乳がん多発骨転移・多発肝転移ステージ4です!のぴりぃのボチボチ日記

S43年生。H24年右乳房温存手術、翌年多発骨転移、H28年多発肝転移。治療のことや日常をつづります。前を向いて。

進行がん患者が働き続けるということ

2015-03-27 19:20:27 | 日記
現在の日本では、“乳がんになった ”というだけで退職を余儀なくされる方も多いと聞きます。

そんな中、『乳がん術後多発性骨転移』なんて立派な!?診断をいただいたステージ4の進行がん患者である私が働き続けることが出来ているのは、周りの理解と、それに基づく支援・協力が有るからに他なりません。

職場の上司。同僚。
仕事関係の友人。
近所の親しいママ友。
学生時代からの友だち。
治療に係わる医療関係の方々。
皆さんが応援してくれているおかげです。

そして、家族が精一杯の優しさで私を支えてくれています。

ありがとう。ありがとう。

周りのみんなに、家族に、感謝感謝の毎日です。

そんな今の状況を見ると、私は仕事を続けることに関しては恵まれているのだと思います。本当に幸運だと、つくづく思います。

しかし。
“私は幸運なんだ。恵まれているんだ”、そう思う余り、「だから、頑張らなきゃ!」とも、ほとんど反射的に思ってしまう私がいます。

「頑張らなければ、申し訳ない」
「感謝の気持ちで精一杯頑張らなきゃ!」
「今より迷惑かけないで済むように出来ることは何でもやらなきゃ!」と。

きっと、私と同じ様な境遇に置かれた人ならば、そう思うのではないでしょうか?!

感謝の気持ちが有って、頑張りたい気持ちが有って、申し訳ない想いも有って。

でも、そこで無理して頑張り過ぎたら、体調を崩しストレスが高まり、病状の悪化をも招く結果になる可能性が高いという現実が立ちはだかります。

「甘いこと言うな。
その現実は、自分で努力して気をつけて、無理せず頑張り過ぎず休み休み仕事をすればクリア出来るハードルじゃないか!」
もう一人の自分が自分を叱咤する声が聞こえます。←幻(まぼろし)!?

我ながら、贅沢な悩みだとも思います。
職場の無理解から退職しなくてはいけなかった方や病状や体調が悪くて働けない方に比べたら…。

でも、いざ仕事をしたら、“無理せず休み休み”などと言ってはいられません。
進行がんの治療をしながら働き続けるのも、決してラクな事ではないのです。

体調や痛みに波があり具合が悪くなっても、割り当てられた仕事があるので、簡単には休めません。

また、体調が悪化し始めて、まとまった休養を取らねばいけないタイミングだと自覚したとしても。
主治医から「働ける。休まなくて良い。内容は上司に調整してもらって働き続けなさい」と言われてしまったら、休めません。

実際には体調が随分と悪かったり痛みが強くて休養が必要な状態になっても、簡単には休めず、仕事に行っている現状があります。

本当は必要な休暇も、タイミング良くきちんと取るのは、実は困難なのです。

経済面や様々な事情から働き続けねばならない私にとっての、4月からの新年度。

自分は組織の中で どう働いていけば良いのか?

周りの配慮に感謝しつつ、自分で自分を大切にしていくには、どう働くことが最善なのか?

進行がん患者の1人である私が“働き続ける”ことが、何故だか、本人も家族も「とても大変だ」と感じている現実。

それを具体的に相談出来るところが無くて困っているという事実。

職場も私も“WINーWIN”になる術を捜していきたいと思います。
感謝と謙虚の気持ちを忘れずに。
無理せず・頑張りすぎず…で、やっていけると良いなぁ。←希望的観測(苦笑)。

まとまり無くて、すみません。
読んでいただき、ありがとうございます。