『赤木ファイル』なるモノをひた隠し、出さなかった官僚達が出さざるを得ない所まで煮詰まった。
黒塗りする余地を担保する画策がまだ見られるけれど……早晩暴かれるだろう。
政治家も官僚達も地方官吏も……厚顔無恥と言える風格も、余裕もない。
確信犯でもなく……単に職責と能力のバランスを著しく欠いているだけなんだと感じる様になった。
詰まり……能力の器からオーバーフローして零れ落ちてる様々の未処理の不始末?そんな風情である。
ミス、落ち度を犯した時……その人間や組織の『真の実力』が表面化するのである。今がまさにその時だと……。
ホント江戸末期の幕府ってこんなだったんだろうなぁ……。
悪事を企み働くなんてレベルになく、ヒタスラ前例をコレからも羅列する事だけを続けようとする頑迷なスタンス……。
要するに全てに於いて『唐突と不自然』が付きまとうのである。
悪事にはそれなりの実力と胆力を必要とするけれど……そんなレベルには程遠い……凡庸故のマッチポンプを繰り返すばかりである。
民間から見れば恵まれてる筈の彼等の生活条件だろうに……彼等の痛々しさまで垣間見える今の状況は……深刻な危うさを孕んでいる。
仕方ないよね?そのレベルを選んだのがこのレベルの僕達社会人なんだから。
よくも悪くもこの関係は見事にシンクロしている……。
誰かが言ってたっけなぁ……。
『破壊し尽くされた後に構築が始まるのだ!』と。歴史の何処を見ても人間の演る事は必ずそうなってると……。