すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

作品紹介 『 蔓帯 』 の名古屋帯

2016-12-21 16:21:00 | 作品紹介
皆さんこんにちは!

こちら岩手県一ノ関市の京呉服すがわらでございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで

きもの屋がきものを作っているんですよー


本日は冬至です。

明日から朝の明けるのが少しずつ早まるかと思うと何となく気持ちが開けます。

朝寒いうえに暗いと起きるのがおっくうなんですよねー。


さてさて作品紹介です

描いたのは『蔓帯(かずらおび)』の名古屋帯です



地色は墨色、真っ黒じゃないので優しくて品の良い色に仕上がりました。

全体はこんな雰囲気


「蔓帯紋」と呼ばれる古くから使われる吉祥文様の一つで、
とても縁起の良い模様です。

先日 出来立てほやほやでお気に入りいただいて、只今お仕立て中です。

年内の作品紹介はこれが良い締めになりましたかね、帯だけに。


ちなみに蔓帯っていうのは能衣装の一つで、

面を付ける前に蔓を押さえるように鉢巻上に頭に巻き結ぶ細い帯のことです。
これこれ↓





ところで私にとって冬至といえば柚子湯です。

私は東京時代、四畳半風呂無しのオンボロアパートに住んでいたもんですから

日々銭湯通いだったんですね、

するとこの時期は「柚子湯」なんですよ。

湯船一面が黄色い柚子に覆われて香りがいいし、温まるし、

埋め尽くされる柚子の間からぽこぽこと顔を出すおっさんとか私。

季節を感じる風物詩でした。

冬でも自転車で風呂通いでしたがこういうのは嬉しかったですね。

そんな日は普段は来ない内風呂持ちの親子連れなんかも来たりして、
銭湯に慣れてない子供が掛け湯もしないで湯船に飛び込んで

「こらっ!」って心の中で叱ったりとか、

「湯が熱いからって簡単に水で埋めるんじゃないよ!」(心の中で)とか

めくるめく銭湯ライフ、懐かしいです。


こういった習慣はもとは運を呼びこむ前に厄払いするための禊(みそぎ)なんだそうで、

柚子湯に入りながら「一陽来復」と唱えると、さらにハッピーになれるそうですよ!

さあ皆さん、今夜はお風呂でレッツ「一陽来復!」「一陽来復!」



こちら岩手県一関市の京呉服すがわらでございます。

東北にある普通の小さな呉服屋ですが、

「無いものは作る。」がモットーです!

お客様のご要望さえあれば店内の工房らくぜん

どこにも無い本当の一点物を作る事が出来ます。

一所懸命、きもの屋がきものを作ってるんですよー!


ですから皆さん、

何か欲しい物があったら一回ぐらいご相談下さいねー!


京呉服すがわら ホームページ

http://kimono-sugawara.jp/


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