おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

秋を許すとき

2017-08-31 16:23:33 | Weblog


秋の気配を

心の隅まで 呼び込み

午後のお茶を楽しむ




訪問者は

右手に 海の風を

左手に 山の風を 携えて

約束の笑顔を 口元に浮かべ

ためらいながら

入ってくる





庭の 咲き残った

バラをみたか

のうぜんかずらは まだ健在か

ゆりの なきがらはどうだ

昼顔は まだ夢の途中なのか




日焼けした心に

秋風は 心地よいか

それほどに

過ぎ行く季節が 名残惜しいか




君は あまりの剣幕に

一度 おとなしくなる

秋よ 

主役の交代は

粛々と 行われるべきなのです。



ホトトギス
花言葉 秘めた意志


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さみしい時

2017-08-31 02:03:31 | Weblog


つれづれに 何気ない言葉を

ゆらゆらと 遊ばせながら



山辺の里の そのまたさきの

谷間に見つけたせせらぎ




その水にうつる 心の哀しみよ



二人いて さみしいときは

思い出してほしい



かつての夏の日

こだまに 訊いた愛の言葉を



思い出す限りの たくさんの

無邪気な 微笑みを




大人になることを 拒んだ日に

失くした 大切なものが

その せせらぎの

少しさきに 

今もよどんで

行く末を 見守っていることを



 
大人になり切れない心が 

今もなお

時として

彷徨いはじめるのは 



二人いて さみしいとき



思い出だけでは

生きあぐねている

証しなのだと



女郎花(おみなえし)
花言葉 儚い恋
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秋がくる

2017-08-30 19:49:53 | Weblog



頭上をすぎる 雲は

秋を いざないに 

もう 旅立った




古い傷は 季節の変わり目に

痛み始めるものだから




秋が まもなく来ることに

いささか たじろい気味の心が

その前に 旅支度を

始めようとする




庭のあちこちに

秋の風情が 漂いはじめ

萩も それなりのつぼみを

膨らませ始めるので




あの頃の 秋のはじめに

傷ついたこころが

ススキの穂の

白くなるさまに似て




またもや 

痛みを感じ始める 予感のように

さみしい




花言葉 思案
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明け方の空

2017-08-30 05:07:48 | Weblog


言葉が あふれ出るとき

少しは

抑えねばならない




何かを 吐き出そうとするのは

時には

見苦しい 聞き苦しいことも含めて

心が 持ちきれなくなったときだから





誰かに 伝えようとするのは

自分では 解決できないから






夢を見て

目覚めて

次の朝 その流れを思い出せないとき

夢の中に 戻って拾い集めることが

できないように







風に乗って 漂うように

近づいてきた蝶ですら

手を伸ばしても とらえがたいように






思いのままにならないことが

多すぎるから






心の中で 生まれたことは

誰かが 紡いだ言葉の織りなす空間に

答えを求めて

文字の間に

捨てたり 拾ったり







気が付くと

明け方の空の

こともなげな しらけ方




ブルージンジャー
花言葉 一日だけの恋

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風にのせて

2017-08-29 15:07:07 | Weblog




語りつくせない 想いは

風にのせて




言葉にすると

色あせる 想いは

やはり

風にのせて



想いの渕の 深さは

はかりしれず




伝えるすべをなくした時は

ただ待つのです

その時まで



ストレリチア
花言葉 気取った恋
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詩のなかで生きる

2017-08-28 15:03:01 | Weblog


心の中の 魔物を追い払って

また 夢を追いかけることを

許してくれた 大切な友人たち




迷うことも よしとする

道を示してくれた あなた




小さな つまづきと

小さな 崩壊と

大きな迷い を

こともなげに 笑い飛ばして

ブログホリックなど

撤回すべきと

諫言をくれた あなた




小さいけれど 確かな手で

私のこころの扉を

ノックし続けてくれた あなた




大げさではなく

詩のなかで生きる力を

みんなからもらっていたことを

知りました。




現実と夢の狭間で

何かが 壊れて

何かが 生まれてくる

そのまま ありのままを

わたしのあり方で

あすも



ゲウム
花言葉 希望に満ちた将来


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Sorry for ・・・

2017-08-26 08:00:12 | Weblog


いつも 応援いただき ありがとうございます。


ブログホリック の自分に 気づいてしまいました。


少し やすみたいとおもいます。

期限をきめておりません。


すぐにでも 戻って 

詩を投稿し始めるかもしれませんが

・・・・・


コメントいただいても
お返事できませんので
お許しください。

メッセージ窓は 残しておきます。

- withkei -
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陥るこころ (おちいる・・・)

2017-08-25 14:23:06 | Weblog


物事にこだわりはじめると

そこから 抜け出せなくなり

こだわる前の 考えが

思い出せなくなる




周りが見えなくなると

一点を 凝視している状態

心は 疲弊する




散歩して 景色を眺めても

なにも目に映らない

目は 心の底を見ている




こんな時

必要なもの 

持ち合わせない 癒しの音楽

闊達なフレーズ




見知らぬ土地への旅立ち

邪魔されない時間

優しい言葉




そして

平静に戻ろうとする意志



ヌスビトハギ
花言葉 略奪愛
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Keep and Continue

2017-08-25 01:21:09 | Weblog


このままで

このままで




あすも 

その次の日も

そのまた次の日も




このままが続く




あるあさ 気が付くと

このままが なくなっている





わたしは 別の私になって

過去の私を 見つめている




それがまた 不思議なことに

とても さみしいことなのだ



そして

とても 嬉しいことでもある




何をしているのか

何を望んでいるのか




わからない

わからないかな



このままがいいのが

わからないかな



どうやっても

行きつくところは 同じなのだ



どこへ 隠れても

私は どこまでも

わたしなのだ




シモツケ
花言葉 無益
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揺れる

2017-08-24 14:42:09 | Weblog


優しさと 美しさを 

兼ね備えた友よ

時は あなたのために

回っているようなのに

あなたの哀しみは

なにですか




あなたの目は 

遠くの空におよぎ

あなたの心は

過去へ忘れてきた

思い人のおもかげを

さがしている




それとも

かなわぬ恋の相手を

忘れきれずに

あたらしい生き方を

考えられない




あなたを思いやり

あなたとの将来を

語り合いたいと願っている存在を

あなたは 見向きもしない




その先で

耐えられないほど

心に傷を負うとしても

あなたは その思いを

捨てることはないのでしょうか




この世には 

出会うことで 

傷つくだけの

かかわりもあるのです



レインボーシャワー
花言葉 可憐

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海辺のともだち

2017-08-24 01:03:24 | Weblog




たずねていくと

待ってたという

帰るというと

また来るだろうという




もう来ないつもりと

小さく言うと

飽きたのかと訊いてくる




飽きるほど会ってないのに

あきれた表情




海辺で 

君と 戯れて

時間つぶしの暇人を

演じてみる 




次ぎ来るときは

二人だから と

負け惜しみをわすれない

さみしがりや




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恋の細道

2017-08-23 18:56:04 | Weblog


町はずれの 小さな路地

そこを 曲がると

芙蓉の花が 待っている

この道を 恋の細道と名づけて

人知れず 歩みいる




誰にも話さない

秘密の散歩道

一人だけで 歩む時

私は 胸の中の淡い思いを

確かめるように

花に語りかける




夕暮れが いい

陽射しが やさしくなってくると

さらに静かに

応えてくれる芙蓉の花




暮らしに 疲れた心が

優しさをほしがっている

こんな時 

芙蓉の花に会うと

恋人に偶然に会えたときのような

胸騒ぎとうれしさをないまぜにした

選ばれた気持ちになれる




いつか 

胸の中ではぐくんだ

恋人を いざない

この道を 歩くと決めた



芙蓉
花言葉 しとやかな恋人


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刹那の思い(せつなの・・)

2017-08-23 01:17:19 | Weblog



あなたを 探していた



あなたが得意な季節を

のがしてしまったから

その後の

あなたの消息が知りたくて




ほたる よ




あなたは 生を受けて

たった 一週間で

この地を去るというのに

あなたの 本当のことをしらないで

時間にゆとりがあるときに

あなたと出会えれば

すべて 幸せで

あなたを

自分のものにできると思っていた




あなたは 生まれるとすぐに

すべてのものから 去ることを

組み込まれた 遺伝子を持ち

あなたが この世に残すものを

たずねてあるく 少しの詩人と

その友人たちに

長い 永遠の 伝言を置いて消える




来る年の 初夏のころには

きっと あなたを待ち受け

あなたの命をすべて

私の時間の中で 生きてほしいと 





アプチロン
花言葉 憶測


この花を見つけたとき
何故か 季節外れなのに 
ほたるを 思ってしまった



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笹舟の見た夢

2017-08-22 17:31:35 | Weblog



笹舟をつくる

笹舟に 思いをたくす

小川に浮かべて

笹舟を 追いかける




無邪気な 夢は

その先に あった




虹の立ち上がる

ずっと先の

知らない土地に 続いていた




いま

夢をたずねられて

水に浮かぶ 笹舟のよう

と答える

私の 夢の行き先は

私にもわからない





手の届きそうにない夢は

いつのまにか

見なくなってしまった






花言葉 ささやかな幸せ
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何故か

2017-08-22 08:16:30 | Weblog




暑い 暑い と

呪文のように 毎日言い

どうにも 解決できないことを

呟きすぎました。





痛い 痛い と

腫れた手を ながめて

無為に それでも無策に

遣り過ごしました





ほしい と思いながら

手に入れられないものが

たくさん あります。




心の望むものは 現実には

あきらめを 用意して

遣り過ごします。




そんな 連なりが

生きているということです。




それでも 懲りることなく

明日を 待ちます。

新しい 違う明日が待っていると

何故か 期待をもって

夜を 過ごすからです。






何故か

何故か

それが 私の生き方です。






ギボウシ
花言葉 落ち着き
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