雑誌「DAZED」のRain。
インタビュー全訳。 by norinoriさん
-New Division-
チョン・ジフンは10代を負けん気で送り、20代を熱意で過ごした。
今は順調な30代を楽しんでいる最中だ。
家にいる時は何をしてますか?
Rain:家は完璧に休む所です。365日の半分は外国にいるし、一日24時間の半分は外で働いている。他の事は考えず、最もリラックスできる唯一の空間です。
リラックスできる最適の空間に作られていそうですね
Rain:唯一、欲しいと思ったのはTVです。大きなTVが一台ありベッド、ソファ、ダイニングテーブルのようにどうしても必要な物だけシンプルに揃えました。高価で良い家具が多いけれど、あまり興味はないです。インテリアをどうするか、興味も無いし時間も無いのでインテリア専攻だった妹に全て任せました。
料理は時々するんですか?
Rain:外食をしょっ中するので、うんざりする時があります。そんな時はご飯を作ったり、材料が無い時はさつま芋で間に合わせてしまいます。ちょっと前にさつま芋を3日間干して半乾燥にしたんですが、弾力があってネチっとして本当に美味しいんです。本当に売っちゃおうかと真面目に悩みました。
今朝迄外国でしたよね?
Rain:仕事でマレーシアとシンガポールに行って来ました。飛行機の中で寝て撮影に来ました。
沢山の事を成し遂げて来たのに、相変わらず疲れ知らずですね
Rain:良い作品やチャンスを逃す事が出来ないのは皆同じじゃないですか?楽な道を行きたいけれど、楽なら楽な程危険だと思ってます。多くの人が俳優を演技の上手い俳優、ビジュアルの良い俳優、スター性の飛び抜けた俳優に分けますが、僕は作品をちゃんと選択できる俳優になりたい。そうなるにはまだ足りません。「僕にはとても愛しい彼女」を撮影して、発音と発生の練習からまた始めました。
久しぶりの演技だったからですか?
Rain:何年か休んだせいもあったけど当然すべき事でした。基本的発声や発音を備えていなければと思ったからです。演技を最初始めた頃は言い訳も出来たけれど、今は自分にも視聴者にも恥ずかしい仕事はしたくないです。
国内作品と外国作品とのバランスについてどう考えていますか?
Rain:俳優を始めて10年程経って、興行とは関係なくやってみたい役がはっきりとあります。スケジュールも折り合うしか無いけれど、出来る限りやりたい作品をしています。話題性や興行を考慮して始めても結果は誰にも分からない。欲を出したり無理したりせず、自然にスペクトルやキャリアを広げて行きたいです。デビューの頃は頑張ったのに望んでいた方向に行かないと自分を責めて口惜しかった。今は受けた役をちゃんと見せられたか、きちんとやり遂げたかが重要です。
『デビュー何年目』『30代』のような数字をどう感じますか?
Rain:大企業で考えると僕は部長程度のレベルだと思います。チニョン兄さんとヒョンソク兄さんが社長だと思います。僕はまだ上がる所が沢山残ってるんです。でも今から始めて大きくなろうという後輩達も多い。今よりもっと努力してちゃんと場所を確立し、確実に中間の役割りをしないとと思ってます。
時間が変えたものもあるでしょう?
Rain:1999年に「ピ」と言う名前のダンサーで始め、歌手としてデビューして14年目です。当然、鋭い刃のように尖っていた時期もありました。今は倒れる時は倒れ、どう立ち上がるかも知っている。私的な事とは別にアナログ世代からデジタル世代へと変貌を経験し、韓流という特殊な恩恵にもあずかりました。
長い間して来た仕事の中で、最も馴染んでいるのは何ですか?
Rain:ダンスと演技です。他の事は考えられません。
どうしても馴染めない事は?
Rain:写真を撮らせれる事です。もともと自撮りもあまりしなかったです。瞬間的にイメージが消費されるような気がするからです。
やっと少し楽しめるようになりました。
10代と20代、30代を一言で言うと?
Rain:10代は限界まで頑張り、20代は情熱に溢れていた。30代は優しくなろうと思います。
さっき大企業を例にしたのはドラマ「未生【ミセン】」の影響ですか。主人公と比較してみると?
Rain:オ次長です。怒る時は怒り、教える時は教え、包み込む時は包み込んであげるタイプ?
作品の中で初めて『おじさん』という呼び名を聞きました。
Rain:「僕にはとても愛しい彼女」のヒョンウクは『あしながおじさん』です。相手役のクリスタルとは実際に12歳もの差があったし。当然おじさんと呼ばれる年なので特に違和感はありませんでした。
立て続けて海外作品を撮影する数少ない俳優ですね
Rain:有難いことにハリウッド作品をはじめとして良い作品のオファーが絶えず入って来ます。入る度に考えも増えます。主演した「ニンジャ・アサシン」が強烈なアクションだったせいか、アクション俳優としてのオファーが来ます。しかし変化も必要だし色んな僕を見せたいので、端役だとしても様々な役柄をしようと思います。ロマンチック・コメディもしてみたいですね。
中国で活動範囲を広げ始めましたね。
Rain:初めて出演した中国映画「露水紅顔」が少し前に中国で公開されました。ガオ・シーシー監督はドラマ「楚漢志」で大成功を収めた方でリュウ・イーフェイさんは中国を代表する女優さんの一人です。このスタッフと仕事をした事は幸運だったし、こういう作品を続けてやって行けば外国の俳優ではなく、国籍とは関係のない俳優になれると思っています。
一緒に撮ってみたい監督や俳優さんがいますか?
Rain:もう一度パク・チャンウク監督と映画を撮ってみたいです。また素敵な先輩達と一緒に、学びながら沢山の作品を撮りたいです。
パク・チニョン プロデューサーとウォッシャウスキー兄妹に出会った事が人生の転換点になったと言われましたね。3回目の誰かを待っていますか?
Rain:3回目はもう来たのかも知れません。じゃなきゃ全く来ないのかもしれない気がします。近頃、最も幸せで満足しているので、そう考えるみたいです。今は歌いたい時に歌い、良い作品を選ぶ事が出来るので。
直ぐに次の撮影が始まりますね。
Rain:「運命のように君を愛す」の原作を演出したチン・ミョンジャン監督の「ダイヤモンド・ラバー」というドラマを撮ります。明日か明後日、撮影しに中国に発ち、三カ月間中国に留まります。スケジュールはよく知りません。僕は言われる通りに行き、言われる通り動く人です。ハハ
まるで休みませんね。
Rain:「僕にはとても愛しい彼女」が終わったら本当に何もしないつもりでした。でも「ダイヤモンド・ラバー」出演のオファーが来たんです。しない訳に行かなかった。そう考えると今迄いつもこうして休まずに働きましたね。この作品が終わったら必ず休むと決めているけれど、3月にまた素敵な仕事があれば分かりません。
明日から一ヶ月の休暇をくれるといったら何しますか?
Rain:アメリカに行くと思います。自由に動く事が出来るし、新しい物を見て勉強する事が出来る国だから。大人しく座って休む事は出来ません。次のアルバムの構成も考えなきゃならないし。
2015年は何か変わりそうですか?
2014年は新しくデビューするように過ごしました。2014年が体をほぐす段階だとしたら、2015年は初めての事、面白い事をするつもりです。だから今日はこんな自然体の写真も撮りました。
styling HYE JUNG PARK
hair & makeup MIN JONG KIM
assistant KA KYUNG BAEK
styling assistant JAE HUI LEE