幸田露伴『努力論』
〇お寺の信者さんから「和尚さん幸田露伴『努力論』よんだことあるかい」といわれた。大本山妙心寺での布教研修会で講師先生から「この本を読みなさい」と言われてそのままだった。ネット古本屋で岩波文庫初版本昭和15年を1000円で買った。これは貴重なのでもう一冊買い、これにメモをしながら愛読書にしている。
〇その思想背景 仏典 老荘思想 東洋史
〇その主題
分福 = 福を分かち合う
借福 = 幸福を取り尽くしてしまわない
植福 = 福の種を植えよ= 林檎を食べたらその種を播け
〇普遍的な価値がある。日本文化の誇りである。
露伴はドイツにおけるトマスマンに匹敵する。