ゑんぢんぶろぐANOTHER!

環境の激変に当の本人が一番馴染んでいない現状…まぁぶろぐは二つとも変わらずまったりどうでもいい事をつらつら書くだけだが。

シリーズ「読了」

2025-02-24 00:47:56 | 読書
「鴨川食堂ひっこし」
著者:柏井壽

「鴨川食堂」シリーズ10冊目。
7~8冊目が未読のせいか、「予備知識たる『何か』が不足してる感」を始終漂わせながら読み進める。本筋に大きな影響はないが…「君いつの間にその立ち位置に?」とか、「その社会情勢の描写有りましたっけ?」とか。

逆に最近の京都(だけの問題ではないが…)情勢が盛り込まれていて、妙な所で「このシリーズ」(っ資料室(仮):「松岡圭祐」)を連想するw

第一話「紅白餅」
 …まずこの話で「…いつの間にそんな事に!?」的なショックをば。メタで言うなら「10冊目だし、ちょっと変えましょうか」みたいなのもあるのかな、と(蛇足すぎて草) 

番外編「鴨川食堂おでかけ 一皿目」
 …ちょっと趣向を変えて見開き2ページだけの旅先の食事とか1人ご飯のエッセイ的な…。これまた本編もそうなんですが、実に言葉遣いというか文面が美味しそうで。「一皿目」と言いながら一気に8軒も行ってしまうとかw

第二話「ボルシチ」
 …突然不動産マンガかってぐらいに、とある理由から物件巡り。本作にはドラマ版から逆輸入?された来栖妙の出番。妙がまた引っ越したばっかりでさらに間取りの説明が入るというw
で、ようやく妙が依頼人となって「ボルシチを探す」例の形に。
相変らずひとヒネリ入る人間ドラマ、定番がやっぱ一番安定感ある。

番外編「鴨川食堂おでかけ 二皿目」
 …(小声)よく考えたらこの作家さんが別名義でやってるのがこんなのじゃなかったか?
本編もそうですが、読んでるだけで美味しそう、行ってみたいとなります。ちょっと行くには難しい場所も出て来るのでいつかは…なんて思いをかき立てられます。

第三話「カレーうどん」
 …この作品が新しいパターンのプロトタイプになるのかな?
「カレーうどん」を軸にしながら、こいしの彼・浩の過去…というか今も引きずる想いっていうのを改めて浩本人に叩きつける。
コレが多分このままドラマの奥底で流れ続けるストーリーになるんかな?…と勝手に想像。
その一方の主人公であるはずのこいしはほとんど出て来ないという…。

番外編「鴨川食堂おでかけ 三皿目」
 …蕎麦屋、うどん屋、蕎麦屋、うどん屋ってwさらには唐突に豪華客船「飛鳥Ⅱ」をぶっ込んでくるとか。「そこでしか食えない」となるとなおさら行ってみたくなるよね…。

なかなか読み応えのある一冊でした。

蛇足…途中で「これどっかで修正か統一してね?」的な気分に(読めば解る)。

過去作品っ
 「鴨川食堂しあわせ」
 「鴨川食堂ごちそう」
 「鴨川食堂もてなし」

 「鴨川食堂まんぷく」
 「鴨川食堂はんなり」
 「鴨川食堂おまかせ」
 「鴨川食堂いつもの」
 「鴨川食堂おかわり」
 「鴨川食堂」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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