こんにちは
こちら岩手県一関市の呉服店 京呉服すがわら でございます。
田舎の小さな呉服屋ですが、自前の「工房らくぜん」で細々と
さて、波の訪問着ですが
余震で作業が中断したり色々ありましたけど
きちんと仕事を進めていますよ
前回は糊伏せが終わって引き染めしたところまでご紹介しました。
順調に進んでいます。大丈夫、順調。
今度はこれに
青海波の波色を挿しました。
裾の大部分を占める、いわばベースの色になります
面積が広いので大き目の丸刷毛を使いました
模様の縁が黒いのは、刷毛がはみ出したり染料が泣かないように念のためワックス糊で括ったからですよ。
んん、だいぶ雰囲気が出てきましたね
ここまで来れば ほぼ完了ですが
さらに全体のリズムを整えるため
波の友色で利かせ色を挿します。
全体の一割くらいしか入れないんですが
だからこそ慎重に挿す場所を選びます。
いちいち並べてみては ちょこちょこと挿して
挿しては並べて眺めるの繰り返し
画面見てしばらく固まったりしてますから
他の人から見たら仕事してんのかしてないのか分かんないですね
何の迷いもなくスラスラと描ける、そんな境地にいつか達したい。
横では妻が新たな品物の糸目を引き始めています
「もたもたするな、次が閊えているんだぞ。」と言う無言の圧力。
さあ、どんどん進めて遅れを取り戻さなくては!
もう地震来ませんように
そして明日はいよいよ
伊達政宗歴史館に着付けに行ってきまする。
殿、今参りますゆえ 暫しお待ちくだされー!
さあ、頑張るぞう!!
綺麗だな~、溜め息出るくらい、綺麗なライン…。
結局私も昨日の夜から今日にかけて伊達政宗歴史館、
納品&設置お手伝い行って来ました。
いろんな業者さんが急ピッチでゴシャゴシャに作業していて凄かったです。
一日違いで残念でしたが、明日、よろしくお願いいたします。