サンチョパンサの憂鬱

直向き(ヒタムキ)の誤解?

直向き(ヒタムキ)、一つの物事に一途に打ち込む様……である。

ソレを未成熟で幼稚な感性のまんま直訳すると……ストーカーの心情へ一直線である。
『コレだけ私は一生懸命なのに❗❗』……ソレに対して相手は『何の対価もくれない』……許せない❗❗との運びとなる。

『幼稚な一生懸命』は直向きではない。
我田引水の主観の極致である。

ターゲットに対して自分の一生懸命に対して対価を払え❗❗という要求は客観的諸条件が見事に欠落している。

元来『直向き(ヒタムキ)』も主観から発生する。

アイ ウィッシュ~アイ ライク~アイ ラブという深まりの過程。
この段階迄……主観の仕業だからターゲットなり周囲へ『アピールしたい誘惑』に駆られることもあるだろう……。

ある時……コレは単なる好き嫌いじゃなく自分の心情は本気で本物だ❗と気付ける人がいる。
そうしてその心情は主観も客観も越えて『その人だけのもの』に昇華を果たす。

ターゲットも周囲も関係ない。
その人は『自分そのもの』と言える心を静かに深くそっと維持していく。
何に臆する事もなく……淡々とソレを育み続けるのである。

そんな心模様をヒタムキと言う……。

少子化のせいか?親のせいか?そんなのは分からないけれど……。
大抵の欲求・要求に応えて貰った育ちは……何の見境もなく『平気で主観の欲求・要求』を社会に持ち出す。

最近の……若い人はね?昔の様には……何て理解者ぶってる人に僕は言いたい❗
『昔も今も』……『生きてるのは人間だろ?』……と。

ヒタムキに人を愛せない人間は当然自分もその領域で自分を愛せない❗
そんな人間に何が?出来ますか?……と。

ヒタムキとか一途なんてのは技術論なんかじゃない❗……ヒタムキなんて何の結果も保証するモノじゃない……。
ソレがなきゃ……始まらないという『人間の基礎的な能力』なんだと思う……。

ヒタムキの領域を持たない関係は必ず行き詰まる。
何より『飽きる』に支配されていく。
結果、瓦解の原因は必ず相手に在る❗❗とする主観同士の戦いに至るのである。

『ヒタムキ』は休むことなく絶えず相手を通して『自分自身を考えさせる』のである……。

年齢関係なく、時には老人の『餓鬼大人達』が何の躊躇もなく『幼稚な主観』を社会に持ち出し引っ掻き回してるけれど……。

僕はそんなこんなに戸惑いながら『黙殺の術』の発見に至った。
すると、笑えない悩ましいトラブルのエントロピーが格段に小さくなった。

そして……大人の真剣・ヒタムキを知らない『幼稚な主観達』は放置しておけば必ず自滅の道を辿る事を知ったのだった。
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