すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

紙布の帯に「松竹梅」の友禅をしてみた!

2015-06-26 16:21:30 | 作品紹介
皆さんこんにちは

こちら岩手県一関市の京呉服すがわらでございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで

きもの屋がきものを作っているんですよー!


という訳で作品紹介です。

以前にチラッとお見せしていました帯地です、

実はこれ紙布でして、経糸は絹で、緯糸が和紙なんですよ。

ですから何とも独特の風合いがあるんですね

和紙はパルプと違って繊維が長く、
非常に柔軟で且つ強靭ですから衣類にも充分適しているんですよ。
絹糸との相性も良いんです。

ただ、絹用の染料でうまく染まるか不安で

今回は敢えて地色を先に染めてみたんですが、綺麗に染まりました。


これからこれに友禅して、蒸して色止めして、糸目糊を取って、水洗いして仕上げという流れですね。
いつもよりちょっと工程が増える感じ

仕上がったら落款をこう

ぎゅうぅぅ~っと捺して、

はい、出来上がり。



全体はこちらです。どうぞ!


竹のシルエットの中に松と梅、「松竹梅」の帯です。

地色は紫とピンクの中間あたり
友禅の色使いも全体的に綺麗な印象に仕上がりました。

素材も変わっていて面白いし、
季節も嫌わないので幅広い場面で締めて頂ける帯だと思いますよー



京呉服すがわらは東北の小さな呉服屋ですが、

着物が好きな方、楽しくお召しになりたい方のお手伝いを一生懸命しています。

気になった方はどうぞお気軽にお問合せ下さいねー。


★ 京呉服すがわら ホームページ ★

http://kimono-sugawara.jp/


コメント
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