いに帰る場所を

持ち続ける




思いのほか か弱い心が

破綻してしまわないために

かかりつけの医師を持つこと以上に

大切なこと

素のままの心を復元できる場所があること 



アラガシ
花言葉 平和
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あなたになりたくて

2017-12-29 20:06:17 | Weblog

告白の章




そのおおらかさに魅せられて

あなたのもとへ 何度通ったことだろう



小脇にスケッチブックを抱えて

車から降り立つと

あなたは 悠然と 

だが

少しはにかんだ風情で

いつも迎えてくれた




いつしか あなたの容姿を真似て

おおらかな 存在になりたいとまで思いつめ



あなたを 街路樹に選んで

整然と植えそろえてくれた

その町の施策に 

感謝の気持ちを 述べたいとさえ思い




それは 遠い夏の日の

心揺るがす 思い出につながり



愛してしまったあなたに

会いたさが募り スケッチを口実に

幾度も 幾度も あなたの傍へ



心の旅路の道すがら

慰め以上の 存在となったあなた



あなたになって

大空に花びらを広げ 

万人に語らいかけたいと思い



今もなおスケッチブックの

数ページを占めるあなたを

大切に 心の糧に




あなたのように 

なれるだろうか と 今


泰山木
花言葉 前途洋々
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悶々の海

2017-12-28 19:11:54 | Weblog




ひとつのことを成し遂げると

知らないうちに

大きな課題が 厳然として

存在するのを 感じてしまう




やっと済ましたという

先ほどの 安堵は何だったんだろう




次の瞬間から

新しい問題を 端っこの

糸くずを見つけるようにさがし始め

これが きっかけで その方向へ

問題が転向したのかと納得




現実の暮らしの中では

大抵 こうして 解決の方向へ

進んで行くし 解決できないことなど

皆無といえる



ところが 心の生活では

つまづけば それ以上の気がかりが

暗雲のように すっぽりと包み込み

迷いと 懸念の想いが 重なり合って

出口が見つからなくなることが多い



沢山感じる心を

持ち合わせているがために

少し多めの苦渋なおもいが

哀しみや、悩ましさを

かきたてて 入れ替わり

悶々の海へ 

おしとどめようとする




悶々の海からの脱出こそが

心の生涯のテーマとなる


ネズミモチ
花言葉 名より実
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My Best Freind

2017-12-28 06:47:12 | Weblog




想いをつなぐ

かすかな望みをつなぐ



期待が膨らむ

期待の中に すっぽりとうずまって

はじめの 小さな想いは薄れていく




期待しているとおりの結果を

待ち望む




期待は いつも一方的で

独断的で 利己的なもの




期待通りにならないことを予測して

言い訳を準備する




だれに・・・ 

自分自身の心に・・




だれよりも心の中の声の反応を

気にとめている




誰かの心の扉を開きたいなどと

想ってはいないだろう




人の心の扉は 力ではなく

思いの深さで 

するりと動くのだから




重かった 心の扉を

するりと揺らした存在が

無二の親友となる


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優しさがほしいとき (part 2)

2017-12-27 08:01:15 | Weblog




研ぎ澄まされたような

張りつめた空気を感じながら

毎日が過ぎていく




終わりのない

時間のからくりに

踊らされている




誰かが泣いている

声が聞こえるので

暖かい部屋で寛ぐことはできない




お腹を空かせた獣たちが

茂みの向こうで

獲物を狙っている




昨日の落し物は

見つからないと

諦めるべきなのか




優しいあなたの瞳を

見失う恐れが

絶え間なく襲ってくる




ひもじい心苦しさから

逃げ出したいとき

ひたすらもとめたあなた


寒つばき



あなたが居てくれて救われる

心の寒風の季節を 

今日も記憶にとどめる

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優しさがほしいとき

2017-12-26 19:15:26 | Weblog





想いの外に 漂っていると

世事の荒海に飲み込まれそうな気がして

自分を取り戻すために

何かにすがろうとする




生きていく道すがら

虜にする何かを見つけてしまった時は

しばらくは そのままに

静かに身をまかせて過ごす




出くわしたそれを 

とりわけ気に入って心の中に

その世界をつくりあげ

何も眼に入らないうちは

それはそれで 幸せなひと時




ふと気がつく瞬間の訪れを

我にかえる瞬間の兆しを

知っている




恐れと期待に震えながら

苦し紛れに手をのばす




寒さの中でも

心寒いときでも

同じように 温もりがほしい

そんな道すがら あなたに逢った


寒つばき




あなたを想って 2,3日は

ゆったりと

師走の急かされる気持ちを

和やかにたもつことになる


ツバキ
花言葉 控えめな優しさ
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心震わせて・・

2017-12-25 00:34:47 | Weblog






その出会いが どんなに 

奇異なものであったとしても

昇華の過程を経て

心落ち着ける 

無二のものになることを




終着点を 予測できる出会いであるなら

なおさらのこと

運命に引寄せられた出会いを

心安く受け入れることを

静かな言葉で 説くもう一人の私



山の彼方に 

求めるものがあるのなら

山野を駆け抜けて

雪割草との出会いを




小さな積み重ねが

少しずつ 心を逞しくするので

あのころよりは 耐えられる心を

あたためて 

そのときに具(そな)えて




幸せの日々に 近づく予感に 

心震わせて

冬の一日は暮れる
 


ナンテン
花言葉 私の愛は増すばかり
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北風・・

2017-12-24 12:06:51 | Weblog




馴染もうとすると

そっけない顔で 肩透かしされる

冬の北風は 若い青年の鋭さを隠し持ち

誰かを傷つけることすら無頓着





馴染もうとなど決してしないと決めて

陽だまりだけを 探して

冬の日々は 心の襟をたて

重装備のいでたちで 戸外へ





北風の吹く日ですら

ものともせず 思いをつらぬき

顔をあげて 生きられたかつての記憶

郷愁のリフレインは 色褪せない





今はもう あなたのために

傷つくことなどないけれど

その 颯爽としたクールさは

誰かを 魅了し あるいは傷つけ

駆け抜けていく




落ち葉が つらかった記憶を

思い出さなくなる時まで



マツ
花言葉 永遠の若さ

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翔ぶために・・

2017-12-23 17:15:14 | Weblog




告げようとして

言葉にならない想い

思い切って 飛ぶことの難しさ

背中の羽根は 膠着しているのだろうか




ヘリコプターのようには

すぐに 宙に浮かべない心

かなりの助走が必要なのに

助走を妨げる 大人の分別




クリスマスが なに

お正月が どうした




そんなことより大切なもの

背中の羽根をはためかせて

空気の流れを巻き起こし

重い心に 浮力を与える




それは たったひとつ

心の糸車を 手繰り寄せ

包み込んでくれる大きな手




温かい思いやり

戸惑いを 霧散させるほどの

優しくて 大きな包容力



多くを望まないけれど・・


コウヤマキ
花言葉 奥ゆかしさ
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許すこと・・

2017-12-23 00:27:30 | Weblog





自分を 許す



許すことの意味は

汚点を見逃すことではなく

受け入れることでもない



共存することだと思うから




与えられた 愛ある暮らしで

自分を 許し

可能性の見極めがつくまで

今の姿を 持続することに

懸命になりたい




私の存在が 

だれかのためになれるのなら

精魂尽きるまで

誰かのために詠い続けるだろうし

誰かが望むなら

明日にでも 詠うことをやめるだろう


カクレミノ
花言葉 耐え忍ぶ
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踏み出す前に

2017-12-22 15:00:40 | Weblog




愛の讃歌を歌おうとして

どう間違えたか

葬送行進曲のリズムを口ずさむ




こんな間違いがある




間違いは 気づくから間違いになる

気づかずに過ごすと

誰かが指摘するまで 

間違いとならない




あざとい想いが飛び交い

風が吹いている間

木陰に身を寄せて 

せめて陽だまりの 幸せ感を




口笛を吹いて 

師走の街に繰り出そう

ジングルベルがなり

聖夜がながれ




このまま終わることへの

口惜しさと

これでいいのだという

慰めと




誰かの心の切れ端に

何かを残したいと

切ない想いが

未練がましくくすぶることなど

そ知らぬふりで




別れの歌を 

大音響で 今年の私へ


スノウドロップ
花言葉 逆境の中の希望

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懐かしさの裏側

2017-12-21 19:37:20 | Weblog






懐かしい人がいる

思わず駆け寄り手を取り

涙をながす




だが 続かないことば

互いの表情に刻まれた年月が 

それ以上二人を近づけない




一時的に あの日に戻れたとしても

エモーショナルな混乱でしかなく

会わずにいた日々の重みだけが

生々しく よみがえり

よそよそしい空気だけが

ふたりの距離を 

さらに引き離す




裏切られたような

喪失感が 胸の底に重く残り

会わずに 懐かしんだ日々に

戻りたいと願う


うるし
花言葉 頭脳明晰




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それぞれの・・

2017-12-21 11:52:10 | Weblog







心の荒野を行く旅人よ

その道は 険しく

その心は 寂しく



求める出会いはまだですか

まだ見つかりませんか



その心を支えるものは

かつての愛しい人への想い



心に抱く面影の人は

すでに 年老いて

弱々しい姿へと変貌し



求める人に出会ったとして

見極められない悲哀が

旅人の胸をふさぐ予感に



冬空を見上げて 

おののくのです

寒さが身にしみる夜



メタセコイヤ
花言葉(木言葉)平和
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秘密の・・・

2017-12-20 18:04:41 | Weblog




眼を閉じて 

手探りで 前へすすむ

おぼつかない想い




確かなものはなくて

ただ気持ちに従うだけのとき

それは 大きな秘密となる




胸に秘めた思いは

時間がたてば

時間の経過だけ 増幅されて

時として 

制御の域を超えてしまう




思いつめた気持ちを

(なだ)めるすべは

楽曲に身をゆだねる

詩歌の世界に没頭する




よくあるのは 

仕事に打ち込むことで

しばし心を静める


それは 

あまりにも切なかろう




心を持つ人として生まれて

感情をゆたかにはぐくみ

湧きあがる想いに

溺れるときを

そのひと時を 過ごしたい


ミモザ
花言葉 秘密の恋
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