サンチョパンサの憂鬱

何万から一曲が選べますか?

何万曲から聞き放題とか見放題とか情報チャネルの増殖とか……『選び放題・取り放題』と喧伝される情報という奴の錯覚があるんじゃね?……とテレビ視てて思った。

プロ・アマ入り乱れ、玉石混淆のネット情報世界は救い難いカオス……。
実の所……冷静な意思ある選択は凄く阻害され狭まってるんじゃね?……と。

地上波テレビはワイドショーとアイドルとお笑い芸人のバラエティーの3カテゴリーに占領された感あり……。

一言でミュージックといえど、溢れ返るアイドルとダンスユニットに邪魔され検索するも億劫だ!……となる。

一年以上の時間をモリカケとセクハラと不倫……続いて文書改竄、新たな不倫……それらが連綿としてテレビを占拠しているではないか?……。

デジタルという1つで同時進行で幾つもの作業が可能と言うけれど、受信側の人間は生身の体一つしか持たないアナログな存在なのである。

一人の人間の受信処理機能一つに対して様々なチャネルの『発信機能ばかりが異常発達』して……結局選択肢も思考する時間も狭まったのかも知れない。

そろそろメカニックの『発信機能』の進化一辺倒から……受信側の人間の処理能力のスキルアップとその限界というテーマに転換した方が良いんじゃね?と思った。

発信の道具に目を奪われ振り回されてる内に……人の脳から『供給されるコンテンツ』は恐ろしく稚拙なアリキタリとなり、提案力は著しい劣化を見せている。

発想はたった三つのカテゴリーに閉じ込められ観念が昨日の観念に今日がアップデートされるばかりの繰り返し……。

単なるブームじゃなく……山里移住は少なくとも『俺って進んでるぜ!』的な裸の王様世界からのエスケープ行動なんじゃないか?……と感じる。

それで良いと思う。
情報ノイズをシャットアウトすることでハイタッチの『実感が再生』されるかも知れないからである……。

アルバイトの女の子が旨いと評判のオッサン、オバハンの名店と名高い『汚いお好み焼き屋さんに連れてって下さい!』と突然言ってきた。

同年代達とのネットカフェ、漫画喫茶、合コン、相席屋……そんなの繰り返してたらスカスカになったんです……と彼女は言った。

人と人との『依頼を含む依存関係』には救いがあった?かも知れない。
嘘を前提にした演技性社会となってから、人はクスリにギャンブルに、IT、ゲームへと人から依存先を変えた。

自分の中に勇気や元気を求める事を止め、アニメやITのバーチャルネット村に飛び交う『インフォメーション情報』にすがり付く。
絶えず、何かと誰かと回線を繋ぎ……自分一人になって自分の事を考える時間からひたすら逃避を謀っているかの様に見える……。

何時の時代も……人間は……自分が一番嫌悪し、避けているモノが、コトが……一番自分に必要な課題なのである。
即ち、それは今、『自分自身』なのである……。

自分自身の存在を認知せずして、何かと、誰かと『繋がる事の危険』……。
そうやって人は自分自身から迷子になって行くのである……。

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