※〜※村上龍『全ての男は消耗品である』から一部抜粋
※ …金だけでできることは面白くない。
金だけではF1チームは作れない。
ノウハウの蓄積が必要で、そのノウハウは
自分で手に入れない限り、誰も教えてくれない。
不動産屋的な発想では出来ないのである。
そして、この世の中で面白いことはすべて
不動産屋的発想ではできない。
この種の発想に寄ってくるのは
男も女もカスばかりだ…。 ※
金だけではF1チームは作れない。
ノウハウの蓄積が必要で、そのノウハウは
自分で手に入れない限り、誰も教えてくれない。
不動産屋的な発想では出来ないのである。
そして、この世の中で面白いことはすべて
不動産屋的発想ではできない。
この種の発想に寄ってくるのは
男も女もカスばかりだ…。 ※
脂ぎってた若い村上龍は過激だった。そしてシンプルに男の本質を語っている。
先ずは……別にジェンダー論に反旗を翻す訳じゃなくとお断りしての話です…。
いわゆる単純な男とは『豊かさ』を『面白いこと』と翻訳する。そんな人間が……様々の試みから万に一つ世の中に役に立つ何かを生み出す…。
そうやってかつて、この国も世界に少しは誇らしく胸を張れる時期もあったんだと思う。
ホンダエンジンにせよソニーのウォークマンにせよ、採算とか投資効率なんて安手のコンサルが得意満面で語る『カネ計算の効率主義』じゃ生み出されなかったと思う……。
宗一郎氏も盛田氏もホンネは『面白いから演った』のである……。経理的話は恐らく後付けで捻り出して経理を黙らせたに違いない?そんな気がする。
ホリエモンにせよ、ひろゆき氏にせよ……『面白く可笑しく楽しんでない』んだと思う。
暇さえあれば、貧乏庶民に向けて頼んでもいないのに
『ノウハウ的発言』に忙しい…。
楽しんでる人間が貧しい世界の人間にお節介焼く暇なんて無いでしょ?……なのである。
前澤某氏に至っては過去に稼いだカネ自慢ばかりしてる様に見えて……その姿、哀しくさえなってくる。
言われて見れば……世の中挙げて不動産屋的な『投資効果・効率』の話ばかりになってる?
オッサン週刊誌見れば終活関連の記事ばかり……。
家は売るな!カネはこうしとけ!ああしとけ?年金は何歳から受け取るのがベスト!?……身体の命尽きる前にコイツら既に人生が終わってる?
不動産屋的発想に埋め尽くされた感ありのニッポン。
ま、だからこそ一石の投じ甲斐があるってモンだ!
と嘯いて生きてやろうじゃないか?
持って死ぬのがソロバンだけ?そんなの自分が可愛そうだと思わないか?
久し振りの村上龍……カスじゃない女とカスじゃない思いを紡いでウキウキ、ドキドキと『面白く楽しい記憶』を持って死んで行きたいと思った……。