すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

~手織りの袋帯、織り上がりました~

2012-05-07 11:11:25 | 作品紹介

皆さんこんにちは!

連休中の一関はずーっと雨でした。

窓越しに降る雨を眺めてアンニュイな気分に浸りたい私を余所に

何処にも行けないもんだから家の2歳と5歳の子供等は家の中で大暴れの鬼ごっこです

「やめてくれ、家が壊れる!」何度叫んだ事か

あんまりうるさいんで、坑道跡を利用した細倉マインパーク ってとこに連れて行ったんですよ!何故かエジプトとかも盛り込まれてた!宇宙とかも!すごかった、衝撃の唐突のマインパーク!!

私はけっこう楽しかったんですが、子供が怖がったので早々に帰ってきました。

まあ、私のチョイスもちょっとアレだったなのかなと思います。

 

そんなレイニーブルーな連休 ← かっこつけてる

皆さんはどうせ素敵な連休を過ごされたことと思います。← ひがんでる

 

こちら岩手県一関の呉服店 京呉服すがわら でございます。

東北の小さな呉服屋ですが店内の「工房らくぜん」で

きもの屋がきものを作っているんですよー!

 

そんな訳で、らくぜん工房では

手描き友禅のほかに、店先にある巨大な西陣織の手機で

手織りの帯も制作しております。

普段わが社の会長がガッシャン、バッタン、織っているんですけど

本日織り上がりました帯をご紹介します。

 

今回織りました袋帯は

前回 と同じ型紙に少し変更を加えて、

緯糸も変えてみました。

まずはこちらが今回の帯のために染めた緯糸です。

H24062
すごく綺麗に染め上がった紫色の絹糸ですよ

やっぱり絹糸はきれいだなあ

 

その糸を巻いていきます

H24061

こうして色ごとに巻いていきます

 

そしてこの様に、間違えないように綺麗に並べていきます

H24063

ガラガラと沢山巻けたら

織り始めまして

H24064_2

 

 

色々あってようやく織り上がりました。やったー!

経糸を切って、丸めて織機から巻き取ります。

H24065

 

外したら、広げて織り傷が無いか再度チェックです

H24066

入念に入念に、虫眼鏡使ったりしながらきちんと見ます

綺麗に織れてよかったなあ

 

H24067

「工房らくぜんの」文字も誇らしげに・・・

 

さあ、こちらが

綺麗に織り上がった帯です。

H24068

素敵!素敵じゃない!

銀の丸枠がきりっとしてて紫が黒地に綺麗に映えてます

成功ですね、これは良い出来です

裏をつけて仕立てたら出来上がりですよ。

このように一本一本作っております

 

京呉服すがわら では色々な きものや帯を制作しております

どこにも無いものがここには有りますよー!

それでも無いものは作りますよー!

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする