
電車の中でちょこちょこと読んでいた「
しあわせのねだん/角田光代
」。家計簿の一部をコラムにした感じで、作者のモノの価値観やお買い物感覚がわかっておもしろかったです。
興味深かったのは「20代に使ったお金はその後の人生を左右する」というところ。自分で稼いで自由に使ったお金。例えば、映画をたくさん観た人は映画に詳しくなっているだろうし、ファッションに使った人はそこでセンスを身につけているとか。飲み代に消えた角田さんは当時飲みながら話したことなどが今の人生のベースになっているとか。
私の場合は、とにかく全部服や靴。その後、ひとり暮らしの資金になり・・・ひとり暮らしをしてからは自分でちゃんと料理をするようになって今に至るし服は今もなお好きでしょうがない。ウーン、確かにあるかも♪
貯金も大事ではあるけど
お金をまた次の10年のために使わなくっちゃ・・・ナンテ。
お母さんとの失敗旅行に使ったお金の話は、なんだか電車の中で読んでいてじんとして、その後はやけに優しいキモチになりました、とさ。