「化学探偵Mr.キュリー(8)」
著者:喜多喜久
・第一話:「化学探偵と棄てられた覚醒剤」
今の世ならあってもオカシくないからな。
「危険ドラッグ」や「脱法ハーブ」やらと境界がどんどん曖昧になってきてるし。
メインの事件だけでなく背景とか舞台裏にあたる動きがリアル。こういう仕事って「見えないだけ」なんだよなぁ。
…舞衣があざと過ぎやしませんかねぇw
・第二話:「化学探偵と禁断の果実」
地味に前々からの伏線を巧みに織り込んでる(問題なのは肝心のオレがもう忘れてるって事だが←)。
ちょっと「日常ミステリー」の枠を超えかけてる一作、かな。
「好奇心とおせっかいの権化」ww…舞衣があざと過ぎやしませんかねぇ…w
・第三話:「化学探偵と爆発動画の怪」
また伏線が以下同文
実際現在の技術じゃ素人目には全く区別つかないし…。
複数走るストーリーラインかと思えば…なのはなかなかヤラれた。
…舞衣があざと以下同文w
・第四話:「化学探偵と心の枷」
コレは途中で仮説が立ったし作中にも示唆されたから驚く、というモノではなくストーリー丸ごとを楽しめた。
(それに時々オレ自身にも似たような事が起こるし)
…いくらなんでも舞衣があざ…もしかして「ど天然」なんですかね?
・「池のほとりに立つ彼女―――2003年のMr.キュリー」
スピンオフはスピンオフなんだけど…もしかしてこれらのキャラをスピンオフ(=独立)させるのかなぁ…と。
物語の引っ張り方に焦点が合うように練られているので気にならないが、ネタ自体は結構な古典。上手く使った…料理したな感。
全体的に色々と「先」を読者に投げるエンディングが多いのが気になる。
現在進行形の続きモノなんだから、あまり結論やら結果やらを「ボカす」のが目立つのはいかがかと。
☆「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ
「化学探偵Mr.キュリー7」
「化学探偵Mr.キュリー6」←レビュー未作成
「化学探偵Mr.キュリー5」
「化学探偵Mr.キュリー4」
「化学探偵Mr.キュリー3」
「化学探偵Mr.キュリー2」
「化学探偵Mr.キュリー」
★ノンシリーズ
「リケジョ探偵の謎解きラボ」
「推理は空から舞い降りる 浪速国際空港へようこそ」
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ