泉房穂氏が『極々当たり前の指摘』を行っていた。
一般人であれば、数万円の詐取・横領などの事件でも状況証拠のみで簡単に有罪に持ち込む。
しかし、ことが政治家となれば急に地検特捜部は『立件が困難』と称し諦めのアドバルーンを上げるとは如何なものか？
このまんま進めるならば？政治刷新委員会だけじゃなく、検察・特捜部刷新委員会も必要である……と。
ジャーニー喜多川氏とか今回の松本人志氏の場合、芸能界ムラの中で、著名・有名というモノが権威化され、その強化された権威が更に『ムラ人達の忖度を導く』という流れが長く続いてきた。
予定調和を繰り返しながらメビウスの輪を堂々巡る成文化されない掟となり『有罪さえ無罪に変える力』となって行った不思議である。
インボイス制度の時は『貧乏人の税金泥棒』と極小規模の経営者をこき下ろしながら、政治資金の裏金問題では政治家を擁護したホリエモンのダブルスタンダードが物議を醸している。
彼一流の逆張りによる自己顕示もいささか軽薄のニュアンス漂い……『有名だけ』じゃその言説に人が付いて来なくなったんじゃね？
俺は有名・カネ持ち……餃子屋フゼイが何を言う！！と演ったあたりから『無理と不自然』のニュアンス強く神通力は大いに陰った気がする。
前編で、コロナ禍の折にキャバクラやキャバレーの休業補償給付金に自分の払った税金が使われるのはNO！と演った松本人志……。
完全な不遜・思い上がりで無理筋の論理だったよね？
アンタもキャバ嬢も日本国民……その権利義務は些かも変わらないという当たり前である。
自民党安倍派、二階派の横暴もムラ社会で数をまとめソレが『大きな声』で無理さえ罷り通す力だ！という『大きな誤解』の横暴は『所詮不遜な誤解』だったという原点に回帰する流れに入った気がする。
様々のムラに君臨し続けた『村の御大達』の感覚は哀しいけれど反省も変化も一ミリもないまんまこれからも時を過ごして行くだろう？
成功体験って中々ね？捨てられるもんじゃない。ソレこそが今後彼らに祟るであろう『天罰？』となる……そんな気がする。
今日読んだ何かの記述に『意地悪とズルさえしなければ人生なんとかなる？』なぁ~んてのがあった。
１００人が百人、『心の中に悪意を隠し持っている』のである……と。
要は、その悪意の制御の仕方に人品・人格が現れるのだ……と。
どんなに上手く立ち回ろうと、何時も笑顔の善人を気取っても……心の中に巣食う悪意はその人を侵蝕していくなあ？……最近そんな実感を持つ様になった。
先述のムラの御大達の様に……誰かが何かを仕掛けるというより、自ら馬脚を現す？そんな愚かさが顕著なのである。
キジも鳴かずば撃たれまいに？そんな印象である。
『自分の悪徳の値踏みを間違えている』のである。妙に軽〜く捉えていらっしゃるのである。
ジャニーズの会見のように社会の空気を読み違えるから会見をやり直し目論んだ体制も組み換えが必要となる。
道徳を道徳そのものの為に守る？なぁ~んてのはとても高度な生き方となる。凡人には中々望むべくもないかも知れない？
しかし、そこまでの積み重ねとか僅かながらも築いたものがありそれを守りたければ……人間のモラルは守ったほうが良い？……以前から何度かそう書いた事がある。
アンモラルは結局最終的には引き合わないと。
とどの詰まりまで事が運ぶと必ず土台ごと瓦解する羽目になるものだ…と。
起きたことを自然のありのまんま観ると必ずそういうはこびなのである。
上手く演ってバレなきゃ良い？
誰もがそうやって事を運び誰もが破綻を迎えている事に気付くのである。
昨年辺りから……結局最後は『その人間そのものの力』によって状況が与えられる？そんな流れを強く感じる様になった。
『強い悪意を隠し持つ人』が幾ら上手く立ち回っても最後には自ら墓穴を掘っている？そんな運びを頻繁に目の当たりにする様になった。
人云々より、『自分を信用出来るように生きること』結局そこに全ては帰結するのである。
本気で願い続けた事が昨日現実となった。
若い母親、五歳と三歳の幼女の三人が無償のカレーを求めて店に来てくれた。三人ともおかわりを求めてくれた。美味しい！……と。
寒い中で空腹を抱える難儀……五歳の娘は大人のレギュラー量を二杯である。
また来てね！と言ったら大きく頷いた。
小学生にもならない子供の口に合うのか？恐ろしく緊張した。
人の役に立てるのか？
それはおカネを稼ぐほど簡単じゃない。
不遜にならず、相手に一切の気を遣わせない振る舞いが必要である。子供は敏感にそこを察知する。
ニコニコ笑いながらバイバイして帰って行った三人の背中。ヨシ！！何とか合格！！……。
『施すは仏の心』、『施してやったは外道の心』……悪徳満載の我が心故に、戒めの為に三度こころの中で念じたのだった。
